ログインしていません。

#151 2015年10月02日 01:38:49

野の花
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

akame さん、ありがとうございます。

>元よりノア洪水に科学的根拠の出る幕は殆ど無く「神の霊」の独壇場ですね。


箱舟の中の動物たちは冬眠状態にされてて 餌もそれ程必要なかった。と聞きました。

箱舟から出た後 ネコはネズミを捕るようになってライオンもシマウマを襲って食べるようになって肉食動物から臼歯が消えたんですね。

するとこれも生存に有利なように進化したということですかね。

#152 2015年10月02日 01:40:28

野の花
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

考えたら眠れなくなってしまいました。
でも もう寝ます。

#153 2015年10月02日 02:13:08

さやか 666
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

目が覚めたら議論が進んでる(*゚Д゚*)

♯157野の花さん とんでもないことを言ってくれましたね 眠れなくなりそう

方舟から解き放たれた肉食動物は 以後それぞれ他の種が絶滅しないように心がけながら 捕食していったということになりますね。

繁殖が早いネズミなんかが犠牲になったのかな


絶滅という概念を理解して 数も10位までは数えられて いざとなったら目の前にいる食べたい獲物を我慢する知性も兼ね備えていなければ 到底 無理な話です

いずれ絶滅すると言われているウナギを食べまくる 食いしん坊民族の一員として 恥ずかしいです

目の前にある鰻重を我慢できるかな σ(*´∀`*)
ワタシ

#154 2015年10月02日 02:25:07

1,000時間奉仕者
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

故ドーキンズ先生から少し外れます:

NHK・Eテレで8月の水曜晩に放送の「100分de名著――ダーウィン」で、長谷川真理子という学者が興味深い講座を開いていました。

「種の起源」は決して文句ナシではないけれど、ダーウィンの「とことん科学的アプローチ」の考え方を知るには実に有意義な名著と言える。当時の、教会の神学がまだ強力に影響しているころにこんな論文を出したら、こんな反論が来るに違いない、と踏んで、既にその本の中で反論に対する答えをあらかじめ盛り込んである。
またダーウィン自身が進化論を展開しているうちに自らも陥ったジレンマ
(例えば「創」にも載っていた「ダーウィンもこれが難問であることを認めていました。例えば彼はこう書いています。『目が[進化]によって形成されたとするのは,率直に告白すれば,極めてばかげた考えに思える』」――2:12)
についても、本人が友人に「いろいろな動物の眼を調べるたびに気分が悪くなった」と白状するなど、不都合な真実から目をそらさないことによって、自分の大胆な仮説(生物進化)を証明しようとして少なくとも科学的 “思考” を働かせ、世界初の論文として世間に発表した、という点で名著と呼ぶにふさわしい……

ま、物証?がまだ見つからなくても「こうも考えられる」と何だかヘリクツをこねているようにも思われるし、協会の出版物はそこんとこを突いて、ダーウィンが我の強いわからず屋だ、という点を集中的に叩いています。

番組の長谷川先生はもちろん進化生物学者――つまり進化論者なので、ダーウィンの肩を持つのは当然。
対して私自身は、総合的に見て「デザイナー」なしには説明できないと考える創造肯定派です。
ただダーウィン君?の態度には共感できるところが少し増えました。

WT協会の科学記事・出版物にはもちろん参考文献として巻末に出典を載せていますが、第一次資料の中から自説を支持する部分をコピペして、その本の文脈や結論は伏せたままであることの方が多いので、政府の「御用学者」と同じです。

少なくとも日本の読者は第一次資料などロクに調べることはない、ましてその資料の全文を読むことはなかろうとタカをくくって形式上載せている、という不誠実さを感じます。

ドーキンズ先生のことには考えが及ばなくてすみません……

#155 2015年10月02日 06:12:31

akame
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

野の花さん

>するとこれも生存に有利なように進化したということですかね。


以前こちらで議論していて感じたのが、

あの蛇の変化(体型、食性)から洪水後の生態系の変化など、進化論否定よりむしろヒント満載なのが創世記であるというこの皮肉。

後は進化の究極の要因に対するネーミングです。

「神」は最後の切り札にしても、一切の既成概念を外し、多次元な宇宙組成の力や素量子、暗黒物質など生命活動の変化や規則性、方向性や万能性を考えるのも楽しいですね。

皆さんの弾けるような豊かな発想が実に(尾も
白い)

#156 2015年10月02日 06:31:30

akame
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

ということで、カレブさん

このパワーを結集すれば何か新しい理論が生まれそうな気がしますが?

え?

「ナイナイ」

まあ、そう言わずにご検討を!笑

#157 2015年10月02日 07:19:48

akame
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

ささらさん、

>問題は、赤ちゃん側のおなか近くで
「管」をキツク縛って血流を止めてしまうこと・・・。


皆さん、それは知った上での洒落、与太噺ですよ。^o^

#158 2015年10月02日 07:26:33

akame
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

>夜中「かーちゃん、かーちゃん」と騒いでいるおじいさんや


これ、一瞬私のことかと思ってドッキリしました。

#159 2015年10月02日 07:36:33

さやか 666
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

♯167

#160 2015年10月02日 08:05:25

さやか 666
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

でべそと切断方法は無関係でしたか

ドンマイ

#161 2015年10月02日 09:12:25

さやか 666
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

ヘソの緒を何で縛るかについてですが

細くした紐状のカンピョウだと思うのですが

カンピョウを削ぐために やはり石器ナイフが必要になりますね

皆さんの協力で無事難題を切り抜けられそうです

#162 2015年10月02日 09:37:10

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

おはようございます。

1,000時間奉仕者さん

書き込みしずらい流れの中、
投稿ありがとうございます。


ダーウィンの言葉について説明を加えたいと思います。
このダーウィンの言葉は創造論擁護に多用される部分です。
しかしダーウィン言葉は断片的に使われるので、その真意が伝わることはほとんどありません。

*** 創 第2章 18ページ 12節 進化をめぐる意見の不一致―なぜ? ***
ダーウィンもこれが難問であることを認めていました。例えば彼はこう書いています。「目が[進化]によって形成されたとするのは,率直に告白すれば,極めてばかげた考えに思える」。


実際の引用部分は以下のようになっています。

「さまざまな距離に焦点をあわせ、種々の量の光をはいるようにさせ、球面収差や色収差を補正する、あらゆる種類の無類の仕かけをもつ目が自然選釈によってつくられたであろうと想像するのは、このうえなく不条理のことに思われる、ということを、私は率直に告白する。太陽は静止し世界はその周囲をめぐると最初にいわれたときには、人類の常識はそれを誤りであると宣言した。だが『民衆の声は神の声』(Vox populi, vox Dei)という古いことわざは、哲学者ならだれも知っているように、科学では信ずることはできない。だが、理性が私に告げるところによれば、もしも完全で複雑な目からきわめて不完全で単純な目にいたる数多い漸次的な段階が存在し、しかも各段階はその所有者にとって有用であることが示されるなら、またもしも目がつねに軽微な変異をし、たしかに実際にそうであるようにその変異が遺伝するものであれば、そしてさらに、変化する生活条件のもとである動物に有用であるなんらかの変異あるいは変化が器官に生ずるものであるなら、完全で複雑な目が自然選択によって形成されたと信ずることの困難は、たとえわれわれの想像ではうちかちがたいものであっても、学説をくつがえすものとは考えられないのである。いかにして神経が光に感じるようになったかということは、いかにして生命が最初に生じたかということよりももっと、われわれにとって当面の問題ではない。しかし、いくつかの事実は感覚性の神経のあるものが光を感受するようになり、また同様に音を生じる空気の比較的粗い振動を感受するようになったと推量させるということは、いってもさしつかえないであろう。」
ダーウィン著・八杉龍一訳 進化論(上)岩波文庫242頁
参考サイト:
http://www.jwic.info/life_1.htm


ダーウィンは、様々な観察できる証拠から導いた進化の理論そのものを「極めてばかげた考えに思える」と述べたのではなく、上の文脈を見るとわかるように、目のような様々な機能が連動した精巧な器官の進化を人間の常識的な感覚で"想像する"と、不条理に思えるであろう。しかし、人の感覚(人類の常識)そのものがあてにならないものであり、現に生物の「器官」に小さな変異でも生じることが実証されており、それが遺伝されるという事実が確証されているのであれば、ダーウィンの説にとって実質的には障害にならない、ということを述べています。


目が確かに進化の産物であることを示す以下の点について考えてみてください。
これはダーウィンの要点を理解する助けになると思います。

・タカの目は視細胞が発達しており人間の8倍近い視力を持つと考えられている。

・それは3キロ先のウサギを見分けられるほどである。

・エホバの証人の理解によると、タカなど猛禽類も楽園では草食であった。
(ハルマゲドン後の死体処理ではなぜか肉食らしいが)

・ではタカは6000年の間に、どのように狩りに最適化した「視細胞」や、獲物だけを特に識別するのに適した神経回路を発達させたのでしょうか?

考えられる答えに以下のものがあります。

A.実はタカは最初から獰猛な狩りをするようにデザインされていた。
(つまりエホバの証人の楽園理解は間違っている)

B.エホバは人間が反逆したので、タカを肉食専用に再デザインされた。
(つまりエホバが強制的な突然変異を起こした)

C.タカは生存競争の中で狩りに適した目や他の特性を進化させた。
(要するにダーウィンの進化論が正しい)


どれになるでしょうか?

もし答えがCであるなら、
必然的に目に関するダーウィンの推論の正しさを示すことになります。

なぜなら実際にタカの目が小なり大なり「進化」したのであれば
その逆の段階、つまり進化を逆再生していって
古代の光感知だけの単純な神経細胞にまでたどることができるからです。

ダーウィンが言わんとしていたのは、次の点です。

とても「精巧にできている」器官でも
少しでも「漸次的な段階」が考えられるなら
どんな精巧な器官でも自然選択によって成型されえる
ということです。

タカの目であれば、
3キロ先のウサギを現在は見分けることができても
2.999キロ先しか見れなかったタカの目は存在しえます。
そして2.999キロ先見れるようになる前には
2.998キロが最高だった段階も容易に想像できます。

進化論を否定する方法として
「漸次的な段階」が存在しえない例を
指摘できれば良いわけですが、
そのような試みは存在しても
実際に進化を否定できるような例が
出されたのは見たことがありません。


よかったら1,000時間奉仕者さん
引き続き、進化を否定すると思える例を
指摘してみてください。

ちなみに「故ドーキンズ先生」は
まだ生きていて、
目の進化についてもいろいろ語っています。

日本語訳されている本の中でも
どこかに書いてあると思うのですが
どこかは忘れました。

オフライン

#163 2015年10月02日 11:17:57

akame
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

>こういった精巧な仕組みを知れば知るほど
ただ「進化」「自然選択」とは言い切れない
「何か」を感じ取らざるを得ない


我家の庭は季節ごとの花があります。ささらさん同様のこと、芸術品とも言える多彩な花々にも、「唯物的な生き残る仕組み」では説明しきれないものを、手入れをしながら何時も感じます。

理屈を越え人の心に訴えてくる、形な色などのデザイナーとしての感性はやはり何らかの知性の投影だと思いますね。

#164 2015年10月02日 14:00:38

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

わたしも生命や生態系の仕組みの
すごさにしばしば感動していますが、
形や色の素晴らしさの判断は意外と
人間の主観から来ていると思います。

例えば、メスザルの赤くはれ上がったお尻を見ても
その美しさに感動しませんが、女性の曲線美には
感動します。
サルから見たら人間も同じだと思います。

深海に住む生物には
「気持ち悪い」「気味の悪い」生物が
多くありますが、
それも人間の培った基準なんだと思います。

生物は、置かれた生態系に準じた「感性」を
もっているにすぎないと考えることも
できると思います。

自然界にあるものが
理屈を越え人の心に訴えてくる
というのは事実だとは思います。

オフライン

#165 2015年10月02日 14:04:24

1,000時間奉仕者
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

#160
>故ドーキンズ先生

先生すみません、勝手に殺してしまいました (>_<)

#166 2015年10月02日 15:00:21

akame
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

カレブさん

>深海に住む生物には
「気持ち悪い」「気味の悪い」生物が
多くありますが、


実はこれも主観で、例えば毒蛇やムカデに対する幼児の反応テストでは、親からの刷り込みや危害を与えられた体験などがないと幼児の殆どは平気で触ろうとしたりして危険である、本能的な回避はあてにならないとのデータがあるようですね。

其々の生物に与えられた感性や主観なりはやはり高い源から備えられたような気がします。

進化論云々は別にして。

#167 2015年10月02日 15:11:31

akame
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

なぜこの花は黄色なの?白なの?

なぜこんな形をしているの?

花の色や形や模様のひとつひとつに進化論的な理由をあてはめようとしても、これはかなり困難なような気がします。

#168 2015年10月02日 17:40:16

SMG(show me god)
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

創造論派のも塔は
「化石は否定しない。しかしもし進化したのであればその中間種所謂ミッシングオーがあるはずだ」
とたしかに教書にはありました。誰か憶えてませんか?
進化論についても同じ たったこの前 猿人と原人の中間種の化石が南アフリカで発見されたとたん事態は一変
創造論派のも塔や他のキリスト教は

「骨の病気だった人間の化石がたまたま見つかっただけだ」
と手の平を返してきました。

その理屈が通るなら カンガルーはどうしてオーストラリアのように局地的な場所にしか生息していないのでしょうか?
似たような環境の場所はいくらでもあるでしょ?
なぜ 海に生息しているはずのアンモナイトがヒマラヤのような海とは無縁の高山で発見されるのでしょうか?
ペンギンが南極にしか生息していないのはなぜでしょうか?

https://www.youtube.com/watch?v=eHCS5zuvoSY



新種が発見されるたび似たような妄言を口走るのです。

#169 2015年10月02日 20:48:39

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

SMG さんの発言:

創造論派のも塔は
「化石は否定しない。しかしもし進化したのであればその中間種所謂ミッシングオーがあるはずだ」
とたしかに教書にはありました。誰か憶えてませんか?

「ミッシングリンク」のことでしょうか?
であれば
おっしゃる通り、ダーウィン以降に多くの化石が見つかっています。

以下簡単に化石について説明します。

創造論に関連して化石の説明が行われるとき
そもそも化石とは何なのか、それはどのように出来るのか
という説明が大抵抜けています。
なのでエホバの証人の多くが、化石というものは
地面を掘っていけば深いところで古い「骨」が出てくるのかと
思っているのではないかと思います。

これはまったくの誤解です。

化石というのは、通常は出来上がりません。
ですから数十万年前の人間の骨の化石が見つかるのは
宝くじに当たる以上にラッキーなことです。

そして、たまたま見つかった化石を見ると
現代の人類とは異なる骨格の人間の姿が出てきています。

他の種に関しても同じことが言えます。

化石自体はアンモナイトのようなものを除いては
発見されることは非常に珍しいことです。

重要なのは、発見されるものが”現代の生物種”と比較してどうか
ということになるのですが、
シーラカンスやごく一部の「生きた化石」と呼ばれる例外を
除いて、ことごとく”現代の生物種”と異なっています。
多くは現存種には全く存在しないもの、それは完全に絶滅した
ものもあれば、別の姿になって生き残っているであろう
ものもあります。

言ってみれば、発見されるほとんどの化石が
ある意味では「中間種」でもあります。

科学的な証明というのは、
まず「これが事実なら、このような現象が起きるはずだ」
という仮説を立てます。

そして、観察や実験を行って
「予想した通り」のことが起きるかどうかを
判定することになります。

例のほとんど消えかけの足をもつ蛇の化石もその例です。

ダーウィンは人類のもっとも古い分岐点は「アフリカ」であろうと
想定しました。当時まだ人間の化石は見つかっていなかったのですが
その後見つかった「ルーシー」に至るまでの化石は、
ダーウィンの推論が当たっていたことを示しています。

オフライン

#170 2015年10月02日 21:33:49

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

akame さんの発言:

カレブさん

>深海に住む生物には
「気持ち悪い」「気味の悪い」生物が
多くありますが、


実はこれも主観で、例えば毒蛇やムカデに対する幼児の反応テストでは、親からの刷り込みや危害を与えられた体験などがないと幼児の殆どは平気で触ろうとしたりして危険である、本能的な回避はあてにならないとのデータがあるようですね。

其々の生物に与えられた感性や主観なりはやはり高い源から備えられたような気がします。

進化論云々は別にして。

akameさん

akameさんは聖書の創世記を絶対と考えておられるわけではないようなので
信条を別にした「生き方」としてはわたしと同じような着地点なのかなと思います。

ここではあまり対立しない程度で進化論の立場からの説明を試みてみます。

まず「毒蛇やムカデに対する幼児の反応テスト」に関してですが
おっしゃるように人間の乳幼児は
きわめて危険回避本能が少ないと思います。

人間の赤ちゃんは、体重の小さい猫やネズミでも殺せてしまうほど
か弱い状態で生まれてきます。
逆に言えば、そもそも「防衛本能」は持っていても
ほとんど役に立たづ「大きな声で泣く」ことと、
母親の胸に抱かれることを好むくらいしか
防衛本能は価値がないわけです。

ではなぜ人間は他の哺乳類に比べて「早産」ぎみで誕生するのかと言うと
前にも話題になったように脳の発達と二足歩行により
「早産」ぎみで誕生せざるを得ないことと関係します。

そして、他の哺乳類と違って1回につき1人の子どもしか生めないことも関係します。

そもそも神が人間をそのように作ったからである、という話になる場合。
以下の点も考える必要があります。

人間より親から独立するのが早い哺乳類
例えば猫が、比較的早い段階から「蛇」を危険なものと識別し、
最大限の声、そして毛を逆立てたながら全力で危険回避しようとする
本能を身に着けているのはなぜだろうか?

地上の楽園を失った子猫はどのように
捕食者からの防衛本能を身に着けたのだろうか?

という推論も必要になります。

そのように考えていくと、それぞれの種の「感性」も
自然淘汰によって生み出されたものであるのではないかという
結論に達します。

オフライン

#171 2015年10月02日 22:06:23

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

akame さんの発言:

なぜこの花は黄色なの?白なの?

なぜこんな形をしているの?

花の色や形や模様のひとつひとつに進化論的な理由をあてはめようとしても、これはかなり困難なような気がします。

花の色や形や模様の「多様性」を
進化論的に説明いたします。

多様性は自然淘汰の必然的な結果でもあります。
まず植物を考えると個体の種を識別できる外観を持っているのと
識別できない外観を持っているのと、どちらが有利かと考えると
識別できる外観をもつ種が有利になります。

例えば種類の異なる花なのに、同じ色や匂いを持ってしまっている
植物が存在する場合、受粉の過程で「損」をします。
それはいわばトランプゲームの神経衰弱をやっているようなもので
受粉に利用される昆虫も当てずっぽうで受粉作業(もちろん無意識に)
をすることになるので、無駄が多くなります。

ですから、他の種とは異なることを色や匂いで独自性をアピールする
花のほうが受粉において有利になります。


動物も色や形の多様性が際立っているものがいます。
例えば熱帯雨林の鳥類、そして蝶がそれです。
これは「性淘汰」と呼ばれる進化の理論とも関係するのですが、
もう一つは、交配において無駄な労力を使わないという
自然淘汰の結果ではないかとも思います。

ちょっと例えが悪いかもしれませんが、
動物の交尾本能は強いもので、例えば
犬のオスは家のスリッパと交尾しようとする場合があります。
これは生物学的にはものすごく無駄な労力ということになります。
これは「同種」を見つけることができれば
起きないことでもあります。

鳥類は、種によって独特な「鳴き声」やダンス、
色や形をもつことによって、同種を識別する点で
無駄な労力を払わずにすんでいると言えます。

しかしこれにはコストもあります。
それは派手な外観を持つことで捕食者に見つかりやすくなるという点です。
しかし熱帯雨林では枝が生い茂っており、大型の鳥類の捕食者が
森の中の小型鳥類をとらえることは難しく、
それによって熱帯雨林の鳥類は、捕食者に狙われるコストを払うことなく
いわば派手な外観をいくらでも(暴走ぎみに)発達させることが
できたのではないかと思います。

上記の理論の正しさは
熱帯雨林でも巣の中で卵を守らなければならない「メス」が
オスに比べて「美しくない」多くの種が存在することからも証明されます。

もし、創造主が自然淘汰が働かない「楽園」向けに
鳥を作っていたなら、オスもメスも同様に「美しく」つくっていたことでしょう。

しかしオスが派手な外観を持つのに、メスにはその目立つ外観が
ない種類が多く存在します。メスが目立つようなものになってしまうと
捕食者に「巣」と「卵」と「ヒナ」の存在を明らかにしてしまうため
美しい外観は進化しずらいわけです。


なんだかめちゃくちゃ解説が長くなってしまいました。

オフライン

#172 2015年10月02日 22:08:14

akame
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

まず私は進化論を全否定する者ではありません。否定できる根拠ではなく疑問を持つ者です。

しかし、進化論は生命を分析するためのひとつの方法論にすぎず、神の介入を否定する根拠とするまでには至らないと考えています。

たぶん議論しても平行線でしょうけれど、少し疑問な点を述べてみます。

花についての見解もお願いしつつ、以外を少し分析してみましょう。

>例えば猫が、比較的早い段階から「蛇」を危険なものと識別し、
最大限の声、そして毛を逆立てたながら全力で危険回避しようとする
本能を身に着けているのはなぜだろうか?

まず、少し認識の違いがお有りだと思います。
猫や犬を家族単位でかなり飼った経験から言いますと、

動物の危険回避は本能と学習によります。犬や猫の親はかなり子供に躾をします。

危ない場所や敵味方などを様々な方法で教えます。ですから早く親から離された子供は無用心に危険に近好き、危害にあったりします。

目が悪いのでまた。

#173 2015年10月02日 22:16:45

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

akameさん

>動物の危険回避は本能と学習によります。犬や猫の親はかなり子供に躾をします。

これについては、まったくその通りで
「学習」は大きな役割を果たしていると思います。

ダーウィンの島々の航海の旅の際も
島にいる鳥類が人間に対してほとんど警戒をしていなかったのが
1人の同行者がピストルの音をたててしまった結果、
その後のかなり長い年月にわたって人間に対する警戒が
続いたと記録しています。

つまり、親や集団が示す危険に対する認識が
遺伝子によらずして、受け継がれていくことを示しています。

これ自体は進化論の否定にも肯定にも
あまり使えない点ではあると思います。

オフライン

#174 2015年10月03日 03:12:02

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

いろんな動画を検索する限り
意外と猫は蛇に対しては無謀にも立ち向かうようですね。

例として出すには適切ではなかったかもしれません。

危険回避に関しては確かに学習部分がかなり大きいのかもしれません。

本能的な部分はわりと大雑把なものなのかもしれないですね。

オフライン

#175 2015年10月03日 04:59:01

さやか 666
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

おはようございます 

♯178 勉強になりました 

化石に関して私は全くの勘違いしておりました

(ある意味での中間種) 言われて見れば納得です

性淘汰にかんしても丁寧な説明ありがとうございます

昨日 イルミネーションが綺麗な公園イベント会場にいまして ビールを飲みながら考えていたのですが

色とりどりのイルミネーションは確かに綺麗です

あと 例えば万華鏡(中に粒々が入っているタイプの方)を適当にシャカシャカ降って覗くと 何度やっても違う模様が出現して その幾何学模様がとても綺麗です

人工的(人間の知恵が介入してることになるのかな?)なイルミネーションの綺麗さ
一定の制約はあるでしょうけれど万華鏡が写す偶然の芸術も綺麗

ですけれど 「花」 これは厄介に思えます

品種改良等の成果もあるでしょうけれど

この感性に響く美しさは

性淘汰なのか それとも逆に自然物を美しいと感じるように人の心が進化してきたのか 誰かの気遣いなのか

これは完全に主観ですが私は造花が嫌いで

造花の置いてある事務所に伺ったり 造花があるカフェやレストランにいくと 居心地が悪く
「なんじゃこのセンス‼(`ω´)二度とくるかボケ‼つぶれろ」となります

最近は本当に 出来の良い造花がありますがそれでも駄目ですね 明らかに居心地悪いですもん
 
花や 葉っぱのつきかた 木だと枝分かれの様子のjazzっぽさ(表現が変かな) 感性に響くし例え派手ないけかたでも本物は落ち着くんですね

カレブさんは感受性の豊かさをお持ちのようで

説明も気遣いを感じますが 

時として 身も蓋もない冷徹な言い回しが許されるのが科学や医療の特権かな、とも思います

ワタシ的にはJw注解のプログラムのような予定調和は期待しておりませんので それぞれが遠慮なくどうぞ

科学者に大槻教授やドーキンズさんや福山さんのドラマ ガリレオのような奇人変人イメージを抱くのは偏見なんでしょうか……

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