デンマークのメジャーな報道機関DRは「非難されるエホバの証人」と題してデンマークのエホバの証人について報道しました。記事の冒頭では「エホバの証人はその組織から離れた人々に対して過酷な態度を示すことで知られている。しかし今や彼らの弁論の仕方は度を超えていると多くの人が感じるようになっている」と説明し,続けて以下のように書いています。
非難されるエホバの証人
デンマーク DR紙 – 2013年7月25日
最近開催されたエホバの証人の夏の大会で話し手は,棄教したメンバーのことを致死的なウイルス,毒蛇,そして混ぜるべきではない汚染された土に例えた。
話の論じ方はとても強烈で,この宗派はデンマークの刑事法266b条に違反する疑いがある。その法律では「公的な場所で,あるいは広い範囲の人々に対して,人種や肌の色,国籍,出身,あるいは信条や性的志向に関連して,特定のグループを中傷したり脅したり侮辱したりした者は罰金あるいは2年以下の懲役刑に処す」とされている。
講演は的を逸脱している
これは人種差別顧問センターの長であるニールエリック・ハンセン弁護士の結論である。ハンセン氏は夏の大会で話された講演の抜粋を読み,そのように結論したとクリステリット・デグブラッド紙は報じている。
「この話は明らかに的を逸脱している。誰かが別のグループの人を感染病患者や毒蛇と比較するのであれば,我々は反差別法の重要な条項への違反として検討しなくてはならなくなる」とハンセン氏は語っている。
脱会者に対する過酷な態度
「この講演はちょうど1930年代にヨーロッパでユダヤ人に反対を唱える者がしていたような話だ。これはちょうど反差別法が導入されるきっかけになった状況と同じである」とハンセン氏は語る。
エホバの証人は脱会した人に対して過酷な態度をとることで知られている。何よりも,脱会者は所属するメンバーから接触することさえ拒否される。
そのような状況が既に存在するが,夏の大会では言葉の使い方や弁論の仕方がさらに過激になっていると元エホバの証人のサポートグループの会長のポール・ダル氏は説明している。
エホバの証人は刑事告発される
続いて7月26日の報道では上記の問題が刑事告発される予定であると報じています。
元エホバの証人のサポートグループの会長のポール・ダル氏はエホバの証人の組織が反差別法の刑事法違反を刑事告発する予定であることをDK紙に明らかにした。
「重要なのはエホバの証人がこの点で何かを学ぶ必要があるからです。我々は賠償を求めるつもりはありません。我々が明らかにしたいのはエホバの証人がこの問題をもっときちんと考えるべきであるということです。他の人について語るときに慎重であるべきです」とダル氏は語っている。
問題とされている夏の大会の話は,「背教者に用心しなさい!」という主題のもとに話された講演です。各大会で選定された講演者によって話の内容は若干異なりますが,ものみの塔聖書冊子協会によって筋書きが用意されています。以下はアメリカでの大会の話の冒頭部分です。
記事の終わり
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