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#1 2016年09月15日 14:43:25

カレブ
Administrator

カトリックの混宗婚について(分岐)

/////

このスレッドは他のスレッドから分岐です。
http://www.jwstudy.com/bbs/viewtopic.php?id=352
上記スレッド#21以降から

/////



iris さんの発言:

カトリック教会では、カトリック信者とカトリック以外のキリスト教信者との結婚を混宗婚、
カトリック信者とキリスト教以外の宗教の信者・無宗教者との結婚を異宗婚といいます。
教会法では、混宗婚が合法となるためには、教会権威者の明示的許可が必要であり、
異宗婚が有効となるためには、障害の明示的免除が必要であることになっています。

明示的許可、明示的免除が与えられるための条件:
・結婚する両者が、結婚の本質的な目的と特性を知り、それを拒否しないこと。
・カトリック信者が自分の信仰を保持し、子どもにもカトリック教会で洗礼を授け、
カトリック教会での信仰教育を授けることを保証する義務があり、
そのことを、カトリック信者でない相手にも知らせる必要があることを確認すること。

iris さん 書き込みありがとうございます。
カトリックのこのあたりの規則を知らなかったので助かります。

この部分だけ見ると
結構 カルトっぽいですよね。

オフライン

#2 2016年09月15日 15:38:39

iris
メンバー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

カレブさん、コメントありがとうございます。

カルトっぽいですか?
結婚に際して、宗教の問題をうやむやにしておくと、後になって大問題になりますよ。
お互いの信仰について、さらに子どもの信仰教育について、確認しておくことはどうしても必要です。
私はカトリック教会にこのような教会法があるのはむしろ信者に対して親切だと思います。

カトリック教会は信者でない人に対しても親切でして、信者でなくても教会で結婚式を挙げたい人は
教会の結婚講座を受ける必要があります。
私の妹とその婚約者も、結婚生活で重視することは何か、とかさんざん考えさせられたそうですよ。
単に結婚をしたいのではなく、良い結婚をしたいのなら、それなりの覚悟が必要です。

私がカトリックであることを知ったとき、夫はかなり悩んでいました。
実家の法事はできるのか、一緒にお墓に入れるのか、どうして宗教やってるの?? などなど。
これからずっと一緒に生きていこうという相手なら、きちんと話し合うのが当然だと思います。
私の受洗時には反対していた母も、結婚のあいさつに来た夫に、娘はキリスト教だけど大丈夫かと
確認していましたよ。結婚してから大丈夫でなくなったら困るでしょう。

夫はちゃんと、私には子どもに洗礼を受けさせる義務があることを知っています。
私としては今のところ子どもに洗礼を受けさせる予定はありませんが、子どもが希望したときには
夫と相談することができると思います。
ふたりの子どもだから、ふたりで決めようねというのが私たちの約束です。

編集者 iris (2016年09月15日 15:45:41)

オフライン

#3 2016年09月15日 17:44:29

カレブ
Administrator

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

IRISさん 返信ありがとうございます。

>結婚に際して、宗教の問題をうやむやにしておくと、後になって大問題になりますよ。

これは同意します。

>お互いの信仰について、さらに子どもの信仰教育について、確認しておくことはどうしても必要です。

これも 個人的なレベルでは必要と思います。

しかし、教会が子どもの宗教教育について教会の権威に基づいて
結婚に関連して縛りを与えているところがカルトっぽいです。

わたしは専門的にカトリックについて調べてるわけでもないので
あまり強く主張できる立場ではないのですが、
どちらかと言うとカトリックのカルト性がやわらげられているのは
バチカンの公式見解よりも一般信者の努力によるものと感じます。

さきほど検索して Wikipediaのノートを見てみました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E … 3%E3%83%B3

そこでのコメントを見ると興味深いものがありました。

Wikiノート さんの発言:

・カトリック教会の公教要理(1936年)でも「異教人」との結婚を原則的に禁止し、重大な理由がある場合、特別に許可を得ることができるとされている。

という記述ですが、1936年の公共要理というのは古過ぎやしませんか。カトリックの教義は第2ヴァチカン公会議で大きく見直されており、現在のカテキズム(1992年)で確認しましたが「原則禁止」なんて書いてありません(カテキズム1635)。教会権威者の「明示的免除」が必要だというだけです。個人的な話をすると私の結婚もこれに該当していますが、神父さんがその場で即座にOKを出しました。

この方は今は「原則禁止」と書いていない、ただ「教会権威者の「明示的免除」が必要だというだけ」と述べています。

何が興味深いかというと
「教会権威者の「明示的免除」が必要だというだけ」 は「原則禁止」と同じだと思うのですが
信者の方は、どうにかカトリックの権威主義の側面を和らげようとして努力してるんだなーと
感じられるところです。

Wikiノートの方も非信者との結婚を
「神父さんがその場で即座にOKを出しました」
とのことで、それはそれでよかったと思いますが
話のわからない神父さんだったらどうなるんだろ?
とも感じます。

ちなみに
irisさん自身にはカルトっぽさは感じません。
ただカトリックの「公式見解」には
カルトっぽい要素がいろいろあるんだろうなと思います。

オフライン

#4 2016年09月16日 08:32:11

iris
メンバー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

カレブさん

一般信徒が「カトリックの権威主義の側面を和らげようとして努力してる」というのは
間違った印象だと思います。
Wikiノートの方は、本当に「教会権威者の明示的免除が必要=原則禁止」とは
思っていないでしょうし、信徒の実感としてはそれが正しいと思います。

外国の事情はわかりませんが、日本の一般的なカトリック教会では、信徒の結婚相手が
カトリック信者であるかどうかが問題になることはまずありません。相手が信者でないと
結婚できないことがあるなどという話は、日常的な話題にはなりません。要するに日本では
異宗婚も原則として許可されているわけで、これは当然ローマ(バチカン)も承知の上です。
日本の実情を考慮した運用になっているのだと思います。

結婚前の仲間内で、結婚するなら相手もカトリックがいいかどうか、などと話し合ったりも
しましたよ。自分の責任で決めなくてはならないからこその悩みですよね。
もちろん、中には話の分からない神父さまもいると思いますが、その場合は別の神父さまに
相談すれば、よほどおかしな相手でないかぎり原則通りの対応(許可)になるはずです。

編集者 iris (2016年09月16日 08:36:23)

オフライン

#5 2016年09月16日 13:43:28

カレブ
Administrator

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

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#6 2016年09月16日 13:47:53

カレブ
Administrator

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

iris さんの発言:

一般信徒が「カトリックの権威主義の側面を和らげようとして努力してる」というのは
間違った印象だと思います。
Wikiノートの方は、本当に「教会権威者の明示的免除が必要=原則禁止」とは
思っていないでしょうし、信徒の実感としてはそれが正しいと思います。

irisさん 返信ありがとうございます。

Wikiノートの方が本当に「教会権威者の明示的免除が必要=原則禁止」とは思っていない
というのはその通りで、そこが興味深いと思った点でもあります。

わたしは「教会権威者の明示的免除が必要」は「原則禁止」は
表現が違うだけで印象は同じでした。

信徒の実感としては”簡単に免除してくれた”ために、別に禁止されているわけではないのだ
という印象になっているのだと思います。

先ほど公式見解がどうなのかを

http://www.ewtn.com/v/experts/showmessa … anguage=en
ここを見ると
「Mixed Marriages」が日本語の「混宗結婚」に相当するものと思います。
お互いバプテスマを受けたクリスチャンでも、片方がカトリック教会での洗礼でない場合は

「Such marriages are prohibited and require the permission of a local ordinary to take place (canon 1124).」
「そのような結婚は禁止されており、地元の教会権威者による許可が求められている(カノン1124)」

となっていました。

引用元の「カノン1124」を参照してみると
http://www.vatican.va/archive/ENG1104/__P41.HTM

日本語訳が難しい英語ですが、やはり「原則禁止」だけどカトリック教会が許可したらOKという内容でした。

「異宗婚」に関しては「混宗結婚」より、もっと厳しい見方がされているように見えました。

あと ちょっとどうしても一言だけ 言いたいのですが

irisさん少し前のところで

>夫はちゃんと、私には子どもに洗礼を受けさせる義務があることを知っています。

と言われていますが、キリスト教やイスラム教では上の考えを
わりとさらっと言われるのですが

どの宗教でもいえることですが
わたしはその考え自体に「児童虐待」の要素があると思います。

これはあくまでも現代の基準ですが
過去に子供が親の宗教を受け継ぐのは当たり前であったとしても
これからは、そのような指針そのものが虐待の要素として
扱われるようになる時代がくるとわたしは思っています。

オフライン

#7 2016年09月16日 14:08:14

カレブ
Administrator

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

上の投稿 たまたまキリスト教圏とイスラム教圏の問題に関心があったので
「キリスト教やイスラム教」という言葉を使ってしまいましたが

子供への宗教教育の問題は 仏教系でも他の宗教でも同様にありますので
「キリスト教やイスラム教」という部分は訂正します。

オフライン

#8 2016年09月16日 15:20:02

iris
メンバー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

カレブさん

教会法上は混宗婚は違法です。また異宗婚は障害の免除を受けなければ無効です。
キリスト教国では、混宗婚も異宗婚もマイナス要因として扱われます。
周りが信者だらけなのに、わざわざ信者以外の人を選ぶからには、何か特別な事情が
あるのではないか、特別な配慮が必要ではないかと考えてもおかしくないと思います。
混宗婚も許可を受ければ合法になり、異宗婚も免除を受ければ有効になります。

細かいことを言えば、カトリック信者同士の結婚式はミサの中で行われ、
新郎新婦がお互いに結婚の秘跡を授けあいます。
混宗婚・異宗婚の場合は、ミサによる結婚式を行うことはできず、秘跡にもなりません。
秘跡というのは宗教的な恵みを与えるしるしで、カトリックでは非常に重要なものです。
ですから、周りがみんなカトリックの環境で、自分だけ結婚の秘跡を受けることが
できないとなれば、混宗婚や異宗婚を避けようとする動機になるかもしれませんが、
日本では混宗婚や異宗婚は避けるべきだという意識は一般にありません。

私も、ミサによる結婚式に憧れはありましたが、重要なのは結婚式よりもその後の生活です。

オフライン

#9 2016年09月16日 16:06:21

iris
メンバー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

カレブさんは子どもに宗教教育は必要ないというお考えのようですが、私は必要だと思います。
子どもにこそ、人間としてどのように生きるのがよいかをきちんと教えるべきです。

宗教嫌いの人は、宗教を一切排除するのがよいと考えがちですが、
人間が人間らしく生きるには宗教的要素を一切排除することは現実的に不可能です。
宗教をやりたければ大人になってやればよい、というお考えもあるでしょうが、
宗教的素養のない人が宗教を求めると破壊的カルトにはまりやすくなります。

子どもへの宗教教育が虐待に当たるかどうかは、そのやり方によります。
子どもの人格を否定したり、反社会的であったりするような教育は精神的虐待になりえます。
それは宗教教育に限りません。

オフライン

#10 2016年09月16日 17:23:27

カレブ
Administrator

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

irisさん
いつも丁寧な返信ありがとうございます。

>日本では混宗婚や異宗婚は避けるべきだという意識は一般にありません。

了解しました。実際の経験者の貴重な声をありがとうございます。

少し前の irisさんがあげていただいた統計

>参考までに、2014年に日本のカトリック教会で結婚式を挙げた人の統計です。
>信者同士205組 混宗婚67組 異宗婚971組 他宗600組 合計1843組

この数字見ても日本のカトリック教会で異宗婚が問題視されてない状況が出てますね。


iris さんの発言:

カレブさんは子どもに宗教教育は必要ないというお考えのようですが、私は必要だと思います。
子どもにこそ、人間としてどのように生きるのがよいかをきちんと教えるべきです。
宗教嫌いの人は、宗教を一切排除するのがよいと考えがちですが、
人間が人間らしく生きるには宗教的要素を一切排除することは現実的に不可能です。
宗教をやりたければ大人になってやればよい、というお考えもあるでしょうが、
宗教的素養のない人が宗教を求めると破壊的カルトにはまりやすくなります。
子どもへの宗教教育が虐待に当たるかどうかは、そのやり方によります。
子どもの人格を否定したり、反社会的であったりするような教育は精神的虐待になりえます。
それは宗教教育に限りません。

宗教が世の中にこれほど影響を及ぼしている以上
宗教について教育の中で子どもに教えることは必要だと思います。

しかし
>子どもにこそ、人間としてどのように生きるのがよいかをきちんと教えるべきです。

「人間としてどのように生きるのがよいか」を
宗教にしか説明できないと思っているならそれは間違いだと思います。

「人間が人間らしく生きるには宗教的要素を一切排除することは現実的に不可能」
が具体的にどのような点をさしているのかがわからないので飛ばしますが

>宗教的素養のない人が宗教を求めると破壊的カルトにはまりやすくなります。

現実的にみると エホバの証人を一番多く生み出しているのは
カトリックの国です。

>子どもへの宗教教育が虐待に当たるかどうかは、そのやり方によります。

その通りだと思います。
皮肉なことですが親がその宗教に熱心であればあるほど、虐待に近づいていくと思います。

irisさんは柔軟な方だと思うので 問題ないのでしょうが
以下の点

iris さんの発言:

・カトリック信者が自分の信仰を保持し、子どもにもカトリック教会で洗礼を授け、
カトリック教会での信仰教育を授けることを保証する義務があり、
そのことを、カトリック信者でない相手にも知らせる必要があることを確認すること。
私の結婚は異宗婚でしたので、自分の信仰を保持し、子どもに信仰教育を授ける云々という
確認書類に署名することになりました。

このあたりがどうしても気になってしまいました。

あまり話を進めるとスレッドの趣旨から離れちゃうので
少し戻したいと思います。

カトリックの見解で知らないことがたくさんあるので
いろいろ勉強になりました。
カトリック教会のカテキズムの要約の中古本をアマゾンで注文しちゃいました。

オフライン

#11 2016年09月17日 01:02:01

iris
メンバー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

カレブさん

母親だけがカトリックの家庭で子どもに洗礼を受けさせることがどれほど難しいか、
日本の教会は百も承知です。約束が守れないかもしれないことを承知の上で、
書類が揃えば異宗障害を免除してくれます。実情に合わせた柔軟な運用だからこそ、
妻に導かれて受洗する夫も少なくないのだと思います。

編集者 iris (2016年09月17日 01:03:40)

オフライン

#12 2016年09月17日 08:13:11

iris
メンバー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

カレブさんは育児雑誌とか幼児教材の類をごらんになったことがありますか?

生後1か月頃にはお宮参りに行きましょう。
離乳食が始まったら「いただきます」「ごちそうさま」を教えましょう。

と書いてありますよ。誰も虐待だと思ってないと思います。

オフライン

#13 2016年09月17日 10:18:09

カレブ
Administrator

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

iris さん おはようございます。

話がエスカレートしていかないように
わたしが言わんとしていたポイントを書きます。

・カトリック教会が信者の非信者の結婚に際して
・子供に宗教教育を授けること、ゆくゆくは子供に洗礼を施すことが
・親の義務であることを署名させる

この行為がカルト宗教っぽいと思いました。

・上記の署名にあるような
・子供を特定の宗教に属するものとして
・宗教信条や習慣を教え込んでいくこと

これに児童虐待の要素があると思っています。

この虐待の部分が一番反発受けると思います。
でも あえて厳しい表現を使っています。
iris さん個人には当てはまらないだろうなと
思うので そこは申し訳ないと思います。

どういう要素が虐待の要素になりうるか具体的に書きます。

例えば親が次のように教える場合です。

・生後1か月頃にはお宮参りに行きましょう。
なぜなら神道は真理でありお宮参りに行かないと地獄に落ちます。

・遠足のお宮参りにはあなたは行ってはなりません。
なぜならあなたは○○宗教の子だからです。

虐待に関連して一つ話を取り上げます。
ある国でカトリックの親の子供がいて
子供の親友(プロテスタント)が事故でなくなりました。
その子供は当時親が教えていた「プロテスタントのまま死ぬと地獄に行く」
という教えを本気で信じてその親友が地獄で焼かれることを想像して苦しんだそうです。
幸い大人になったときにその子は無神論者になり
トラウマからは解放されています。

エホバの証人でもある話ですが
「間近に迫ったハルマゲドン」の話を子供の教育として行い
大患難動画を見せられて、自分たち家族にも起きるかもしれない
大迫害について教育するとします。
子供は大人が考える以上に精神的なトラウマになります。

ちょっと席はなれますので ここまでで
続きはそのうち書きます。

>離乳食が始まったら「いただきます」「ごちそうさま」を教えましょう。

このての話の「宗教教育」は念頭にありません。

また具体例を指摘していただければ、どのようなものが
虐待の要素になるか書けると思います。

オフライン

#14 2016年09月17日 11:15:39

iris
メンバー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

カレブさんは、エホバの証人の問題に関心を持つまで、宗教について
興味がなかったんじゃないかなと思います。
エホバの証人の組織には問題だらけじゃないか、やっぱり宗教って良くないな、てな感じです。

宗教教育にもやりようがあります。子どもの心を傷つけるような教育はやり方がまずいのです。
子どもの心を傷つける可能性があるから、宗教教育は虐待だというのはおかしいでしょう。

幼い子どもを育てるのに、子どもと教育方針を相談することはできません。
親がよいと思うものを、与えるしかないんですよ。
その際に心得ておくべきなのは、子育ての目的は子どもを自立させることだということです。
いつかは子どもを親離れさせ、自分も子離れするのだという覚悟を持つことです。

私は日本人でカトリック信者ですから、日本の宗教的な伝統とカトリックの信仰に基づいて
子どもを育てています。子どもが社会でのびのびと生きていけるようにするためです。
エホバの証人の信仰教育は、子どもの心を傷つけ、エホバの証人の世界でしか生きていけない
人間を育てるようにできていますが、すべての宗教がそうであるわけではありません。
現代では国際社会でもお互いの宗教を尊重することが(少なくとも名目上は)常識です。

私の娘は自宅にある小学館の図鑑で「じごくとごくらく」の絵を見て、
「おりこうにしてるからじごくに行かないよね」と私に確認を求めてきました。
昔から、嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるよ、悪いことをすると地獄に落ちるよ、という話は
ごく一般的だったと思います。怖い話をしないことがよい教育だとは限りません。

卓球の福原愛選手は、3歳から卓球を始めていますが、平日4時間、休日8時間の練習を
毎日続けていたそうですね。福原選手は卓球の練習に疑問を持ったことはなかったかも
しれませんが、一般論から言えば幼児に単一の競技をこれほど練習させることは不適切であり、
心身に負担をかける可能性が高いといえます。
また、子どものためだと思い込んで習い事や勉強をさせ、自分の期待通りにならないと
子どもを責める親や、子どもの苦痛に気づかない親も少なくありません。
宗教教育でなくても、不適切な子育てはいくらもありますよ。

編集者 iris (2016年09月17日 11:30:10)

オフライン

#15 2016年09月17日 13:24:59

カレブ
Administrator

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

iris さん 丁寧なご意見ありがとうございます。
irisさんに 直接当てはまらないとしても
よい機会だと思いますので、このまま話を続けたいと思います。
外出中なので 返信が遅くなりますが よろしくお願いします。

>昔から、嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるよ、悪いことをすると地獄に落ちるよ、という話は
>ごく一般的だったと思います。怖い話をしないことがよい教育だとは限りません。

はい。 ところがキリスト教では 大人になっても
「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるよ、悪いことをすると地獄に落ちるよ」
真理だと信じるように教えるのです。

通常の道徳教育ではそのようなことはありません。

>卓球の福原愛選手は、3歳から卓球を始めていますが、平日4時間、休日8時間の練習を
>毎日続けていたそうですね。

スポーツ選手でもおそらく虐待的な親子関係は かなりの程度で存在すると
思います。その面では宗教教育と似ている部分もあります。
ケースバイケースだとは思います。

しかし、子供を「世界的な卓球選手にさせる義務」を負い
「卓球選手をやめたら永遠の命を得られない」とか
「他のスポーツ選手は救われません」と
教えるなら ほぼ100%虐待の範疇になります。

違いを理解していただけますでしょうか?

そして
>宗教教育でなくても、不適切な子育てはいくらもありますよ。
これは100%同意します。

オフライン

#16 2016年09月17日 13:36:44

カレブ
Administrator

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

iris さんの発言:

私は日本人でカトリック信者ですから、日本の宗教的な伝統とカトリックの信仰に基づいて
子どもを育てています。子どもが社会でのびのびと生きていけるようにするためです。

すみません。念のために言いますと
irisさんが柔軟性のあるカトリック教徒であることは
これまでの返信で重々承知しております。

わたしの返信のほとんどは irisさんに直接充てて書いているものではなく
子供の宗教教育に関してわたしが感じている原則的なものを述べているだけですので
ご自身に対するものであると受け取れないでいただければと思います。

よろしくお願いします。

オフライン

#17 2016年09月17日 14:04:20

カレブ
Administrator

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

途中 失礼します。
以前に読んでとても面白いと思ったクリスチャン2世の方のブログがあったのを思い出して
いま検索して見つけました。

http://exchristian.blog80.fc2.com/blog-entry-155.html

たぶん両親がプロテスタント家庭の方です。
いわゆるクリスチャン・ホームのほうが子供の教育に注意が必要ではないかと思います。

とても参考になる記事です。

オフライン

#18 2016年09月17日 18:05:25

ジョエル
ゲストユーザー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

おバカ系と売り出されていたアイドルの子が結婚して親になり、二人目の子ができると上の子がなにかにつけてねたんでいじめるので、「明日、神様のところへ行ってもう○○はいりませんて返してくるから」と悲しげに言ったそうです。

神様がいるかどうかは別にして、返しに行く、は嘘です。

でもその子もしばらくすると涙ながらに戻ってきて、「お母さんごめんね、もう○○のこといじめないから返しにいかないで」と言ったそうです。

この親はキリスト教徒でも仏教徒でもなく、特定の宗派の洗礼や信仰教育を授ける義務もありません。逆に、親自身が本気にしていない(嘘だと分かっている)からこういう言い方ができます。


神様(この場合は嘘)を持ち出さない方法もあるのになぜ、このような教え方にも一定の効果があるのか、それが宗教なのか心理学なのかは知りません。人間が人間らしく生きるため、子ども何かの信仰教育が必要だと考える人たちの需要として宗教はあっていいのかもしれませんが、それが何かの聖域や権威にされてしまうのではなく、問題や弊害があるなら指摘されるべき、とも思います。


ただ今回は宗教教育の是非ではなく、カトリックという一宗派の決まりごとに、少なくとも文面上は、異宗婚や混宗混の明示的許可の条件として、子どもに洗礼やカトリック教育を授ける義務が担保されている、という点です。

もともとは質問されたことに対する御回答ですし、JWのようにカルトチックにではなく、日本の実情を考慮した柔軟な運用がされている、ことは十分に伝わったと思うので、その辺でいいんじゃないでしょうか汗

#19 2016年09月18日 00:36:58

iris
メンバー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

ジョエルさん、コメントありがとうございます。

私がしつこく反論するのは、カレブさんには宗教全般に対する偏見や無理解があるように
感じてしまうからです。これは4年前に初めて意見交換をした時からあまり変わりません。

カレブさんは、宗教についてはエホバの証人の事情にいちばん詳しいようにお見受けします。
つまり、エホバの証人の組織には問題がある、ほかの宗教組織にも類似点がある、
したがって宗教には問題があるという理屈になっているように思えます。

私に言わせれば、エホバの証人の組織、もっと言えば日本におけるエホバの証人の組織のあり方に
特に問題が多いのであって、その特殊な例を根拠に宗教全般を批判するのは筋違いなのではないかと
思います。同じエホバの証人でも、キリスト教国ではもう少し問題は少ないのではないでしょうか。

家業を継がなくてはならない、名跡を継承しなければならないなど、子どもが特定の価値観や生き方を
要求されるのは宗教に限りません。虐待になるかどうかは、教育の仕方によります。

ここではカレブさんの意見に賛成される方が多いと思いますが、別の見方もあるのだということを
考えていただきたいので、しつこくお邪魔しています。

ところで・・・
私はプロテスタントの事情に詳しいわけではありませんので、プロテスタント教会については
コメントしたくないのですが、個人的にはプロテスタントの方とは宗教の話をしたくないです。
いくつかのプロテスタント教会に通った経験や、プロテスタントの知人との付き合いから、彼らは
キリスト教徒であることに誇りというより優越感を抱いているように感じられてしまうからです。
自分たちこそ、正しい生き方をしているのだというような・・・
日本のカトリック信者にとっては、異宗婚よりも混宗婚のほうがハードルが高いと思います。

編集者 iris (2016年09月18日 00:56:52)

オフライン

#20 2016年09月18日 04:53:16

u-chan
メンバー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

こんばんは

話を拡散させるだけかもしれませんが、私もいくつか感じていることを。

近所に二軒のお寺があります。
一つは、一人娘が跡を継いだけど、一般の人と結婚して続けられなくなり、よそからいらっしゃったお坊さんが継いでいます。
もう一つは二人兄弟で、ともにその系統の学校へ行きお坊さんになったけど、お父さんがなくなったら、兄は行方不明(との噂)で、弟が宅急便の配達員を本業としながら、副業として法事のお務めを果たしています。
どちらも、お寺に生れたことで”宿命”を背負わされているのでしょう。

家業を継ぐ/継がないの問題は、お坊さんに限った事ではありませんが、宗教という「価値有るもの」を守り、かつ「檀家」という経済的援助団体に食べさせてもらう現実を、幼い時から背負わせられるのはキツいでしょうね。


ほとんどの日本人の宗教観は、無宗教に近いと感じています。
実家には仏壇があるけれど、自分のマンションには何も置いていない。
親の葬儀の時に初めて宗派名を知った。でも宗派の特徴もしきたりも何も知らない。
初詣とかお宮参りとか七五三には神社に行く。
結婚式はチャペルで。クリスマスには大切な人にプレゼントを贈る。

実質無宗教ですね。
でも、初詣、お宮まいり、四十九日の法要等は宗教由来だとちゃんと分かっているし、それを受け入れる風習が根付いています。
それは、家族が集い子どもの誕生や健やかな成長を共に喜ぶ(非宗教的)儀式として多くの日本人に受け入れられているということではないでしょうか。

しかし、日本人のマナーや道徳観や災害時に協力しあう姿勢などは、素晴らしいものがあります。
それらは、しばしば世界から称賛されます。

私の実家には、神棚と仏壇が並んでいます。正月は神主さんが御祓いに来ます。彼岸には寺へ説法を聞きに行き、葬式は仏式です。
そんな中で育ちましたが、基本的な道徳観は、そういう宗教観メチャクチャの親が教えてくれました。
でも私は、幸い前述のお坊さんのような家業を継げというプレッシャーとは無縁でした。


ジョエルさんが挙げられた、言うことを聞かせようとして子どもを「怖がらせる」のは、私は無しだと思います。
怖がらせる・痛がらせる・嫌がらせることは即効性があります。
しかし、その手段を取らなければ、親は多くの言葉を使って、子どもが納得できるよう導かねばなりません。親にとっては大変なことですが、それこそが親の務めだと思います。
言葉だけでなく、親が怒っている、悲しんでいる、言葉を選ぶのに頭を抱えている、という姿を見せることも含めて、子育て・教育だと思います。
そこに、親が必死に絞り出した言葉、目の前の子どものために考えた言葉ではなく、「神様はこうだから」「イエス様はこうおっしゃったから」といった宗教の言葉を安易に使うのはどうでしょう。
親の価値観の土台に宗教があり、その価値観から生まれる言葉を使うことは問題ないとは思いますが。

宗教が子育てをすべきか、親が子育てをすべきか。
私は親が子育てをすべきであると思います。その親自身を成長させるものとして、さらにその親があり、友達があり、配偶者があり、本や新聞やテレビやインターネットがあり、そして宗教もあるのだと思います。

その結果、子ども自身が教会に通うことを選べばそれに任せれば良いし、行かなければそれもまたよしだと思います。

とはいえ、私の通うプロテスタント系の教会も、子ども向けのプログラムをやることがあります。
「紙芝居で楽しく学ぶ」等の固いものを少し、後はレクレーション系のお遊びです。
これも、宗教教育と言えなくはないですね。

うーん。難しい。

オフライン

#21 2016年09月18日 08:46:20

さやか666
ゲストユーザー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

三浦綾子さんの著作でも

子育てする上で

神、宗教なしに本質的な教育は不可能だという記述があったと思いますが、また探してみます

#22 2016年09月18日 08:59:28

iris
メンバー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

カレブさん、分岐ありがとうございます。
でも、話題はカトリックの混宗婚についてじゃないような気もします。

ほとんどの日本人は自分は無宗教であるつもりですが、宗教心は豊かです。
宗教的なものの尊さを、知らず知らずのうちに身に付けて育ちます。
神棚と仏壇が並んでいたり、神社に行ったりお寺に行ったりするからといって、
宗教観がめちゃくちゃであるわけではありません。
確かに、キリスト教国のキリスト教徒から見れば、めちゃくちゃで無宗教に
見えるでしょう。でもそれが日本人の宗教観なのです。

世界から称賛される日本人の道徳的態度は、豊かな宗教的環境の中で育つからこそ
育まれるのだと思います。宗教全般を否定してしまったら、そうはいきませんよ。

編集者 iris (2016年09月18日 09:04:01)

オフライン

#23 2016年09月18日 09:18:07

ジョエル
ゲストユーザー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

>u-chanさん、irisさん

そうなんですよ、実質無宗教に見える日本人でも、どこか命は授かりものだ、という意識がある

手っ取り早く親より偉い神様を持ち出して怖がらせるような便宜的な使い方はよくないですが、返しに行くのは嘘でも、腹を痛めて授かった妹に上の子がきつくあたるのを見て、そこは本当に悲しくて出た言葉なら、共感できるものはありました。


iris さんの発言:

私に言わせれば、エホバの証人の組織、もっと言えば日本におけるエホバの証人の組織のあり方に
特に問題が多いのであって、その特殊な例を根拠に宗教全般を批判するのは筋違いなのではないかと
思います。

全く同意です。宗教全般の在り方よりも、一見穏やかそうなエホバの証人に潜む非人道性や非聖書性の検証がこの掲示板の主旨だと思います。その流れで宗教や聖書の話も避けて通れないスレもあるので、いろんな宗教観の人が書き込み、それを尊重し合うのはマナーです。

おそらくカレブさんが好まないのは特定の宗教思想の宣伝に使われること、根拠がよく分からない陰謀論やなちゃって予言解明を垂れ流されることで、必ずしも信仰者を多数が叩く、という構図ではないと思っています(ただ信仰を持つ側に思い込みの傾向が強い汗 ← irisさんのことではありません)

#24 2016年09月18日 11:18:09

カレブ
Administrator

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

iris さん おはようございます。
分岐のタイトルは、たまたま「カトリックの混宗婚」の話題からスタートしたので
そのようにつけました。
日本のカトリックが混宗婚にとても柔軟で信者の中で教会のルールが
問題になることはほとんどないということはもう十分理解できました。

子供の宗教教育の件も
カトリックの親のもとで育つ子供たちは
エホバの証人の中の子供たちが直面する問題とは
問題の深さ、そして問題の広さも違うと思ってます。

irisさんが いつも真っ直ぐ返答してくださるので感謝です。
カトリックの見解を的確に答えられる人として貴重です。


日本人の道徳観と宗教心とどう関連するのか
わたしも関心があります。

さやかさんが言われた三浦綾子さんの言葉見つけたら
書き込んでいただければと思います。

オフライン

#25 2016年09月18日 13:46:59

てつてつ
メンバー

Re: カトリックの混宗婚について(分岐)

すいません自分がiris さんに変な質問したのがきっかけでなんだか変な感じになってしまったのですが iris さんもう許してあげて下さいね なんだか見ててはらはらします

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