ものみの塔協会は1930年代から1952年になるまでワクチン接種を神の法に違反するものとして否定していました。当時のものみの塔協会がワクチン接種に対して書いていた事柄と現在輸血に関して書いている事柄には興味深い共通点があります。

 

貪欲な商売と位置付けて非難する

ワクチン接種

「黄金時代」1923年1月3日214頁 (元は英文)
一般の人々は、血清や抗毒素、ワクチンなどの製造がどれだけ大きな産業であるかに気がついていないし、大企業が全体の[予防接種の]産業を支配していることを知らない。‥‥健康委員会が、天然痘、ジフテリア、チフスの流行を引き起こそうと努力しており、彼等は考えの至らない社会の人々に、その製造した汚物を接種することにより、黄金の刈り取りをしているのである。

輸血

「目ざめよ!」90 10/22 2ページ
今わたしたちは皆,彼らの産業を活気づける原料を忙しく生産しています。あなたは彼らが欲しがっているものを作っているのです。「彼ら」とはだれでしょうか。それは血液銀行と血漿採集センターです。血液産業はひたすら命を救うことを願っていると考える人は少なくありません。しかし,血液銀行も大企業の一つにすぎないと非難する批評家の声は大きくなっています。要するに,血球はお金になるのです。

非科学的な推論で医学を攻撃する

ワクチン接種

「黄金時代」1923年1月3日212頁 (元は英文)
予防接種の原理からだけでも、この行為は糾弾するに値する。腐った物質である膿を血液循環の中に注入することなど、ひいき目に見ても、吐き気を起こさせる嫌悪すべき行為である。予防接種に何らかの意味があるとすれば、それは健康人あるいは病人に感染物質を注入して、忌むべき悪質な病気を作ることである。

「黄金時代」1923年1月3日212頁 (元は英文)
知恵の優れていた子供たちはワクチン接種を受けた後まもなく、鈍くて愚かな子供になってしまった。彼らを健康状態に回復させるのは困難であった。

輸血

「目ざめよ!」75 7/22 4ページ
しかし精神分裂症の人の血を正常な人に注射すると,一時的に精神異常を引き起こすことが証明されています。

「ものみの塔」61 12/15 759
「人の血は実際にはその人自身である。血は、その人のくせをことごとく持っている。遺伝的な性質、病気にかかりやすいこと、個人の生活に起因する毒、食べるくせ、飲むくせがふくまれる・・・自殺させたり、人を殺させたり、盗みをさせたりする毒は、血の中にある」。
(偏った意見の書籍を引用)

危険性を過度に強調する

ワクチン接種

「黄金時代」1923年1月3日212頁 (元は英文)
予防接種の原理からだけでも、この行為は糾弾するに値する。腐った物質である膿を血液循環の中に注入することなど、ひいき目に見ても、吐き気を起こさせる嫌悪すべき行為である。予防接種に何らかの意味があるとすれば、それは健康人あるいは病人に感染物質を注入して、忌むべき悪質な病気を作ることである。予防接種が稀ならず、死、梅毒、癌、結核、発疹、らい病やその他の病気の原因となっていることは、もはや疑いの余地もなく示されている。

輸血

ものみの塔出版物索引 1951‐1985
輸血 – 危険
論 309; 塔84 2/1 23; 目80 7/8 28; 目79 8/8 30; 血 40‐48; 塔76 527; 良 178; 目76 2/8 30; 目76 7/8 13; 目76 12/8 30; 目75 6/22 28; 目75 7/8 29; 目74 2/22 29; 目74 9/22 16,18,20,28; 目74 10/8 28; 目73 1/8 31; 目73 5/8 13; 目73 8/22 15; 目72 1/22 6; 目72 9/8 29; 目72 12/22 19‐20; 目71 3/8 5; 目71 5/8 30; 目71 6/8 31; 塔68 210; 目68 3/22 30; 目68 5/22 19; 目68 8/22 29; 目67 8/8 3,30‐31; 目67 12/8 3,5‐7; 目65 10/22 11‐12; 目64 3/22 14; 目64 7/8 23‐25; 医 18‐34; 目61 1/22 28; 目61 2/22 17‐19; 目60 9/8 7,20; 目59 12/8 8; 目59 12/22 13; 塔58 396; 目56 2/8 14; 塔53 379

教理変更

ワクチン接種

ものみの塔 52年 12月15日号 (元は英文)
ワクチン接種の問題は自分自身で決定しなければならない個人的なものです。各個人は強制的なワクチン接種に直面した際の自分の立場や行動の結果を負わなければなりません。各自は自分自身の良心と自分の健康に対する認識、そして神の業を推し進めることに対する関心に従います。そしてわたしたちの協会は法的な問題を扱う余裕はありませんし判決の結果に責任を負うこともできません
この問題を考慮しましたが、わたしたちにはこれが創世記9:4に記されているノアと結ばれた永遠の契約に反するものとは思えませんし、レビ記17:10-14の関連する神の命令と相反するとも思えませんでした。・・・
わたしたちは上の情報を依頼に基づいて提供するにすぎないのであって、読者が選択するかもしれない決定と行動に責任を負うものではありません。

1952年にワクチン接種に関する協会の指針に変更が加えられた理由は何だったでしょうか?最も協会を動かしたものは信者が予防接種義務を無視することで協会に対して裁判の矛先が向くことへの恐れであったと言えます。記事では「協会は法的な問題を扱う余裕はありませんし判決の結果に責任を負うこともできません」と率直に述べています。輸血に関しても協会が責任を問われるような場面が出てくれば、あっさりと教理の変更が行われるのかもしれません。

*** w52 12/15 p. 764 Questions From Readers ***
Questions From Readers
● Is vaccination a violation of God’s law forbidding the taking of blood into the system?—G. C., North Carolina.

The matter of vaccination is one for the individual that has to face it to decide for himself. Each individual has to take the consequences for whatever position and action he takes toward a case of compulsory vaccination, doing so according to his own conscience and his appreciation of what is for good health and the interests of advancing God’s work. And our Society cannot afford to be drawn into the affair legally or take the responsibility for the way the case turns out.
After consideration of the matter, it does not appear to us to be in violation of the everlasting covenant made with Noah, as set down in Genesis 9:4, nor contrary to God’s related commandment at Leviticus 17:10-14. Most certainly it cannot reasonably or Scripturally be argued and proved that, by being vaccinated, the inoculated person is either eating or drinking blood and consuming it as food or receiving a blood transfusion. Vaccination does not bear any relationship to or any likeness to the intermarriage of angelic “sons of God” with the daughters of men, as described in Genesis 6:1-4. Neither can it be put in the same class as described at Leviticus 18:23, 24, which forbids the mingling of humans with animals. It has nothing to do with sex relations.
Hence all objection to vaccination on Scriptural grounds seems to be lacking. The only proper objection that some persons could raise to it would be on the matter of the health risks involved or of keeping their blood stream clean from diseased matter coming from a foreign source, whether from an animal sore or from a human sore. Medical science, in fact, claims that vaccination actually results in building up the vitality of the blood to resist the disease against which the person is inoculated. But, of course, that is a question for each individual concerned to decide for himself and as he sees it to be Jehovah’s will for him.
We merely offer the above information on request, but can assume no responsibility for the decision and course the reader may take.

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記事の終わり