以下はエホバの証人の信者との間で争われた子供の親権裁判の様子です。信者側の証人として会衆の主催監督が証言する場面です。


元動画(30分 英語):https://www.youtube.com/watch?v=EWTDB7mg6js

真実の証言をすることを宣誓して始まった尋問の中で、この長老は以下の点を証言しました。

  1. エホバの証人は排斥されている人を「忌避」しない。親交(fellowship)をやめるだけである。
  2. 排斥は会衆内での問題である。アーミッシュのように家族を忌避したりはしない。
  3. 協会が用意した親権裁判対策のための情報集は知らないし、聞いたこともない。

これらはいずれもエホバの証人の習慣に精通していない裁判官を煙に巻くための意図的な嘘です。

親権裁判のために協会本部が用意した「資料集」について尋ねられた時、この長老は相手が何を聞き出そうとしているか理解しているにも関わらず、必死にごまかそうとしている様子が映し出されています。

現在、この情報集は日本語でも用意されています。

王国宣教 2002年4月号 p.7
■ 子どもの親権や面接交渉権に関する法的な問題を抱えている奉仕者にとって助けとなる情報を支部は提供することができます。奉仕者の宗教信条が争点になる場合に,どうぞ長老団を通してお知らせください。

この資料集は親権裁判において親や子供がどのように質問に答えると有利になるかを練習するための質問集や「模範解答」などが掲載されています。
prepare_custody_case

 

 裁判での偽証は考慮しない

2010年版の長老の教科書「牧者」ではエホバの証人が法廷で偽りの証言をしても「矯正を与えることについて考慮すべきではない」と指示されています。この情報は会衆の長老のみに与えられているものなので、一般信者はこのようなルールがあることを知りません。

flock_ch5_22_p67

 「あるクリスチャンが他のクリスチャンを、裁判で偽りを
述べたとして長老たちに告発した場合、長老たちは普通、
何らかの矯正を与えることについて考慮すべきではあり
ません。例えば、離婚、子供の親権と養育などがかかわ
っているかもしれません。告発したクリスチャンは、自
分が懸念している事柄を裁判所に述べることができます。
何が真実かを見極めて判断を下す責任は裁判所にありま
す。」(2010年 牧者 P68 第5章22節)

 

記事の終わり