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#701 2020年07月22日 16:25:57

ぽんちゃん
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

モトちゃん、マルコさまの真似をするのはやめて下さい。モトちゃんも仰天さんとお友達になりましょうよ。

#702 2020年07月23日 02:13:13

嘘マゲドン
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

ちょっと一言 さんの発言:

1970年代です。1975年の空騒ぎの後ですね。「賢い人は証拠の必要を悟る」と聖書から引用しています。当然、理解できない命令の場合、その根拠を納得のいくまで調べるということですね。納得がいかない命令に従うのは、単純な人だけです。

うがった見方をすると、1975年に終わりの日が来るなんて騒いだのは、単純な愚か者が証拠を調べなかったからと言いたいのかもしれませんね。「自分の聞くすべての言葉を信じ」てはいけないということですね。


も75年11月15日号では

「理解しがたい解釈でも従わない者はイエスを退けるのと同じ 」

とハッキリ書いています。

「理解できなくても従え」から「自分で証拠を調べよ」と一時期方向転換したのは、仰る通り1975年の事を信者へ責任転嫁するためだったと思われます。

#703 2020年07月23日 06:03:06

オイラも竜宮の使いだよ
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

嘘っぱちだらけのJWの事、寄ってたかってたたいてるけどさ、

中には、組織入って神の存在知り、確かに生き方変えた人もいるんだよ。

どこかのお偉い人で「神はいないんだ、生命は全て進化したんだ」とかほざいてる奴
いたっけね?

そんな奴こそ、大嘘つきの輩にきまってるんだ!

「何時もどこかで自分を見ててくれる者」を認めない人は、

人の見ていない所では、何をしても分からないから、どんな悪事しても平気!って
事になるんだよー。
そして口から出る言葉も、心とは全く逆を話したって、作り話、出任せ言ったって、
誰も咎める人いないから、構わない、という構図になるね?

そいつは「私は人々の益の為、これを計画したのです」とか言ったって、
陰ではペロッと舌を出して、人々の混乱を楽しんでる腹黒い奴にちがいないね!

神の存在を認めないという、一般常識でも考えられない輩は確かに存在するし、そんな奴こそ、JWよりもよっぽど危険だね。(怒)
     

皆さん、そんな奴に出会ったら、十分気をつけたほうがいいよ!!

#704 2020年07月23日 08:58:04

腐っても鯛
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

組織に入らなくても神の存在知り、確かに生き方変えた人もいるんだよ。
神の存在を知るのに、組織は関係ないんだよ。
JWじゃなくても神の存在を認める人は沢山いる。なぜJWにこだわるのか不思議。

「何時もどこかで自分を見ててくれる者」というより、JWの神は「24時間監視する者」だった。

正真正銘のJWなら、ここには来ないはず。竜宮関係の方々はなぜ掟を破り、背教者と関わるのか不思議。組織内でもスルーされ一般社会でもスルーされ、居場所が無いのでは?

#705 2020年07月23日 10:12:57

ジョエル
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

「何時もどこかで見てくれている存在」を教えて、その人なりに、その宗教なりに生きることへの意味付けを与える、これは普通の宗教なら大抵やっていることですね。

でも99%よいものでも1%の毒(=嘘偽り)が入っていればそれを飲みますか?のようなたとえでこの世の宗教は悪魔が作った毒入り宗教だから退けるのです!とベテルの人が得意げに大会で話していた懐かしい記憶があります。


そしてこの掲示板でも何度も出ていますが、かつて宗教出版社だった頃のJWが出した「進化か創造か?」のように、アメリカではあえてそういう対立軸で本を出すとよく売れる時代がありましたが、生物進化と神存在の反証は全く関係ない話みたいです。

#706 2020年07月23日 10:43:55

ぽんちゃん
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

この組織の魅力は何でしょうね。少し前でしたらアメリカの新しい情報を得られる点で、確かに情報源として魅力があったのではないかと思います。今もタブレットなど使うことはとてもいい利用法だと思います。しかし、今は様々な本や情報が他でも得られるので信者側に少し判断の迷いが出てくるのだと感じます。
自分で情報を調べよと言ってるのですから、統治体の考えの一歩先へ行かないといけないのではないでしょうか。

#707 2020年07月23日 12:17:29

マルコ
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

オイラも竜宮の使いだよ さんの発言:

「何時もどこかで自分を見ててくれる者」を認めない人は、
人の見ていない所では、何をしても分からないから、どんな悪事しても平気!って
事になるんだよー。


「何時もどこかで自分を見ててくれる者」を認める人の中にも
そういう人はいますよ。

生まれつきの性質と良心の問題です。

#708 2020年07月23日 17:55:22

モトシモベ
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

お?
別のキャラが登場したようですね。笑笑
まぁ(多少は)理論的な投稿を心がけたようなので、別人とみなして続けましょう。

オイラも竜宮の使いだよ さんの発言:

嘘っぱちだらけのJWの事、寄ってたかってたたいてるけどさ、

中には、組織入って神の存在知り、確かに生き方変えた人もいるんだよ。

キーワードに下線を引いてみました。

まずひとつめは「嘘っぱちだらけのJW」です。
これには驚いたのですが、あなたはJWが嘘っぱちであることを認めていらっしゃるのですね。

仮に。
目につく嘘っぱちが小さなものなので目をつぶることにしたのであれば、あなたは大きな間違いを犯しています。
組織が小さな嘘っぱちを覆い隠しているなら、それは重大な嘘っぱちを隠匿しているのと同じです(ルカ16:10)
嘘っぱちの大小が問題なのではありません

そしてふたつめ。
ご指摘のとおり「組織入って神の存在知り、確かに生き方変えた人もいる」、これは事実です。

とはいえ、あなたが組織に拘る理由が理解できません。
たとえば恩義を感じているという理由なのであれば、あなたは組織ではなく神さまに恩義を感じるのが筋でしょう。
そして目に見えるものしか頼れない(恩義を感じられない)のであれば、あなたは己の信仰のちっぽけさを自覚なさるべきです(ヘブライ11:1)

なにより竜宮の方は、組織と神さまの立ち位置を混同しています。
目に見える組織は神さまが用いている存在(=神さまによって存在が許されている)に過ぎず、従って組織は神さまの用いる道具に過ぎません。
必然のこととして組織が神さまより有意になることはあり得ず、ましてや同じ立場に立つことすらおこがましいことだと思わないのですか?

#709 2020年07月23日 18:30:02

ガッツだぜpart2
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

終わりの日は神のみぞ知るという聖句があるのに、終わりの日は19〇〇年ですと
言い切り、北の王はロシアで南の王は英米ですと言い切ってしまうあたり
アメリカの組織の幹部=神と言っているように聞こえます。

#710 2020年07月23日 21:52:40

ガッツだぜpart2
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

オイラも竜宮の使いだよ さんの発言:

嘘っぱちだらけのJWの事、寄ってたかってたたいてるけどさ、

中には、組織入って神の存在知り、確かに生き方変えた人もいるんだよ。

どこかのお偉い人で「神はいないんだ、生命は全て進化したんだ」とかほざいてる奴
いたっけね?

そんな奴こそ、大嘘つきの輩にきまってるんだ!

「何時もどこかで自分を見ててくれる者」を認めない人は、

人の見ていない所では、何をしても分からないから、どんな悪事しても平気!って
事になるんだよー。
そして口から出る言葉も、心とは全く逆を話したって、作り話、出任せ言ったって、
誰も咎める人いないから、構わない、という構図になるね?

そいつは「私は人々の益の為、これを計画したのです」とか言ったって、
陰ではペロッと舌を出して、人々の混乱を楽しんでる腹黒い奴にちがいないね!

神の存在を認めないという、一般常識でも考えられない輩は確かに存在するし、そんな奴こそ、JWよりもよっぽど危険だね。(怒)
     

皆さん、そんな奴に出会ったら、十分気をつけたほうがいいよ!!

だから覚醒した人は気をつけているのでは?「私は人々の益の為、これを計画したのです」という言葉はJW時代に集会で嫌になるほど聞きました。そしてそのように語る組織の幹部が、もはや聖書から離れて飲んだくれて私利私欲に走ったり、誰も見ていないからと児童への性的虐待という魂の殺人を行った話は、面従腹背、神への冒涜、まさに「心とは全く逆を話したって、作り話、出任せ言ったって、誰も咎める人いないから、構わない、という構図」そのものですね。

「どこかのお偉い人で「神はいないんだ、生命は全て進化したんだ」とかほざいてる奴
いたっけね?」
進化論の誤った使用ですね。これはどこかの政党がナチスのようであると叩かれていましたね。でもこのトピには関係ありませんね。
イエスの「終わりの日は神のみぞ知る」という言葉に反逆し、「終わりの日は○○〇〇年である」というのはサタン的だと思います。

#711 2020年07月26日 17:24:47

ちょっと一言
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

JWのへんなところは、楽園が来て、死んだ人間が復活し、地上で永遠に暮らすと、聖書に書かれていないことを主張することです。

これはJW独自の教義と言ってもいいでしょう。そのせいか、JWの復活に関する教義は、コロコロ変わることになります。

たとえば、地上での復活はいつ始まるのでしょうか?初期の教義は、1914年でした。しかし、外れます。次の教義では1925年でした。もちろん外れます。それ以降、現在までの教義では、何十年間も“まもなく”です。どうした、JW?

JWの初期の頃は、コリント一15:22の“アダムのゆえに全ての人が死んでいくように,キリストのゆえに全ての人が生かされるのです。”などを根拠に、全ての人が復活すると主張していました。そうですよね、ラッセルさん?

ところが、途中から、復活する人としない人に分かれると言い出します。教義変更です。どういう人が復活しないことになったのでしょうか?まずは背教者です。

*****
塔 1982 7/1  「大患難」において生き残るか,それとも滅びるか

同様に,悔い改めない背教者たちは,死に際してシェオルつまりハデスにではなく,ゲヘナに行くのです。(ヘブライ 6:4-8。ペテロ第二 2:1)故意に罪を行ない続ける献身したクリスチャンや「しりごみする」人々の場合も同じです。(ヘブライ 10:26-31,38,39)これらは,「この事物の体制」においてさえ,一部の人々が「来たるべき」事物の体制においても許しを与えられることのない罪を犯してきたことを示す,わずかな例に過ぎません。(マタイ 12:31,32。ヨハネ第一 5:16と比較してください。)ですから彼らは復活させられません。
*****

JWでは、シェオルつまりハデスに行く=復活あり、ゲヘナに行く=復活なし、という単純な公式がありまして、背教者はゲヘナに行きます。つまり復活はありません。背教者に認定されなくとも、“故意に罪を行ない続ける献身したクリスチャンや「しりごみする」人々の場合も同じです。復活なしです。背教者は無差別殺人のテロリストよりもJWから見て許し難い存在のようです。

復活しない人はまだまだいます。

*****
塔  1990 4/15  新しい世へ救出されるための備えをしなさい

現在の邪悪な体制の終わりに邪悪な人々に臨む滅びも,とこしえにわたるものなのです。(マタイ 25:46)
*****

JWが待ちに待った終わりの日が来た時に、滅ぼされる人も復活はありません。“とこしえにわたるのです。”もし今それが来たら77億人以上がとこしえに滅ぼされるわけです。とこしえに滅ぼされたくない人は早く死ぬか、JWになってくださいね。終わりの日の前に死ねば、復活ありです。死亡する日付が、死後の運命を決めるという教義です。

その他に、聖書中の人物はどうなのか?という問題があります。こちらもコロコロ変わります。

まずはソドムとゴモラの人です。

*****
目ざめよ 1975 1/8 神はどれほど積極的に配慮を示してこられたか

神の過分のご親切とご配慮は非常に大きなものですから,神は復活によってソドムの人々を連れもどし,そのみ子が述べられたように,命の道を学んでその道に転向する機会を彼らにお与えになります。
*****

“神は復活によってソドムの人々を連れもどし”とありますから、復活します。よかったね、ソドムの皆さん。町には乳幼児だっていたんですよね。これらの乳幼児はいわば巻き添えに合って虐殺されたわけですよ。復活して当然です。

*****
塔 1988 6/1  読者からの質問: マタイ 11章24節のイエスの言葉は,エホバが火によって滅ぼされたソドムとゴモラの人々が復活させられることを意味していますか。

このように見ると,ユダ 7節は,ソドムやゴモラの邪悪な人々が裁かれて永遠に滅びたという意味になります。
*****

ここで、教義変更です。ソドムやゴモラの皆さんに悲報が届きます。“永遠に滅びた”ことになりました。復活はありません。喜ばせておきながら、ひどすぎます。巻き添えになった乳幼児は気の毒です。

次は、全人類の父アダムです。JWの中では極悪人ですよね。この人のせいで全人類が苦しむことになったとされています。復活はあるのでしょうか?

昔は「復活する」とされていました。それが否定されたのは、かつての名著、今ではすでに廃棄処分済みの「失楽園から復楽園」という本の中です。本の題名からして、ジョン・ミルトンの著作のパクリという情けないものです。

日本語版はないので、英語版「From Paradise Lost to Paradise Regained」から紹介します。

*****
Adam and Eve are viewed as among those who are incorrigible sinners who "proved that they were not worthy of life, and they will not be resurrected.(アダムとエバは、命に値しない許しがたい罪人として見られており、復活しないでしょう。)
*****

アダムもエバも復活しません。その根拠は不明です。楽園であったら、殴ってやろうと思っていたJWの皆さん、残念です。ところで、アダム復活なしという見方はその後変化ないですよね?なにせ教義はよく変わるものですから。

次は胎児の場合です。

*****
塔 2009 4/15 読者からの質問 : 母親の胎内で亡くなった子に復活の希望はありますか。

その質問に対する答えを端的に言えば,わたしたちには分からない,ということです。
*****

生まれる前に死んでしまった子に会いたいという人がいるのでしょうね。そういった人間の悲しみに付け入るのがカルトなので、答えはハイ、復活します、と答えるのかと思いきや、「分からない」そうです。

次は、自殺した人です。

*****
目 1990 9/8  自殺した人に復活はありますか

憐れみを一部の自殺者たちにまで広げて彼らを復活させ,「悔い改め,かつ悔い改めにふさわしい業をして神に転ずる」貴重な機会を与える権限は,「多くの人と引き換える贖い」を払われたエホバにあるのです。(略)

早まって命を絶った人に関する限り,その人が復活するかどうかはわたしたち人間には判断できません。その人はどの程度とがめを負っているでしょうか。ただ神だけが『すべての心とすべての考えの傾向』を探られます。
*****

自殺者が復活するかは、これまたわからないそうです。意外ですね、何でもわかるのが統治体と思っていたのですけどね。でも、一部の自殺者は復活するかもしれないようです。このことも根拠はありませんが、希望を持たせた方がいいだろうという慈愛に満ちた判断なのでしょうか?

次は、復活した人は結婚するのかという問題です。これも見解が変わりました。

*****
塔 1987 6/1  読者からの質問:  配偶者を亡くしたクリスチャンが,将来再び結ばれることを願って独身のままでいるのは賢明なことですか。

それで,復活する人たちは結婚しないという結論を受け入れにくく思うクリスチャンがいるとしても,その人は神とキリストが理解のある方々であることを確信できます。その人にできるのは,ただじっと待ち,成り行きを見守ることです。
*****

復活する人は結婚しません。死亡した元配偶者と楽園で再び結婚するということはありません。

そうなると、楽園とはかなり奇妙な人間関係の所ですよ。死に際に、楽園でまた会おう、また一緒に暮らそうと誓い合ったのに、復活したら無関心?他人のふり?

とにかく、結婚相手が死亡したなら、もはや復活しても無関係。さっさと再婚しましょう。結婚は素晴らしい神の取り決めです。チャンスがある限りどんどんしましょう。

ところが、例によってまた見解が変わります。

*****
塔 2014  8/15読者からの質問: イエスはサドカイ人に,復活した人は「めとることも嫁ぐこともありません」と言いました。(ルカ 20:34-36)この時イエスは,地上での復活について述べていたのでしょうか。

第三に,復活と結婚に関するイエスの言葉が天への復活に当てはまるとすれば,地上に復活してくる人たちは結婚できるということでしょうか。神の言葉に,この疑問への直接の答えはありません。イエスが天への復活のことを話していたのが事実であったとしても,新しい世で地上に復活する人が結婚できるかどうかについて,イエスの言葉からは何も分かりません。
*****

こたえは、わからない、です。自信たっぷりに、「復活する人は結婚しない」と言っていたのにあれは間違いなのですね。唯一の神の経路の統治体は頼りになりませんね。

早まって再婚するんじゃなかった。前の相手の方がよかった。今の相手と永遠の夫婦なんて、楽園に行きたくない。謝罪と補償を要求する!世界には、こんな人がたくさんいますよね。

これは、楽園で元の配偶者との結婚を夢見る人の希望を打ち砕かないようにした方が得策であるという慈愛に満ちた判断ですね。できるだけ曖昧にして、自分の都合のよいように考えてね、というのが組織の本音でしょうか。

*まとめ*

復活しない人:背教者、悔い改めないクリスチャン、ハルマゲドンの犠牲者、ソドムとゴモラの住人(乳幼児を含む)、アダムとエバ
復活するか不明な人:胎児、自殺者
復活した人の結婚:不明

こう見ると、復活するかしないかはかなりいいかげんな基準で決まるようですね。JWにとって、復活の教えは、信者の獲得とつなぎ止めの道具なわけで、それに役立つなら、それでよいということでしょうか。

復活教義の細部は、あいまいにし、信者にはお好きな夢物語を勝手に作らせておけばよい、と組織はお考えのようです。JWの教義では、“まもなく”地上での復活が始まるのですからね。その時わかりますよ、で誤魔化せます。

というわけで、怪しげな復活の教えで人を操作し、惑わす、JWはへんだよ!

#712 2020年08月02日 17:00:16

ちょっと一言
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

今年も、日本各地で大雨の被害が生じています。被害にあった方にお見舞い申し上げます。

大雨と言えば、JWならノアの大洪水を思い出しますよね。毎年繰り返される大雨の水は海水が蒸発したものです。では、ノアの大洪水の水はどこから来たのでしょうか。

大多数の人は、ノアの大洪水は作り話と思っていますから、そんなことは真剣に考えません。ところが、ノアの大洪水は本当に起きたのだと、信じて疑わない人たちが世界にはいます。JWもその一人なわけです。

では、JWはノアの大洪水の水はどこから来たと言っているでしょうか?これがいい加減なのです。へんだよ、JW!

まずは1975年の本から見てみましょう。

*****
人間の益のために今や勝ち誇る,神の「とこしえの目的」 1975  6章 大洪水に至るまでの,パラダイスの外における人間の生活

創造の第二「日」目に創造者が科学的に見ても正確な高度の空間に引き上げさせた,むつきひものように地球を取り巻く,水蒸気の厚い天蓋がありました。その天蓋は覆いのように高空に留まって地球を囲んでいましたが,創造者の目的にしたがい,その指図を受けて初めて崩壊し,地上に戻りました。
*****

「むつきひも」なんて古風な表現ですね。オムツのひもという意味ですが、オムツのひものように「地球を取り巻く」というのは、どのような状態なのか、残念ながら、高尚過ぎて理解できませんね。

「科学的に見ても正確な高度の空間」も意味不明です。こう書けば無知な読者を簡単に信じ込ませることができると思ったのですか?

とにかく、地球をオムツのひものように取り巻いていたのは、「水蒸気」です。これが大洪水の水ということです。聖書にそんなこと、書いていましたか?

もちろん、聖書にそんなことは書いていません。地球を取り巻く水蒸気というアイデアは、Morris Henryの「Scientific Creationism」(科学的創造論)1974年 という本のパクリなのです。

水が液体として天高くに存在するというのは、無知なJWでもあり得ないと内心思っていたのでしょう。でも、水蒸気なら天高くに存在可能と思い、水蒸気の天蓋がオムツのひものように地球を包んでいたと、自信たっぷりに書いたんでしょうね。

しかし、水蒸気がオムツのひものように地球を包んでいたらどうなっていたでしょう?

まず気圧が異常に高くなります。どうしてかというと、大雑把に言えば、ある地点の気圧はその地点の空気の重さと等しいのです。ですから、海面よりも富士山の頂上の方が、気圧は低くなるのです。JWは、大洪水以前は、この大気の上に厚い水蒸気の層があると想定したわけです。となると空気の重さに水蒸気の重さが加わるのです。

仮に大洪水が地上を5000m覆ったとします。それに相当する水蒸気が天高くあったことになります。ノアたちは5000m海底と同じ圧力を受けて地上で暮らしていたことになるのです。気圧に直すと500気圧になります。どうやって生活できたのでしょうか?もちろん生活できません。

また、分厚い水蒸気が、おむつのひものように地球を包んでいた場合、だれもが思いつくことですが、地球は、あせもになるのではなく、温室効果で高温になってしまいます。どうやって生活できたのでしょうか?もちろん生活できません。

さらに、オムツのひものような水蒸気が水となり大洪水になったとすると、地球はゆであがった状態になります。どうしてそうなるのかわからない?水に熱を加えると水蒸気になりますよね。逆に、水蒸気から水になるときに、熱を放出するのです。大洪水の水は熱湯シャワーとして降ってくるのです。神様って、すごい残酷ですね。ゆであがった動物や人間の姿を見て面白がっていたのじゃないでしょうか。

*****
目 1975 9/8  世界的な大洪水 ― それはあなたにとって何を意味しますか

「天の窓」が開けたということは,単なる豪雨をさしているのではありません。(創世 7:11,口語訳)それは地球をとりまく水の天蓋となって大気圏の上層部に浮かんでいた何十億リットルの水が注がれたことをさしています。
*****

同じ1975年の記事ですが、「水の天蓋」となっています。水蒸気説はやめたのでしょうか?水の天蓋でも、水蒸気の天蓋と同じ、異常な高圧、異常な高温という地球環境になることは変わりません。

聖書には水と書いてあるわけですから、水の天蓋があったとするのは、聖書的に正しいのでしょうが、水がどうやって天高く存在しえたのか、JWなら説明してほしいですね。ほかの創造論者はいろいろ珍説を出しています。JWらしい珍説をぶちかまして欲しいところです。

*****
聖書 ― 神の言葉,それとも人間の言葉? 1989 科学は聖書の誤りを証明しましたか

まず初めに,地球全体が洪水の水に覆われたというのはあまりにも強引な考え方ではないでしょうか。決してそうではありません。実際のところ,地球はある意味でいまだに水浸しの状態にあります。地表面の70パーセントは水で覆われており,乾いた陸地は30パーセントにすぎません。しかも,地上の淡水の75パーセントまでは,氷河や極地の氷冠の中に閉じ込められています。仮にそのような氷すべてが解けたとしたら,海水面はずっと高くなり,ニューヨークや東京などの都市は消滅してしまうことでしょう。
*****

大洪水の水がどこから来たかについては、触れるのを避けているようですね。水は確かに存在するのだから、水がどこから来たかという問題はどうでもいいじゃないか、かたいこと言うなよ、気楽にいこうよ、という態度に思えますね。

「地球はある意味でいまだに水浸しの状態にあります。」と言っています。陸地は30%しかないといっています。氷河や極地の氷が溶けたら、東京やニューヨークは水浸しになる、といっています。

これを書いた人って、無知すぎます。まず、陸地が30%あるいは10%しかなくても、陸地全体を水で覆うためには、全地球の水位をさらに9000m上げる大量の水が必要なのを理解しているのかな?そんな水がどこにあるのですか?

東京やニューヨークは海沿いの都市なので、海面が上昇すれば、水浸しになりますが、それと全地球的な洪水とは何の関係もありません。全地球的な洪水の話をそれとは無関係な海面上昇の問題にすり替えています。

*****
洞察 1994  大洪水

創造に関する創世記の記述は,二「日」目にエホバが地球の周りに大空を造られた様子を示しており,この大空(「“天”」と呼ばれる)が,その下の水つまり大洋とその上方の水との間の区分となりました。(創 1:6-8)大空の上方に浮いていた水は,創造の二「日」目から大洪水の時までそこにとどまっていたと思われます。(略)

大洪水の時までどのようにして水が上空に浮いていたのか,また,どんな過程を経てそれが落下したのかについては,様々な説明が行なわれてきました。しかし,それらは憶測にすぎません。聖書は,神が大空を造ってその上方に水を置かれたこと,そして大洪水を引き起こされたことを述べているだけです。神の全能の力をもってすれば,そのようなことを成し遂げるのは容易なことでした。
*****

JWの百科事典の「洞察」ですが、大洪水の水は「大空の上方に浮いていた水」だそうです。しかし、それ以上の詳しいことはわからないけれど、全能の神様だから何でも可能という、おバカな宗教家得意の逃げを打っています。別な言い方をすると、全能の神を持ち出す以外、説明不可能ということを認めたのでしょうか。おバカですが潔い態度です。しかし・・・。

*****
塔 2004 1/1  創世記の目立った点 ― 1

地球的規模の洪水を生じさせた水はどこから来ましたか。地球大気の「大空」ができた創造の「二日目」つまり第2の期間には,「大空の下」の水と「大空の上方」の水とがありました。(創世記 1:6,7)「下」の水とは,すでに地上にある水のことでした。「上方」の水とは,地のはるか上空に浮かぶ膨大な量の水蒸気であり,「広大な水の深み」を形成していました。この水がノアの日に地上に降りました。
*****

21世紀に入り、執筆陣も変わり、以前より知的に劣化したのでしょうか、何も学んでいませんね。1975年の水蒸気説に逆戻りです。水蒸気なんて聖書に書いていないよ。聖書を自由に解釈するなら、ノアの大洪水にこだわる必要もないと思うよ。

水蒸気の天蓋(Vapor Canopy)説は、創造論を支持する人たちでも、1990年代には放棄されています。それは、熱問題のせいです。計算では、2m以上の水位を上げる量の雨が降った場合、地表は100度を超える焦熱地獄状態になるためです。JWって遅れた創造論者ですね。

水蒸気の天蓋にこだわるのは、それのおかげで、地球は楽園状態だった、人間の寿命が長かったなどという珍説をJWが言っているからかもしれません。例の607年問題と同じように、一つを撤回すると、それに関連した数多くのことを撤回する必要に迫られるので、間違っているとわかっていても、放置しているのかもしれません。

進歩という言葉はJWにはありませんね。前に行ったり、後ろに下がったりしているだけですね。科学はどんどん進歩し、地球の歴史について知識は増えているのに、JWはそうではありません。

*****
塔 2008 6/1ノアの日の大洪水は本当に全地球的なものでしたか

地球全体が水で覆われたという話は,神話か少なくとも誇張ではないかと思う人がいるかもしれません。しかし,そうではありません。実のところ,ある意味で地球は今でも洪水のような状態です。海水は地表の約71%を覆っています。ですから,現に洪水の水は今なお存在するのです。もしも氷河や極地の氷冠が溶けると,海面は上昇し,ニューヨークや東京のような都市が水で覆われてしまうでしょう。

米国北西部の地勢を研究している地質学者たちは,遠い昔に100もの壊滅的な洪水が起こり,その地域一帯を押し流したと考えています。そうした洪水の一つは,600㍍の高い水の壁となり,時速105㌔の速さで轟音と共にその地域を通り過ぎたと言われています。その洪水の水量は,体積が2,000立方㌔で重さが2兆㌧を超えるものであったとされています。同様の幾つかの発見により,他の科学者たちは,全地球的な洪水は十分起こり得るものであるとの見解に至っています。
*****

今のところ、2008年のこの記事が、最新のノアの大洪水の記事のようです。大洪水の水はどこから来たかについて何も言っていません。

この記事の初めの段落は1989年の本のほぼ丸写しです。何の進歩もありませんね。ただ海の占める割合が70%から71%に変わっています。これは大進歩だ!

2つ目の段落も、JWらしい詐欺的な文章です。引用元が不明です。「地質学者たち」、「他の科学者たち」って具体的に誰ですか?本当にそんなことを言ったの?グランドキャニオンの話をしているのですが、その成り立ちについては確定的なことはわかっていなはずですよ。グランドキャニオンが今の姿になったのは、約200万年前。ノアの大洪水とは何の関係もありません。

それから、グランドキャニオンが洪水でできたとしても、それによって「全地球的な洪水は十分起こり得る」なんてことはありません。十分起こりうるなら、その水はどこから来るのかに答えて欲しいですね。

*まとめ*
ノアの大洪水の水はどこから来たかというと、天にある
水蒸気→水→水蒸気
と光がついたり、消えたりしたようです。最新の見解は、水はあるので、どこから来たかは問題視しないというもののようです。

ノアの大洪水はあったと主張するJWですが、その水の出どころや、その水がどこへ行ったのかについては、神の全能性を持ち出すしか、まともに答えられないようですね。

それなのに、ノアの大洪水はあったと信じられるなんて、盲信しているだけで、へんだよ、JW!

#713 2020年08月09日 21:00:16

ちょっと一言
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

マンモス(正確にはケナガマンモス)の凍結遺体が幾つか発見され、日本でも「マンモス」展が愛知・東京・大阪などで開かれ、冷凍標本が展示されました。それを見たJWは神の創造の御業の偉大さを心より納得したでしょう。

JWのへんなところは、それをノアの大洪水の証拠と主張することです。「目ざめよ」と「生命― 進化か,それとも創造か」から、そのバカバカしい主張を見てみましょう。

*****
目 1982 9/8  かつて全世界が滅びたことがありますか

大昔のマンモスの体を急速に凍結させ,それをこのような完全な形で今まで保たせるどんな出来事があったのでしょうか。(略)

それは,ある種の大変動が必要だったということです。それにしても,その大変動とは何だったのでしょうか。(略)

世界的な規模の洪水に関する物語は多くの国で民間説話の中に残っており,約150もの例が知られています。マンモスに起きたことを説明するには,そのような大変災のほうがホイルの沼地凍結説よりはるかに納得がゆきます。
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生命 ― 進化か,それとも創造か 1985  第17章 聖書は信頼できる本ですか

この状況は,大洪水の際に起きた事柄と適合します。(略)特に極地地方で,凍りつくような風が伴っていたにちがいありません。(創世記 1:6-8;7:11,19)温度の変化はその地域で最も激しく,急速であったことでしょう。さまざまな種類の生物がそれにのみ込まれ,凍りついたごみの中に保存されました。このページの写真にあるのは,シベリアの発掘者たちによって発見されたマンモスですが,これもそのような動物の一つであったのではないかと思われます。緑の植物がまだその口と胃の中にあり,その肉は解凍すればまだ食べることもできました。
*****

JWの想像の地球は、ノアの洪水前は温暖な環境だったのに、洪水後急速に寒冷化したというものです。そのなによりの証拠がマンモスの凍結遺体というわけですね。

この記事で紹介されているマンモスは、1901年に発掘されたものです。ある程度腐敗していましたが、地中に半ば立ち上がった姿勢をしていました。運搬用に解体され、後に復元された標本は発見場所から「ベレゾフカのマンモス」と呼ばれました。豆知識ね、

口や胃の中に食べ物が残っていたのは、記事にある通りです。その食べ物を調べれば、その当時の環境がわかります。例えば、カバ、カラマツ、ハンノキなどの小枝が見つかっています。いずれも寒冷な地域や高山の樹木です。カラマツは今もロシア極東地域から輸入されています。

というわけで、マンモスの凍結遺体は、マンモス死亡時のシベリアがJWの想像するような温暖な所ではなく、今より暖かかったけれどやはり寒冷な気候であったことを物語っているのです。

冷静に考えれば、そんなことは当たり前です。マンモスは寒冷な気候に適応した太くて長い毛が生えたゾウなのですから。マンモスがいたということ自体が、ノアの洪水前は温暖だったという説を否定するものです。

この記事では、凍結遺体を大規模な気候変動によって「急速に」凍結したと決めつけています。そのような突飛なことを想定するのは、JWなど一部の人たちだけです。凍結遺体は、寒冷地なら、いつの時代でも存在します。

例えば、2007年に発見された子どものマンモス「リューバ」は保存状態が極めてよく、慈恵医大でCTスキャンの検査が行われました。リューバが死亡したのは約4万年前(ノアの洪水とは無関係です。)で、溺死あるいは泥に埋もれて窒息死した後、凍結したと推定されていますが、瞬時に凍結したわけではありません。

実は、リューバは「目ざめよ」の記事になっています。

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目 2010 10/6  科学者たちが赤ちゃんマンモスをスキャンする

ロシアの科学者たちは,マンモスの内臓の詳細な画像を入手した。生後3か月から4か月で死んだと見られるこのマンモスは,ロシア極北のヤマロ・ネネツ自治管区の氷の中で,ほぼ無傷の状態で発見された。「これは,マンモスのみならず先史時代の動物の標本の中で,最も保存状態の良いものである」と,ロシア科学アカデミー動物学研究所の副所長アレクセイ・チホノフは言う。人間の患者に行なうのと同様のコンピューター断層撮影(CTスキャン)を実施したところ,損傷は見当たらなかった。気道や消化器官に泥のようなものが「詰まって」いたため,科学者たちは赤ちゃんマンモスが「おぼれたに違いない」と見ている。
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この記事は、CTスキャンを行ったのが、ロシアの科学者かのような印象を与える点で問題があります。また、死亡時は生後1カ月であることが後に判明しています。「目ざめよ」の情報を鵜呑みにできませんね。そして、「科学者たちは赤ちゃんマンモスが「おぼれたに違いない」と見ている。」と締めくくり、まるでノアの大洪水で死亡したかのような印象操作をしています。ずる賢い文章です。

リューバの遺体は、ノアの大洪水後急速に凍結したわけではなく、死亡後、泥や粘土に覆われて、酸素にさらされず腐敗が進まなかったのです。さらに、死後、乳酸菌により発酵が進み、腐敗を免れました。そして腐敗する前に、シベリアに冬が来て、完全に凍結したのです。凍結することにより、乾燥・縮小し、発見時体重はもとの半分ほどになっていました。

発見される凍結遺体は溺死したものが多いのですが、それは遺体が水中にあると他の動物に発見されにくく、食べられる確率が減ることと、水中で泥や粘土に覆われることによって腐敗が遅れるからです。そのため、マンモスの凍結遺体は、溺死しやすい子どもが多くなります。大人のマンモスは巨体ゆえに溺死することはまれです。

困ったことに、JWに不都合なことが、マンモスについて知られています。マンモスは今から3900年ほど前(ノアの洪水の後です。)まで、北極圏にあるウランゲリ島に生存していたのです。マンモスは、ノアの箱舟に乗っていたのでしょうね。そして歩いて北極圏まで行ったわけですね。

こんなことから、その後、JW内部で、マンモスの凍結遺体とノアの大洪水を結びつけるのは、へんだよという意見が起こったのでしょう。JWの百科事典の「洞察」の大洪水の項では、こんなことを書いています。

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洞察 1989  大洪水

激しい変化の証拠としてほかに考えられるのは,マンモスとサイの死がいが地球の様々な場所で見つかっているという点です。(略)

世界的な洪水によって急激な気候変化と突然の滅亡が引き起こされたことを示す明確な有形の証拠として,そうした発見を指摘する人々もいます。しかし一方では,それらの動物の死に関し,地球規模の大変災とは無関係の説明を好む人たちもいます。大洪水が起きたという証拠は,そのような化石や氷づけになった動物の死がいには依存していません。
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マンモスとノアの大洪水を結び付ける記事を、何の疑問も抱かず書いていたところ、「ちょっと待った!」と修正命令が来て、「しかし一方では・・・」以下がつけ加えられたという感じの文章です。これは事実上の、前言撤回でしょう。

しかし「地球規模の大変災とは無関係の説明を好む人たちもいます。」という言い方はへんですね。普通の出来事で説明できるのに、わざわざ起こりそうもない地球規模の大災害を持ち出すほうがへんですよ。

それでは、なにが「大洪水が起きたという証拠」と、「洞察」は言っているかというと、「洪水伝説」と「聖書の裏付け」なのです。

でもね、伝説が証拠になるわけないですよ。伝説が証拠になるなら、天狗もカッパも座敷童もネッシーも雪男も実在したことになります。こう言っています。

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その激しい大洪水に関し,ごく少数の説話ではなく,恐らく幾百種類もの説話があるという事実,またそうした説話が世界中の多くの未開種族の言い伝えの中に見いだせるという事実は,それらの人々がすべて共通の起源を有し,その初期の父祖たちが大洪水に関する経験を共有していたことを示す強力な証拠です。
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世界中に洪水伝説があるのは共通の起源があるからだ、と言いたいようです。でもこれは単なる推測です。証拠ではありません。

洪水の理由はなにか、誰が生き残ったか、彼らは何を持っていたか、彼らはどのように生き残ったか、彼らはその後何をしたか、といった点で、ノアの大洪水の話しと同じものは一つもありません。これらの相違点は、洪水物語に共通の起源があるというより、各地で別々に洪水物語がつくられたことを意味しています。

ノアの大洪水と似た洪水伝説もありますが、それは宣教師が数百年前にもたらしたキリスト教の影響です。

例えば、ハーシェル島(Herschel Island)のエスキモーの伝説はこんなものです。ノアは、洪水の前、すべての動物を救おうと箱舟に招待しました。しかし、マンモスだけは、洪水はたいしたものではないし、自分達の脚は十分長いと考え、方舟に乗りませんでした。他の動物はノアを信じて箱舟に乗りました。そのためマンモスだけが死に絶えたのです、というものです。

これは、地元の伝説にキリスト教の宣教師から聞いた話が融合されたものです。JWはまさかこの伝説がノアの大洪水の証拠と思っているわけじゃないよね。

マンモスとノアの大洪水を結びつける記事はこれ以降なくなります。頭の悪いJWもマンモスの凍結遺体はノアの大洪水と無関係であると、遅ればせながらやっと理解したのでしょうか?

というわけで、最初から無理な話をよく検討もせず、真実かのように宣伝して回ったJWって、へんだよね。

#714 2020年08月16日 16:35:53

ちょっと一言
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

JWのへんなところは、JWは地上の楽園で永遠に暮らすという、聖書にはない教義に執着しているところです。しかも、その楽園の実態は楽園の名にふさわしくない恐ろしいものなのです。

まず、ハルマゲドンの戦いという大虐殺を生き残る人は、エホバの証人だけです。それ以外の人は悲惨な死に方をするというのがJWの教義です。これは知っていますよね。

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塔 1989  生き残って千年期に入るため,組織された状態を保つ

エホバの証人だけが,つまり至上の組織者の保護のもとで一つに結ばれた組織となっている,油そそがれた残りの者と「大群衆」の人々だけが,悪魔サタンの支配する,滅びに定められたこの体制の差し迫った終わりを生き残るという聖書的な希望を抱いています。
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ハルマゲドンの戦いのあと、生き延びたJWたちは、のんびりと自分の好きなことをして暮らすのでしょうか?まず死体のあとかたづけや埋葬の作業をしなくてはいけません。このことは1950年代までは、ものみの塔にはっきり書かれていました。

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塔 1953 12/15  Questions From Readers: Both Jeremiah 25:33 and Ezekiel 39:12 refer to those slain at Armageddon, yet one says the dead will not be buried and the other says they will. How are the two texts harmonized?

Yet the survivors of Armageddon will not let the earth lie littered with bleached bones, but will bury them to cleanse the land、(にもかかわらず、ハルマゲドンの生存者たちは、白骨を地面に散乱したままにせずに、土地を浄化するために埋めるでしょう。)
*****

白骨化した遺体を埋めるようですが、白骨化するまで放置しておくのでしょうか?しかし、この種の記事は1960年代以降登場しません。

私の推測では、ベトナム戦争が関連していると思います。ベトナム戦争は、史上初めてテレビ中継された戦争で、ナパーム弾で焼け焦げた遺体を家庭で見るようになったのです。大量の死者の埋葬はあまりにも生々しいものになり、話題に取り上げにくくなったのではないでしょうか。

そういえば、統治体の一人、酒好きのモリスはベトナム戦争に従軍し、遺体がバーベキューされる様子を見たし、その匂いを嗅いだことを、講演で自慢していましたね。

つらい悪夢のような遺体処理が終わったら、やっと楽園生活?ひょっとしたら次のようなイメージを抱いていますか?

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生命 ― 進化か,それとも創造か 1985 第19章:まもなく来る地上の楽園<パラダイス>

建設,造園,園芸,教育,美術,音楽,その他さまざまな分野で行なうことのできる,満足のゆく,興味あふれる仕事について想像してください。ですから,その生活が,退屈になったり,非生産的なものになったりすることはありません。むしろ,聖書が予告するとおり,その楽園における生活は,まさに「無上の喜び」の日々となります。
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実は、これはJWの教義では、ハルマゲドン直後の世界ではなく、それから1000年たった後の世界なのです。だまされましたね。お気の毒です。その前の生活はこのようです。

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塔 1972  11/1  神から任命された人々に十分協力する

しばらくの間,神の新秩序において成し遂げる必要のある,いくつかの大事業のことを考えてみてください。ひとつには,何百万という死者が墓からよみがえってくるときに,彼らに新しいことばを教えるという膨大な教育計画が必要となります。(ヨハネ 5:28,29)さらにその人々の心と思いを変えさせるために必要な仕事を考えてごらんなさい。彼らの多くは,聖書のことも,あるいは神の律法や人類に対する神の目的についても,一度も聞いたことがありません。またこの地球を,神が意図された美しい園に変えるために着手される計画のことを考えてみてください。わずか1ヘクタールの土地でも,そこを切り開き,土を耕し,植樹して,その地域に,庭園と呼ぶに価するほどのかん木や樹木やその他の植物が育つまでにするには,どれほど長くかかるかを考えるなら,地球全体を楽園に変え,住みごこちよい程度の人口を養うに足る食糧生産地域を地上に準備する仕事がいかに大事業であるか,想像がつくでしょう。
*****

生き残ったJWには終わることのない労働が待っています。楽器の演奏を習うとか、デザインの勉強をするような時間はありません。どこが楽園なんだよ!

この記事からは、少なくとも、1)新しい言葉を教える、2)JWの教義を教える、3)大規模土木工事、4)造園工事、5)林業 6)食糧生産という仕事をしなくてはいけないようです。

でも、これはおそらくある種のアメリカ人JWの理想の生活なのです。祖先が行ったアメリカ開拓の再現なのです。祖先たちは、異教徒の先住民族を悪魔の手先として滅ぼし、無人となった土地に教会を建て、その周辺に町を作ったのです。娯楽を敵視し、厳しい道徳と信仰を強制する一方、森林を小麦畑に変えていきました。また学問を敵視しました。学問は人間を堕落させ、無神論者を育てるものだからです。

このようなアメリカ開拓初期の生活を、JWは理想化し、新しい体制で新しいアメリカ人としてやろうとしているのです。JWって、本当にアメリカの宗教ですね。

また、アメリカには大量の移民がやってきました。祖先たちは、移民に英語を教え、アメリカ的価値観を押し付けてきました。それを楽園でも再現するのです。移民の代わりが復活した人たちです。

次は楽園の管理体制です。

*****
あなたは地上の楽園で永遠に生きられます 1991  19章:ハルマゲドン後,楽園となる地球

では,だれが楽園の地での色々な活動を管理したり,指導したりするのでしょうか。律法や教えはすべて上にある「新しい天」から来ます。しかし,地上には,それらの律法や教えが実施されるのを見届けることを任じられた忠実な人々がいます。その人々は天の王国を特別な仕方で代表するために,聖書は彼らを「君である者たち」と呼んでいます。(略)
ハルマゲドン後も,キリストは,ふさわしい人々が任命されて王国政府の代表となるよう取り計らわれることを,わたしたちは確信できます。
*****

楽園でも、支配者はいます。天から指令が来て、それを実行するのだそうです。毎朝、「きょうの指令」がアイパッドに送られてくるのでしょうか?それとも、平らな石の表面に火で文字が刻まれるのでしょうか?「色々な活動を管理したり,指導したりする」人たちもかなり必要でしょう。

そうなると、楽園は、支配管理する人たちと、支配管理される人たちに分かれ、命令は絶対服従で、今の独裁国家とそう変わらない仕組みになるのではないでしょうか。

*****
塔 2014  4/15  モーセの信仰に倣いましょう

神の王国に関するイメージを鮮明にするため,楽園での自分の生活を「一心に」見つめてください。想像力を働かせましょう。(略)何世紀も前の先祖と会い,神が行なわれた事柄を教えるのは,わくわくする経験です。
*****

復活した人に対する教育活動を言っています。教材も必要でしょうから、その教材を作る専門家もいるのでしょうか?教材を配達したりするのでしょうか?HPからダウンロードするのでしょうか?その場合、ネットを管理する人も必要になりますね。

というわけで、楽園では、単純肉体労働から様々な専門職まで多様な職業が必要のようですが、自分の希望する職業に付けるとは限らないようです。

*****
塔 2015  8/15  新しい世での生活に今備える

わたしたちは新しい世におけるエホバの取り決めのもとで,地球を美しくし,復活してくる人たちを教え,人類に対する神のご意志を行ないます。それは楽しいことでしょう。しかし,あまり好きではない仕事をするよう指示されたら,どうですか。その指示に従い,最善を尽くして,もっと言えば,心から喜んでその割り当てを果たしますか。ほとんどの人は,もちろんです,と答えるでしょう。(略)

新しい世ではどうですか。住みたい場所があるかもしれませんが,別の場所に行くよう指示されることもあるでしょう。(略)
*****

好きでもない仕事を1000年間させられる人もいそうですね。お気の毒です。その仕事を心から喜んでいるふりをしないと、どうなるのかは書いていません。矯正収容所送りでしょうか?

好きな場所にも住めるとは限らないようです。文句の一つでも言おうなら、アフリカのジャングルやシベリアの奥地に飛ばされるのでしょうか?

*****
塔 2020 8  復活 神の愛,知恵,辛抱の表れ

その人たちが皆一度に生き返ることはないものと思われます。なぜでしょうか。地球の人口が一気に増えると混乱が生じるからです。

生き返る人たちの大多数は,聖書の言う「正しくない人」だからです。(使徒 24:15を読む。)キリストの贖いの恩恵を受けるために多くの変化を遂げなければなりません。エホバについて知らない非常に多くの人々に,神についての真理を教えることを考えてみてください。(略) 1000年は充実した忙しい時となるでしょう。
*****

混乱が起きない程度に復活してくるようです。やはり復活集団は混乱を引き起こすことが想定されているようです。当然「正しくない人」を矯正し、教育するためには、警察や刑務所は必要ですよね。

*まとめ*

ものみの塔の記事を読む限り、楽園は、初期のアメリカ開拓者の生活に今の独裁国家の体制が組み合わさったものになるようです。神による奇跡は起こらないようで、1000年間働き続け、その後で再び大虐殺があり、その後やっと楽園になるというのがJWの教義です。

この1000年間の体制は、強いて言えば少しマシな北朝鮮というようなもので、かつては地上の楽園と宣伝されていたけれど、実態は地獄だ!という共通点があります。

というわけで、まもなく楽園だ、海岸でのんびりとリゾートライフを楽しむぞ、と思っているJWは、JWの教義を勉強しなおしてください。

いやな場所でいなや仕事を割り当てられ、最悪1000年間それを強制される、そんな地獄のような楽園生活という可能性を考えてください。自殺者続出かもしれません。

しかし、なぜこんな楽園の否定的な面を書くのでしょう?楽園の夢をあおって、信者獲得というのがJWなはずです。深い考えがあるのでしょうか?

こんな楽園に魅力を感じてJWになるなんて、へんだよ、JW!

#715 2020年08月17日 06:51:50

万年研究生
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

どうでもいいことなのですが統治体のS・ハードBは口髭があります。
いつからJWは髭解禁となったのでしょうか?
こればかりは読者からの質問に出てきそうにありませんので
資料を見つけるのは難しいかと思いますが何らかのエビデンスがあるのでしょうか?
まさか統治体だからOKということではないかと思いますが。

#716 2020年08月19日 18:26:42

ちょっと一言
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

万年研究生さんから、ひげはいつ解禁になったのかという質問がありました。

そもそもひげは禁止されていません。ひげに関する最新の指示はこれでしょう。

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塔 2016 9 あなたの服装は神の栄光となっていますか

ある文化圏では,きちんと整えたひげはふさわしいものとして受け入れられており,王国の音信の価値を損なうこともありません。長老や奉仕の僕の中にもひげを生やしている人がいます。他方,ひげを生やさないことにする兄弟たちもいます。(コリ一 8:9,13; 10:32)他の文化圏や国では,ひげを生やす習慣がなく,クリスチャンの奉仕者にはふさわしくないこととみなされています。ひげを生やしていると,神の栄光とはならず,とがめられるところのない人とは言えないかもしれません。
*****

つまり、ひげが認められるかどうかは地域性によるということのようです。日本ではだめとなっています。

この記事が出た直後に、ニューヨーク本部に質問の手紙を書いたアメリカ人がいます。その返事は公開されています。https://imgur.com/gallery/Xqseu

その返事を要約すると、「ひげを生やすかどうかは個人の決定に任されている。しかし、聖書にはいくつかの原則がある。その原則に照らして、多くの兄弟はひげをはやさないと決めています。しかし、ひげがあるからと言って、奉仕に出たり、バプテスマを受けたりすることを妨げるものではありません。」

問題は、特権を与えるかどうかのようです。それは長老にゆだねられています。その際、参考にすべきは、次の2つの記事と指摘します。

*****
塔 2005 9/15 イエス・キリストが歩まれたとおりに歩んでゆく

長老たちもイエス・キリストに倣い,独断的な規則を設けたり個人的な見解を押し付けたりすることを避けます。服装と身なり,レクリエーションや娯楽の問題においても,ミカ 6章8節,コリント第一 10章31-33節,テモテ第一 2章9,10節などに記されている神の定めた原則を用いて,心を動かすように努めます。
*****

*****
塔 1975 7/15  あなたはクリスチャンの鋭敏な良心によって導かれていますか

確かに長老たちは,身繕いには人それぞれの好みが関係していることを理解しています。しかし,長老たちがあなたを特別の奉仕に携わるよう推薦することが求められる場合,長老たちの良心も安らぎを感じていなければなりません。
*****

「これらを考慮して、長老たちは、ひげを生やしている人に特権を与えないとするかもしれません。」

以上が、ニューヨーク本部の答えです。

ひげの問題に関して、組織は関与したくないという姿勢がうかがえます。個人の私生活を過度に干渉することによって生じるかもしれない様々なリスクを避けるという組織防衛のためでしょう。それで、各会衆の長老たちに決定を押し付けています。長老によっては、ひげを認めることもあり得ます。

アメリカ国内では、ひげは原則としてダメですが、黒人や中南米系の口ひげmustacheは認められる場合もあるようです。

*****
神権宣教学校の教育から益を得る 第15課 整った身なり

男性の場合,きちんとした身なりには,きれいにひげをそることも含まれるでしょう。口ひげが品位のあるものとされている地域で,口ひげを生やしている人は,それをいつもきちんと整えておくべきです。
*****

口ひげが品位あるとされる地域は具体的にどこかは知りませんが、整った口ひげが認められる地域があることがわかります。

JWがひげを禁止するようになったのは、2代目会長ラザフォードの時代です。ラザフォード(ひげなし)は、クーデターのような形で会長になり、初代会長ラッセル(ひげあり)を支持していた幹部たちを粛清します。さらに、ラッセルのようなひげを生やしているJWにひげをそるよう強要していったようです。それがうかがえる記事があります。

*****
年鑑 1975  第1部 ― ドイツ

ラザフォード兄弟は,バルツェライト兄弟が何年もの間ラッセル兄弟のとそっくりのあごひげを生やしていることに気づいていました。それは人間崇拝の傾向を招くおそれがあったので,ラザフォード兄弟はそうした習慣を排したいと考えていました。それで,次に訪問した時,ラザフォード兄弟はバイブル・ハウスの家族全員に聞こえるところで,バルツェライト兄弟に輪転機を購入してもよいが,それにはただ一つ,あごひげを剃り落とすという条件があると告げました。バルツェライト兄弟はすごすごと同意し,そのあとで理髪店に行きました。
*****

あごひげは「人間崇拝」だからと難癖をつけ、剃らせています。ラザフォードの人間性が垣間見えます。ひげ禁止は、ラッセルを思わせるようなものは排除するという政治的な判断です。

もし初代会長のラッセルがひげなしだったら?あるいは2代目会長のラザフォードがひげありだったら?ひげにたいするJWの態度は今とは変わっていたかもしれません。

ひげに対するJWの見方がわかるのは、挿絵や写真です。イエスの挿絵も一時期ひげがなくなりました。しかし今は「ひげあり」です。天使軍団は皆ひげを生やしています。天に行く人はひげを生やしてもいいのかも?

#717 2020年08月21日 06:22:24

アノニマス
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

私は新世界訳1982年版の聖書を持っています。書き込みや付箋をあちこち貼ったりぼろぼろですがいつも読み返しています。3ページ目の内表紙で英文新世界訳1971年版から翻訳されたと書かれてますがもっと古い新世界訳の聖書はあるのでしょうか?

#718 2020年08月21日 06:56:20

万年研究生
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

ちょっと一言様
いつもよませていただいております。
私の愚問に回答いただきありがとうございます。

髭じたいは禁止ということではないのですね。
ただ、組織人として忖度が必要で偉い人ほど自由度が高いということですね。
この点は髭に限らずYシャツの色や姉妹のスカートも同様ということですか。

#719 2020年08月21日 15:00:11

アノニマス
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

すみません。自己解決しました。以前、証人さんから頂いた「神の王国は支配している」に記載されてました。クリスチャン·ギリシャ語聖書(英語)が1950年、新世界訳聖書全巻が1961年だそうです。

#720 2020年08月22日 06:44:37

アノニマス
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

Amazonの口語訳聖書を読むようになってから、新世界訳に気になる箇所を見つけました。創世記1;2 同3;6 、出エジプト20;5です。

エホバの証人はそれまでジェームス王欽定訳を使っていたようですがネットで英語版で創3;6を見るとwise、賢くがありますが新世界訳はありません。

創1;2は霊を力に、出エ20;5は妬むを全き専心を要求にと替えています。

個人的意見なのですがこれらの聖句は信者を指導するために替えたのでは?

#721 2020年08月22日 21:07:45

ちょっと一言
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

アノニマス さんの発言:

エホバの証人はそれまでジェームス王欽定訳を使っていたようですがネットで英語版で創3;6を見るとwise、賢くがありますが新世界訳はありません。

創1;2は霊を力に、出エ20;5は妬むを全き専心を要求にと替えています。

創世記3:6に注目したのは、鋭いですね。

創世記3:6は、
新世界訳:そこで女がその木を見ると,おいしそうな実が付いていて,魅力的な美しい木に見えた。それで女はその木の実を取って食べ始めた。
King James bible :And when the woman saw that the tree was good for food, and that it was pleasant to the eyes, and a tree to be desired to make one wise, she took of the fruit thereof, and did eat,
協会共同訳:女が見ると、その木は食べるに良く、目には美しく、また、賢くなるというその木は好ましく思われた。彼女は実を取って食べ

新世界訳は、「賢くなる」がない点で、おかしいです。これはJWのエデンの園の物語の解釈に反するので、削除したのでしょう。

JWの解釈では、エデンの園物語は、神に対する反逆の話です。しかし、「賢くなる」が入ると、エバは単に賢くなりたかった、善悪を知るようになりたかった、ということになります。宇宙主権がどうのこうのといったバカバカしいJWの教義にとって、不都合なのです。

それから、霊を力と訳するのは、JW独自の教義のためです。霊を単なる力とするのは、三位一体を否定したいからです。

「妬む」を別の言葉に変えたのも、JWの教義上不都合だからでしょう。

JWの新世界訳は、JWの教義に合わせて翻訳している、へんな訳といってよいでしょう。

#722 2020年08月23日 14:05:44

アノニマス
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

ちょっと一言様、ありがとうございます。

挨拶もなくおじゃまして失礼しました。啓示22;18-19から考えるととても気になる事でした。

#723 2020年08月23日 18:29:19

ちょっと一言
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

JWのへんなところは、あることをよいか悪いか評価する際、起源をものすごく重視するのに、なぜそんなに起源が大事か、その理由がいい加減なことです。

JWは、クリスマス、誕生祝など様々な行事や乾杯などの慣行を禁止しています。その禁止の理由の一つが、異教に起源があるからというものです。

なぜそんなに起源を重視するのでしょうか?大昔にそれがどのように始まったのかということよりも、重要なのは、現代における意味なんじゃないの?という当然の反論に対してどう答えてきたのでしょうか?代表的な答えはこんなものです。

*****
聖書は実際に何を教えていますか 2005 第16章 真の崇拝の側に立つ

多分あなたは,祝祭日の起源と,それが今どのように祝われているかはほとんど関係がない,とお考えかもしれません。起源はそれほど大きな問題なのでしょうか。確かに問題です。例えで考えてみましょう。道端の排水路にキャンデーが一つ落ちていました。あなたはそれを拾って口に入れるでしょうか。もちろんそんなことはしません。そのキャンデーは汚れているからです。祝祭日もそのキャンデーのように,甘く快いものに思えるとしても,汚れた場所から拾われてきたものです。
*****

起源がなぜ重要かについて論理的な説明はありません。かわりに、奇妙なたとえ話があるだけです。

落ちていたキャンディを食べないのは、キャンディの起源が問題ではなく、単にそのキャンディが汚染され、そのまま食べると有害だからです。最悪の場合、死亡するかもしれないからです。クリスマスや誕生日とどうつながるのでしょうか?このたとえを考えた人はそうとう頭が悪い。何の説得力もない。

起源とは物事の始まり、みなもとです。落ちていたキャンディの起源を語るなら、キャンディがつくられた工場や企業に言及すべきです。途中で誰かがキャンディを落とすこともあるでしょう。でもそれはキャンディの起源とは無関係です。

別な記事ではこうです。

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目 1986 3/8  復活祭 ― クリスチャンの祝うべきものですか

例えで説明しましょう。恥ずべき目的で使われたことが分かっているナイフがあったとします。自分の食物を切って食べるのにそのナイフを使うことを,あなたはどう感じるでしょうか。神は復活祭の起源となっている不快な異教の宗教的慣行を直接目にしてこられました。神の見方はわたしたちにとって重要なものであるべきではないでしょうか。
*****

復活祭がダメな理由を説明するのに、また奇妙なたとえです。恥ずべき目的で使われたナイフを使いたくないでしょう。同じように異教に起源のある習慣はいやでしょう、と言っています。前半と後半があまりにも違いすぎて、例えになっていません。

後半では不快を感じるのは神になっています。神が不快を感じるから、すべきではないというわけです。なるほど。それならなぜ神は不快に感じるのですか?それは異教に起源があるからです。

異教に起源があるとなぜだめなのか、という説明なのに、結局異教に起源があるからがその理由になっています。こういうのを循環論法といいます。循環論法とは証明すべき結論を前提として用いる論法です。

循環論法の代表は、聖書はどうして神の言葉なのですか?それは聖書にそう書いてあるから、というものです。JWならおなじみですね。こういうのをへんだなと思わない人がJWの出版物を書いているのです。

次はハロウィーンについてです。

*****
目 2006 10 ぼくがハロウィーンを祝わない理由

何かの習慣の起源が重要かどうかは,それぞれの人が判断しなければなりません。ぼくは,起源は重要だと思います。例えばたいていの人は,近所の人たちがナチの服装をしたらショックを受けるのではないでしょうか。というのは,ナチの制服の起源と,その服の表わすものが問題だからです。ほとんどの人はそれを不快に思います。ぼくは,悪魔や悪霊,魔女などが表わすものを不快に思います。そういう者たちとかかわりを持ちたいとは思いません。
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なぜ起源が重要かを説明するのに、使われるのはここでもバカバカしいたとえです。ナチの服装は不快です。「ナチの制服の起源と,その服の表わすものが問題だからです。」同じように、ハロウィーンは不快です、参加しません、というものです。

この場合も、ナチの制服が不快なのは、ナチによって多くの人が殺されたからです。そして、今でも、ナチを支持したりする人たちがいて、今でも、脅威になっているからです。ナチの制服の起源がどこかなど、誰も問題にしていません。このたとえは起源が重要だということの説明にはなりません。

3つの記事から、なぜ起源が重要か、JWの説明をみてきましたが、いずれもたとえで言いくるめようとしています。たとえは、ある事柄を理解できるようにするために、他の事柄に置き換えて説明するものですが、置き換えた事柄が不適切で、説明になっていません。

JWに説明してほしいことは、あることが適切かどうか判断するのに、現在の実態より大昔の始まりがなぜ重要なのかです。JW得意のたとえで説明しましょう。

今とてもおいしくて健康に良い果物があります。元は小さな種でした。その小さな種には毒が含まれ、食べると死んでしまいます。あなたは、それでも、その果物を食べますか?多くの人は食べると答えます。しかしJWだけが食べないといいます。食べない理由を説明してください。ということです。(果物の種には実際毒性があるものがあります。有名なのはサクランボウ、リンゴ、桃、銀杏、梅などです。)

一方、起源重視のJWでも、起源を重視しないものがあります。結婚指輪です。

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塔 2007 2/15  読者からの質問:聖書は乾杯について述べていませんが,エホバの証人が乾杯をしないのはなぜですか。

ただし,ある種の物品,意匠,慣行の起源が古代の偽りの宗教にある,もしくは類似したものがそこに見受けられるからといって,真の崇拝者が必ずしもそれらを避けなければならないわけではありません。(略)また,結婚指輪にもかつては宗教的な意味合いがありました。しかし今日,ほとんどの人はそのことを知らず,結婚指輪をするのは結婚していることのしるしである,とみなされているにすぎません。
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結婚指輪は異教が起源だけれど、今は単に結婚していることのしるしに過ぎないので問題はないという理屈です。起源より今が大事ということですね。ではなぜ他の禁止事項にもその原則を当てはめないのでしょうか?へんだよ、JW.

結婚指輪はアメリカ人にとって重要なものだから、アメリカの新興宗教にすぎないJWはアメリカ人の反発が怖くて、禁止できなかったのでしょう。

また、起源重視の問題点は、あることの起源は多くの場合はっきりしないことです。乾杯についてみてみましょう。

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自分を神の愛のうちに保ちなさい 2008 第13章 神を不快にさせる祝祭

結婚式や親睦の場で,よく乾杯が行なわれます。1995年版の「お酒と文化の国際ハンドブック」(英語)にはこうあります。「乾杯は,……古代における犠牲としての献酒の世俗的な名残なのであろう。その際,聖なる液体が神々にささげられた。……願い事を,つまり『長寿を!』あるいは『健康を!』といった簡潔な祈りを聞き届けてもらうためにささげられたのである」。
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「お酒と文化の国際ハンドブック」に書いてあることを信じていいのでしょうか?「乾杯」の起源はいろいろな説(例えば、毒が入っていないことを証明するために始まった。)があり、今となってはどれが正しいのか判断できません。しかも、国によって異なる起源があります。

日本の「乾杯」の起源は、幕末です。1854(安政元)年、日英和親条約が結ばれた後、イギリス人と日本人で晩餐が催され、その際イギリス代表が、「我が国では国王の健康を祝して、杯を交わす習慣があるのだが、是非やろうではないか」と提案します。それを受けて、日本側代表の井上信濃守清直が「乾杯」と言ったのが、日本の「乾杯」の起源とされているものです。異教が起源じゃないですよ。起源は、井上信濃守清直です。

というわけで、JWは、起源が大事といって様々なことを禁止し、信者を社会から隔離させようとしています。また楽しい子ども時代を奪います。しかし、結婚指輪などは起源より今どう受け止められているかが重要と異教起源でも問題なしです。

クリスマスも、誕生日も復活祭も、ハロウィーンも乾杯も楽しもう。真の神様はそんなことで不快になりません。そんなことにいちいちケチをつけるJWはへんだよ。

#724 2020年08月30日 18:38:03

ちょっと一言
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

ある調査の結果から、JWのへんなところを考えてみましょう。

Pew Research Centerが2016年に行った調査が「One-in-Five U.S. Adults Were Raised in Interfaith Homes」という論文にまとめられています。

この調査はアメリカ人を対象に、親の宗教と子どもの宗教の関連について調べています。主な結果を紹介しましょう。

両親ともにカトリックの場合、62%がカトリックになります。一人の親だけがカトリックの場合50%です。

両親ともにプロテスタントの場合、80%がプロテスタントになります。一人の親だけプロテスタントの場合、56%がプロテスタントになります。

両親の宗教が違う場合、母親と同じ宗教が48%、父親と同じ宗教が28%、無宗教が24%です。

この結果は何を意味しているでしょうか?ある人間がどういう信仰を持つかは、どういう両親のもとに生まれるかでほぼ決まるということです。

アメリカでは、両親ともにカトリックであれば、約60%の確率でカトリックになるし、両親ともにプロテスタントであれば、約80%の確率でプロテスタントになるということです。両親の宗教が違う場合、約50%の確率で母親と同じ宗教になるということです。

これはアメリカだけのことではないでしょう。イスラム(キリスト、ヒンズー)教徒は世界で10億人以上いますが、ほとんどがイスラム(キリスト、ヒンズー)教徒の両親に育てられた人です。

多くの人にとって、宗教は親から引き継いだものです。同じようにJWも親がJWという人が、どんどん増えています。他の宗教同様、JWの両親のもとにたまたま生まれたらJWになる確率が高く(と言っても50%以下と推定)、そうでなければJWになる確率は極めて低いのです。

それが何か問題なのかって?JWは世界で唯一の真の宗教と主張しているので、大問題になるのですよ。

JWの教義では、まもなくこの世の終わりが来て、JW以外の人は全員死亡します。

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塔 2020 10  バプテスマを目指して進歩するよう助ける(パート2)

バプテスマが大切なのはなぜですか。救われて永遠に生きるためには,バプテスマを受けることが必要だからです。
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JWのバプテスマを受けているのが救われる最低条件です。

よく変わる教義、外れる預言、輸血よりも死を選べという危険な教え、児童性的虐待問題などが広く知られるようになった現在、少なくとも先進国ではバプテスマを受ける人は両親がJWという人以外いなくなりつつあります。

以上のことが意味しているのは、JWの教義では、終わりの日に救われるかどうかは、その人の「生まれ」によって決まる率が高いということです。

もし楽園が来てから、なぜ、JWになったのか調査が行われたとしたら、JWの両親のもとに生まれたからという答えが一番多くなるでしょうね。

たまたま両親がJWで、生まれた時からの両親の体罰を含む強制や滅ぼされるという脅迫、JW以外の社会を知らないという恐怖や諦めからJWにならざるを得なかった人が救われ、たまたま両親がJW以外の宗教(世界の99.9%)で、JW以外の宗教の人(世界の99.9%)が、まもなく愛と公正の神様に殺されてしまうのです。

これが自称・真の宗教の教えで本当によいの?これが全宇宙の創造者、愛と公正の神エホバのすることなの?へんだよ!

*まとめ*

宗教は個人の選択ではなく親から引き継ぐというのがよくあるパターンなのです。JWも同じことが言えます。JW以外の両親から生まれた人でJWになる確率は小さく、JWの両親から生まれた人がJWになる確率が高いのです。JWであることが救われる条件とするJWの教義は、人間が救われるかどうかは「生まれ」で決定されると言っているのに等しいのです。

このような教えを真面目に信じられる人はJW以外にはいないよ。

というわけで、JWの救済論は、「生まれ」で決定されるという、生物学でいう遺伝決定論のようなものなのです。こんなことを宇宙の創造者の考えていることだなんて信じているJWはへんだよ!

ところで、バプテスマを受けていないと救われないとすると、JWの子どもでもバプテスマを受けていないと、滅ぼされるわけですよね。0歳でも、バプテスマを受けられるようにしないと大変だよ。まもなく終わりの日が来るよ。

#725 2020年09月06日 17:18:43

ちょっと一言
ゲストユーザー

Re: ここが変だよJW

JWのへんなところは医学に対して敵意を持っていることです。JWはワクチン接種、臓器移植などをかつては禁止していました。今でも輸血禁止で、そのため本来死なずに済んだ人がJWゆえに相当数亡くなっています。

とりわけ、JWは精神医学に対して強い敵意を持っています。恐ろしいことに聖書を読んでいれば、精神病にはならないし、なっても治ると思っているようです。1970年代以降のものみの塔の記事から見てみましょう。

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塔 1975 7/15 読者からの質問: エホバの証人が精神科医の診察を受けるのは,ふさわしいでしょうか。

このように,エホバの証人は情動障害もしくは精神障害を専門に扱う医師の治療を全面的に退けているわけではありませんが,エホバの証人がこうした医師に診断してもらう場合には,勧められる治療法がどんなものであっても,それを十分注意深く調べてみるべきです。エホバの律法を守るなら,今日でさえ健全な精神を維持し,将来においては永遠の命を享受するのに資することを忘れてはなりません。
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精神科医の治療には「十分注意」が必要で、「エホバの律法を守るなら,今日でさえ健全な精神を維持し,将来においては永遠の命を享受するのに資する」といっています。この記事は、JWは精神科医のところに行くくらいなら聖書を学べと言っているようなものです。そんなこと聖書のどこに書いてあるのかな?

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塔 1975 12/22  精神科医が僧職者の代わりをしているのはなぜか

しかし,人々が僧職者に背を向け,精神科医のもとに走るこうした傾向は,健全な現象と言えるでしょうか。決して言えません。それはまさに,一難を逃れて大難に陥るに等しいからです。事態は以前より悪化するのが普通です。
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根拠も示さず、精神科医のもとに行くのは、「一難を逃れて大難に陥るに等しい」、「事態は以前より悪化するのが普通です。」とまで言っています。精神科医を憎んでいますね。精神科医なら、JWの患者が来たらこの記事を見せてあげたくなりますよね。

1975年に、このような反精神医学の記事が出たのは、同年にJohn SpencerによるThe Mental Health of Jehovah's Witnesses.(エホバの証人の精神衛生)という論文がBritish Journal of Psychiatryという専門誌に発表されたことと関係があるかもしれません。

結果は、エホバの証人の方が、一般の人と比べると、精神分裂病患者で3倍、妄想型分裂病患者で4倍近く多いという結果だったのです(両方ともp<0.0001)。精神科医を忌避するJWですから、実際の患者数はもっと多いと推定できます。

JWとしてはこんな研究が次から次へと発表されたらたまりません。その対策は?簡単です。精神科医のところに行かなければいいのです。どんなにひどい状態でも、精神科医のところに行かなければ、精神病と診断されませんから、統計上精神病ではありません。

JWの誰も精神科医のところに行かなければ、JWからは精神病はなくなります。精神病の人がひとりもいない宗教になります。楽園のようですね。

そうさせるため、精神医学は信用できない、聖書こそ役に立つというプロパガンダに力を入れます。3つの記事を紹介しましょう。

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塔 1978 2/1 ニュースの内面を見る:価値を疑われる精神医学

精神医学の抱える根本的な問題は,個々の精神科医によって,与える助言が異なるということです。また,一般に精神科医は,人間の行状を律する規範を受け入れようとしません。思いと体の創造者であるエホバ神に頼り,精神衛生面でその助言を守る人が,精神科医のもとに行く人よりはるかに実際的な助けを得ている理由はそこにあります。聖書の助言は時という試練に耐えてきており,いつの時代にも当てはまる,一貫したものです。
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塔 1979 4/1 ニュースの内面を見る: 挑戦を受ける精神医学

最近,精神医学は鋭い批判にさらされるようになりました。(略)
精神衛生に関する最良の助言,信頼でき,時の経過にも影響されることなく,わたしたちの精神や体の造りとも調和している助言はどこに見いだせるでしょうか。それは神の霊感を受けた,人類に対する導きである聖書の中に見いだせます。
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塔 1988 5/1  イエスの足跡にそって歩む民

児童心理学者,結婚カウンセラー,精神科医などは,危機に面している家族を結び合わせる点で限られた成功しか収めていませんが,エホバの証人は聖書の原則を当てはめるために熱心に努力し,家族関係が普通以上に優れていることで知られています。
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最後の記事は現実と妄想の区別がつかなくなっているかのようです。聖書に従うエホバの証人の「家族関係が普通以上に優れている」などということを証明する事実は一切ありません。その逆が真実でしょう。JWは幸せな民だと宣伝しているうちに、宣伝している本人たちがそのウソを本当のことと思い込んでしまったようですね。

1990年代以降は、単なるプロパガンダから真偽不明の、精神科医よりも聖書の方が優れているというお話を記事に載せるようになります。2つ紹介します。

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塔 1990 9/1 うつ病から幸福へ

そこで姉妹は,聖書の真理に関する知識が自分にとってどれほど助けになったかをその女性に話しました。それによると,その姉妹はかつて18歳の娘を亡くし,8年ほど重度のうつ病にかかっていました。精神科医に診てもらっても,高い薬剤を使っても,このうつ病を克服することはできませんでした。何度か入院しましたが全然回復のきざしは見られませんでした。自分ではもう何もすることができなかったので,家事もお手伝いさんたちが行ないました。生きることに興味を失って姉妹は自殺を試みました。何をやっても治りそうになかったからです。

姉妹はその女性にこう話しました。「するとある日,エホバの証人が訪問して,私のところに聖書文書を何冊か置いていきました。それを読むと神の言葉に対する興味が湧いてきたので,私は聖書の通読を始めました。すると自分の内で何かが変化し始めたんです。朝起きて家族に心を配るようになりました。そしてしまいには自分一人で家事をしようと決意しましたが,実際やってみると出来ることが分かりました。今まで病気だったとは思えないほどの出来でしたね。おかげで気分も明るくなってきたんですよ。

「精神科医のところへはもう行きませんでした。神の言葉についていろいろ分かってくるにつれ,自分の生きようとする意志は刺激を受けました。一番良い薬はこの知識でしたね。
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重度のうつ病患者が聖書を通読したら治ったという話ですが、到底信じられません。本当だとしたら、回復期にたまたま聖書を読んで、聖書のおかげと誤認したということでしょう。このような話を真に受けて、まともな治療を受けずに聖書通読を強制されているJWは世界に相当いるのでしょうね。結果は?当然悪化します。

うつ病の多くはセロトニンとノルアドレナリンという神経伝達物質が少ないことと関連し、薬物でそれらの神経伝達物質の再取り込みを阻害したりや放出を促したりすることが、重度のうつ病の治療に効果的ということが知られています。

この記事では「一番良い薬はこの知識でしたね。」と聖書こそ治療薬と言っています。病気の人には危ない宗教ですね。

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塔 2005 9/15 大勢の人がエホバの崇拝を受け入れる

クロアチアのザグレブに住む精神科医の女性は,自らの感情面の問題のために治療を求めて,有名な同業者を訪ねました。驚いたことに,その医師はザグレブにあるエホバの証人の支部事務所の電話番号と,知り合いのエホバの証人の名前を教え,こう言いました。「この人たちは助けになってくれると思いますよ。あなたを教会に行かせても,そこには命のない像があるだけでしょう。だれも話をしていないし,何もかもが暗い。教会が助けになるとは思いません。ほかの患者さんもエホバの証人のところに行かせましたが,あなたにとってもそれが一番だと思います」。証人たちがこの女性を喜んで訪問し,間もなく聖書研究が始まりました。数週間で,その精神科医は,神の目的を知って人生が意義あるものとなった,と喜びを語るまでになりました。
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クロアチアの精神科医が聖書研究でよくなったという話ですが、具体的にどのような症状で、どう改善したのかはよくわかりません。「人生が意義あるものとなった」と言っていますので、精神科的な問題ではなかったのかもしれません。極めてあいまいな内容の記事ですが、精神科医の治療より聖書研究の方が役立つという印象を与えることには成功しているのではないでしょうか。

しかし、精神科医が「有名な同業者」に相談に行って、JWを紹介されるなんてことがあるのでしょうか?もしそうだとしたら、その「有名な同業者」とJWの関係はどのようなものなのでしょうか。「ほかの患者さんもエホバの証人のところに行かせましたが,あなたにとってもそれが一番だと思います。」と言っていますが、この人は今も同じことをしているのでしょうか?日本をはじめ多くの国では考えられません。

*まとめ*

JWは信者が精神科医を受診することを好まず、精神科医から治療を受けるよりも聖書による治療を勧めています。そのような反精神医学の宣伝と真偽不明の聖書による治療の成功話を繰り返しています。これは精神疾患をかかえるJWの精神状態をさらに悪化させるものです。

JWは、信者の精神的な健康をよりも、組織の体面と幸福な民というウソを維持することを重視しているからでしょう。

JWということでストレスの多い生活を強いられ、まともな治療も受けられないでいる精神を病んだJWは本当に気の毒です。自殺者がさらに増えるのではと心配です。JWが反社会的で危険な宗教というのがよくわかります。

JWは身体と精神の両方が極めて強健でなければ務まりません。どこかに不調を感じたら、JWの辞め時です。不調を感じたら集会や奉仕などに行かずに病院に行きましょう。そうしたからと言って、JWの神様と違って、真の神様はあなたを滅ぼすなんてことは言いません。

というわけで、反医学、とりわけ反精神医学でまともに治療を受けさせないJWは、へんだよ!

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