エホバの証人は1350万ドル(15億円)の損害賠償の支払いを命じられる
NBC SANDIEGO – 2014年10月31日(金曜日)
幼少期に聖書研究の教師から強烈な虐待を受けたサンディエゴの男性の訴えが先日の水曜日に認められ、それに対してエホバの証人の教会を監督する組織は、被害者に1350万ドル(15億円)の損害賠償の支払いが命じられた。
現在35歳になるホゼ・ロペスはゴンザロ・カンポスによる性的虐待に対して訴えを起こしている8人のうちの一人である。 エホバの証人の管理団体 ものみの塔聖書冊子協会に対して訴えたこの裁判資料によると、被害者たちは1982年から1995年の間に虐待を受けている。
カンポスはエホバの証人のリンダヴィスタ・スペイン語会衆とプラヤ・パシフィカ・スペイン語会衆で指導者として奉仕していたと弁護士アーウィン・ザルキン氏はNBC7に語った。
ロペスが7歳であった1986年頃、カンポスは彼に対して父親のような立場で聖書を教えてくれる人として紹介された。しかしカンポスは自分の立場を利用し、時間をかけてロペスを手なずけていったとザルキン氏は述べている。
「カンポスは一定の期間とても上手に子供を手なずけていった。そしてある日、家の中でひどい虐待を行なった。」とザルキン氏は語る。ザルキン氏はカンポスの母親が管理していたラ・ヨーラにある家に複数の犠牲者たちを連れて行っていたと考えている。
ザルキン氏は、裁判官が判定した高額な賠償金はロペスが受けた虐待の衝撃の大きさを反映していると語っている。ロペスはその後PTSDの症状、依存症や信頼感の欠如などの問題で苦しんでいる。
判決では賠償金のうち1050万ドル(12億円)が懲罰的賠償金となっている。これは ものみの塔がカンポスに対する訴えを適正に扱っていなかったゆえの結果であるとザルキン弁護士は述べている。
「損害賠償は ものみの塔が何年もの間 問題を隠ぺいし複数の子供たちが傷つく結果を招くことになった許しがたい行為に対応したものである。」「彼らは犯罪を保護し、かくまったのである」とザルキン氏は述べる。
ものみの塔はNBC7に対して控訴する予定だと述べ、この損害賠償は反論する機会が認められない弁論のあとに言い渡されたものだと語っている。
組織は「エホバの証人は児童虐待を忌み嫌っており、そのような行為から子供たちを守るように努力している」「今回の裁判官の裁定は状況からして信じられないような内容だ。我々は控訴審で詳細を調べなおすつもりだ」と述べている。
カンポスについては、ザルキン弁護士によると、この裁判の調査が始まるとすぐにメキシコに移動している。
その他のニュースソース:
FOX5 SANDIEGO – アメリカ
Jehovah’s Witnesses to pay $13.5M for alleged child abuse
THE GUARDIAN – イギリス
Jehovah’s Witnesses ordered to pay $13.5m to victim of sexual abuse
U-T SANDIEGO – アメリカ
$13.5M for Jehovah’s Witness sex victim
ABC NEWS – アメリカ
$13.5M Award in Jehovah’s Witnesses Molest Case
10 NEWS – アメリカ
$13.5 million judgment against Jehovah’s Witnesses in child abuse case
San Diego 6 – アメリカ
$13.5M AWARDED TO CHILD SEX-ABUSE VICTIM IN JEHOVAH’S WITNESSES CASE
ロイター – アメリカ
Jehovah’s Witnesses to pay $13.5 million in California sex abuse ruling
CBS – アメリカ
Jehovah’s Witnesses Ordered To Pay $13.5 Million In Molestation Case
記事の終わり
ミー
私は、エホバの証人の母親と反対する父親の宗教戦争家庭で育ち、ひそかに行われた20年以上毎日の母親の命を落とす危険のある暴力と暴言に耐え、母親の監督不行きによる幼少期の性被害の経験をしたサバイバーです。複雑性心的外傷ストレス症と多重人格障害に陥り、現在も病気を患っています。愛の宗教の名の元に行われた虐待により、おそらく一生病気と付き合わなければならないほどの後遺症です。実際の悪魔は、両親、エホバの証人と感じています。治療を始め20年経過しましたが、未だに毎晩に虐待の悪夢にうなされています。宗教によって人生を台無しにされた様に感じます。愛の組織のはずが、この世より世的な人間の集まりと感じざるを得ない内情でした。