エホバの証人の年鑑には世界の伝道活動の報告が掲載されています。
この中には239の国や地域の報告が含まれています。その最後の行には「他の30の国や地域」としてエホバの証人の伝道活動が禁止されている国が合算された形で載せられています。しかしよく見ると一部の数字が抜けているのがわかります。この空白の部分については後述しますが,実は20億近くの数字が入らなくてはなりません。
人口が消されている地域
上記のように「他の30の国や地域」の「人口」部分が空白になっているのがわかります。
本来ここには19億人以上の人口が記載されなくてはなりません。
しかし,30の国にどの国が含まれているかは,一覧の国を世界の国と比較すれば容易に判別することができ,かつその地域の人口もすぐに計算することができます。ここで合算されている国には以下の国が含まれています。
他の30の国や地域の内訳
- アフガニスタン
- アルジェリア
- バーレーン
- ブータン
- 中国
- ジブチ
- エジプト
- エリトリア
- イラン
- イラク
- ヨルダン
- 北朝鮮
- クエート
- ラオス
- リビア
- モロッコ
- オマーン
- カタール
- サウジアラビア
- シンガポール
- ソマリア
- シリア
- タジキスタン
- チュニジア
- トルクメニスタン
- アラブ首長共和国
- ウズベキスタン
- ベトナム
- 西サハラ
- イエメン
- ブルネイ
- モルディブ
ここで挙げた国だけで30を超えており,この内の数か国はエホバの証人の報告が1件も存在しないのか国の数にも含まれていません。それにしても調査すればすぐに判別できる「人口」のトータルをなぜ記載しないのでしょうか?
世界人口の28%に及ぶ未開の地
上記のリストの中には中国のように以前よりは伝道を行ないやすくなった国もありますが,イスラム教国の多くの地域では伝道活動はほとんど行なうことができていません。この30の国や地域の中には実に19億人以上の人々,世界人口の28%ほどの人々が生活しています。
解説:赤いエリアはエホバの証人の活動が禁止されており,一部の非公式な活動で伝道を受けた人を除きほとんどの人は話を聞いていない。黄色いエリアは活動は行えるものの人口に対する伝道者の人数が極端に少ないためごく一部の範囲でしか伝道はできていない。
出版物で言及さえされない人々
ものみの塔はキリスト教が優勢な国やアジアの自由な国での活動に注目させることはしばしばありますが,イスラム教について,あるいはイスラム教の国々での活動についてはほとんど触れることがありません。エホバの証人の伝道活動について言及する際には,それらの国が存在しないかのように以下のような解説を行なっています。
*** 神は本当にわたしたちのことを気遣っておられますか 30ページ 9–10節 ***
マタイ 24章14節のイエスの言葉にこう示されています。「王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう。それから終わりが来るのです」。
10 わたしたちはこの預言が成就するのを見てきたでしょうか。そのとおりです。終わりの日が1914年に始まって以来,エホバの証人は神の王国の良いたよりを世界中で宣べ伝え,イエスの命じられた方法で,つまり人々の家でそうしてきました。(マタイ 10:7,12。使徒 20:20)何百万人もの証人たちはあらゆる国の人々を訪問し,新しい世について語ります。あなたの手にこのブロシュアーが届いたのは証人たちがそのようにしているからであり,また神の王国に関する出版物を何十億冊も印刷して配布することがエホバの証人の業に含まれているからです。
記事の終わり
匿名
そのうち13.4億は中国ですね。
ニコニコロビ
一部は宣べ伝えられない地域もあるそうですよ。ハルマゲドンの後に復活させてから一から勉強させられますよ。
なので今の時代に亡くなった方もハルマゲドンのあとに復活させられて勉強させられますよ。楽園は復活した全人類に勉強が終わってからです。ハルマゲドンで滅ぼされた人は復活させられません。
caleb
少し考えていただきたいのですが
おっしゃる通りであるならば、エホバの証人が伝道にこれなかった地域の人はラッキーで、ハルマゲドン前に何らかの理由で殺害されてハルマゲドン後に復活させられるということですか?