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#26 2019年06月04日 11:23:03

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

Wikipedia ヘリシェフ
wikipediaからの引用ばかりで申し訳ありません。

ヘリシェフ(Herishef。または Heryshaf、Hershef。(エジプト語:Ḥry-š=f "彼の湖の上にいる者")、 ギリシア語ではハルサフェス (Ἁρσαφής。Harsaphes) と書き表される)は、エジプト神話における古来の羊神であって、彼への崇拝はヘラクレオポリス・マグナ(英語版)(現在の Ihnasiyyah al-Madinah)に集中していた。彼はエジプトの神話ではラーとオシリスに同一視された。

第1中間期に、ヘリシェフを信仰する人々が、下エジプト(ナイル川デルタ地帯)に侵入していたアジア人を武力で従わせ、下エジプトと中エジプト(英語版)を統一して支配した。このことによってヘリシェフは民族神の地位を得ることとなり、ホルスの形態の一つとみなされた。後に、アメン神が牡羊の姿で表現される時はヘリシェフと同一視されることとなった。

ヘリシェフは羊の頭を持つ人間として描かれた。創造と豊穣を司る、水とも関係の深い神である。

Wikipedia  オシリス神より
神の紹介~略・・・・・・・・・・・
ただし、この神話はエジプト人自身の記述ではなく、ギリシアの哲学者プルタルコスによる「イシスとオシリスについて」に基づくものである。オシリスの偉業は武力によらずエジプトと近隣の国家を平和的に平定し、産業を広めた古代のシリア王をモデルにしているとされる。神の死と復活のモチーフは、各地の神話において冬の植物の枯死と春の新たな芽生えを象徴しており、オシリスにも植物神(もしくは農耕神)としての面があると見られる。右図にあるように肌が緑色なのは植物の色を象徴しているからだといわれる。

創世記口語訳Wikisourseより
第4章
3 日がたって、カインは地の産物を持ってきて、主に供え物とした。

4 アベルもまた、その群れのういごと肥えたものとを持ってきた。主はアベルとその供え物とを顧みられた。

5 しかしカインとその供え物とは顧みられなかったので、カインは大いに憤って、顔を伏せた。

6 そこで主はカインに言われた、「なぜあなたは憤るのですか、なぜ顔を伏せるのですか。

7 正しい事をしているのでしたら、顔をあげたらよいでしょう。もし正しい事をしていないのでしたら、罪が門口に待ち伏せています。それはあなたを慕い求めますが、あなたはそれを治めなければなりません」。

8 カインは弟アベルに言った、「さあ、野原へ行こう」。彼らが野にいたとき、カインは弟アベルに立ちかかって、これを殺した。

9 主はカインに言われた、「弟アベルは、どこにいますか」。カインは答えた、「知りません。わたしが弟の番人でしょうか」。

10 主は言われた、「あなたは何をしたのです。あなたの弟の血の声が土の中からわたしに叫んでいます。

こうして古代エジプト神話と見比べてみると、当時、放牧民対農耕民のバトルがあったようにも感じます。特にエジプトやメソポタミアの都市国家を中心に農耕が行われ、それに対し文化的に遅れた放牧民の正当性を主張するためにはこういった聖書によって自分たちの正当性を主張する事が必要だったかもしれません。あの辺は地下水は豊富なのですが、汲み過ぎると塩害を引き起こすという点では放牧民の方が正しかったかもしれません。

#27 2019年06月04日 12:53:37

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

そう言えば前後します、すみません。創造の6日間についてはこんな面白い話がありました。
wikipediaトート神より

時の管理者として
ヌトがオシリスたちを生む前にラーが「その子供たちは災いを生む」と言って子供を産むことを禁じた。困ったヌトは、トートに相談した。そこでトートは月と賭けをして勝ち、時の支配権を手に入れた。そこで太陽神の管理できない閏日を5日間を作った(太陰暦と太陽暦の差)。そしてヌトは、この間にオシリス、セト、大ホルス、イシス、ネフティスの5柱を生んだ。(ホルスを含まない4兄弟の場合もある。)

そして月としての属性を得たため太陽の沈んだあとの夜の時間は、トート神が太陽にかわって地上を守護するとされる。

創造の6日間とは、暦の問題で空白の6日間が発生し、その対処に困った古代メソポタミア人もしくはエジプト人が考え出した便宜上の日数だったのかもしれません。暦や天体を学習するとその辺の仕組みが分かってくると思います。
天文と歴史に通じている専門の学者でないとこれは難しいですね。でも可能性として考える価値はあると思います。
では今週末までお休みするかもしれません。

#28 2019年06月04日 13:31:36

三太郎
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

めぐママさん、カール・ヤスパースといえば枢軸時代でしょうね。

紀元前500年頃を境にした前後300年の期間に、次のような不思議な現象が生じています。

以下、wikiより引用。

「この時代には、驚くべき事件が集中的に起こった。シナでは孔子と老子が生まれ、シナ哲学のあらゆる方向が発生し、墨子や荘子や列子や、そのほか無数の人びとが思索した、インドではウパニシャットが発生し、仏陀が生まれ、懐疑論、唯物論、詭弁術や虚無主義に至るまでのあらゆる哲学的可能性が、シナと同様展開されたのである、イランではゾロアスターが善と悪との闘争という挑戦的な世界像を説いた、パレスチナでは、エリアから、イザヤおよびエレミアをへて、第二イザヤに至る予言者たちが出現した、ギリシャでは、ホメロスや哲学者たち、パルメニデス、ヘラクレイトス、プラトン、更に悲劇詩人たちや、トゥキュディデスおよびアルキメデスが現われた。以上の名前によって輪廓が漠然とながら示されるいっさいが、シナ、インドおよび西洋において、どれもが相互に知り合うことなく、ほぼ同時的にこの数世紀間のうちに発生したのである。」

ヤスパースはこの時代を人類が精神的に覚醒した時代とし、「枢軸時代」と命名しています。
ヤスパースは文明の発達段階を4段階に分けていますが、自分流に噛み砕くとこんな感じでしょうか。第1段階が先史時代の象徴化革命、第2段階が文字・金属の使用、農業・牧畜の開始、大国家の誕生、第3段階が「枢軸時代」、第4段階が科学技術時代。現生人類20万年の歴史における、これらの変革は必然だったのでしょうか。

ちなみに人類史を聖書年表で語ると虫かご状態になりますので気を付けましょう。(笑)

資本主義も民主主義も行き詰まり感が出始めています。最近の若い人は昔ほど物欲がないと言われています。競争化社会も疲弊し始めています。風土の影響は残りますが、同時に風土や国境を越えて、先進国も発展途上国の人も最新の情報を共有することができる時代になりました。

一体、次はどんな大変革が待っているのでしょうか。たぶん我々が生きている間にそれを見ることはないと思います。

#29 2019年06月04日 14:16:12

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

連投行きます。^^:

地獄と天国の概念の移り変わりについても「聖書」と「他の神話」を対比させながら書いて行こうと思います。
先行文として

地獄と言えば「燃える炉」ですが、粘土や食物を焼く、煮る文化のあるところは共通して似たような概念があります。
しかし。イヌイット・・・ありました。常識を覆す存在が・・・
イヌイットの伝説では魔物が「うかつに近づく者を冷たい海に引きずり込む」そうです。
イヌイットの伝説では地獄という概念はあまり分からないところがあるのですが、引きずり込まれると死をもたらす
恐ろしい地獄のような場所として、冷たい海という、地獄の概念を考えさせられる存在がありました。
聖書を見ても「地獄が燃える炉になる前は死の谷で地獄が表され、動物の糞になる様子が地獄のように書かれている
箇所があります。」これについては、以前どこかのトピで書かれていたと思います。
ところ変われば、環境が変われば地獄の概念も変わる可能性としてイヌイットという稀少な存在がいました。
各地の伝説と聖書を対比させるのも良いかも・・・

#30 2019年06月04日 15:09:41

めぐママ
メンバー

Re: 聖書・その背景を考える

三太郎さん
ありがとうございます。 きちんとまとめてくださいました。
最近 自分を振り返ってみると 何故 あれ程 歴史が苦手だったのかと思います。
戦争ばかりです、どれが正しい統治なのか、真の平和をもたらす 民を幸福にする国は無いのか? そんなことを思っていました。ベトナム戦争の悲惨なニュースやポルポト
世界を 俯瞰して見る  歴史を通して年表を把握して考えられなかった、一つの 残虐な事実を知るたびに ショックでひっくり返っていたように思います。
原爆資料館とか ルワンダの事  子供に知らせて 見せるにはその子のこと考えてから判断しないといけないように思います。
幼い頃 テレビを見て ボクシング とかプロレス 平気で応援しているオトナを 見て  固まっていた自分を思い出すと マゴ娘が 言葉が通じないから パタンとうつ伏せに倒れて無言の抵抗してる気持ちがよくわかります。

それにしても ウパニシャッドとか・・・

このところ  アタマに衝撃を受けたり  脳を直接ワシワシとマッサージされているような気がしますが ちっとも 頭  蘇生されません。
ようするに  若い時に しっかりと 学ぶ必要があると思います。
料理の手順は忘れないようにします。

オフライン

#31 2019年06月04日 15:19:25

めぐママ
メンバー

Re: 聖書・その背景を考える

シセイさん
イヌイットは生肉を食べる者 という意味らしいです。火を使えないのではなく 野菜 果物が無いから 肉を生で食べることにより酵素を摂取する。
又、アザラシを 埋めておいて 発酵させることをするそうです。イシル しょっつる ナンプラー みたいなものかな?
琵琶湖のフナのなれ寿司  金沢のかぶら寿司は 保存食として洗練された物です。

イヌイット  命がけで生きていたのですね。
昔は 河童が出るから あの川の淵に行ってはいけないと教えていました。

オフライン

#32 2019年06月04日 19:22:43

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

三太郎さん、お加減はいかがですか?コメントありがとうございます。ヤスパース・・・科学技術時代ですか。
もう現世から卒業したいような、まだなような・・・今、三太郎さんの過去のコメントと被ったりしつつ書き込み
しています。聖書を外側から眺めつつ、当時の人々の背景を考え、中東~西洋の歴史と哲学を考える。意外と
「あっそうか!」という気づきもあったりします。創世記の7日間にしてもエジプト神話のトート神にヒントがあるの
かなとかフリーメーソンのいきさつとか・・・今、ごちゃまぜになりながら創世記を振り返り、もう少し掘り起こしたら
出エジプト記に移ろうかというと思っています。ところが、この先、申命記・・・強敵です。なんせエレミヤ記で全否定されているのですから。そもそもモーセ五書って・・・無理ありすぎ。どうしたもんか・・・とりあえず何とか調べつつ
書いて行こうと思います。過去トピと被りますが、新しく閲覧者になった人のために解説になるかなと思います。

#33 2019年06月04日 19:41:13

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

ちょくちょく打ち間違いしてすみません。前の方のコメントで、12がエルサレムにとか、それ言うなら12氏族がイスラエルやエルサレムで表されたりだし、この直前コメントでも移ろうかというと思っていますとか、移ろうかと思っていますの打ち間違いだし、読みづらくてすみません。何とか読んでください。(*´ェ`*)ではちょっと週末まで留守にします。

#34 2019年06月04日 19:51:13

三太郎
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

シセイさん、おかげさまで普通に歩けるようになりました。ホッ。

ビールとラピスラズリが大好きだったシュメール人。

シュメール人は、人類最古のビール醸造を行っていたとも言われています。
驚いたことに、シュメールにはビールの醸造を司る女神がいた。女神「ニンカシ」。

ニンカシを讃える歌もあった。
「ニンカシよ、あなたは樽からビールを注ぐ、チグリス、ユーフラテスの流れのように」

シュメール人は、麦やアシの茎を筒状(ストロー)にして、ビールの上澄みだけを吸飲していた。
なんと、身分の高い者には装飾細工を施した、金の「マイストロー」を持参する洒落者もいたらしい。

https://www.kirin.co.jp/entertainment/d … T/hst/no1/
https://www.kirin.co.jp/entertainment/d … T/hst/no2/
https://www.kirin.co.jp/entertainment/d … T/hst/no3/
https://www.kirin.co.jp/entertainment/d … T/hst/no4/


当時のビールはプリン体が多かったのだろうか。
シュメール人に痛風の人がいたかどうかは定かではありません...(-_-)

#35 2019年06月06日 22:42:57

めぐママ
メンバー

Re: 聖書・その背景を考える

シセイさん

自由で 自由な考えが出来る シセイさん。
だけど  もしかして 気にしているかも知れないと思って。
わたくしも なんのことだか判らず ???
今日  C overed  aggression という言葉を知りました。
昔から こういう事で苦しくなっていたのだと思いました。 あなたは もつと強い風当たりを 職場で経験されたのでしょうね。誤解されたり。

聖書の神を信じて 組織の偽善には気づいて そこからは 逃れても まださまざまなものに捕らわれていた あの頃 この掲示板のおかげで どこの教会にも行かず
ここでの皆さんのやり取りを聴いて カルトの鎧が 一枚ずつ 剥がれていったのが2015年でした。
今では 、B・C・3000年 のシュメール人 とかもつと古い、トルコの文明とか知らなかった事を教えてくださるのですからね。
みんなの知り得た情報を寄せ合って それでもやっぱり 結論は自分で心の中で思い定めればいい事です。  後でもっと新しい別の資料が与えられたら 柔軟に考えたらいいいと思います。

オフライン

#36 2019年06月06日 22:53:15

めぐママ
メンバー

Re: 聖書・その背景を考える

三太郎さん

プリン体カットのビールがある 時代で良かったです!
海藻サラダを先に食べること  大豆から作った タンパク質を摂取するなど 食事を変えると 検査値がすぐに変わります。

麒麟麦酒 の誘惑   ウチの若い人たちも  そうです。

オフライン

#37 2019年06月08日 01:13:32

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

何を書いていいのやら・・・・・・・駄文ですみません。励みになる文にはならないかも。

出エジプト記について思った事をだらだらと書いていきます。既出の内容ですが。
まず出エジプトについてまとめてみようと思いました。長文は回避できないです。

*****************************概要************************************
ミディアン人 アラビア半島北西部
モーセはミディアン人の舅の羊を連れて放牧、ホレブ山に登った。
レンガを焼く藁はエジプト人が保有していた。
エジプト人は神聖視された寄生虫だらけのナイル川の水を飲んでいた。
ヘブライ人はナイル川を神聖視しなかったため、井戸水を飲んでいた可能性がある。
ナイル川は過栄養状態で川の水が赤かった。
あぶ=肉バエが大量発生し、蛙が大量発生した。
蛙が腐って山積みされた。
蛙はエジプトの神の象徴。
ヘブライ人は蛙を神とは認めないので自宅前には山積みしなかった。
蛙についたあぶ=肉バエ大量発生
初めは家畜につき、人に卵を産み付けた。
エジプト異常気象、現在でも大きな雹が降ることがある。
収穫できない作物の取り残しが発生したため、いなごが大量発生した。
強い西風が吹いていなごは紅海の方へ行った。飛ぶイナゴなので偏西風に
乗って西へ飛んでいった。
ヘブライ人は自分たちの家の戸に羊の血で記しを付け、エジプト人の初子と家畜の初子を
皆殺しにした。
ヘブライ人はエジプト人から服や装飾品を奪い取った。
報復を受ける前に急いでエジプトを脱出しなければならない。
ペリシテ人居住区を避け、紅海にそってシナイ半島を一周し、おそらくアラビア半島北西部
のミディアン人居住区に入ったが、エジプト人をおびき出すため、わざと引き返した。
パロは、ヘブライ人がシナイ半島で道に迷ったと判断した。
ヘブライ人はアカバ湾のシナイ半島側の海の傍に宿営した。成人の男だけで60万人。
強い東風が吹き続け、海水が分けられ、陸地が現れた。
****************************************************************

モーセの海割は、タニスと呼ばれた古代エジプトにあった、ナイル川河口の都市にある潟湖での出来事ではないかと
いう意見とアカバ湾のヌウェイバではないかという意見があります。有名な話なので古参の方は辛抱してください。
タニスの潟湖では確かに強い東風が吹くと湖底が現れます。モーセたちヘブライ人は舟作りに長けていたとは思えない
ので、まさかとは思うのですが、ナイル川が渡れなかったのではないでしょうか。聖書のみですと、ヘブライ人居住区
は倉庫の町ラメセスとあともう一つ、ナイル川河口付近に町があったのですが、その周辺に住んでいたとも思われるの
ですが、舟で移動できなければ、川を渡るには潟湖に出なければならなかったと思われます。
もうひとつ、アカバ湾のヌウェイバ、こちらも可能性はあります。少なくとも紅海側ではないと思います。紅海は海底が
地溝で平均水深も深く、とても渡れる物ではありません。聖書の記述によれば、モーセたちは、ペリシテ人を回避して
進んだらしく、その記述通り考えれば、ペリシテ人を回避していったんミディアン人居住区に入り、追ってきそうなエジプト軍を何とかするために、一度北上し再びシナイ半島にもどってアカバ湾の海沿いまでエジプト軍をおびき寄せたことになります・・・・・・
いったん切ります。古参の方はすみません。辛抱してください。

#38 2019年06月08日 01:30:06

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

しかし問題が。アカバ湾の海水が干上がるには「ハリケーンイルマ」のような奇跡が必要です。イルマは巨大ハリケーン
だったので、海水が吸い込まれ、海底が13時間に渡って露出したそうです。これまで理論上可能とされてきたことが
極めて稀に観測された出来事でした・・
私などが書くまでもありませんが、インド洋上で発生したサイクロンはイエメン沖か、極めて稀にイエメン上空に到達しますが、アカバ湾の奥にまで到達できる訳もなく霧散します。この事から私が思うに、アカバ湾を海割りしたというのも厳しく、アカバ湾の海底で発見された馬車の車輪の正体は、シュメール、もしくはアッカドの物ではないかと思います。そもそもエジプトには車輪の技術はなく、後に輸入したものだそうです。
いったん切ります。

#39 2019年06月08日 01:54:44

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

長文すみません。これは私的に考えた事ですが、このミステリーを納得いく形で消化するため時系列で追ってみました。

ヨセフがパロの補佐役になり執権を握った → 地方勢力がまだ当時残っており、パロの権力も十分とは言えなかった
   → ヨセフによりパロに権力を集中させ、中央集権・絶対王政化を成功させた
   →ヘブライ人はヨセフの功労により、エジプト国内で外国人寄留者でありながら比較的生活において優遇された
→エジプト人、その他ヘブライ人外は家も土地も家畜も人権も飢饉の時にパロ及びパロの神官に売り渡した
→奴隷となったヘブライ人以外の者の不満や怒りはパロや神官に向けられた
→パロや神官は、民衆の怒りの矛先をヘブライ人に変えさせようとした
→民衆は扇動に乗らなかったので、王命に背いて産婆たちはヘブライ人の長子を殺さなかった
→そのため、ヘブライ人がエジプトを去る時も、好意的に見ており、宝石や家畜を持っていかせた(出エジプト記より)
→一般のエジプト人は既に奴隷身分になっており、ヘブライ人の下僕になっている者も普通にいたかもしれない
→出エジプトの時、宝石を与えねばならなかったのは、「上級役人、神官、パロ、その他地主階級」
→そのため一般のエジプト人はヘブライ人に対し、敵対心は無かったと思われる(出エジプト記より)

これらの事から考えられることは、エジプトの軍勢にパロは参加しておらず、宮殿にて戦勝報告を待っており、エジプト軍
は王命によりヘブライ人を追う素振りはしたが、実際は「適当に仕事しており本気ではなく」従って水没もしておらず
王には「奴らは砂漠で迷って野垂れ死にました、残党を海沿いまで追い詰めましたが、奴らは宝石ごと海に飛び込んで
しまい回収できませんでした。」とか何とか虚偽の報告をしたかもしれません。そのため、その不名誉な記録はエジプトには残されなかったかもしれません。

#40 2019年06月08日 02:08:47

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

本当に古参の方、閲覧者の方、すみません。許してください。

出エジプト記、これは実は敗北者は「ヘブライ人の方」です。

確かにエジプトの権力者の畑や家畜はハエやイナゴ被害に遭いましが、ヘブライ人の家畜と畑や家は無事でした。
ヘブライ人の家で使えていて残された下僕や下女はこう思ったかもしれません。

「あぁご主人様いなくなってしまった。自分はアカシアやレバノン杉、大理石や焼成レンガでできた立派な家
に残されてしまった、広大なよく耕された超えた畑も残されてしまってどうしよう(ニヤニヤ)」
食料にすらならない、後からいくらでも採掘や貿易で取引できる宝石よりも不動産をがっつり残してもらったエジプトは
その後もしばらく繁栄しましたとさ。めでたしめでたし。肉を切らせて骨を断つ戦法ですね。

ですので、エジプトにいた外国人寄留者を追い出した上に不動産を取り返したエジプトにとって、もう二度と戻って来ない
よう追い掛けてる振りはするかもしれませんが、深追いはしなかったのではないでしょうか。

もしくは地中海に面した倉庫の町で働いていたヘブライ人港湾労働者のストライキから始まった暴動にかこつけて
体よく追っ払われたのかもしれません。

#41 2019年06月08日 02:10:11

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

訂正 使えていて→仕えていて

掲示板を占領しないよう気をつけたいと思います。

#42 2019年06月08日 11:00:08

めぐママ
メンバー

Re: 聖書・その背景を考える

「栄光への脱出」  という映画がありました。  ユダヤ人にとっては 大切な 物語 出エジプト。
ホロコーストの生存者を乗せて 故国へと脱出する 。
「エクソダス 栄光への脱出」というベストセラー小説をもとに制作された。 とwikiに ありました。
子供の頃だったから なんのことか サッパリ解っていませんでした。
聖書物語をもとにした 芸術作品は多いですから それで
聖書は正しい  真実を語っていると 短絡化するのは危険だと思います。
シセイさんの 出エジプト 鑑賞 解釈も アバンギャルドな ポップな感じで楽しいです。  後の世代に どなたか それを 裏付ける証拠を出してくれたらいいです。

それにしても シオニズム とか  パレスチナ問題とか 難しいです。

「エクソダス 栄光への脱出」  の翻訳したのは 犬養道子さん でした。

あの  サムエルに呼びかけて 大祭司エリに 真実を告げよ  とかモーセを 召喚して エジプトに行かせ イスラエルを開放させるミッションを与えた  ヤハウェを「厚かましい 神」  と表現していた あのお方ですね。

オフライン

#43 2019年06月08日 13:27:49

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

出エジプト記も「魏志倭人伝」のように詳細に書かれていたら、多少は分析しやすかったかもしれません。

それとは話が変わるのですが、私的には、「原理主義的に解釈する事の倫理的限界」について、私の稚拙な文を通してでも閲覧者の方に伝えていければと思います。この掲示板の住人の方は「覚醒されている」ので今さらな内容なのですが。
出エジプト記一つとっても、エジプトが「このままでは永遠に神の敵扱い」です。日本が永遠に謝罪を求められるのと何ら変わりません。でも別トピで、ほいさんが書いておられたように「エジプト人全員が悪いわけではない」というスタンスは
精神の安定には重要です。神の敵は滅ぼされるという考え方が救いになる人もいれば、強迫観念になって苦しむ人もいるので。

出エジプト記を別の角度から読めば、「モーセに扇動されて新天地を目指した建国を夢見るパイオニア」の話であり、エジプトにすれば国を取り戻した国土回復の物語であるという風に、外側から読んでいいのだという事を伝えられればと思います。それに一般のエジプト人はヘブライ人に好意的であったという部分が見過ごされがちです。これは重要な事で、エジプト全体を神の敵呼ばわりする危険を防ぐ事ができます。

#44 2019年06月08日 13:53:19

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

私の出エジプト記分析はちょっと変わっている方向から鑑賞してみました。
ヘブライ人も賢いのやら間抜けなのやら・・・
せっかく神罰から免れた土地と家を手放して、そっくりエジプトにプレゼントしてしまったら
意味ないだろ!と誰も思わなかったのかな?宝石も家土地あってのものですから。
それにエジプト人の家畜のうち、死んだのは初子だけ。残った家畜から乳は採れるし、服を
奪い取ったといっても、一般のエジプト人の服など男は腰巻き、女も質素なチュニック。
むしろヘブライ人の方が良い身なりをしていたかもしれません。
エジプトからすると、エジプトで数十年に1回くらいは起きる異常気象で、一神教を信じる
ヘブライ人が大騒ぎして一斉にエジプトを出て行ったが、異常気象は一時もので、ヘブライ人は
国もなく彷徨うことになった程度の事かもしれません。
それに元々エジプトは病気が多く、平均寿命も王や神官以外は20才くらいまでしか生きられなかったと
いう調査もあるほどです。

#45 2019年06月08日 13:58:40

めぐママ
メンバー

Re: 聖書・その背景を考える

そうなんですよ。シセイさん ピラミッド建造の現場では労働者に対する配慮があった 彼らは奴隷ではなかつた、という事を聞いて 聖書はアヤシイ?と思うようになりました。
それでも ときどき この掲示板を覗いていたのは 創造者 なにかしらの  力ある存在はあるのかどうか という事を知りたかったからです。
それと 後から 後から 洗脳を解かれつつある方達が  登場して  それに乗じて 迷えるひつじを狩る 不謹慎な者の登場。 その主張するのを見ていて つくづく  あのね〜 そのお話しもういいですと言いたいのに  やたらと 熱心なのです。

オフライン

#46 2019年06月08日 22:12:51

めぐママ
メンバー

Re: 聖書・その背景を考える

エジプト  古い世  サタンの世
乳と蜜の流れる新しい地   ヤハウェが与えてくださる約束の地

という構図で  エジプト人を敵視するように  コントロール

ところで  イスラエルは  パレスチナ自治区を攻撃して オリーブの木を伐採してるけど コレは 申命記か何処かに  戦争で征服しても恒久的に 樹木を伐採してはならない。というのありましたよね。  どこか忘れましたが。
矛盾だらけ!  宗教は。
「偽ることのない・・・」の本を2冊目の研究課題にされて 悲鳴を上げて 戦争ばかりで 残酷だから嫌! と言って辞めたいと言いながら  辞めさせてもらえなかった姉妹 心の病になりました。  従姉妹がお二人 jwで 巡回してるかたの妻もいたから相当の圧力だったのでしょう。

脱線してしまいましたが シセイさんのおっしゃる

原理主義的に解釈することの  倫理的な限界

これについて  も期待してます。

オフライン

#47 2019年06月08日 22:51:55

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

出エジプト・申命記・民数記・・・・難しいです。大量虐殺の記録は一番、みんなが
つまづくところですよね。
これに関しては・・・もしかして「大本営発表」だったのではないかとも思います。
それは彼等の数字ですが、バビロニアは60進法、エジプトは10進法、ペルシャは
7進法・・・、ヘブライ人の数には進法らしきものが見当たらない。彼等は数を数える
のが苦手だったのではないでしょうか。ダビデが数えようとしたら罰せられた話があり
ましたが、きちんと数えられたのでしょうか。そんなところにも数字に弱そうな空気が
感じられます。
この辺の話題に詳しい人がいればいいのですが。ヘブライ人は小さな集落を襲うゲリラ
戦法は得意でも、数万の兵を挙兵する三国志の中国のような戦いは出来なかったのでは
ないでしょうか。数字に弱く、国力が無く、兵糧も水も無い、遊牧民気質(自由気まま)
な彼等に組織戦は可能だったのか?  弱小の民族ゆえ、やはり「大本営発表」ではないのか?
この辺を掘っていけば、「実は弱い人たち」という事が分かるのかも・・・・・・
大本営発表という事が分かれば、めぐママさんもほいさんもakameさんもジョエルさんも
傷つかなくて良かったのではないかと思います・・・・・
神学者はそういう方向からは考えてくれないですよね・・・

私はこのまま書いて良いのでしょうか。閲覧者の数は伸びているのですが・・・

#48 2019年06月08日 23:11:06

めぐママ
メンバー

Re: 聖書・その背景を考える

シセイさん

続けてください。

ヘブライ人は  誇張した表現して 弱さを隠したようですね。

デフォルメがお得意  。
砂漠を 40年さまよったというのに その痕跡も無い。
何を食べてたの?
全能の 神の 聖霊 無尽蔵のエネルギーを  今  世界の平和のために 発揮してもらいたいです。

映画でモーゼを演じたり  ベンハーを演じた のはチャールトン ヘストンですよね。  それまで無信心だった彼は 聖書と神を信じるようになつたのよ〜  という人がいましたが
彼は  全米 ライフル協会の会長でした。

オフライン

#49 2019年06月08日 23:27:27

シセイ
ゲストユーザー

Re: 聖書・その背景を考える

ありがとうございます。ダビデは数えさせようとした・・・実はきちんと数えることが難しい・・・
「大本営発表がバレる」という裏話があったりして・・・神学者に調べて欲しいし、学者にも調べて
欲しいのですが・・・ヘブライ数は10,20,30,・・・全部文字が違うので、数えるにはあまりに
向いていない・・・
だから民数記とかは弱小の民の必死の強がりだったかもしれません。聖書を分析することは無神論とは
違うとフランスのヴォルテールさんも言っていますので、「何があって何がおかしいのか」自分で確認
しても許されると思うのです・・・・・・・・・

#50 2019年06月09日 00:15:26

めぐママ
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Re: 聖書・その背景を考える

ダビデ 民の数を数えて 罰を受ける。
それが疫病か 敵に渡されるか もう一つなんだっけ?
選ぶように言われて  ヤハウェの手に落ちる事を選ぶ。    残虐な敵よりも  憐れみ深い神の怒り のほうを選ぶ。いつまでも怒ってはいないからそのうち嵐が過ぎるだろうと。

この解説を読んで なぜ気づかなかったのかと思います。洞察の本だけ  組織の本だけ。
心理学 哲学の本を禁止して  考えさせないようにしていたのです。
今にしてみれば コレ  俺だけを 頼りにして 俺のいうこと聞かないと酷いぞ!  という DVなのでは?
気持ち悪い〜   ヤハウェの手に 落ちいれさせてください!と答える ダビデ 共依存関係
全能者  実は 自信がない の?

従順  は  危ない!

また 明日 考えます。
おやすみなさい。

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