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#1 2016年08月03日 12:47:07

つくし
ゲストユーザー

ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

はじめまして。
以前より掲示板を拝見している現役JWです。
このようなすばらしいサイトを立ててくださったカレブさんに心から感謝します。

現役ではありますが、近年のJW組織の教えには正直うんざりしています。

集会やJWテレビでは組織、組織、組織。
出版物を開けば「組織に感謝しましょう!」
こんなことばかりな気がします。

今年の地区大会でも、教えられることといえば結局のところ組織への忠節です。
神も聖書もすべて組織の権威を正当化するために利用されている印象を受けます。

最近はネットでいろんな情報に触れ、JWの実態が少しずつ見えてきました。
集会には行っていますが、もう信じる気にはなれません。


前置きが長くなりましたが、今回はガラテア6章1節の新世界訳の翻訳が正しいかどうかにつき皆様に教えていただきたいと思い、投稿させていただきました。
聖句は以下のとおりです。


兄弟たち,たとえ人がそれと知らずに何か誤った歩みをする場合でも,霊的に資格のあるあなた方は,温和な霊をもってそのような人に再調整を施すことに努め,それと共に,自分も誘惑されることがないよう,おのおの自分を見守りなさい。


気になっているのは「霊的に資格のあるあなた方は」という言葉です。
今ではアプリ「JW LIBRARY」で新世界訳のもととなっている王国行間逐語訳を見ることができますが、そこで確認すると、「霊的に資格のあるあなた方は」という句のもとのギリシア語は次のようになっています。


ὑμεῖς(あなた方は) οἱ(その) πνευματικοὶ(霊的な)


以上のとおり新世界訳が「霊的に資格のある」と訳したギリシア語πνευματικόςの本来の意味は「霊的な」です。
つまり問題の部分の妥当な日本語訳は「霊的なあなた方は」や「霊に属するあなた方は」、あるいは新共同訳のような「“霊”に導かれて生きているあなたがたは」だと思うのです。
どうおかしく訳しても「霊的に資格のあるあなた方は」にはならないはずなのです。

実際ものみの塔もπνευματικόςの意味が主に「霊的な」であることは知っているはずです。
このギリシア語は新約聖書に何度も登場しますが、そのほとんどの場合に新世界訳はこの語を「霊的な」と訳しているからです。
以下のとおりです。


ローマ1:11 霊的な
ローマ7:14 霊的な
ローマ15:27 霊的な
コリント第一2:13 霊的な
コリント第一2:13 霊的な
コリント第一2:15 霊的な
コリント第一3:1 霊的な
コリント第一9:11 霊的な
コリント第一10:3 霊的な
コリント第一10:4 霊的な
コリント第一10:4 霊的な
コリント第一12:1 霊の
コリント第一14:1 霊の
コリント第一14:37 霊を授かっている(脚注では「霊的な」)
コリント第一15:44 霊的な
コリント第一15:44 霊的な
コリント第一15:46 霊的な
コリント第一15:46 霊的な
ガラテア6:1 霊的に資格のある
エフェソス1:3 霊の
エフェソス5:19 霊の
エフェソス6:12 霊の
コロサイ1:9 霊的な
コロサイ3:16 霊の
ペテロ第一2:5 霊的な
ペテロ第一2:5 霊的な


問題のガラテア6章1節だけ「霊的に資格のある」と訳しているのは変です。
もしこの語が本当に「霊的に資格のある」という言葉に言い換えられるものなら、コリント第一2章15節や同3章1節に出てくる「霊的な人」という言葉も「霊的に資格のある人」に置き換えて問題ないはずです。
ところが実際にそうすると不自然になります。

そもそもガラテア6章1節の前後の文脈を見ると、著者の趣旨がものみの塔の教えるものとはずいぶん違うように思えてきます。
パウロは5章16節以降ずっと「霊」と「肉」という正反対の二つのものを挙げ、人間がこのどちらかしかありえず、それゆえに「肉」ではなく「霊」に従うこと、つまり肉的な人間ではなく霊的な人間として生きるよう教えていると思います。


「霊」によって歩むなら、「肉」の欲望を遂げることはない(5:16)
「肉」は「霊」に逆らう(5:17)
さらに「霊」に導かれているなら、もはやあなたは律法下にいない(5:18)
「肉」の業は次のとおりだ云々・・・(5:19-21)
しかし「霊」の実は次のとおりだ云々・・・(5:22-24)
「霊」によって生きるのであれば、「霊」よって歩んでいこう(5:25)
(「肉」によって生きる人のように)そねみ合うことのないようにしよう(5:26)


という具合です。
そしてパウロはその流れで、


「あなたが『霊』によって歩む人なのであれば、誤った歩みをする者がいる場合にその者を矯正するようにしなさい」(6:1)


と言ったのだと思うのです。

こうして考えると、パウロは霊によって歩むべき人、つまりクリスチャン一人一人に、過ちを犯した兄弟を矯正することを勧めていることになります。

ところがものみの塔は例の言葉を「霊的に資格のあるあなた方は」と訳してしまいました。
おまけに霊的に資格のある人というのを長老たちに限定してしまっています。
これにより「過ちを犯した兄弟を矯正するのは長老の務めであって、一般のクリスチャンが自分でそれをやるのはふさわしくない」という忌むべき結論が生じることになりました。
でもこれは実のところ「長老以外はみな霊によって歩む人ではない」と言っているようなものです。
霊によって歩むのでなければその人は肉によって歩む者に他なりません。


以上、大変長くなりましたが、上記のような理由でわたしはガラテア6章1節を新世界訳のように訳すのは正しくないと思うようになりました。

新世界訳に結構な数の誤訳があることは少しずつ勉強してわかってきたつもりです。
でも今回の件については、ものみの塔の出版物においても一切説明がなされておらず、はなから信者を欺こうとする意図があるように思えてなりません。
さも最初から聖書が長老だけに兄弟を戒める特権を与えているかのような印象を与えていることに悪意と傲慢さを感じます。


JW組織は不信者との男女交際さえ悪行として扱うような異常な組織です。
ただ百歩譲ってその考え方を許すとしても、もしそれを本気で悪と思うのなら、せめて目撃した人が本人に直接「それはだめだよ!」と愛を込めて注意してあげるべきだと思います。
真の友であれば当然そうするでしょうし、それが人間としても自然ですし、そっちのほうが見ている側も気持ちいいです。

それを長老に報告し、長老から注意を与えてもらおうなど、気味が悪くてたまりません。
でもこのような異様なJW文化が形成された過程の根底にあるのが曲がった聖書理解だと思うと、何とも言えない気持ちになります。

もし新世界訳のガラテア6章1節が決定的な誤訳であると確信できれば、今度それとなく会衆の長老にこの件を質問してみようと考えています。


そこで皆様のご意見をお聞かせいただければと思います。

もしガラテア6章1節を長老だけに当てはめてよい理由があれば、お教えください。
またJW以外の方で一般の聖書解釈に詳しい方がおられましたら、その観点から新世界訳の翻訳についてどう思うかお教えください。

長文となりました。
大変申し訳ありません。

どうぞよろしくお願いします。

#2 2016年08月03日 14:10:09

カレブ
Administrator

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

つくしさん

貴重な情報を共有してくださりありがとうございます。

ガラテア6:1の新世界訳の翻訳が不適切であるという点、
まったくその通りだと思います。

エホバの証人が考えるような「資格」に相当する意味合いはまったくない聖句に協会は「資格」という語を挿入しています。

挿入の意図は、つくしさんがおっしゃる通り
組織の権威構造を意識させるためだと思います。

ただし、ガラテア6:1に関しては、
ものみの塔の執筆者が聖書原文の意味を理解していないわけではなく、間違いを理解した上で利用していると言ったほうが正しいかもしれません。例えば、ものみの塔色をあまり出さないように意識して作られた「洞察」の本の中は以下のようになっています。

*** 洞‐1 514ページ 温和 ***
さらに,パウロは会衆内の霊的に円熟した人々に呼びかけ,彼らの責任を要約して,「たとえ人がそれと知らずに何か誤った歩みをする場合でも,霊的に資格のあるあなた方は,温和な霊をもってそのような人に再調整を施すことに努め,それと共に,自分も誘惑されることがないよう,おのおの自分を見守りなさい」と述べました。(ガラ 6:1)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

この文章を見ると、少なくとも洞察のこの項目の執筆者はガラテア6:1は単に「霊的に円熟した人々」にあてた言葉であることを書いています。(ちなみに”円熟した”という意味の語も本来はありません)

ところが洞察の文脈を見るとなぜか「監督の任にある人々」に限定するかのように引用しています。

協会はエホバの証人の中にある相互監視体制を強化することに関心があります。そしてその相互監視は「密告」を常に意識させるものになっていると思います。
そのような体制の強化、あるいは権威構造の強化のためには聖書翻訳も変えてしまえるわけです。

オフライン

#3 2016年08月03日 16:07:02

つくし
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

カレブさん、早速のご回答ありがとうございます!

なるほど。
やはり新世界訳の訳し方は不適切で、「資格」という言葉は組織の権威構造を意識させるための意図的な挿入と見てよいということですね。

またおっしゃるとおり「間違いを理解した上で利用している」ということであれば、翻訳上の勘違いから誤った教義ができたというより、誤った教義から翻訳の改竄が生じたと考えてよいということになりそうですね。

それと「洞察」からの引用もありがとうございます。
確かに引用していただいた部分だけを読めば、JWの聖書理解においてもガラテア6章1節の適用対象は必ずしも長老に限られないことになりますね。

とはいえ、この「霊的な人=霊的に円熟した人」という巧妙なすり替えの混ざった聖書理解が土台となり、さらに「霊的に円熟した人=監督の任にある人」という解釈の飛躍が生じれば、結局はものみの塔の教義と同じ結論に至りますね。
そういう意味ではこの「洞察」の説明文も誤解を招くというか、読者の理解を意図的に誤導するような内容となっていると思いました。

カレブさんのご指摘のとおりJW組織はまさしく相互監視の社会だと思います。
聖書解釈を間違えてくれるのは勝手ですが、その間違いが原因で人を苦しめる不健全なシステムが作り上げられることには強い不快感を覚えます。
改めてそう思いました。

#4 2016年08月03日 16:20:41

つくし
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

ささらほーさらさん、ご回答ありがとうございます!

他の日本語訳も教えてくださり、ありがとうございます。
ものみの塔出版物は自分の都合のよい時しか新世界訳以外の訳文を載せませんから不公平です。

確かに問題の箇所についていうと、「霊の人」などと訳すのが一般的なようですね。
これはこれで納得です。

リンク先のページも見てみました。
ありがとうございます!

まだ読んでないのですが、ご紹介いただいた「捏造された聖書」はぜひとも読んでみたい本です。
聖書改竄の原因の一つは組織ぐるみで故意に行われた捏造ということですか。
まさにものみの塔がやっていることですね!

ものみの塔など早くなくなってほしいものです。

#5 2016年08月03日 16:52:22

ラハム
メンバー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

つくしさん、現役でもあるにかかわらず、
勇気ある書き込みに感謝します。
とても考えさせられる内容ですね。
わたしも一つ参考になる日本語訳を提供させてください。

新約聖書 フランシスコ会聖書研究所訳注

兄弟の皆さん、もしだれかが不意に誘惑に襲われ
罪を犯したなら、聖霊に導かれて生きている人である
あなたがたは、柔和な心でその人を
正しい道に立ち返らせなさい。

-改訂7刷 1989年3月1日より引用

わたしも新世界訳の「霊的に資格のある…」という語は
組織の都合による挿入句だろうと思います。
わたしも現役時代から新世界訳を読みながら、
どうしてそのような訳になるのだろうと
いくつか思っていたことがありました。

たとえば、有名な山上の垂訓マタイ5:3ですが、
新世界訳では「霊的な必要を自覚している人たち」ですが、
文字通りの意味は「霊において貧しい人」です。
霊において貧しい人が翻訳されるとどうして
霊的な必要を自覚している人になるのかわかりませんでした。

もう一つは啓示19:10です。
天使が語ったとされているところですが、
「イエスについて証することが預言に霊感を与えるのです」です。
組織も認めていることですが「預言に霊感を与える」の
文字通りの意味は「預言の霊です」なのです。
わたしはまったく意味が異なっていると思いました。

つくしさんがおっしゃっているように、
集会や大会で組織、組織と
強調されうんざりされているとのことです。
皮肉なことですが、新世界訳にでさえ、
組織という言葉が表記されているのを見たことがありません。
協会は組織があるということを証明するため、
聖書の記述をつなぎ合わせて証明しようとします。
現役のころヨブ記の聖書朗読の目立った点を
説明しようとして1960年代のものみの塔を使いましたが、
他の翻訳でヨブ記一か所だけ組織という語が
現れるという説明があったのです。

新世界訳以外の翻訳ならガラテア6:1はお互いに
だれでも助言しあって必要に応じ助け合うことが可能です。
新世界訳を読むJWは調整役が長老のことだと
思い込まされる人がほとんどでしょう。
だから、長老の権威を高めて
組織に都合の良い指導をするための訳語ではないでしょうか。
女性にも霊的な人は確かに存在するのですから、
仲間同士必要とするところで助け合うことが
本来の意味だろうと思います。

編集者 ラハム (2016年08月04日 13:50:58)

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#6 2016年08月04日 05:46:32

てつてつ
メンバー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

つくしさん こんにちわ すごい個人研究で大変励まされました 自分はここの聖句は疑っても見ませんでした 大変勉強になりました でもよく考えると全ての人は不完全ですので 霊的に資格のあるという人はいないはずですよね イエスに使徒として任命された人たちでさえ何度も失敗していますし パウロも自分は罪人の最たるものだといっていますものね「死の直前になって初めて自分の人生をふりかえってやっと自分は走路を走りとおしましたといえたくらいです」ティンデルの聖書注解の ガラテア6.1あたりのところ参考になれば幸いです あと長老兄弟に質問しても出版物に出てないことはわかりませんので多分答えられないと思います ただ協会に質問の手紙を書けば答えが返ってきますのでよいかもしれません「でも 手紙の内容のコピーが長老兄弟に協会から渡されると思いますので 巧みな仕方でしたほうが良いと思います「蛇のように用心深く」」これからもがんばってください

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#7 2016年08月04日 11:31:47

つくし
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

ラハムさん、丁寧にご回答くださりありがとうございます!

フランシスコ会訳からの引用に感謝します。
カトリックの聖書ということでものみの塔は軽んじていますが、とても的確で自然な訳文ですね。

ご回答いただいた内容に共感できる部分が多く、とてもうれしく思いました。
現役JWさんでしょうか。

「霊的な必要を自覚している人たち」は最低な訳ですね。
ものみの塔はマタイ5章3節の翻訳について出版物で何かとごちゃごちゃ説明していますが、まるで説明になっていないところがみっともないばかりです。
そもそも字義に忠実である翻訳であることがすばらしいなどと自賛しているくせに都合の悪い箇所では恣意的に意訳を施しているところが見苦しいです。

「イエスについて証することが預言に霊感を与えるのです」の所も同感です。
ここについては、「霊」関連の聖書教義に立ち入ることをやけに毛嫌いするものみの塔の傾向がよく表れていると思っています。
こんな訳文にするくらいなら、いっそのこと改竄とわかるようにお得意の[ ]をつけてほしいものですね。

他にも改竄があったらぜひ教えてください!

「他の翻訳でヨブ記一か所だけ組織という語が現れる」という説明は笑えます。
組織を正当化するために意地でも聖書を利用しようとする魂胆ですね。

#8 2016年08月04日 11:33:48

つくし
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

ラハムさん、「現役のころ」と言っていらっしゃるので、現役JWではないということですね。

大変失礼いたしました。

#9 2016年08月04日 11:42:22

つくし
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

てつてつさん、ご回答ありがとうございます!

そうなんです。
自分たちだけが「霊的に資格がある者」と思っていること自体が相当の思い上がりだと思うのです。

ティンデル聖書注解のリンクを貼ってくださり、ありがとうございます。

長老には深く突っ込まずに質問するつもりでいます。
どのような理由付けをもって説明して見せるのかを確認するだけで終わらせたいと思います。

てつてつさんのアドバイスにあるように協会に手紙を書くと大変ややこしいことになりそうですので、それは今のところ控えたいと考えています。

#10 2016年08月04日 14:14:09

ラハム
メンバー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

つくし さんの発言:

ラハムさん、「現役のころ」と言っていらっしゃるので、現役JWではないということですね。

大変失礼いたしました。

わたしは2003年の暮れを持って集会に行くことをやめました。
自然消滅を決行したのです。

長老は出版物と協会からの手紙ばかり読むことにかまけて、
聖書そのものを読んでいる人は非常に少ないでしょう。
ものみの塔を読んでいれば聖書を読んでいることになると、
考えている人もいます。ものみの塔は聖書を要約していると
主張している長老にもあったことがあります。

巡回監督代理に
「聖書の質問を受けてわからない場合どうするのですか」
と聞いたことがあるのですが、
「わからない場合は答えないよう言われている」
という返事でした。
これは30年近く前のことですが、
たぶんこうした傾向に変化はないだろうと思います。
つくしさんの質問に真摯に向き合う長老は非常にまれでしょう。

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#11 2016年08月04日 14:37:28

つくし
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

ラハムさん、そうだったんですね。
自然消滅を決心されたことはすごいです。

わたしもそのうち自然消滅します。
先輩として見守ってください。

>ものみの塔を読んでいれば聖書を読んでいることになると、考えている人もいます。
>ものみの塔は聖書を要約していると主張している長老にもあったことがあります。

ふざけてますね。
真のキリスト教を標榜する者が最低限持つべき真剣さがまったく見られません。

>巡回監督代理に「聖書の質問を受けてわからない場合どうするのですか」と聞いたことがあるのですが、「わからない場合は答えないよう言われている」という返事でした。

これもあきれますね。
ただ自分の信仰が絶対正しいと信じている者の場合は、答えられないときに自分の考えを再考するという選択肢がないのでしょうね。
ここまできたら救いようがありません。

#12 2016年08月04日 19:21:57

ガリレオくん
メンバー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

つくしさん初めまして_(._.)_私は昨年末から脱塔した者です(^^)/

ラハム さんの発言:

巡回監督代理に
「聖書の質問を受けてわからない場合どうするのですか」
と聞いたことがあるのですが、
「わからない場合は答えないよう言われている」
という返事でした。

平たく言うと「出版物にないことは答えられない」が正確ですよ♪「聖書に」ではないところがミソですね angel
最近、以前に親しくしていた給料を貰ってる全時間奉仕者(回りくどくてすみません)の兄弟とお忍びで cool お会いする機会がありまして、1914年の教理に聖書的な根拠がないことを意を決してお話ししましたが、この方はただひたすら聞くに徹しておられました。
ただこの方は私の語る根拠を全部自分の資料から調べて時間を取って逐一確認してくれました。聖書よりも「何年の何月号にはこう書いて~」みたいなやり取りで机が資料でいっぱいに(-_-;)なりました。60年代の資料までやり取りしましたよ glasses
でもこうやって向き合ってくれた人は組織では初めてでした。「分からないままにしておけ」「それでつまづくならそれまでの信仰」「もう君とは友人ではいられない」と散々な結末を頂戴することが多々でしたので(-_-;)中にはこんな人もいるんですね ops
話がとっ散らかりましたが・脱塔すると寂しいと感じることもありますが big_smile 時には逆証言する機会が開かれるというということです。「窮鼠猫を噛む」霊的な命を絶たれた angel 自分に何ができるか考える最近です glasses

タイトルと話がそれてスミマセン。つくしさんも上手くフェードアウトできたらイイですね♪

オフライン

#13 2016年08月05日 05:33:43

てつてつ
メンバー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

つくし さんの発言:

協会に手紙を書くと大変ややこしいことになりそうですので、それは今のところ控えたいと考えています。

何をばかなことをおっしゃるのですか 愛と平和の満ちる真の神の組織にそのようなことがあるはすが...あるかもしれませんね 確かに大変ややこしいこと マトリックスから危険思想の持ち主だと目をつけられてエージェントが来て尋問されるかもしれませんね つくしさんも全体主義の組織の中で肌でその恐怖を感じ取っておられるのかもしれませんね  われわれものみの塔帝国は恐怖によって支配するのだ(箴言 22:3) …災いを見て身を隠す者は明敏である… ともありますし これからもがんばってください

編集者 てつてつ (2016年08月05日 06:10:34)

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#14 2016年08月05日 08:10:58

run
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

つくしさん、初めまして。

つくし さんの発言:

他にも改竄があったらぜひ教えてください!。

自分たちの教義に合うように、申命記16:6も言葉が付け加えられています。

申命記16:6
夕方,日が沈んですぐ,あなたがエジプトを出たその定めの時に,過ぎ越しの犠牲をささげるべきである。

新世界訳は、「夕方,日が沈んですぐ」と訳していますけど、原文には「すぐ」という言葉はありません。JWは、「すぐ」という言葉を付け加えることによって、14日の始まる日没後「すぐ」に過ぎ越しの犠牲をささげるべきであると解釈します。しかし聖書の教えはそうではありません。他の聖書の訳と比較してみても、「すぐ」という言葉が加えられている訳は一つもありません。

新共同訳 【夕方、太陽の沈むころ…】
新改訳 【夕方、日の沈むころ…】
口語訳 【夕暮の日の入るころ…】
KJV 【at the going down of the sun,】

聖書の教えは、14日の終わる日没前(日没後は15日になります)に過ぎ越しの犠牲をささげるというものです。もし出エジプトの際に過ぎ越しの犠牲を屠ったのが14日の始まる【夕方,日が沈んですぐ】であったならば、エジプトを出たのは14日になるはずです。しかし民数記を見ると、エジプトを出たのは15日であることが解ります。

民数記33:3
彼らは第一の月に,すなわち第一の月の十五日にラメセスを旅立つことになった。

つまり、14日の終わりの夕暮れに過ぎ越しの子羊を屠り(日没後は すでに15日になっています)、そして翌日(まだ15日です)エジプトを出たということです。というわけで、申命記16:6が崩れると、主の記念式の理解にも影響があったりするのでしょうかね。

#15 2016年08月05日 16:57:24

つくし
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

>ガリレオくんさん、ご自身の体験を語ってくださりありがとうございます!
ガリレオくんさんも最近脱塔した方なんですね。

1914年問題を現役にお話しなるとはなかなかですね。
すごいです。

それにしても現役のその方、話に耳を傾けられただけでも上等だと思います。
通常は答えられなくなって逃げると思います。
でも結局ものみの塔から終始回答してくるというところ、予想どおりですね。
その後その方との関係性は悪くならなかったでしょうか。



>てつてつさん、ありがとうございます。

家族とのかかわりのこともあるので、今後のことは冷静に考えていきます。

#16 2016年08月05日 17:02:52

つくし
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

runさん、申命記16:6の件、教えてくださりありがとうございます!

そんな細かい所まで小細工が施されていたのですね。
気づきませんでした。

この聖句はものみの塔出版物の中でニサン14日関連の教義を裏付けるものとして実際に引き合いに出されたりしているのでしょうか?
わたしももう少し調べてみます。

#17 2016年08月06日 01:28:21

てつてつ
メンバー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

つくし さんの発言:

他にも改竄があったらぜひ教えてください!

自分は新約の部分に多数エホバを使用していることが改竄にあたると思います 協会はもともとあったものを復元しているだけだといいますが 現存する実際の本文にはほとんどないものなので (啓示 22:18, 19) …「わたしは,すべてこの巻き物の預言の言葉を聞く者に証しする。これらのことに付け加える者がいれば,神はこの巻き物に書かれている災厄をその者に加えるであろう。19?また,この預言の巻き物の言葉から何かを取り去る者がいれば,神は,命の木から,また聖なる都市の中から,すなわち,この巻き物に書かれているものから彼の分を取り去られるであろう…
という聖書に付け加えたり取り去ったりしてはならないという原則に従って現時点では新約聖書にエホバのお名前を使うのは間違いだと思いますhttp://www.ootaabc.com/newpage1.htm27

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#18 2016年08月06日 05:20:10

run
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

つくし さんの発言:

わたしももう少し調べてみます。

オンライン・ライブラリーには、次のようにありましたけど…

今日,大抵のユダヤ人は,過ぎ越しを,モーセの律法に述べられているところにしたがってイエスがなさったようにニサン14日に守るのではなく,ニサン15日に守っています。
http://wol.jw.org/ja/wol/d/r7/lp-j/1101989248

先ず、これは前提が間違えています。JWではイエスが記念式を制定された日とイエスが亡くなられた日はニサン14日であると教えていますけど、聖書的には これはニサン15日です。

聖書を読めば、過ぎ越しの子羊を屠ったのは14日の終わりの夕暮れであり、その夜それを食べましたので すでに15日になっています。今日神殿を失ったユダヤ人たちは神殿で子羊を屠ることはできませんので、15日に過ぎ越しの祭り(食事)を行ったとしても何も間違いではありません。そしてイエスは当然律法を忠実に守られたわけですから、イエスもまたニサン14日の終わる夕暮れに子羊を屠り、その夜(15日)に過ぎ越しの食事(記念式を制定)をされました。そして翌日(15日)イエスは捕えられて亡くなられました。

JWは、自分たちの教義を裏付けるために申命記16:6「夕方,日が沈んですぐ」という言葉を付け加えたとしか考えられません。しかしこれは間違えです。

#19 2016年08月06日 05:40:35

てつてつ
メンバー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

runさん すごく勉強になりました ありがとうございます

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#20 2016年08月06日 06:55:37

キリスト者
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

ユダヤの1日は夕方から始まるのでは?

#21 2016年08月06日 08:42:21

run
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

キリスト者 さんの発言:

ユダヤの1日は夕方から始まるのでは?

そうですよ。ですから夕方は2回訪れることになります。1日の始まる夕方と1日が終わる前の夕方です。ゆえに、過ぎ越しの子羊は いつ屠られるのか、ニサン14日の始まる夕方か、14日が終わる前の夕方に子羊を屠るのかで理解が異なってくるわけです。過ぎ越しの祭りに関する規定は申命記16:6にありますけど、次のように記されています。

申命記16:6 (新共同訳)
夕方、太陽の沈むころ、あなたがエジプトを出た時刻に過越のいけにえを屠りなさい。

この規定を読む限りでは、子羊を屠る時間は14日の始まる夕方なのか、14日の終わる前の夕方なのか不明です。しかし民数記33:3を読めば、それは14日の終わる前の夕方であることが解ります。

しかしJWはニサン14日の始まる夕暮れに子羊を屠ると理解していますので、当然それに続いてくる理解も異なってくるわけです(記念式やイエスの死の日付)。そしてそれを裏付けるために、新世界訳は申命記16:6で原文にはない言葉「夕方,日が沈んですぐ」と付け加えたのだろうと推測されるわけです。しかしそれは間違えであり、聖書的理解ではないということです。

#22 2016年08月06日 12:26:12

つくし
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

>てつてつさん

復元の名のもとにエホバという言葉を新約聖書に登場させていることは新世界訳一番の欠陥だと思います。

この問題は結局のところ信者たちに「エホバという名を使うことが大事なのだ」という思想を抱かせ、さらに「神の名を用いてないJW以外のキリスト教は間違っている」という考えを抱かせ、さらに「自分たちだけが真の宗教だ」という高慢な態度を持たせる結果となっているゆえに深刻だと思います。



>runさん

わざわざ、調べてくださりありがとうございました!

昨日の質問の趣旨は「JWがニサン14日説をとっているか」ではなく「JWがニサン14日説の根拠として申命記16:6を使用している例があるか」でした。

調べてみたところそれっぽい例を一つ見つけました。
http://wol.jw.org/ja/wol/d/r7/lp-j/1200003397
以下のとおりです。


前述の事柄から,また特に出エジプト記 12章17,18節,レビ記 23章5‐7節,申命記 16章6,7節などの聖句に照らしてみると,「二つの夕方の間」という表現は日没から暗闇までの間の時に当てはまることが,有力な証拠によって明らかになります。これは過ぎ越しの食事がニサン14日の日没のかなり後に行なわれたことを意味します。というのは,動物をほふり,その皮をはぎ,完全に焼くためにはかなりの時間を要したからです。申命記 16章6節は,「夕方,日が沈んですぐ,……過ぎ越しの犠牲をささげるべきである」と命じています。イエスと使徒たちは「夕方になってから」過ぎ越しの食事を行ないました。(マル 14:17; マタ 26:20)ユダは過ぎ越しの祝いのすぐ後に出て行きましたが,「それは夜であった」と記されています。(ヨハ 13:30)イエスが12使徒と一緒に過ぎ越しを祝った時には,少なからず会話が交わされたに違いありません。それに,イエスが使徒たちの足を洗うためにも幾らかの時間が費やされたことでしょう。(ヨハ 13:2‐5)したがって主の晩さんは,確かに夕方のかなり遅い時間に制定されました。―「主の晩さん」を参照。


新世界訳の翻訳者がニサン14日説の影響を受けて「日が沈んですぐ」と訳した可能性はありえると思います。

#23 2016年08月07日 11:17:20

ラハム
メンバー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

夜中にちょっと覗いてみたら、
詩編68:11に関する書き込みがあったのですが、
今朝になってみたら消えていました。
考えたこともないような話題でしたので、
答えがあったら面白いなあと思っていたのです。

それとも夢になかで掲示板を見ていたのでしょうか…。

オフライン

#24 2016年08月07日 13:52:13

キリスト者
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

ラハム さんの発言:

夜中にちょっと覗いてみたら、
詩編68:11に関する書き込みがあったのですが、
今朝になってみたら消えていました。
考えたこともないような話題でしたので、
答えがあったら面白いなあと思っていたのです。

それとも夢になかで掲示板を見ていたのでしょうか…。

私も見ました。

しかし、あの意味は文字通りの意味じゃないですかね。

#25 2016年08月07日 14:16:48

つくし
ゲストユーザー

Re: ガラテア6章1節の新世界訳の翻訳についてご意見をお聞かせください

>ラハムさん

わたしも朝になったらコメントしようと思っていました。

詩編68編はイスラエルの神の勝利をたたえる歌なので、11節の「良いたよりを告げる女は大軍をなしている」は神の勝利と凱旋をイスラエルの女性たちが歌い踊りつつ全国民に告知するという意味だと思います。

出エジプト15章20-21節やサムエル第一18:6-7節のような情景のことだと思います。

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