ログインしていません。

#1 2015年08月24日 14:55:22

モトシモベ
ゲストユーザー

日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

ここ数年間の傾向として、「日本語出版物の翻訳が滞っている」と感じています。

たとえば今年の大会発表文書が「まだ翻訳中」であることに、大きな驚きを感じました。
日本語の出版物に限定すれば、ここ十年以上は記憶にないほどの「異常事態」です。(表立って公言する人は少ないですが)

もっとも顕著な例が、改訂版の「新世界訳聖書」です。(確か去年、ハングルの翻訳が完了しましたね)
雑誌のページも半減し、コンピュータ技術も進歩し、翻訳者のリソースも十分なはずなのに…まだ完了していないのです。
多くの現役JWが、いまも肩すかしを食らった気持ちでいることと思います。

協会自ら「もっとも重要な書物」と公言している聖書なのに、「日本語聖書の翻訳がこれほどまでに遅延している」理由はなんでしょうか?

1) 日本支部のポジショニング(位置づけ)が、未だかつて無いほど低下していることの表れ、2) 本部は日本JWを「金のなる木」程度にしか考えていないことの表れではないかと、わたしは考えています。

わたし個人としては…
動画配信やブロードキャスティングを乱発して、お茶を濁されているような気がしてなりません。
そもそも聖書や大会発表物に先んじて、そのような「映像作品」の翻訳をおこなう必要があるのかすら、わたしは疑問に感じます。
もはや「より重要なこと」すら見極められなくなったのかと、嘆かわしい気持ちです。

先輩の皆さま方は、どのようにお考えでしょうか?
率直なご意見を聞きたく思い、新規スレを立ち上げました。(スレッドの乱立、申し訳ありません)

#2 2015年08月24日 17:55:46

鬼太郎
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

モトシモベさん よく観察されておられますね、、、。
気が付きませんでした、、、。

以下は推測ですが、、、
1980年代に雑誌がカラー化した時の話です。
米国では白黒でした。つまり、、、信者数の増加が見込める国や地域に対しては資金を投資して
そうではない国地域ではコスト削減 厳しいビジネスの世界です。

1990年代、日本の各会衆の贅沢な設備 例えば音響機器等 等が目立ちました。
統治体は『世界的な必要を考え資金を回すように』、、つまり日本の会衆は自分たちの
お金を他の地域や国のために回すようにと、『励まされ』ました。
特に記念式の出席者数の増加率の鈍化から、統治体は近い将来日本の信者数の増加が頭打ち
となることを予測していました。記念式の出席者数の増減は一種の先行指標です

翻訳が滞っているのも、どうせ日本では信者の増加が見込めない と統治体が判断して
他の国の出版物の印刷等の仕事をさせているのでは?と想像してしまいます。
これだけ問題山積の組織です。なんとか誇れるとしたら全世界的な宣教活動と信者の増加しか
ありませんから、、、。

#3 2015年08月24日 20:46:50

通りがかりですが
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

モトシモベさん

そもそも改訂版(英語)が作られた経緯からすると、日本語の改訂版が必要だとは思えません

ちなみにドイツ語やフランス語でも出されていませんよ。
数十年程度では英語の場合ほど変化していませんので。

#4 2015年08月24日 21:24:08

モトシモベ
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

はじめまして。
その他の言語については、明確な情報を知らなかったので助かりました。ありがとうございます。

よろしければ、ひとつ教えてください。

通りがかりですが さんの発言:

そもそも改訂版(英語)が作られた経緯からすると、日本語の改訂版が必要だとは思えません

「経緯」とはつまり「多言語翻訳の底本にするための改訂版」ということでしょうか? (改訂版の発表について読んだとき、わたしはそんな風に感じました)

不勉強によるお願いで申し訳ないのですが、もう少し具体的に書いていただければ助かります。
お手数ですが、参照先も記載いただけますか?

ここ数年の出版物は斜め読みばかりなので、わたしが見落としていたかもしれません。
よろしくお願いします <(_ _)>

#5 2015年08月24日 21:32:46

カレブ
Administrator

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

翻訳の速さはJW人口と比例していないみたいですね。
NWT改訂版と「偉大な人」改訂版の翻訳状況を見ると

日本語は両方ダメで、韓国語は両方翻訳済
スペイン語は両方ダメで、ポルトガル語は翻訳済

日本語 × ×
韓国語 ○ ○
スペイン語 × ×
ポルトガル語 ○ ○

JW人口からするとスペイン語と日本語の需要は高いでしょうから
人材確保の問題なのかもしれないですね。

新しい「偉大な人」の本は
統治体が急きょ改訂版を出すことを決めたのかもしれないですね。

英語を少し読むと昔の「偉大な人」とそれほど内容は
変わらないようですから、本来それほど時間がかかるものでは
ないと思います。

変わった部分はイエスが人工衛星の出現を預言していたとか
そういう部分でした。
あと、忠実で思慮深い奴隷とかの説明とかも変わってると思います。

イエスの人工衛星預言の挿絵は結構好きだったので
残念です。

追記:
これがなくなりました。
1440419674_o0400036312540927566.jpg
「天のもろもろの力は揺り動かされるでしょう」

オフライン

#6 2015年08月24日 22:15:07

モトシモベ
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

カレブさん

はじめまして。
情報をありがとうございます。

今回わたしが「異常」だと感じたのは改訂版聖書ではなく、どちらかというと発表文書に対してでした。
少なくとも2000年代に入ってから、日本支部が原稿を落としたのは今回が初めてです。

そこで今回の件については「統治体の神慮」が働いたのでは…と考え、投稿してみた次第です。

もちろん他言語の状況は知らないので、多くの推測を含んでいます。
情報をお持ちの方が現れるかも…との淡い期待もあります (笑)


話は変わりますが、わたしは某国の小さな支部事務所を知っています。
その支部でのほとんどの奉仕は翻訳です。
各工程につき、片手の指の数に満たない奉仕者が日夜翻訳に携わっていました。

それだけの人材にもかかわらず毎号の雑誌 (まだ32ページだった頃) をすべて翻訳し、大会の発表文書も (ほぼ毎年) 欠かさずに完訳していたのです。
全体で40名に満たないベテル奉仕者 (翻訳者は十余名) がそれだけの仕事量をこなしていたことを、わたしは知っています。

些細な改訂であればなおのこと…「日本語の原稿を落とす」という決定について、わたしは理解に苦しんでしまうのです。

#7 2015年08月24日 22:58:15

カレブ
Administrator

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

モトシモベさん こんばんは。
はじめまして でしたね。m(__)m

日本の支部の工場見学をした人が
ベテルの人が いまどき日本語フォントみたいなのを
のんびり作ってたとか言ってました。

記憶ではNWTの英語版の発表のときに演壇で統治体の誰かが
「日本人がフォントを作ってきたから採用してやった」
とか言ってました。

翻訳に関しては
韓国の翻訳チームのほうが気合いが入ってるんでしょうね。

オフライン

#8 2015年08月25日 00:34:50

野の花
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

カレブ さんの発言:

翻訳に関しては
韓国の翻訳チームのほうが気合いが入ってるんでしょうね。


国民性の違いもあるかも。

全般に日本人はおっとりしてるし、韓国人は毎日激辛キムチで気合い充分。

#9 2015年08月25日 00:36:44

ボアネルゲス
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

「イエスー道、真理、命」は日本語版も改訂版の新世界訳から引用されるとのことで、聖書の翻訳が終わらないとこちらの書籍も出せません。
逆に言えば日本語版の聖書の翻訳も進められているということです。

個人的に聖書の日本語翻訳はそれほど簡単では無いと思っています。
助詞の付け方など些細な事で意味が限定されるからです。例えば英語でI am Jehovah.という文を訳す場合「わたしはエホバである」と訳すか「わたしがエホバである」と訳すかで意味が変わります。

出版物のように執筆者の意図がはっきりしている文章と違い、さまざまな捉え方の出来る聖書の翻訳は、誠実に行おうとすればするほど難しくなると思います。

原稿を落としたとか、ポジショニングがーとか、たとえ信用出来ない組織に対してでも、何でもかんでもネガティブに考えなくてもいいんじゃないかなーと思ってちょっとコメントしました。

スレ汚し失礼しました。

#10 2015年08月25日 01:27:42

カレブ
Administrator

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

ボアゲルネスさん
なるほど 「イエスー道、真理、命」の本は改訂版新世界訳から引用する指針があるわけですね。

日本語とハングルの違いはよくわかりませんが、日本語が他の言語に比べて繊細なのはわかります。

以下の点については「新世界訳」聖書については、あまり当てはまらないのではないかと思います。

>出版物のように執筆者の意図がはっきりしている文章と違い、さまざまな捉え方の出来る聖書の翻訳は、
>誠実に行おうとすればするほど難しくなると思います。

わたしも以前は新世界訳聖書の多言語への翻訳はヘブライ語やギリシャ語の原文を
意識しているものだと思っていたんですが
支部マニュアルがリークされて、それ読んだ時に
予想と全然違ったので驚きました。

以下 支部マニュアルから引用です。

46. BIBLE TRANSLATION: When there are sufficient
translators and there is the prospect of an adequate cir
culation of the complete Bible, a request may be made to
the Writing Committee to begin work on the New World
Translation. A regular edition of the Christian Greek
Scriptures without marginal references will be published
first. It is not necessary for Bible translators to know
Hebrew and Greek. They do not necessarily have to be
the translators with the most experience, but they should
be good translators who are both faithful and willing to
follow directions very closely. Both brothers and sisters
may be used.

ざっと訳すと

・聖書翻訳者はヘブライ語やギリシャ語の知識は必要なし。
・必要なのは指示(組織の)に忠実に従うこと。
・兄弟でも姉妹でもよい。

とのことなので
基本は聖書の原文の意味を理解するという前提はなくて
英文新世界訳が何を意図して訳しているのかを理解できればよくて
他の出版物と同じように「執筆者の意図(英文の)」を把握できれば
良いというものだと思います。

ただ、普通の出版物に比べて慎重に訳そうとするのは
気持ちとしてあるでしょうから、日本人の几帳面さとか
日本語の独特な訳しづらさとかはあるんでしょうね。

オフライン

#11 2015年08月25日 02:20:56

ボアネルゲス
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

カレブ さんの発言:

基本は聖書の原文の意味を理解するという前提はなくて
英文新世界訳が何を意図して訳しているのかを理解できればよくて
他の出版物と同じように「執筆者の意図(英文の)」を把握できれば
良いというものだと思います。

説明が下手ですみません。

原文の意味と言うよりは、英語の状態なら幾通りに解釈出来る文章を、日本語にするとニュアンスを固定してしまう可能性があるという事です。日本語は細かなニュアンスを正確に表現するには適していますが、聖書のようにいろいろな事柄に当てはめ(こじつけ)られるよう、意味に幅を持たせるのには向いていないという感じでしょうか。

#12 2015年08月25日 07:09:09

モトシモベ
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

おはようございます。
興味深い示唆に富む書き込み、ありがとうございました。
仰るとおり、「完訳版新世界訳の完成を重視していることの現れ」と考えることも可能ですね。
日本人的に考えると、十分にあり得る話だと思いました。

わたしも翻訳(特に日本語)の難しさは知っているので、ボアネルゲスさんの言いたいことはよくわかりました。
ただ、あの組織の日本語翻訳は機械翻訳に毛が生えた程度のものだと思っているので、あまりポジティブに考えられない…という個人的な感情があります。
実際、プロの現場でJW翻訳者は使えない…なんてことを聞いたこともありますし (笑)


改訂版を文書本文に含める点について、こんな話を知っています。

まだ新世界訳が発表されていない言語で出版物を執筆する場合、可能な限り新世界訳の部分訳を用いて執筆されます。
部分訳をプールするためのデータベースまで構築しているんだとか。 (内部用のライブラリ)

「だからなんだ」と思われたら困りますが (汗)
ちょっとした情報くらいに読んでいただければ幸いです。

#13 2015年08月25日 12:14:24

namu
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

信憑性がどの程度あるかよく分かりませんが、

とあるベテル奉仕者(新米の)から、昨年聞いた情報では、
新世界訳聖書の改訂版については、
これまで聖書翻訳の点で恵まれた状況に無かった言語が
優先されているそうです。

Koreanの場合も、この理由で早期にリリースされたようです。

この理由で、日本語やドイツ語やフランス語、スペイン語などは
後回しになっているのかもしれません。

現状で既に改訂版がリリースされている言語のリストをみると、
確かにそういう雰囲気はあるような気はします。


http://www.jw.org/download/?fileformat= … ZRQVNYVrXF

#14 2015年08月25日 13:05:59

カレブ
Administrator

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

Amharic
Azerbaijani
Azerbaijani (Cyrillic)
English
Estonian
Ewe
Fijian
Haitian Creole
Hiligaynon
Kazakh
Korean
Portuguese
Ukrainian
http://www.jw.org/download/?fileformat= … ZRQVNYVrXF

Namuさん さすがですね。この一覧の出し方がわからなくて
昨日は途中であきらめてました。

この一覧を見る限りJW人口は関係なさそうですね。

しかしこの一覧を見ると
優先順位というよりも やはり「気合い」のほうが
完成のスピードに関係ありそうな気がします。

オフライン

#15 2015年08月25日 16:59:39

鬼太郎
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

レベルの高い掲示板に戻りましたね、、、よかったよかった、、
変な輩の痴話喧嘩では、読む気も投稿する気もなくなります。
JWの時代を思い起こせば、、早く旧約の世界訳がでないかと待ちわびていたものです。
地域大会で世界訳が発表された時は、感激でした。
あの時は、純粋に組織を信じていたもので、、、。

#16 2015年08月25日 18:03:43

モトシモベ
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

鬼太郎さん

こんばんは。
日本語の新世界訳が発表された大会は、さぞや大きな興奮に包まれたことと思います。

わたしは新世界訳が既にあった時代からの人間ですが、別の言語で新世界訳ギリシャ語聖書が発表された大会に出席したことがあります。
その時の会場のどよめきと長い拍手を、今でも思い出すことができます。
日本語では当たり前のように発行されてきた雑誌や書籍でが、手元に届くまでの経過に思いを巡らして感動したものです。

当時の組織には、まだ「真理の響き」が僅かに残っていたような気がします。
記憶を美化しすぎかもしれませんが (笑)

きっと今回の発表物で翻訳がまだ終わっていない件も、現役JWの多くは「日本語の出版物が受け取れるありがたみが分かるわ〜。本当に感謝だわ〜」など、ポジティブに捉えているのでしょうね。


このような「ぶっちゃけトーク」が楽しめる掲示板は、本当に貴重な存在です。
場を提供してくださるカレブさんに、改めて感謝の気持ちをお伝えします。

#17 2015年08月25日 18:40:10

ラハム
メンバー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

わたしは日本語版新世界訳聖書が発表された地域大会に出席しています。
横浜の花月園競輪場だったと思うのですが…。
1982年7月だったと思います。研究生時代から
文語体聖書で理解するのはほんとうに難しかったですから、
実にうれしかった覚えがあります。
知り合いの兄弟に頼んで黒く硬い表紙を本革の柔らかい表紙に交換しました。
1982年版は総振り仮名で1985年版より読みやすいです。
今でも所蔵して大事に使っています。

オフライン

#18 2015年08月25日 19:02:51

鬼太郎
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

1982年7月 忘れられない地域大会でしたね。
それまでクリスチャンギリシア語聖書と文語訳の分厚い聖書でカバンが重くてしかたがありませんでしたが、、、、、。
感激しました。あのころは純粋でした。
文語訳は、疑問なのか否定なのか強調なのかの判別が難しいと感じましたが、
ともかく重々しい響きが好きでした。

#19 2015年08月25日 20:32:28

1,000時間奉仕者
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

わ~、懐かしいエピソードの数々!

>鬼太郎さんも文語の方がおごそかでいいと感じたクチですか、私もです。
賛美の歌が口語になってガッカリした覚えがあります(笑)

黒の聖書と緑の聖書 (^^♪が分かれていたころ、ある手先の器用な姉妹が文語聖書からマタイ~啓示の部分を丁寧に剥がし、緑のハードカバーを取り外して黒聖書のマラキの後にくっつけて製本!していました。判の大きさが違いますから当然、段々がついて美しいとはとても言えない出来上がりでしたが、それを見た姉妹たちが「あ、すごい、私のも作って!」「私も!」と引っ張りダコになり、晴れて一冊に合体した「せいしょ」を手にニコニコと集会で使っていたのを思い出しました。

私の分もあったはずなんですが、あれ、どこやったっけな……

**********

他言語への翻訳について、関係しそうな事情に接したのでご紹介します。

ろう者(以前はろうあ者と呼んでました)のことを英語で Deaf(デフ)といいます。頭を小文字にすると、ただの「聞こえない人=かわいそうな障害者」っぽく響くのですが、大文字で書くと「手話という言語を話せる・使える民族(だぞ、エッヘン!」みたいな意味が含まれてきます。

当初フランスからの輸入モノだったアメリカ手話(ALS)は、今のところ世界的に最も発達した手話言語だそうです。

そして、動画を送るための道具としてビデオテープからDVDに、さらにネット配信されるようになってからは、協会の出版物の充実ぶりには目を瞠るものがあります。毎週の「塔」研究記事はもちろんのこと、各種文書やブロシュア、そして新世界訳は、ギリシャ語は全巻、そしてヘブライ語は現在のところ9書が翻訳済み。次いでブラジル手話がこれを一馬身差で猛追しています(笑)。うらやましいを通り越して、妬ましいくらいです f(^^;)。

スマホ、タブレットがこれだけ普及して最も恩恵を受け、集会や奉仕のスタイルが劇的に変わったのはデフの世界だろうと思います(ジョブズよ、あなたは偉かった)

ギリシャ語完訳が出てからは出版物の聖句“朗読”は(ギ語)すべて、翻訳済みの節の動画を必要部分だけ切り取って地の文の間に挿入するスタイルになりました。

と・こ・ろ・が! ハード面では世界をリードしているはずの日本の日本手話(JSL)およびJW界での手話翻訳事情は、意外や意外、世界標準で見るとベスト10に入れるかどうか、といったところ。

分かりやすく数字で示すと……

早くから135曲が出揃ったASLに対して、JSLの賛美の歌(手話にも歌があるんですよ!)は欠番=未翻訳が13曲(これでもまだいい方です、つい最近まではNo. 1~55までの持ち歌の中だけで使えそうな歌を選んでましたから)。

ブ・書籍はASL=41に対しJSL=34(これは大健闘)。

そして肝心かなめの新世界訳はJSL=ゼロ!(豊橋に行ってないので、もしかすると大会リリースされたかも)。
「アルファベット言語に比べてアジア言語は不利だからなのかな?」と思っていましたが、お隣の韓国手話では既に四福音書が完訳・配信されていますから、理由になりません。

(注:これにはデフ界特有の事情もあります。ASLはもちろんのこと、ブラジル、メキシコ、ロシア、そして韓国などは、日本に比べて手話が社会的にやや高い地位?を与えられていて、未信者のデフたちも権利意識が高かったり、言語的にも進歩したりしていますが、日本ではろう者があまり恵まれた環境にありませんし、言語としてのJSLも――誤解を恐れずに言えば――やや「原始的」で確立されていない、という側面も関係あるかもしれません。だから一概にJWの怠慢、とまでは言い切れない)

前置きが長くなりました。

こんなJSLでも研究記事は各号・各週キッチリ翻訳されていて、部門の皆さんには頭が下がりますが、記事の中で頻繁に「聖書を定期的に読みましょう」「個人研究で黙想しましょう」「野外奉仕で聖書を活用しましょう」と言われる度に、「新世界訳がゼロの日本で、どうやって聖書“通読”をすりゃいいの?」「戸口で相手のデフに聖句を見せる時どうすんの?」と疑問に思ってきました。

とある手話大会で、顔見知りの長老にそのこと(JSL聖書がないのにできるわけがない)を尋ねました。ちなみに、JSLの研究記事中で読まれる聖句は、出るたびごとに朗読用の兄弟が左からスライドして現れて、読み終わったらまた戻る、という方法でなら、聖句の“断片”のような新世界訳に触れることができます。

「あれはね、要するに(断片)聖句を含めて、ベテルから入手できる動画出版物すべてを指すんですよ。だから、協会のDVDを読破すること=聖書朗読、ってこと」というのが彼の答えでした……

各出版物の翻訳&表出に携わる皆さんの最大の関心事は、パタソンの意向は何か?のように見えます。JSLは原始的であるがゆえ、回りくどい(=曖昧な表現で煙に巻く)言い方ができない分、統治体の言いたいこと・本音がモロに伝わってきます。

で、ここへ来て、「……they should be good translators who are both faithful and willing to follow directions very closely」(by カレブさん) ――組織のディレクションに忠実――を見て、納得。つながりました。

長くなって申し訳ありませんが言いたいこと、伝わったでしょうか?

#20 2015年08月25日 22:23:28

1,000時間奉仕者
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

追記:

>ラハムさん

でしょ、でしょ?  あの総ルビ聖書、良かったでしょ?(^^)
真ん中に余計な?柱がない分、目に優しい……(いかに個人研究してないかバレバレ (^_^;)

あの82年モノ、会衆の前途有望?な小学生の男の子に「しっかりやれよ、期待してるぞ」のつもりでプレゼントした(全漢字にルビだったから)んだけど、その子、集会来なくなっちゃった (^_^;)。

あれ、返してくれ~、アーカイブにするから!

#21 2015年08月26日 00:31:00

セロー
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

鬼太郎 さんの発言:

1982年7月 忘れられない地域大会でしたね。
それまでクリスチャンギリシア語聖書と文語訳の分厚い聖書でカバンが重くてしかたがありませんでしたが、、、、、。
感激しました。あのころは純粋でした。
文語訳は、疑問なのか否定なのか強調なのかの判別が難しいと感じましたが、
ともかく重々しい響きが好きでした。

わぁ、なんて懐かしい(^ー^)
小学生で神権学校の割当を口語体聖書でやるのはキビシカッタですねぇ…

黒い聖書&緑の聖書&ピンクの歌の本…私もあの頃は純粋でした(笑)

#22 2015年08月26日 01:22:32

ボアネルゲス
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

皆さん古い方多いんですね。

わたしはまだ小さい頃でしたのでなんとなくしか覚えていませんが、緑のギリシャ語聖書も、欄外参照が付く前の聖書もまだ持っています。

改訂版は内容はともかく見た目がカッコいいので少し楽しみです。

書籍に関しては「偉大な人」よりも「啓示の書」の方が早急に改訂した方が良いと思いますが…

そういえば、改訂と言うほどではないですが、特にアナウンスもなく「死者の霊」のブロシュアーが更新されたり、先日もJWライブラリー版のみ「エホバに近づきなさい」が更新されています。暇があれば何が変わったのかチェックしたいのですがなかなか出来ない今日この頃です。

#23 2015年08月26日 07:18:24

1,000時間奉仕者
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

” 重箱の隅 ” シリーズ (^^;):

>セローさん:

>小学生で神権学校の割当を口語体聖書でやる

第二の話の朗読が大変だったのは「文語体」だったのでは?
私も「エステル記」の生々しい殺戮部分を読むハメになったときは、意味も分からずひたすら引っかからない音読を何十回も練習してました。でもあれのおかげで、中学高校の古文の試験は鼻うた歌っててもできました、感謝感謝。

そして第二の話は文字通り、ハナシであって、本文朗読の前後を短い序論と結論で挟む「ハンバーガー型」だったので、まだ年端も行かない小学生であってもスピーチを考えだして綺麗にまとめる、という作業が必須で、あれが知らず知らず第四の話(聖句の引用よりスピーチの方が長い)に備える良い段階も踏めましたしね。

第一が朗読のみとなってからの新しい人たちは、あれ無しでいきなり5分のスピーチが当たるんですから気の毒です。

※ あ、そうだ、女の子たちも第二の話が割り当てられていた時期があったはず。もちろん一人ではステージに立てませんから、相手役の姉妹と二人で短く会話を交わしてから本文朗読、そしてシメという型式でした。ごく短い期間だけだったけど(これってローカルルール?)

>ボアさん:

>書籍に関しては「偉大な人」よりも「啓示の書」の方が早急に改訂した方が良いと思いますが…

書籍研究いちばん最近のをやる直前に、「啓示」の本を持ってないはずの新人用に追加注文で届いたやつは、ソフトカバーで中味がすでに変更済のオンパレードになってるはずです。
すでに持ってた方々のためには、王国宣教のオリコミか何かで「訂正部分一覧」のようなものが配られて、該当部分を探し出し、メモしたり糊付けしたりする結構めんどうな作業を強いられませんでしたっけ?

>特にアナウンスもなく

あれ、困りますよね~。
いちばんマゴついたのは「教え」の本p.59の右上のローソク。大会ですぐ受け取った第一版のには火が消えた後の煙が残っているのに、研究生に渡した分には煙がない! 野外宣教中にグループの中で話題になって初めて変更に気づきました。まだ研究が6章に入ってなかったからセーフでしたが。

あのさ、変えてもいいから集会で言ってよ~。「事件はベテルで起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」(by 踊る大捜査線)(笑)。いつか指摘した「論」の ”ネズミス膜いきなり削除” でも叫びましたけどね……

>賛美の歌が文語調(これは自分にツッコミ)

旧No.172「神の王国をいつも第一に求めなさい」の最後のサビ
「エホバ あかしせよ またくつかえて~」

「また 靴 替えて」?

王国を第一にすると伝道いっぱい出て、靴がすり減って、新しいのを買わなくちゃならないのかな……(爆笑)

これって全国ネタですよね??

#24 2015年08月26日 07:52:12

ラハム
メンバー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

第二の話が文語体聖書の朗読で行われている時代、
知り合いの男性を集会に連れて行ったとき、
彼は「お経を」聞いているようだと言っていました。
その割り当てが女の子にもおこなわれていたのはわたしもおぼえがあります。
文語体聖書は聞きなれない日本語ですから理解するのが難しかったですが、
組織を離れ、改めて読み直してみると非常に含蓄があって
味わい深い翻訳だと感じました。
現役時代、文語訳のことを「名訳だ」と言っていた
年配の姉妹がいたのですが、今のわたしは同意できます。
ときどき、読み直して楽しんでいます。

1,000時間奉仕者兄弟、かな? が言われているように
わたしも漢字を読むのが難しい小学生低学年の子のために
総ルビの新世界訳を探しまわりプレゼントしていました。
やはりその子も集会に来なくなりましたね。
今になれば貴重な聖書かもしれません。

1,000時間奉仕者兄弟が書かれた歌の解釈は面白いですね。
わたしは手動の車いすで1,000時間していて
タイヤがすり減り半年ごとの交換していました。
もちろん、福祉制度で交換してもらったので無料ですが、
福祉事務所の担当者から「元気に動き回れてよい」と
褒められていました。今になれば皮肉のような気もします…。
当然、担当者に悪意はないのですが…。

新世界訳聖書の新しい版は「意訳」だそうですね。
わたしは統治体が意訳された聖書を使い、
意訳してみたらこれこれのことが分かったと
新しい預言や解釈を発表して古い教えとすり替える方策に
出ているのかもしれないと、彼らの動向に注意しています。

オフライン

#25 2015年08月26日 07:54:38

セロー
ゲストユーザー

Re: 日本語出版物の翻訳遅延と日本支部のポジショニングについて

1000時間奉仕者さん

おはようございます…(・・;)なんてこった!!
「文語体聖書」ですねw

ありがとうございますf(^^;)

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