#426 2017年01月17日 23:33:39
- KAO
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
ヨハネ福音書の著者問題については、結局「新説」が打ち出されている訳ではありませんでしたし、これがヨハネ教団の共作だというのであれば、何も目新しいことはなく私も異存ございません。
さて、元証人さんによると、イスラエル考古学の最新成果を開陳してあるという『図説聖書考古学 旧約篇』(杉本智俊:河出書房新社2008)を読んでみました。福音派の牧師さんが書いた「一般向け」書籍です。限られた「時間を取り分けて」読んでみたものの・・・
どこのページも同じようなものですが、とりあえず争点となっているのは「ダビデ・ソロモンの栄華はあったのか?」ですから、その部分を取り上げてみます。第2章3節「ダビデ、ソロモンの黄金時代」(63ページ以下)です。タイトルからしてすでに「黄金時代」ですから、この牧師さんにとって「ダビデ・ソロモンの栄華」は大前提だと分かります。
少し引用いたします。まずは聖書に描かれるダビデ・ソロモンの栄華を延々と熱く語ったあと・・・
「ところが、考古学者の間では、「聖書考古学の魅力」に記したとおり、強力なダビデ・ソロモン王国の存在を否定する主張が一時盛んになされた。この時代の考古資料が少なかったことが原因の一つであり、バビロニア捕囚以前の聖書資料の価値をまったく認めない「ミニマリスト」的聖書学の影響もあった。この立場では、イスラエルの北部(北王国)が確立されたのは100年ほど後のアハブ王の時代であり、南部(南王国)に至っては北王国が滅びた後の前七世紀になってようやく力をつけたと主張した。
しかし、ここ10年くらいの間にダビデやソロモンに関する資料は急増し、その理解は大きく変わった。ダビデ、ソロモンの存在を否定することは今では難しく、その王国確立の実態もかなり正確に復元できるようになった。
【強力なダビデの王国】
ダビデが、それまでの部族社会から抜け出し強力な統一王国を築いたことは、まずイスラエル最北端の遺跡ダンから1993年に発見されたアラム語の戦勝碑文から知ることができる。この碑文は、アラムの王がイスラエルに勝ったことを記念した石碑であるが、その一節でイスラエル王国が「ダビデの家」と呼ばれていたのである。この表現は、世襲的な王国をその創設者の名で呼ぶ習慣を反映しており、イスラエル王国はダビデという歴史的人物によって創設され、すでに確立された王国として周辺世界で認知されていたことを示している。「ミニマリスト」たちは、これを受け入れず、「ドードの神殿」と読み換えたり、この碑文を偽物だとするなど、苦し紛れの議論を繰り返したが、結局は顰蹙を買うだけだった。
強力なダビデ王国の存在を否定するI・フィンケルシュタインは、・・・以下省略(P64~65)
たったこれだけの文章の中にどれだけの問題が隠れているか、一般の読者が読んでも気づかずスルーしてしまうかもしれません。
まずはこの前半部分を問題にします。元証人さんがフィンケルシュタインはすでに時代遅れだとおっしゃるからには『発掘された聖書』を読んでいるはずですが、その『発掘された聖書』からフィンケルシュタインの主張を引用しておきます。
「テル・ダン碑文」にふれて
「前略・・・それゆえ、ダビデ家はその地域全体で知られていたのである。このことは明らかに、エルサレムにおいてユダ王朝の創始者となったダビデという名前の人物についての聖書における記述を確証している。」(P162)
あれれ?これではこの本の著者、杉本牧師の主張と同じじゃないですか!
そう、フィンケルシュタインはダビデ・ソロモンの「実在」にまで疑念を表明している訳ではありません。あくまで、「栄華と呼べるような強大な中央集権国家などではなかった」とおっしゃっているだけです。
とはいえ、元証人さんが勘違いしても仕方ないような不誠実な書き方を杉本牧師はしているのも事実です。それを以下にみてみましょう。
杉本牧師は「ダビデやソロモンに関する資料は急増し」と言いつつ、紹介される資料は1993年に発見された「テル・ダン碑文」一つだけです。私もそれくらいしか知りません。話盛りすぎです(笑)。そして後半ではこの「テル・ダン碑文」を紹介しますが、意図的にかどうかは知りませんが、「ダビデの家」という表記が見られることだけを紹介し、これぞダビデ王朝の存在した証拠!と騒ぐのです。フィンケルシュタインさんはじめ、私たちはダビデ王朝の「存在」まで疑ってはいませんってば。
実際には、この碑文の片割れには、「ダビデの家」と並行して「イスラエル」についても言及されています。いうまでもないことですが「ダビデの家」とは南ユダ王国を指し、「イスラエル」とは北王国のことを指します。そして碑文ではその双方の王の名についてもふれられています。
私は石板の文字を読めるような専門家ではないので、印刷本の活字から試訳を掲げておきます。
「私は(ヨ)ラム、(アハブの)子、すなわちイスラエルの王を殺した。また私は(アハズ)ヤフ、(ヨラムの)子、ダビデの家の王を殺した。」
イスラエル王ヨラムとユダ王アハズヤが一緒に殺されたとなると、その犯人は同時代のアラム王ハザエル以外ではあり得ません(列王記下9章)。
もうカラクリをお分かりいただけたでしょうか?
この「テル・ダン碑文」はダビデ王国の証拠などではなく、明確に分裂王国時代の証言なのです。「ダビデ・ソロモンの黄金時代」などという章で出してくる資料ではないんです。次の4節に別に分裂王国時代の章があるんですから。
この杉本牧師、こんな一般読者向けの「入門書」で、フィンケルシュタインはじめミニマリストたち対して露骨な憎悪を向け執拗な攻撃を加えていますが、杉本牧師と同じく、日本隊が行ったエン・ゲブ遺跡の発掘に参加した長谷川修一さん(「旧約聖書の謎」もこの著者)の著書『聖書考古学』(中公新書.2013)を併せてお読みください(ささらさんがよく引かれますね)。
そこでは同じ「テル・ダン碑文」について・・・
「結論を述べると、この碑文自体はダビデが歴史的に実在したことを直接証明するものではない。なぜなら「家」の創始者は伝説上の人物であったかもしれないからである。」(P153)と、なんとも慎重なご判断!フィンケルシュタインでさえ「ダビデの証拠だよ」と言っているのに・・・これこそ厳格なる歴史家としての態度というべきでしょうか。
ほかにも「ドード」という音訳についての悪意ある記事も取り上げたいところですが、もうこのへんで充分でしょうか・・・
誤解なきよう書いておきますが、私はフィンケルシュタインの信奉者などではございません。私は一貫して「考古学にはイスラエル史の全体像を描き出すような成果は期待できない」と申し上げています。発見・評価・再検討のサイクルが激しくて、考古学に頼った決定版のイスラエル史など、現時点では誰にも書けないんです。
かつてスタンダードとされたM・ノートの『イスラエル史』もJ・ブライトの『イスラエル史』も、私が学生時代にはすでに時代遅れになっていましたが、邦訳されたイスラエル史としては一番新しい『最新・古代イスラエル史』(有馬七郎訳.ミルトス.1993)でさえ、わずか6年後の1999年に全面改訂版を出し(邦訳なし)、すでに「最新」ではなくなっています。
元証人さん、サイトコピペや本丸投げもいいけど、もう少しマシな資料(またはご自身の意見)出してくださいよ。
#427 2017年01月17日 23:57:31
- さやか666
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#428 2017年01月18日 00:07:42
- さやか666
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#429 2017年01月18日 00:31:24
- 良い子556
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
>話が変わりますが良い子さんはドン・ガバチョが実在したことには懐疑的でしょうか?
また、難しい質問を.....
また今日が駄目なら明日にしまチョ
明日が駄目ならあさってにしまチョ
あさってが駄目ならしあさってにしまチョ
どこまでいっても 明日がある ハイ
チョイチョイチョイのドンガバチョ ハイ
そろそろやんなきゃ宿題を。
これで良いのかな?
#430 2017年01月18日 00:43:10
- さやか666
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
やはり、毒されてますね
お話になりません
井上ひさしが描いた極端なガバチョ
そして、それを鵜呑みにして放映した某国営放送によって
偉大な実在した政治家が架空の人物となってしまっています
そしてあなたが書いた歌詞も、本来のガバチョさんの歌ではなく大いに正確性を欠いております。
あまりに浅い
揶揄するだけてはなく、信じられる根拠について今一度調べられることをお勧めします
瓢箪島とそこに実在したガバチョ師の偉大な功績を!!
#431 2017年01月18日 01:10:43
- 良い子556
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
財団法人新聞通信調査会は2016年10月24日、メディアに関する全国世論調査の2016年度版を発表した。その内容によれば調査対象母集団においては、直近2016年度でもっとも信頼度の高い主要メディアは某国営テレビとなり、100点満点で69.8点の信頼度を得ていることが分かった。
権威と多数は正義なり。
知ったかの人が暴れておりますな。
さやかさん笑わせてくれる。
宿題やります。
#432 2017年01月18日 06:57:11
- 元証人
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#433 2017年01月18日 07:57:32
- 良い子556
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#434 2017年01月18日 08:15:25
- さやか666
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#435 2017年01月18日 10:36:45
- さやか666
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#436 2017年01月18日 13:23:11
- 良い子556
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#437 2017年01月18日 21:59:42
- KAO
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
私の書き込みを全文引用されるわりには、個々の指摘は全部スルーして今度は別の本ですか? 杉本牧師はもうお払い箱なんですね。
どの本も手元にありますけど、私には、そんなにお花畑のちょうちょみたいに、あちこち見て廻るような自由時間はありませんよ。
そして最後の捨てゼリフは必ず、「KAOはクリスチャンに非ず」ですか。そうですよ、少なくとも元証人さんの定義するクリスチャンにはあてはまらないでしょう。
昨夜の書き込みは、わざと、同じ発掘隊で活動した研究者同士の、「テル・ダン碑文」についてのそれぞれの「評価」を対比させました。それは「最新の学説」にこだわる元証人さんに、学説というものは古いか新しいかではなく、資料の示す真実に向き合う姿勢を持ち合わせているかどうかという点が問題であることを示すためです。
杉本牧師はフィンケルシュタインらに対し、
「純粋に考古学的な歴史復元をすると主張しているが、彼らも独自の前提から恣意的な資料解釈をしている」(P9)と書いています。しかし、一般向け公刊本の中で「テル・ダン碑文」について、故意に碑文の文言の半分しか紹介せず、それを「ダビデ王国の存在した証拠」だと結論したのは誰ですか?こういった資料提示のやり方は、某組織の方法を彷彿とさせます。
それに対し長谷川氏の「王朝の創始者は伝説上の人物であってもかまわない」という指摘は、彼は口にこそしていませんが、「記紀神話」を通して天皇家による万世一系の「王朝」を信じ込まされた日本人を念頭に置いた、日本人研究者ならでは洞察と私は感じます。
とはいえ神学緒科は、結局のところ実証科学ではないので、より説得力のある学説を求めて新陳代謝を繰り返す運命にあります。イスラエル史分野では、長らく初期イスラエル像の不動の前提とされたM・ノートのアンフィクチオニー仮説などが完全に過去のものになったように、フィンケルシュタインの説も必ず古くなる時代がくるでしょう。これは当たり前のことです。パレスチナでの「新発見」に一喜一憂するのは聖書原理主義者くらいのもので、先の「テル・ダン碑文」の話をもう少し先に進めれば、この種の「新発見」には、必ずといっていいほど「新たな謎」というオマケがついてきます。
碑文の中でアラムの王は、この2名の王の殺害を自らの武勲として記していますが、聖書によると、ヨラム王に仕えていたイスラエルの将軍イエフによるクーデターということになっています。こういった矛盾点の解明は、まだまだ今後の課題ということになるでしょう。
元証人さんはなぜ、ダビデとソロモンが聖書に書いてある通りのBIGな王様とだったと信じないといけないと思うのですか? また、なぜ新約各書の著者が、数世紀も後の教父たちの伝える伝承通りだと信じないとクリスチャンの名に値しないと思うのですか?
元証人さんの考える「宣教」は、同じ信仰箇条の信奉者で全世界を満たすことですか?
元証人さんがJW時代に学んだこととは何ですか?
ここで元証人さんに「いのちのことば社」の本をお奨めしておきます。
『新約聖書と批評学』(G・E・ラッド、いのちのことば社、2014)。ここには福音書の著者問題についてこう記しています。
「聖書は、人間の言葉の編集物である(「である」に傍点)のです。聖書の各書は、その著者・年代・起源が今のところまだわからないとしても、ある場所・ある時・ある人によって直接創作されました。他の諸書は、福音書が最も有名ですが、口頭様式で保存されてきた伝承の文書化を具現しており、ある場合には、年代・著者・起源に関する事実を確実に言うことができません。聖書のいくつかの書物の特定の背景について無知であることは、各書が所与の歴史的起源を有しており、ある観点からは純粋に歴史的、人間的、文学的な所産と見ることができるという事実を、割り引くことにはなりません。」(P21~22)
この本のエラスムスや「textus receptus」(公認本文)を紹介する章などを読むと、B・D・アーマンの著述とほとんど変わらないどころか、より詳細かつ批判的=客観的な印象さえ受けます。彼は「人間のことば」が、いかようにして同時に「神のことば」でもあり得るのか、という問題に真正面から答えてくれていると思います。
#438 2017年01月19日 12:31:22
- ジョエル
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#439 2017年01月19日 19:01:09
- さやか666
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#440 2017年01月19日 21:48:07
- KAO
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
聖書考古学の「最新成果」にこだわっていたはずの元証人さん、杉本牧師をあっさり見捨てたかと思うと、今度は突如30年以上遡って原著1985年出版の『聖書時代の秘法』(A・ミラード,法政大学出版局,2004年)に飛んで行ってしまいました。「天の兵車」についていくのは大変です(笑)
個別内容についてはもう、ささらさんにお任せいたします。私からはただ一点、この本で頻繁に参照されるイガエル・ヤディンという考古学者についてだけ言及しておきます。
この人が考古学者であることは事実ですが、実はもうひとつの顔があって、現代イスラエル国家樹立後のイスラエル国防軍の総司令官として中東戦争を指揮した人物なんです。すなわち、あちこち掘り返してはリアルに「ここはウチらの土地じゃ~!!」「ここもウチらの土地じゃ~!!」「どいつもこいつも出て行け~!!」ってやってた人なんです。
そしてこの人の著書は1970年代に、やはり超保守派の論客であった故山本七平氏の経営する山本書店から邦訳出版(『マサダ』『バル・コホバ』)され、80年代に入ってからではありますが、当時まだ子どもだった私は面白く読んでいました。父の影響で小さい頃から歴史好きだったんです。
今大人になって読み返してみると、とにかく何でもかんでも聖書の記述に結びつけ、「聖書に書いてある通りでした~!」という主張に溢れていることが目につきます。
同時代には、やはり考古学によるイスラエル史解明を目指していた米国のジョン・ホプキンス大学のW・F・オールブライトの著作も次々と邦訳され、遠い地にある私たち日本人クリスチャンは、「パレスチナ難民」のニュースを見ながらも、やっぱり聖地はユダヤ人のものだったのよね~って思っていたのです。
オールブライトの著作は(なにせ英語だし保守的だから)、JWの書籍にもよく参照されます(「あなたの王国がきますように」とか)。
むろん私は考古学全般に懐疑的なわけではなく、誠実に歴史の解明を目指している学者さんたちもたくさん知っていますが、残念ながらパレスチナ考古学には、政治的思惑が深く絡み易いという土壌のもとにあることだけは念頭に置いておいてほしいと思っています。
#441 2017年01月20日 00:15:31
#442 2017年01月20日 06:50:54
- 元証人
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
答えるのもバカらしいですが、ドンガバチョと存在が確認されている古代イスラエル、そしてその王(オムリ等)や実在したイエス・キリスト等とを比較する事自体がどうかと思いますけどね。
ドンガバチョもそうですが、どこかの誰かのようにスパゲッティモンスターなどを引き合いに出す事も信仰者を見下しているとしか思えませんね。
#443 2017年01月20日 06:52:15
- 元証人
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#444 2017年01月20日 06:54:24
- 元証人
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#445 2017年01月20日 06:57:00
- 元証人
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#446 2017年01月20日 08:19:14
- さやか666
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
まさかキメラ証人さんまでドン・ガバチョが実在したことを疑い出すとは思いませんでしたよ
きっと、頭のサイズに対して帽子が小さすぎるとか
よく観察すると手に針金のようなものがあることから「彼は操り人形に過ぎない」といった下らないあら探しをするのでしょうね
キメラ証人さんに限らず、先入観を捨てて
まずは調べてみてください
#447 2017年01月20日 08:35:48
- 元証人
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
まさか666さんまで神の存在を認めない発言をするとは。
サタンなら間近に神を見ていたでしょうに。やはり、神を否定して自らを神にしたいんでしょうね。ここの住民のように。
#448 2017年01月20日 09:10:24
- ジョエル
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#449 2017年01月20日 09:15:37
- 元証人
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
#450 2017年01月20日 09:17:48
- 元証人
- ゲストユーザー
Re: 信仰を維持する
そして最近は言語学者気取りですか。