ログインしていません。

#26 2016年06月17日 13:54:34

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

わたしもガリレオくんにならって悩む開拓者兄弟のことを
「ナヤミさん」って呼ばせていただきますね。
このほうが親しみやすいような気がします。

わたしが現役のころから読書を始めた理由は、
聖書と協会の出版物だけでは
わからないことがあまりにも多かったからです。
また、ものみの塔は出版物の中で
物事を説明するとき、世の中の出版物を多数
引用していましたので、それなりに読む価値を感じたのです。

また、読み始めた当時アダルトチャイルドという
子どものころ十分な世話を親から受けることができなくて、
心の成長が止まってしまっているような、理解しがたい
JWと付き合いが始まったこともあります。
彼を理解するためと、
わたし自身ももしかすると彼と同じように
自分の理解を深める必要があると思ったのです。
障害者として生きてきて、どこかいやすべき傷が
あるかもしれないと考えました。

JWは聖書と協会の出版物があれば
十分だという人が多いです。
JWも様々な問題を抱えていることがあり、
聖書から答えを見つけようとするのですが、
実際のところ聖書に答えがないことが多いですね。
無理もないことです。考えてみれば、
2,000ページぐらいの本に人間の抱える問題の
解決策をすべて記載するなんてできっこありません。
物理的にも無理です。

科学上、医学上の発見のように
新しい解決策を随時更新してほしいところですが、
2,000年近く前から更新が止められてしまい、
現状に合わないところがあると思います。
だから、協会は「聖書の原則」と称して、
書かれている聖書の言葉を誇大解釈して、あるいはこじつけのように
現状に合わせようとするわけです。

仮にそれを良心的にしているとしても、
上記の問題だけでも解決するのは無理でしょう。
かけらだってありそうにありません。

だから、わたしはJWが「世の知恵」として
さげすんでいる知識から助けを得ることにしたのです。
それが、脱塔する下地になったと思います。
JWが組織としておこなっていることが、
人間本来の精神衛生上いかに良くないかを
理解できるようになりました。

協会も役立つところでは世の中の出版物を
引用して自分たちの主張の裏付けにするのですから、
わたしたちヒラJWだってその原典を読んでいいはずです。

もう、そうしたことをはじめて25年ぐらいたちます。
ナヤミさんは若いからわたしたちより
心が柔軟でしょう。記憶力もいいと思います。
読書して、自分を成長させ、
必要に応じて他の人を助けられる人になってください。

わたしも「毒になる親」をもう一度読み始めました。
心にしみて含蓄のある本ですね…。

オフライン

#27 2016年07月15日 14:21:12

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

脱塔する前から読んでいた本で
「人間関係を育てるものの言い方」というのがあります。
日本語が話せるからと言って、
聖書を学んできたからと言ってそのような
ものの言い方を身につけられた人は非常に少ないと思います。
わたしもその一人ですから…。
脱塔後は新しい人間関係を構築する必要があるのですが、
役に立てればと思い、ここで紹介させていただきます。
「近藤千恵」著、「大和書房」発行です。
表紙には紹介の言葉として
「『あなた』も『私』も大切にする自己表現法」
≪女性にための人間関係講座・実践編≫
と記載されていますが、もちろん男性にも十分役立ちます。

オフライン

#28 2016年07月24日 19:13:47

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

日本でも地区大会が始まり、ネットで話題になっている
不活発者への忌避が、どのようになされるのか、
大きな関心を抱いています。

つい先ごろ近所の大型スーパーに行きました。
親しげに話しかけてきたのは現役JW姉妹です。
わたしが現役だったころのことを
よく知っているようですが、
わたしは彼女のことがとんと思い出せないのです。
記念式で会った彼女の娘姉妹もわたしのことを
よく知っているようで積極的に話しかけてきました。
でも、思い出せません。
申し訳ないやらなんやらです。

さて、母姉妹と地区大会の話になりました。
わたしは思い切って不活発者に対する
忌避のことを持ち出してみました。
現在はこうして気軽に話しかけられるけれど、
大会でその話がされると、断絶者や
排斥者に対するのと同じように
「話しかけられなくなって、姉妹が困りますよ」って
持ちかけてみたのです。
わたしもこの話題を話すかとても躊躇したのです。

わたしはネットから情報を得たことも言いました。
でも、わたしは気にしません、それでも話しかけます、
ということを笑顔で返事していました。

この笑顔の返事がどこまで真実かはわかりません。
地区大会後はっきりするでしょう。

この出来事から、当然ですが、現役JWであっても
すべてが組織の方針に賛成ではなく、
自分の信念というのかポリシーというのか、
自己主張を保っている人たる者の存在することを
脱塔を果たしたわたし自身も決して
忘れてはいけないのだと思いました。
覚えているべきだと…。

不活発者を忌避することはJW世界では大きな変更ですから、
印刷された文字によってはっきり表明されるでしょう。
そのあと、彼女と出会ったときに自分の述べた言葉通り、
実行されて、尊敬のまなざしで彼女を見たいものです。

ほかの精神狭量なJWに目撃されないことを願って…。

編集者 ラハム (2016年07月24日 19:14:49)

オフライン

#29 2016年07月25日 09:47:38

AK
ゲストユーザー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

不活発者への忌避なんですが、
あれって、全ての不活発者を避けると言うよりも

JWの身内やJW関係者が、不活発者当人が、JW的な罪をおかして生活してるのを知っている場合、忌避するように

っていうニュアンスだったように思うんですが、背教したとか周囲が知っていなければ、ラハムさんは大丈夫ではないかなと思ったんですが

#30 2016年07月25日 12:25:08

カレブ
Administrator

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

「不活発者への忌避」の件ですが

AKさんの言われる通りであると思います。

もともと、長年不活発になっているバプテスマを受けた証人に関しては
品行に関しての会衆としての調査(いわゆる聴聞会、審理委員会の結成)などは
行わないという方針がありました。

今回の要点は
「会衆としての長年不活発になっている人を裁くことはしないが
家族や近くの人は自主的に裁きなさい」
ということだと思います。

不活発という状態事態は忌避の根拠にしているわけではないので
一律に忌避されるようなことはないとは思います。

ただしこの話の潜在的な影響力というものは
それなりにあると思うので、長年離れている人に対して
勝手な噂話がひろまったりして、不活発者に対する
現役信者の態度が変わるということはあると思います。

オフライン

#31 2016年07月26日 14:01:22

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

AKさん、カレブさんご返事ありがとうございます。
わたしもお二人のおっしゃることが妥当だと思います。
ただ、カレブさんの言われるように
勝手な噂話が言い広められて、狭量な現役さんが
本来の目的とは違う態度を示す場合もあるとも思っています。

それにしても、わたしはJWになる前は
世の中の慣行や習慣に何の疑問も持たずに生活していました。
もちろん、JWになってバビロン的だとされている
慣行や習慣は避けてきたわけです。
でも、脱塔するにつれ、JWになる前に戻ったのです。
だから、成分輸血ですが、あっさり受けました。
選挙で投票すること、葬式や結婚式などの参加、
脱塔したころはずいぶん悪いことをしているような
気がしたのですが、もう何も抵抗を感じなくなりましたね。

わたしのところに訪問してくる現役さんには
一切だんまりです。知られれば厄介ですし、
自分から不和に種をまき散らす必要もありません。

彼らはわたしが復帰することを望んでいるようですが、
わたしにはまったくその気がありません。
復帰して集会に行くようになれば、
審理問題にされ排斥は間違いないでしょう。
わざわざ問題に巻き込まれるのはごめんです。
黙って知られなければいいのです。

このまま平和に暮らしていこうと思います…。

オフライン

#32 2016年07月30日 14:23:32

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

「捏造された聖書」については
「リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ」のトピックで
ささらさんが紹介してくださったのですが、
脱塔に関して役立つかと思い、こちらで感想など、
したためてみようかと思いました。

300ページほどある書籍なので、まだ読み終わっていません。
聖書そのものに関しては組織が出版物で書いている以上は
それほどよく知りませんでしたから、読み進むうちに
「ほー、なるほど」過去にはそのような解釈も
存在したんだ、知らないことばかりだったなあ、という印象です。

ここ二、三日感心しているのは「キリストの分割論」です。
これはイエスは完全な人間で、キリストは完全な神だ
というように分割しているという理論です。
イエスは人間として生まれ、バプテスマを受けて、
天から霊が下ったとき、キリストという神が
とりついたというような説明でした。

はりつけになったとき、キリストという神は
イエスを見捨てて離れたので、イエスは一人で
忍従を余儀なくなくされたというものでした。
けれども、イエスは忠実に苦難を耐えたので、
キリストという神はイエスを復活させたということです。

こうした理解を生じさせるために、
聖句の改竄や改編が必要だったということでした。

こうした理解が妥当かどうかは別にして、
これまでほとんど組織の見方を持ち
聖書を読んできたので、
まったく別の理解も可能なことを知って、
まったく目が開かれる思いでした。

もちろん、新世界訳の底本になった、
ウェストコットとホートの大きな働きも
称賛できることについて詳しく説明されています。

脱塔を果たした人も脱塔を考慮している人も
聖書そのものについてもう一度深く考察するのは
とても有益だろうと思います。

ここに書くことはわたし自身の言葉でです。
正確なことはご自分でお読みになってください。

オフライン

#33 2016年08月02日 17:55:32

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

「捏造された聖書」の読破は残り一章になりました。
ところどころで言及されているのですが、
西暦2,3世紀の写字生は素人集団だったということです。
4世紀以後プロの写字生が聖書の複製に取り組むようになりました。
わたしは最初から専門職のプロ集団が聖書を転写していたと
思い込んでいましたので、その記述にはびっくりです。
素人ではどれほど転写を間違えたのか見当もつきません。

また、わたしたちが聖典として受け入れている
新約聖書27冊を選定したのは、一世紀のクリスチャンたちでなく、
何百年もあとになってからという説明です。
キリストの直接の追随者でなかったということになります。
これは、組織もどこかで認めていたような気がします。

そのような人間的な要素を含みやすい聖書を
真の「神の霊感を受けた」書物として受け入れることは
じっくり吟味する必要がありそうです。

もっとも、そうした気持ちをわたしは捨てているような気がします。

オフライン

#34 2016年08月05日 14:34:29

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

「捏造された聖書」はおととい読み終えました。
訳者あとがきに原題が記載されていました。

「イエスの誤引用-
聖書を改変した人々とその理由の背後にある物語」

Misquoting Jesus:The Story Behind Who Changed the Bible and Why,
HarperSanFrancisco,2005

「捏造された」などという言葉を聞くと、
わたしなどは悪意を持って聖書が改竄されたのかなどと、
ちょっと緊張感がありました。
でも、読み進んでいくと、原著者アーマンの説明は
悪意を持って改竄されたというような
印象を与えていませんでした。
だから、わたしとしてはほっとした気持ちがあります。

267ページから引用しますが、

私はかつて信じていた
全霊感説はたんに不適切なだけじゃなくて、
たぶん間違いだと考えるようになった。
なぜなら、神が聖書の霊感を吹き込んだ理由は、
人々に神の真実の言葉を聞かせるため以外に
あり得ない(と私は思った)。
だが、もしも本当に神が人々に
神の真実の言葉を聞かせたいなら、
彼は奇蹟によってその言葉を同一の保っていたはずだ。
そもそも最初に、奇蹟によってそれを吹き込んだのだから。
だが、実際には神は全然言葉を
同一に保つことなんてことはしていない以上、
もはや結論は不可避と思われた。
つまり神は、最初からそれを霊感によって吹き込むなんて
七面倒くさいことはしていない。
-引用ここまで。

これを読んで妙に納得した気分にもなりました。

JWが信じる、いや聖書に述べられている神が
地球を含めた宇宙の創造者であるのなら、
たかだか日本語訳にしても2,000ページぐらいの書物に
書き記されている言葉を同一に保つなんて
いともたやすいことだったと思うのです。
これを神がしてこなかったことは
現存する写本の食い違いから明らかでしょう。
また、同一に保たれてきたのなら、
聖書に基づくという宗教が現在ほど混乱しなかったでしょう。
JWも混乱したキリスト教の一つなのです。
わたしはそれに巻き込まれてしまったのですね。

でも、聖書という世界的な書物がどのようなものかを
知り得たことは非常に有益だったと思います。

編集者 ラハム (2016年08月05日 18:42:34)

オフライン

#35 2016年08月06日 00:14:07

KAO
ゲストユーザー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

「聖書には1点1画の間違いもない」という原理主義者の主張は、まともに聖書を読んだことがありません、と自分から宣言しているようなものだと感じますね。

も搭組織がずるいのは、あれだけ出版物を洪水のように出しておきながら、聖書の研究や解釈には必要不可欠なコンコルダンスや4福音書対観表の新世界訳版を出版しないことです。これらを見ると、各福音書記者が自分の福音書に、素材であるマルコやQといった伝承をどのように料理し、独自の神学を盛り込んでいったかということが手に取るように分かりますし、コンコルダンスで用語統計を製作するだけで、新約の主題が「王国」よりもはるかに「イエスのキリストたることの証言」に重点があることが明々白々となります。それらは組織の主張に不都合だからだと感じますね。
たとえばマタイは、マルコやルカの「神の国」を「天の国」と言い換えてしまいますが(※「天の国」はマタイにしか出てこない)、そこには読んで字のごとく「地上の楽園」などという発想は皆無です。

#36 2016年08月10日 15:10:59

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

「毒になる親」を6月中頃から読み始めて、
きょう読み終えましたので50日ほどかかりましたが、
はじめて読んだような気持ちです。
この本は脱塔直後手に入れましたので、
もう10年以上所蔵していたことになります。

今回はJWである親が「毒になる親」なのかという
視点から読んでみました。

312ページ副見出し「自立への道」から

幼い子供は、親が承認を与えるか与えないかで
自分が正しいことをしているかいないかを判断する。
すなわち、親の判断が自分の判断の物差しと
なっているわけである。だが「毒になる親」の
物差しはあまりにも歪んでいるため、
それに従うには自分の考えを犠牲にして、
どうも正しいとは思えないことを
信じなくてはならない。この習慣は大人になっても続き、
あなたはいまだに同様の犠牲を払っているかもしれない。

-引用ここまで

JWでない親の場合は、基準が親自身ですが、
親がJWの教義を信じ込むようになると
歪んだ基準に神や組織の権威が加えられて、
より毒性を増し加えることになったのだろうと思います。
だから、JW二世や三世たちは
直感的に「どうも正しくなさそうだ」ということにも
半ば強制的に従わされてしまうのでしょう。
親の承認を得るというのはある程度成長してきても、
必要を感じるものだと思いますが、
それが小学校程度までの年齢ですと、
非常に大きな影響力があると思います。

最近は体罰を加えることは少なくなっているようです。
でも「むちうち」を直接体験した世代は
強い性質の毒を飲まされてしまったと思います。
世の中には「毒になる親」が多く存在するのですが、
その毒性を強める教義を発展・実行させた組織は
非常に罪深い存在だと思いました。

オフライン

#37 2016年08月30日 14:46:54

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

KAO さんの発言:

たとえばマタイは、マルコやルカの「神の国」を「天の国」と言い換えてしまいますが(※「天の国」はマタイにしか出てこない)、そこには読んで字のごとく「地上の楽園」などという発想は皆無です。

KAOさんの上記の発言がとても気になっていました。

というのは、わたしも脱塔直前になって、
JWが聖書からの希望として「地上の楽園」が来る、
という主張の聖書的根拠がかなり薄い、
いや、ほとんどないということに気が付いたのです。

KAOさんが述べている
四福音書の対観表やコンコーダンスが
あればもっとわかりやすいことは確かです。
でも、わたしは長いこと聖書を読んできて、
キリストの言われたことを比較してみました。

たしかに「神の王国」や「天の王国」には
多くの言及があります。でも、それのともない
「地上の楽園」を復興させるなどの話は
微塵も出てきません。わたしの記憶してる限り、
キリストが「楽園」あるいは「パラダイス」に
言及したのはルカによる書に記述されている、
ともにはりつけになった悪行者に対するものだけでした。

これ以外は何もないのです。

さらに新約聖書の多くを記述したパウロの書簡にも
「楽園の希望」など想定できる個所はありません。
もし、一つだけ述べるのであればコリント人への手紙で
「第三の天」として述べられている箇所です。
これとてものみの塔出版物で言及されているだけで、
「楽園の希望」とはっきり主張できるのか
そうとうあやしいだろうと思います。

そのほか新約聖書の著者、
ペテロ、ヤコブ、ユダ、ヨハネがいます。
ペテロは「新しい天と新しい地」に言及しましたが、
この「新しい地」が「地上の楽園」ことだという
根拠がどこにあるのでしょうか。
わたしは根拠がないと考えました。

残すところヨハネが啓示20章から22章で
楽園の情景を描いているのみです。
でも、これが地上で実現するという
保証がどこにあるのだろうかと思いました。
ものみの塔は啓示で述べられている144,000人が
天に行くとしています。大群衆は地上にいて
楽園で生活するとしていますが、
過去においては大群衆は144,000人の友達級として
天に行くことにしていました。

天に行くのか地上に残るのか
組織の聖書解釈によりころころ変わってしまうほど
根拠薄弱な希望だと思うようになったのです。
キリストが直接言及しなかったことを
あたかも絶対的な希望として提示し、
多くの人を欺いてきたことに脱塔直前気が付いたのです。

オフライン

#38 2016年09月03日 16:40:02

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

てつてつさん、
てつてつさんのHPを見ていたら
「ものみの塔の源流を訪ねて」という資料を見つけました。
わたしが脱塔する前からあったんですね。
これには長いこと疑問に思っていたことに対する
答えのあることに気が付かされました。

わたしがJWになるころはじめてもらった年鑑が
1976年版でアメリカのJWの発展に関するものだったのです。
これを読んでいてものみの塔の創始者とされている、
ラッセルがどのように1914年などの解釈を
知るようになったのか、長いこと首をかしげていました。
他の人の援助もなくて自分と自分たちのグループだけの
聖書研究だけで預言を解き明かすことが
果たしてできたのだろうかということもです。

やっと三分の一ぐらいまで読み進んできましたが、
事実はミラー派の影響が相当大きかったようです。

てつてつさん、ファイルをダウンロードできるように
してくださりありがとうございました。
HPもゆっくり読ませていただきます。

オフライン

#39 2016年09月03日 21:22:22

てつてつ
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

ラハムさん私のサイトの本を見ていただきありがとうございます 良心の危機の281ページで統治体の一員のライマンスウィングルはこういっています
会議の終わりでは、二、三の例外を除いては全員が一九一四年と「この世代」についての教義は存続するべきだという意見を示した。執筆部門調整者のライマン・スウィングルはこう言った。「わかりました、皆さんそうなさりたいのならそれでよろしいでしょう。でも少なくとも皆さん、一九一四年に関しては、再臨派から全部もらっているというのはご存知ですよね。」   再臨派からぜんぶもらっているてどうゆうこと? 私たちは協会からラッセルと少数の聖書研究している人たちから現在の真理が生まれたと聞いていたのですが その本当の源流を理解できる本です 自分も現役の時これをはじめて読んだとき なんだ僕たち再臨派「アドベンティスト派」だったんだと思いました ライマン・スウィングルはじめ他の統治体の成員もみんな分かっていて信者に偽りを教えているのです しらないのは平信徒のエホバの証人だけです そのほか この源流の219ページからのフリーメイソンとの関係からは ものみの塔のシンボルが実は聖書とは関係ないこと ラッセル時代の本の表紙に用いられた太陽の平円盤の意味 なぜエホバの名前にこだわるのか 目ざめよの前身だった黄金時代の意味 ピラミッドとの関係などを読んだとき血の引くのを感じたことをよく覚えています カレブさん時間あったら またものみの塔とフリーメイソンとの関係の特集記事お願いします

追伸 KAOさん コンコルダンスや4福音書対観表 のオススメのもの何かありますかご存知でしたら教えてください よろしくお願いいたします

編集者 てつてつ (2016年09月03日 21:31:11)

オフライン

#40 2016年09月03日 22:16:56

カレブ
Administrator

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

>カレブさん時間あったら またものみの塔とフリーメイソンとの関係の特集記事お願いします

こんばんは。わたしもラッセルやラザフォードの時代をおっていく記事は
作りたいと思っています。

目的は
現在のエホバの証人の聖書解釈が、
現在のエホバの証人が考えているような
神からの「新しい光」が与えられたようなものではなく、
むしろ
19世紀の一般のキリスト教の聖書注釈者に比べても
レベルが低く、人間的なものであるということを
理解できるようにするためです。

フリーメイソンとの関係について言うと
「関係」というよりも「影響」というようなものだと思っています。

フリーメイソン関連でちょっと釘を刺しておきますと
フリッツ スプリングマイヤー Fritz Springmeier
という人の情報は娯楽程度に考えておいたほうが良いと思います。

フリッツ スプリングマイヤーは日本でいうと
内海聡かなと思っています。

デマだと自分では半分はわかっていることでも
本を売るために利用しちゃうタイプです。

オフライン

#41 2016年09月04日 05:17:42

てつてつ
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

カレブ さんの発言:

フリーメイソン関連でちょっと釘を刺しておきますと
フリッツ スプリングマイヤー Fritz Springmeier
という人の情報は娯楽程度に考えておいたほうが良いと思います。
フリッツ スプリングマイヤーは日本でいうと
内海聡かなと思っています。

カレブさん ありがとうございます スプリングマイヤーについてこんな情報もありました 自分はもっとまじめな人だったと思っていたのに残念です 内海聡さんは以前少し本を読んだことがありますが自分の思い込みとネットでかき集めた情報をごちゃまぜにした証拠のないいい加減な本だとの印象が残っています いててて 釘さされちゃった

編集者 てつてつ (2016年09月04日 05:18:13)

オフライン

#42 2016年09月04日 15:06:07

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

てつてつ さんの発言:

追伸 KAOさん コンコルダンスや4福音書対観表 のオススメのもの何かありますかご存知でしたら教えてください よろしくお願いいたします

てつてつさん、
親切なご指摘をありがとうございます。
きょうは「良心の危機」ファイルをいただきました。
もう、10年以上前から良心の危機は持っていました。
でも、ネットで知り合った元JWに貸してあげたのですが、
連絡しても返却してくれなかったのです。

わたしはJWICからも本からもてつてつさんが
指摘してくださった個所は読んでいました。でも、
「再臨派」というのがアドベンチスト派やミラー派と
結びつかなかったのですが、今回のことでよく理解できました。
ラッセルたちは1914年の聖書解釈を自分たちで
発見したのではなく、再臨派の一派から持ち込んだのですね。
1976年年鑑は自分たちで発見したように書かれていましたが、
それは組織の都合の良い脚色だったのですね。
なんだか胸がすっきりした感じです。

わたしは近々都合をつけ銀座の教文館に行きます。
そこで良心の危機も購入したと思いますが、
直に探してみたいものもあるので、
行こうと計画していました。
てつてつさんが、述べておられるコンコーダンスのような
書籍があるのかどうかも売り場で聴いてみようと思います。
何か手掛かりがつかめれば、書き込むつもりです。

オフライン

#43 2016年09月05日 00:38:14

てつてつ
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

ラハムさんよい本あったらまた教えてくださいよろしくお願いします

オフライン

#44 2016年09月05日 18:23:54

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

てつてつ さんの発言:

ラハムさんよい本あったらまた教えてくださいよろしくお願いします

てつてつさん、
教文館に行ってきました。
てつてつさんご希望の書籍はそれぞれ二冊発見しました。

1.一目で見る四福音書 熊谷定男著
新共同訳に基づく 聖恵授産所出版部 2667円

2.福音書共観表
岩波版福音書訳に基づく 岩波書店 4800円

3.ハンディコンコルダンス
新改訳に基づく 日本聖書刊行会 1000円

4.新共同訳聖書コンコルダンス
新共同訳に基づく 新教出版社 2500円

以上ですが、すべて税別になります。
教文館では、一万円以上買うと送料無料で代引きのサービスがありました。
個別なら、アマゾンで買う方が安いかもしれませんね。

なお、KAOさんが述べていたのは二番目の福音書共観表かもしれません。
これは、福音書各部を並べて同じページに印刷し、
行を色分けて一字一句共観箇所を区別して示してあり、
とても識別しやすかったです。
KAOさんが触れていたQ資料も言及されていました。
ちょっと値段が高いけれど、それなりによくできています。


売り場の人にキリスト教関係の書物を
扱っている店舗について話していたら、
全国の店舗の案内書をくれました。
北陸方面は…

CLC金沢店
920-0935 金沢市石引2-1-6 076-262-6307 と記載されています。

ちょっと愚痴ですが…、
電車二本を乗り継いで初めて銀座に行きました。
東京は太陽の怒りのように暑かったです。
エホバの炎熱じゃないからいいけれど…。
わたしも書籍二冊買いましたが、けっこう重いですね。
自分を納得させるためです…。
でも、人力で手こぎの車いすは
もう無理かもしれないとじっと考えさせられる一日でした。

オフライン

#45 2016年09月05日 18:41:23

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

野の花 さんの発言:
ラハム さんの発言:

ラッセルたちは1914年の聖書解釈を自分たちで
発見したのではなく、再臨派の一派から持ち込んだのですね。

ラハムさん こんばんは。引っ越しとリノベで忙しくご無沙汰してます。
私も以前から思ってました。

ラッセル達は自分たちが属していた教会から「背教して」新しい宗教を創っただけ。
その際 差別化を図るために聖書解釈をちょっと変えた。
当時ラッセルは親から相続した大金があったのでそれが出来た。

聖書オタクの金持ちらしく 後に抜け目のない苦労人?のラザフォードに組織を乗っ取られた。と。

ラッセルは金持ちのボンボンだったかもしれませんね。
ラザフォードにしてやられたというところでしょうか。
ところで「リノベ」ってなんですか?
さっぱりわからないのですが…。

オフライン

#46 2016年09月05日 19:05:05

てつてつ
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

ラハムさん情報ありがとうございます 酷暑のなか車椅子でおつかれさまでした 自分でもちょっと調べてみます ところで2冊はどの本買われたのですか

オフライン

#47 2016年09月06日 18:44:45

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

てつてつ さんの発言:

ラハムさん情報ありがとうございます 酷暑のなか車椅子でおつかれさまでした 自分でもちょっと調べてみます ところで2冊はどの本買われたのですか

一冊は「良心の危機です」。
てつてつさんからいただいたPDFはコンピューター上での
閲覧にはとても貴重です。
でも、印刷上の証拠も保持しておきたかったのです。
自分を納得させるために…。

オフライン

#48 2016年09月08日 11:02:46

てつてつ
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

ラハムさんこんにちは ラハムさんオススメの色分けの福音書共観表近くの図書館にありましたので現物確認のうえ購入しました四福音書対観表 ギリシア語‐日本語版というもっと詳しそうなのもありましたが どうせギリシャ語はわからないし色分けしてないのでどことどこが一緒で違うのか全ての文字を確認しなければならないので理解するのにものすごい時間と根気が必要だと感じました その点色分けしてあるものは視覚的にどことどこが一緒なのか一目でわかり大変よいと思いました たしかにこれを見る限りではマタイとルカは共通しているところが大変多くそのもととなったのではないかといわれるQ文書なるものの存在もなるほどとおもえるものでした ただ自分はQ文書は見つかっているわけではないのでマタイとルカがそれぞれ別個に神からテレパシー 「神からの霊感」(テモテ第二 3:16) …聖書全体は神の霊感を受けたもので… を受けて書いたが一部は同じ表現になった「神がお許しになった」という確率も10の4万乗分の1ぐらいあるかもしれないので 当人と神様に聞かない限り真相はわからないということでまたもや保留ということで自分の頭のブラックボックスに入れておくことにしました ルカ 2:19) …しかしマリアは,心の中であれこれと結論を下しつつ,こうして語られる事柄すべてを[記憶に]とどめていった…
でも

逃げる。←今ここ
ヤン:「おまえのか~ちゃんで~べ~そ~((((((((⊂( ・ω・)⊃」

これかもしれません またよろしくお願いします

追伸
KAOさんの
各福音書記者が自分の福音書に、素材であるマルコやQといった伝承をどのように料理し、独自の神学を盛り込んでいったかということが手に取るように分かりますし、コンコルダンスで用語統計を製作するだけで、新約の主題が「王国」よりもはるかに「イエスのキリストたることの証言」に重点があることが明々白々となります

は新共同訳聖書コンコルダンスを一緒に購入しましたが  頭の悪い自分にはこの意味がよくわかりませんでした ただ新約の主題が「王国」よりもはるかに「イエスのキリストたることの証言」に重点があることが明々白々...というのは聖書を読めばはっきりわかると思います

編集者 てつてつ (2016年09月08日 17:36:37)

オフライン

#49 2016年09月08日 16:14:37

ラハム
メンバー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

てつてつさん
詳しい情報をありがとうございました。
福音書の構造についてはわたしなりの考えもあるので、
機会を見つけて書き込んでみようと思います。
さすがにギリシャ語はわたしもわかりませんので、
自分の理解できる範囲で勉強しようと思います。
ただ、資料を探すのはネットだけでなく、
図書館や書店に行くという実際の行動も
必要だと思いました。
教文館にはキリスト教関係の興味深そうな書籍が
何千冊もありそうでした。

オフライン

#50 2016年09月08日 23:25:10

KAO
ゲストユーザー

Re: 元・エホバの証人同窓会・脱塔分室~JWからの脱塔指南します~

あわわ!!!
すっかり夏休みを満喫していたので、この間全然見てませんでした!! こんなページに私宛の質問があったとは?? 極端に時間経ってなくてよかった。

私自身はここで挙げてくださった対観表はすべて持っていますが、日本基督教団出版局から出ている『四福音書対観表』は定価が21000円+税でとても高いです。逆に一番お手ごろの物はやっぱり①で、これは新共同訳の本文をそのまま利用しているものなので、一般の方はこれを用いるのが一番便利かと思います。ギリシャ語原典は読みこなせなくても、知的好奇心の旺盛な方には、岩波書店の『福音書共観表』がお奨めです。ギリシャ語原典との対応関係にも神経を配り、すでに言及されていますように句単位での色分けなど、ユニークな試みは海外にも類書はないと思います。そして何より、共観福音書のみならずヨハネ福音書はおろか、グノーシス文書であるトマス福音書まで含めた五福音書対観表になっているのでとても勉強になります。しかもカラー刷りで4800円+税なんて絶対お買い得ですね。やはり人文書大手は違います。キリスト教出版社はどこも苦しい台所事情なので高額になるのは仕方ないです。
他の共観表としては、少し古いですが、シャーマン(高柳伊三郎訳)『イエスの生涯の記録』や無教会の塚本虎二『福音書異同一覧』(新地書房)などが古本屋で安価で手に入るかもしれません。

いずれにしましても、福音派やものみの搭の方々は、「聖書の本当の著者は神様本人なので、聖書には一切矛盾はなく・・・」などとおっしゃらないで、福音書記者のそれぞれが、自分の問題意識に従って、伝承素材をどのように料理し、自分の福音書を編んでいったか・・・
神様はせっかく4つもの福音書を与えてくださったのですから、豊かなメッセージを読み取らないともったいないですよ。

ちなみに福音書記者は著者ではありますが、イエスにまつわる伝承を素材として収集し、独自の福音書を編んだという意味では「編集者」です。しかし、編集者であっても思考を停止したロボットではないので、編集作業には「意図」が表れるわけです。この4つの福音書の「違い」に着目し、物語の配列順序や編集句を手がかりとして、それぞれの福音書記者の思想を浮かび上がらせる研究方法が戦後のドイツで編み出されました。それを「編集史的研究」といいます。その代表的なものは日本語に翻訳されたものもございますので、ぜひ一度読んでみてください。マタイにはマタイの主張があり、ルカはルカの問題意識にしたがって自分の福音書を製作したのだと分かるでしょう。

H・コンツェルマン『時の中心』‐ルカ神学の研究‐新教出版社、田川建三訳、1965年
W・マルクスセン『福音書記者マルコ』‐編集史的考察‐日本キリスト教団出版局、2010年
マタイについては『G・ボルンカム』の研究がありますが、日本語訳はありません。また、田川建三先生の『原始キリスト教史の一断面』勁草書房もマルコ福音書に対して編集史的方法を適用したものと言えます。初版はかなり古いですが、いまだに新本で入手可能です。

マタイとルカに関しては、一致してマルコとQを利用しているので、共観表を用いれば専門家でなくても比較的簡単にマタイとルカの編集句を抽出できます。自分で読み比べていくと面白いですが、面倒な方は現在(作品社)から刊行中の「田川建三訳」新約聖書をご覧になると、詳細な分析を「節」単位で解説してくださっています。田川先生は文章を読むとケンカごしで怖い印象ですが、実際にはユーモア溢れる気さくなおじさんです。
ここには勉強熱心な方が多いので、田川先生の「書物としての新約聖書」(勁草書房)が座右にあると便利です。写本の問題から聖典成立史、各国語翻訳の問題まで縦横に論じてあります。ちなみに本書の元となった田川先生の勉強会には私も参加しておりました。楽しい思い出です。

覚醒した元証人の方々は、これまで「バビロン文献」が長らく禁書になっていた反動からか、一般的クリスチャンから見ると、リベラルを通り越してラディカルな研究書にも手を伸ばしている方がたくさんいらっしゃいますね(笑)。
このサイトの全テーマに目を通す時間はとてもないのですが、斜め読みしていると、イスラエル史や考古学の分野では、ぜひともご紹介したい文献もたくさんあります(※信仰の肥やしにはならない物も多いですが)。
あと、ものみの搭が大好きな「死海文書」や「七十人訳」などについても・・・これに本気で取り組むと、ものみの搭の主張の滑稽さがモロに露呈してしまうというのに、組織は気付いていないんですかね???

それとラハムさん、コンコルダンスで数えると、福音書には一見「王国」「御国」「天の国」がたくさん出てくるように見えますね。それでも対観表を見れば一目瞭然、重複記事がとても多く、2つ、または3つの福音書にまたがって出てくる場合が多く認められます。それらを省くと実はそんなに多くはありません。新約にはまったく出てこない書物さえあります。

Qなんてものが、どうして想定できるのかも解説したいところですが、とりあえず今夜はここまで・・・2学期が始まり、大量の提出物と格闘中なのでまた後日書き込ませていただきます。夏休みの宿題は、出される方もイヤですが、出す方にとっても相当キツイんです。40人分全部に目を通して添削し、コメントを書いて早々に返さないといけないですから・・・これからテストも作らないといけませんし(汗)。

クィック投稿

メッセージを書いて送信してください。

Board footer