#28 2015年07月28日 08:33:45
- silentlambs
- メンバー
Re: 70人訳について
オフライン
#30 2015年08月03日 14:12:39
- ささらほーさら
- ゲストユーザー
Re: 70人訳について
ガリレオくんさん、こんにちは。
どうでもいい情報かもしれませんが、面白いと思ったので...
創世記で紹介されているエノクですが....
創世記4:17,18では、カインの息子として紹介されています(アダムから3代目)。
ところが
創世記5章では、セツの系列のアダムから7代目の子として紹介されています。
洞察を見ると、JWはこのエノクを別々の人として扱っています。
しかし、聖書学者は一般に、そのどちらも同じ人物とみています。
(確かに子孫のメトシェラ(メトシャエル)とレメクも同名です)
※これらも、創世記にみられる多くの重複記述のひとつとみることができますね。
そして、エノク書(全部の訳は手に入らなかったのですが)には
後に新約聖書に引用もしくは、その考えが取り入れらている記述が
とてもたくさん含まれていることがわかりました。
ユダ14,15以外に、例えばイエスの教えの中にも....。
エノク書の中では、
「万軍の主のみ名」に反する者が裁かれることや
選民や義なる者が天において祝福を受けることなどが(エノクの見た異象として)描かれています。
その者たちが、天の祝福された立場で「人の子」と共に食し、とこしえに彼と共に寝起きする....とか
「人の子」や「子羊」という表現も特徴的です。
もちろん、他の書物同様「寄せ集め」と思われますが、
これだから、70人訳には入っていたし、1世紀のクリスチャンも使っていたけど
ユダヤ人のラビたちが集まって(ユダヤ教の正典を)検討した時には省かれたのだと思いました。
ユダヤ教の信仰に天的な希望や天的メシアを入れる訳にはいかなかったのでしょうね。
全体的に見ると「ソロモンの歌」なんかよりずっと「クリスチャン的」な印象を受けます。