エホバの証人公式サイト(jw.org)に年鑑が公開されており、現時点では2015年までの日本のバプテスマ数(新規入信者数)が公開されています。過去30年のバプテスマ数の推移は以下のようになります。

過去30年間の日本のエホバの証人のバプテスマ数

バプテスマ
1986 10,184
1987 9,007
1988 9,644
1989 10,792
1990 11,287
1991 12,286
1992 12,578
1993 12,829
1994 12,067
1995 11,335
1996 11,620
1997 10,301
1998 6,975
1999 5,064
2000 4,285
2001 4,258
2002 3,929
2003 4,636
2004 3,956
2005 3,835
2006 4,021
2007 3,986
2008 3,806
2009 3,502
2010 3,268
2011 2,892
2012 2,787
2013 2,545
2014 2,435
2015 2,160

これをグラフにすると以下のようになります。

bap1986-2015

1993年には12,829人の新規バプテスマがありましたが、現在は1年で2,000人を切るほどの数字になろうとしています。これは実に30年前と比べて16.8%に減少したことを示しています。

同じ数値のプロポーションをわかりやすく表現すると以下のように「じょうご型」になります。

bap1986-2015jyougo

バプテスマの減少が意味すること

このような減少は深刻な問題を予想させます。日本では「ベビーブーム」と呼ばれる時代と少子化の時代の差が大きいため現在人口の高齢化が問題になっています。それでも出産数は1970年代と比較すると50%ほどです。それに比べてエホバの証人のバプテスマ数の減少はピーク時に比べて16.8%にまで落ち込んでおり、比較するならその深刻さは容易に理解することができます。

1990年前後のピークで誕生したエホバの証人は現在では中高年の層になっているはずです。ですから高齢化は今後さらに進み、それに伴うエホバの証人全体の減少が顕著になってくると考えられます。

統計から見えてくること

日本のエホバの証人のバプテスマ数の推移をみると、一度1974年に最初のピークを迎え、その後前述のグラフに出ているように1990年代初めに2回目のピークを迎えました。これらのピークの背景を考えると、最初のピークは1975年に終わりが来るという主張と関係があることは容易に理解できます。2回目のピークにも同じような要素があります。「1914年の世代が過ぎ去る前」に終わりが来る(塔92 5/1 7ページ)という教えがあり、1990年代のピークはその”預言”の成就への期待が後押ししていたと考えられます。しかしいずれの預言解釈も偽りの解釈であることが明らかになりました。そのような教理に影響を受けるエホバの証人の増加は「神の祝福」とは無関係なものと言えます。

現在、エホバの証人の統治体は油そそがれたクリスチャンの二つの重なる世代が過ぎ去る前に終わりが来ると主張し、緊急感を持って活動に励むよう信者に促しています。しかしこのような方法で組織を維持していくことには無理があります。少なくとも日本においては状況はかなり深刻なものであることを統計は示しています。

記事の終わり