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フィンランド yle紙 2014年5月16日

エホバの証人は重要機密マニュアルを渡す

金曜日、フィンランドのエホバの証人は宗教ルールブックを法務大臣と内務大臣に提出することが決まった。そしてフィンランドの法に抵触する部分がないか調査することになる。

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エホバの証人は秘密のルールブックを手渡すことになった。法務大臣のアナマジャ・ヘンリクソン、そして内務大臣のライヴィ・ラサネンが扱う。

 

これまで会衆の秘密のルールブックを閲覧できるのはエホバの証人の長老メンバーの委員会だけであった。

エホバの証人の制裁行為を実施する委員会では人権侵害が行われているとの批判がなされている。

フィンランドの法務省のアナマジャ・ヘンリクソン大臣によると、この本の提出を求めたのはそのルールや規制がフィンランドの法律に反する仕方で運用されていないか確認するためである。

エホバの証人の代表者は、委員会の実際の習慣は最近すでに変更されており、委員会が教会のガイドラインに反対する成員の問題に対処したり干渉したりすることはもはやしていないと話している。

http://yle.fi/uutiset/jehovahs_witnesses_to_hand_over_top_secret_manual/7244267

ヨーロッパの幾つかの国では、エホバの証人の独自の宗教裁判制度と、それに伴う人権侵害について疑問の声があがっています。

幾つか問題とされている点としては、排斥に伴う忌避の習慣そのもの、及びその習慣が実質上「脅迫」のように利用されていること。そして宗教裁判において、プライバシーにかかわる領域までも長老が尋問していること、そして疑念を持つ者やエホバの証人としての信仰を否定する人も閉鎖された宗教裁判で裁いていることなどがあります。

こうしたヨーロッパの動向は、決して宗教を弾圧する目的のものでも信教の自由を否定するものではありません。むしろ、宗教に無条件の特権を与える考え方に対して疑問を投げかけるものとなっています。

 

記事の終わり