ものみの塔2011年7月15日号は、ものみの塔の公式教義に疑いを投げる人は「精神的に病んだ」人で徹底的に避けるべきであると述べています。

この記事がきっかけになり幾つかのニュースメディアが、この件に関して取材を行っています。

オーストラリアのメディアに対して

オーストラリアの新聞「The AGE」では心理学者のアロン氏が以下のようにインタビューに答えています。

オーストラリア THE AGE 紙

「アロン氏は忌避は「極めて過酷で、残酷、そして非常である」と述べる。宗教や信仰というものは助けや慰めや暖かさをもたらすことが期待されるが、忌避は自尊心を打ち砕き、罪悪感を植え込むことになる。子供に対しては特にそうである」

「Mr Aron says shunning is “draconian, cruel and callous.” Religion and faith were supposed to provide support, comfort and warmth but shunning could crush self-esteem and give feelings of guilt, especially in children.」

これに対して、ものみの塔は次のように回答しています。

オーストラリア THE AGE 紙

「オーストラリアの[ものみの塔]の代理人でスポークスマンのヴィンセント・トゥールは我々に対して、それは「作り話」であるとして忌避を否定した。」

「A spokesman for the church in Australia, Sydney solicitor Vincent Toole, dismissed the allegations and said shunning was a”myth.”」

リンク:http://www.theage.com.au/national/jehovahs-witnesses-a-cruel-cult-20130315-2g5x3.html#ixzz2NeisT9Un

 

イギリスのメディアに対して

イギリスではインディペンデント紙(2011年9月27日)が特集しました。そこでは、ものみの塔がその公式の教義に疑いを投げかけるようになった信者に対してどのように攻撃するかに関して取材が行われ、解説がされています。

the_independent

インディペンデント紙は、ものみの塔協会にも取材しました。

ものみの塔は元信者が語った言葉を否定し、次のように説明しました。

インディペンデント紙(2011年9月27日)
ものみの塔協会のスポークスマンのリック・フェントン氏は昨晩の取材で、仲間はずれにすることは「個人的な問題で、各自が自分で決定している事柄だ」と主張した。さらに「エホバの証人は誰でも自分の気持ちを自由に表現できるし、質問することもできる」と述べる。そして「一度は受け入れた聖書に基づく教えに対して考えが変わった人がいるなら、我々は彼らの離れる権利を認めている」と説明した。

Rick Fenton, a spokesperson for the Watchtower Society, insisted last night that ostracisation was “a personal matter for each individual to decide for himself”. “Any one of Jehovah’s Witnesses is free to express their feelings and to ask questions,” he said. “If a person changes their mind about Bible-based teachings they once held dear, we recognise their right to leave.”

リンク:英国インディペンデント紙
http://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/war-of-words-breaks-out-among-jehovahs-witnesses-2361448.html

 

以上の ものみの塔のスポークスマンの主張は前の記事で述べたように事実ではありません。

 

記事の終わり