エホバの証人は洗礼(バプテスマ)の際に二つの質問をバプテスマ希望者に対して投げかけます。通常は大会の最前列にバプテスマ希望者が起立し、人々の前で質問に対して「はい」と答えます。この質問は年代によって変化してきました。

1985年

組織という言葉が加えられる

*** 塔85 6/1 30ページ 献身によってエホバに服する ***

  1.  あなたは,イエス・キリストの犠牲に基づいて自分の罪を悔い改め,エホバのご意志を行なうため,エホバに献身しましたか。
  2.  あなたは,献身してバプテスマを受けることにより,自分が,神の霊に導かれている組織と交わるエホバの証人の一人になることを理解していますか。

1973年

*** 塔73 8/1 473ページ 人を弟子とし,次いでバプテスマを施す ***

  1.  あなたは自分の罪を悔い改めて転向し,エホバ神のみ前で,自分が有罪の宣告を受けた,救いを必要とする罪人であることを認め,またその救いはみ子イエス・キリストを通して,父なるエホバからもたらされるものであることを認めていますか。
  2.  神と,救いのための神の備えとに対するそうした信仰に基づき,神がイエス・キリストを通して,また啓発を与える聖霊の力のもとで聖書を通してあなたに啓示してくださるところに従って,これからは神の意志を行なうべく,神に無条件で献身しましたか。

 1970年

*** 塔70 8/1 469ページ 20節 エホバに対するあなたの良心 ***

  1. あなたは自分が罪人であり,エホバ神からの救いを必要としていることを認めましたか。また,その救いがエホバ神とそのあがない主キリスト・イエスからくることを認めましたか。
  2. 今後あなたは,神と神のあがないの備えに対する信仰に基づき,キリスト・イエスを通して,また神の聖霊が明らかにする神のみことばを通して啓示されるエホバ神の御心を行なうため,エホバ神に無条件で献身しましたか。

1968年

塔68 456

  1. あなたは、ご自分が救いを必要とする罪人であることをエホバのみまえで認め、かつこの救いは御子イエス・キリストをとおして御父エホバから施されることをエホバのみまえで認めましたか。
  2. 神と神の救いのご準備に対するこの信仰に基づいて、あなたは、神が聖霊の啓発する力の下にイエス・キリストと聖書をとおして明らかにされる神のみこころを今後行なうため、無条件に神に献身されましたか。

 1966年

塔66 657

  1. あなたは自分が救いを必要とする罪人であることをエホバ神の前で認め、またこの救いは御子イエス・キリストをとおしてエホバ神からもたらされることを認めましたか。
  2. 神と神の救いのご準備に対するこの信仰に基づき、あなたは、神が聖霊の啓発する力の下にイエス・キリストと聖書をとおしてあなたに明らかにされるみこころを今後行なうため、神に無条件の献身をしましたか。

1964年

二番目の質問が独特な文章に切り替わるが、2年後には廃止される。

塔64 375‐376

  1. あなたは自分の力のおよぶ限り罪を悔い改めましたか。そしてあなたの罪のゆるしのために、またあなたが義とされるためにささげられたキリストの犠牲の功績を信じますか。
  2. あなたは、自己と共に自分のもつ力、才能、金銭、時間、感化力のすべてを主に完全にささげ、生涯神への奉仕に忠実に用いるように決意しましたか。

1963年

塔63 461

  1. あなたはエホバ神のみまえで、自分が救いを必要とする罪人であることを認め、かつその救いはみ子イエス・キリストを通して父なるエホバ神が与えてくださることを神のみまえで認めましたか。
  2. あなたはいまから、神、および救いのための神のご準備に対するこの信仰に基づいて、神が、啓発力である聖霊のもとに、イエス・キリスドと聖書とを通して啓示されるみこころを行なうよう、神に無条件の献身をしましたか。

1960年

塔60 314

  1. あなたは、救を必要とする罪人であることをエホバ神の御前で認め、この救いは御子イエス・キリストを通し御父なるエホバから来ると認めましたか。
  2. 神および救についての神の御準備に対するこの信仰にもとづいて、あなたは聖霊の啓発の力にイエス・キリストと聖書を通してあなたに示される神の御心を、今後行なおうと神に全く献身しましたか。

1942年

1942年10月1日(塔64 375‐376参照)

  1. あなたは、父なるエホバ神および、イエス・キリストがエホバ神の御子であること、その血によってあなたの罪が洗い流されること、キリストによって神の救いがあなたにもたらされることを信じますか。
  2. そのゆえにあなたは神に罪を告白し、キリスト・イエスによる清めを願い求め、そのために罪と世を離れ、神のみ旨を行なうために無条件に献身しましたか。