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#1 2016年06月21日 14:15:56

ラハム
メンバー

エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

ときおり、KAOさんという現職教師の方から、
学級担任としてJW児童とその保護者に関する
報告や相談がなされています。
最近も総合フォーラムのトピック「第七千期について」で、
児童の扱いについて興味深い話し合いがなされてきました。
僭越かもしれしれませんが、
新しくトピックを立てさせていただきました。
よろしければ、ご活用ください。

編集者 ラハム (2016年06月21日 14:18:01)

オフライン

#2 2016年06月21日 22:37:30

KAO
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

ラハムさんお心遣いありがとうございます。他スレの邪魔申し訳ございません。

ジョエルさん、1000時間さん、詳細な「助言」(こういう使い方でいいですかね?)ありがとうございます。バプテスマはまだなので「排斥」はなしですね。とりあえずよかったです。バプテスマは、「そろそろどうか?」という話はされていると聞きました。

今回の保護者ですが、前年度担任から「かなり手強い」と聞いています。それと、おっしゃる通り、面談で他の家庭を話題に出すことは無論ありませんが、今回の場合、相手方が私の噂を聞いていました。というのも、これまでに2度JW児童を受け持った経験があり、いずれも低学年だったので、私が相手をする形で「異教由来の行事」を免除してきました。また私自身が教会人(プロテスタント)でもありますので、よく聖書の話し相手にもなりました。おそらくその子たちと同じ会衆か近隣会衆に所属しているのではないかと思います。毎年4月中旬に各教室で学級保護者会を実施するのですが、それが終わったあと挨拶に来られて、「先生のクラスにしていただけて良かった。」と言われました(ホントかな?)。

今回が前回までと違って厄介なのは、なんといっても本人が極度にJW生活に反発していることです。本人の言い分を聞いていると、思わず同調してしまいそうになりますが、一旦そうしてしまうと、途端に私は生徒と一緒になって保護者に対抗する図式ができあがってしまいます(所詮大淫婦だったか!と)。児童の主張はどれも納得のいくものばかりで、放課後に時間をとってフムフムと聞いてあげると、溢れ出すようにしゃべります。それはもうブログの開設を奨めたくなってしまうほど吐き出します。こういった彼女の様子からも、家庭での抑圧状態=両親のストイックさが垣間見えます。ひょっとすると父親は長老・巡回クラスかもしれませんが、怖くてまだ聞けていません。いずれにしましても、教育現場でJW児童の立場を理解して守ってあげられるのが、他でもない大バビロンの大淫婦(かなりの言われようですが(--))といのも、彼らの思考に一石を投じられるかと・・・

今回、当該児童の会衆の夏の大会は、さいわい8月初旬のようで、「学校休みます」の相談は受けなくても大丈夫そうです。もし重なったとしても、私は快く許可するつもりでおります。これはJWに限らず、これまでお稽古ごとの発表会や所属するスポーツチームの合宿なども許可した実績(校長の説得に時間を要しましたが・・・)がございます。今どき、子どもは学校だけで育つものではありません。

ここ数年、私とほぼ同世代と思われる多くのJW2世の方々のブログを通して、今となっては取り返すことのできない不遇な子ども時代の訴えに接しました。前向きな方の中には、「聖書を通して神を知ることができた」ゆえにJW下の教育を肯定的に振り返る方もいらっしゃいます。一方現在では3世から4世が、こうやって現在進行形で(学校において)不要な軋轢にさらされていることも現実としてあります。ただ今回は、彼女の持つ「強さ」が、きっとよい成長の糧になっていくだろうと思えるところが私にとっての救いです。我々教師の多くも、日の丸・君が代の強制と闘っています。子どもたちにもあらゆる困難を乗り越えて行ってほしいです。
【今回は見直し大丈夫、たぶん・・・】

#3 2016年06月21日 23:26:31

1,000時間奉仕者
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

はーい、ぜひ現場の意見を伺いたいと思ってきました。

諸般の事情で、YouTubeに上がったいろんな動画を見聞きする機会に恵まれました。

弁護士出身の橋下徹が大阪府知事になったとき、物議を醸したのは記憶に新しいところです(しかしもう4、5年も前)。

ショッキングな発言で知られる橋下さんですが、「日の丸・君が代」についての見解を番組内で聞いたとき、賛成・反対は別にして「もうちょっと話を聞きたいな」と思いました。親でもない私がです。

ザックリ言うと、「府・市職員に(宣誓して)なったんだから宣誓の通りに働いてよね!」ということらしい。その宣誓の中には『条例に従います』が入っているのだから、宣誓したからには自分の言葉通りに。不満(不同意)があれば府職員じゃなくなったあとに言う覚悟で」と。「教育」がどーたらこーたらの話ではなくて、法的にどうなのよ?というシンプルな問題(だったそうです)。

自治体選挙に妥当な解決策が出るとは思わなかった私でも、理論上は納得しました。

未信者のKAOさんが調べた範囲でもJWの学校向け出版物は「アメリカくさい」とのこと。実際にアメリカ暮らしをしたことのない我々でも、あれを手にした当初から、「これは学校には持って行けないな」と感じていました。

(ご存知かどうか、School & JW のブロシュアについてはハッキリと「これは配布用ではありません」と明言されていました)。明言されていてもいなくても、私が現役学生証人だったら学校には絶対持っていきたくありませんでした。こんなものヒトに見せたら絶対「お前ら、だれかの言いなりになってる」と言われるのが分かりきっていたから。我々は自分の判断でこの生き方を選んだんだ、よそからこんな突っ込まれるような出版物を見せたくないって。

あまりご記憶ない方が多いと存じますが、私には忘れられない奉仕会でのプログラムがあります。「起立」が意味することとしないこと、です。

KAOさんのご指摘どおりですが、星条旗(もしくは日の丸)に敬意を示す「起立」と、それに対する「誓い」は同じのようで違います。「星条旗よ、永遠なれ」という国歌っぽいものと、その斉唱中に立っていることの意味も。

日本の君が代の演奏と、その斉唱を聞くことと、実際に「き~み~が~よ~は~」と自分が口に出して歌うことは、(本当は)それぞれ少しズレています。

歌詞の内容が厳密にどうなのかはあまり重要ではありません。「起立」が意味すること・しないことを、出版物が(ひいては協会が)ジャッジしてしまった、ということなのです。

○ドラの平野でネブカドネザルの高い塔(像)にひれ伏さなかったシャデラクたちをダニエルは褒める。

○らい病を癒してもらったナアマンが、上司へのお付き合いでリモンに(形式的に)伏すことに預言者エリシャはOKを出している。

「シャデラクたちはすごい、OK!」と公式に褒め、同時に「ナアマンの決定は良心的、そういうのもアリ!」というダブルバインドを明文化してしまったことです。日本の奉仕会でのプログラムは、このこんがらがった敬意の示し方(学者たちでさえ意見が分かれる問題)に対して、

「自分でよーく考えよう、それを未信者に自分で説明できるようになろう」では・な・く・て、

「ここまではセーフ、こっからはアウト」を大人の論理で線引きしてしまいました。

空気を読むのが得意な(もしくは考えるのを放棄した)学生たちは、集会後に頑なにプログラムについて触れようとしませんでした ―― ウチの会衆だけかもしれませんが。

#4 2016年06月22日 00:00:25

かやのそと
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

KAOさん

教育者の立場からの観察やご苦労を読むことができて大変参考になりました。自分も過去に担任していただいた先生達に迷惑をかけていたのだろうなと感じます。


JWの親御さんから「先生のクラスにしていただけて良かった。」とのことですが、恐らく本音だと思います。親たちもJWとは言え先生と無駄な軋轢は生みたくないのが正直なところです。それに証言しなくてすむならしない方が気が楽という親御さんも多いかと思います。

そう考えると、今回の問題になっている親はかなり筋金入りなんでしょうね。

巡回監督は子供がいるとできないので対象外としても、長老か長老への推薦が目前に迫っている家族かなと感じました。

模範的な家族という虚構の城を維持するために躍起なのかもしれません。もしかすると本気でやってるかもしれません。

子供さんが、バプテスマを薦められていると言うことは「伝道者」の立場ですね。伝道者は排斥はありませんが、最悪会衆への発表付の伝道者の立場の削除はありますので、もしそのお子さんが自発的にハロウィーンパーティーに参加したことが露見すると何らかのペナルティは覚悟しないといけないかもしれません。


ちなみにハロウィーンパーティーへの積極的な参加は「心霊術の行い」と見なされますのでバプテスマを受けていれば審理委員会の対象になる可能性がある案件です。あくまでも可能性ですが。


ただ、未成年の子供の場合親がその問題に関してどれだけのことをしたか、またそうならないように何をしてきたかがかなり問われますので、どちらかというと親への影響が大きいように思います。

長老への推薦が目前であれば当然取り消しでしょうし、長老なら会衆内での立ち位置によっては引責辞任もあり得るかと思います。

母親が開拓者であれば、開拓者の削除も検討されるかもしれません。


子供が強烈に嫌がるほどガチガチに縛っていいるような親であれば、特権がもしあればそれに対する執着は尋常じゃないでしょうからそのお子さんがパーティーに参加してそのことが会衆に露見して親の特権がすべてなくなった方が親にとって良い薬になるかもしれません。


11歳というまだまだ幼ない年齢(と自分では思っているのですが)の子が歪んだ家族の状況を察知しているのであればそうとうやり過ぎな家庭なのでしょう。今だにそんな家庭がまだあるんだとビックリしました。

#5 2016年06月22日 01:28:58

1,000時間奉仕者
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

かやのそとさんの説明は、脅しでも何でもありません。

精査していませんが、KAOさんの調べ方にはハッキリ言ってド肝を抜かれます(ネットで我々の出版物を漁るのは造作もないことですが、それを目の前の現象ときちんとリンクして判断できる人はそんなに多くありません。よほどしっかりした(いろんな意味で 笑)司会者の下で学ばれたのでしょう……おめでとうと言っていいのやらどうなのか……

JWにとって人生最大の関所は「バプテスマ」です。男女に例えるなら「献身」は役所に婚姻届を出すこと、「バプテスマ」は式を挙げること or 披露宴です。言い換えれば、「式を挙げていなければ対外的には結婚していたことは公になってない」ことです。あくまで建前です。事実上、夫婦な暮らしをしていても、多くの人はこのカップルが夫婦とは知りません(回りくどかったですね、心は夫婦でも周囲に認めてもらってない、という意味です)。

KAOさん最大のご懸念なのが「この子への扱いが親(保護者)にどんな影響を与えるか」であることに感動します。普通は目の前の児童の益・不利益で止まってしまうからです。

★ あらかじめ申し上げます:(JWの)親が被る影響についてはノーカウントでいてください。

良い先生ほど苦しみ、極端な場合は首をくくることもある、という現実に我々は慄き、惑います。それが我々の信条に関わっていようがいまいが、です。

(ことに)日本のJWの大人の場合、子の振舞が親の立場(ポジション)に影響を与えることが多い、という現実に目はつぶれません。かやのそとさんが細かく解説なさったことは概ね正しいです。

★ でも、それは、児童が選び取った人生の選択肢です。親・親戚・友人・その他いかなる人々が圧力(らしきもの)をかけようと受け入れるべきは本人、ハジくのも本人です。その決定にビビる親や近縁者がいるに違いありませんが、「その家族」と「その子」は別個の存在です。

圧力がかかって気の毒だ、というお気遣いはありがたくお受けします。稀有な存在です、業務とは無関係なジャンルで一緒に頭を抱えて下さる担任さんは。そもそも首を突っ込んではいけない分野ですし。

それでも敢えて申しましょう:今のKAOさんの守備範囲で丸く収めても、いずれKAOさんの手が届かなくなる卒業後のいつか(それも遠からず)、誰か別の人が同じ悩みを抱え、今度は丸く収まらない結果に終わる可能性は大である、と。

21世紀のJWがいかに「ヘン!」と感じられるとしても、その「ヘン」を児童本人が自らの感性でつかみ取らなければ、それは単なる「信教の自由の侵害」にしかならない、ということ。

★ そしてラスト:いかに児童であろうとも親に楯突いたために、親が不利益(この場合は何かの資格剥奪)を被っても、学・校・の・せ・ん・せ・い・は、「知ったこっちゃね~!!」を貫かなければならないこと。また(ないだろうけど)訴訟になってもうろたえないこと。

児童が可哀想ですか? でも中学卒業時か高校卒業時か大学卒業時か、いずれかの段階でJWの子供たちは選択を迫られるのです。ぜ――――ったい避けられません。ちょっと早いか遅いかの違いです。私自身は「やや」早いほうでしたが、それが良かったか悪かったか、30年経っても分からないのです(ちなみに明言しておきましょう:私は現役のJWです。排斥も忌避も受けておりません)。

#6 2016年06月22日 10:06:45

Meisa
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

KAOさん、その生徒さんの話を聞いて下さってありがとうございます。
私は両親も親戚一同もエホバでしたので、反発しても誰にも話せませんでした。
しかも近隣でエホ証同士の監視の目があり、妹は何かの行事に参加していて同じ学校のエホ証の子供に通報され、私も男の子と立ち話しているところを見られて近所のおばさん姉妹に通報され、と心が休まる暇がありません。
結果私は20歳を過ぎて家出同然で一人暮らしを始め、妹は一般の人と結婚し、父はそのせいで某特権を降りましたが(まだ長老はやってるようです)、未だに母に嫌味を言われます。子供が何かやったら親までとばっちり、というおかしな連帯責任を子供にまで押し付けて、ほぼ脅迫ですよね。
自分の甥や姪が心配になってきました。早くどうにかしないと・・・

#7 2016年06月22日 14:53:46

ラハム
メンバー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

KAOさんの抱いている疑問に関し、
わたしはどう答えてよいのかわかりませんでしたが、
皆さんがさまざまな考え方を述べてくださいましたので、
実にほっとしています。

わたしは一世で、成人してからバプテスマを受けました。
また、信者から配偶者を得て、子どもを持つ
チャンスには恵まれませんでしたから、
JW児童について学校で生じる問題に遭遇しなかったのです。

でも、KAOさんの書き込み、皆さんの返信などを読んでいて、
ちょっと試みたいことができました。

そのJW児童は三世だということでした。
当然両親は二世JWで、小学生時代はJW二世として
一世の親から宗教指導を受けていると思います。

今後、JWの親を含めて三者面談があるということです。
そこで、JW両親に自分たちが小学生時代、
バビロン的だとされる行事の参加を拒否した場面で、
どのように感じたのかを聞いてみるのはどうでしょうか。

1.何の疑問も持たずに行事の参加を拒否できたのか。
2.担任の先生にはどのように証言したのか。
3.担任の先生とクラスの友人たちの
  反応はどうだったのか。
4.参加拒否したその親(二世・現在の親)たちは
  どのように感じたのか。
  喜んで参加拒否ができたのか。
5.一世の親からされたように自分の子どもに
  同じような行動を要求していることを
  どう考えているのか。ほんとうにそれは最善か。
6.自分の子どもは行事参加に関して、
  どのように感じどのような行動をしたいのか、
  ほんとうのところを知っているのか。
7.聖書に基づく(実のところ組織の)要求を
  子どもに守るよう求めることは
  子どもの人権を侵害しないといえるのだろうか。

模範的な家族になり、組織の特権に強い執着のある
JWであれば、もっとも都合の良い返事をすると思います。
でも、人の心や感情を大事にしようという
かけらでも残っていれば、自分たちの生き方を振り返り、
立ち止まって考えてくれることを期待しました。

以上のように考えてみましたが、
KAOさんの持つ問題に筋違いでしたらお許しください。

わたしはJW全体にも上記の問いをしてみたかったのです。

編集者 ラハム (2016年06月22日 19:57:46)

オフライン

#8 2016年06月22日 21:48:12

KAO
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

みなさんの投稿を読んで少し逃げ出したくなりました(*~*)
MEISAさん、私は一家揃った神権家族など「絵に描いた餅」で、必ず誰か脱落者がおり、
あったとしても核家族単位で親戚とは断絶状態がいいところだと思っていましたが、大変な境遇が実際にあるんですね。も搭2月号も読みました。密告を奨励する組織!! ナチスドイツのゲシュタポか、戦時中の特高警察か、旧ソ連のKGBか、現代ならば北朝鮮くらいしか思い浮かびません。ご家族の心にも、一日も早く疑念の種が撒かれることをお祈りします。

それにしても、なんと闇の深い世界なのでしょうか・・・学校現場なんて、これだけニュースでISが世界を震撼させているのに、宗教の持つ恐ろしい力をまるで理解しておらず、よほどの事情がない限りはエホバの児童にも公教育の指導には従ってもらわないと・・・程度の認識しかありません。大ちゃん事件も今は昔、自分たちの信条のためにはわが子を死の淵に追いやることさえも厭わない組織だとは思っていません。幸いネット社会が発達し、こうやって元信者の方々に情報を提供していただくと、外向けの出版物では知りえないことも多く助かります。

「かやのそと」さん、バプテスマを勧められるのは未信者であっても「伝道者」になっていないといけないのですね。彼女はとにかく「奉仕」が嫌で嫌で拒否していると言っていますので、バプテスマを勧められていたのは少し前のことかもしれません。3~4年時の担任は、特に反発していなかったと思うと言っていますので。心の成長と思春期の反抗期、それと賢い子なので組織の主張への違和感、いろんなことが重なっているような気がしています。とにかく女子は男子とは比較にならないくらい心の成長が早いですから。

また「巡回監督は子どもがいるとできない」とのことですが、それは最新の理解でしょうか? 「○○○の組織」という若干濃さの異なる緑色の本が手元に3冊ありますが、73年・83年・05年のどれにも「監督の資格」は、テモテやテトスの記述に従って「一人の妻の夫で、自分の家の者をりっぱに治め・・・信者である子供を持つ人であり・・・」とあります。子どもはバプテスマを受けていることが条件ということですかね。例によって聖書にはそんなことは書いてないですが。

1000時間さんのおっしゃる通り、教師は所詮一過性の付き合いであり、大きな影響を与えられる立場ではありませんし、またそうすべきでもありません。最終的には成長の過程を通して本人が判断すべきことだと思います。JWの家庭に限らず、早い段階から親が敷いたレールを歩ませようとする保護者はいくらでもいます。毎年最初の保護者会では、親に対して「たとえ自分の遺伝子を分けたわが子であっても一個の独立した人格であり、自分の思い通りにしてよいものではないこと」「教師は、親の願望の下請けではないゆえに、必ずしもご期待に添えるものではないこと」を伝えるようにしています。
私が若干不安を覚えるのは、どんなモンスターペアレンツでも「子どもの十全な成長に資する」という点では何とか一致点を見出せるものですが、JWの場合、「王国を第一にする(ことで楽園に行きたい)」という価値観がさらにその上を行くので、子ども本来の育ちが犠牲にされる可能性があることです。

【1000時間さんの発言】
「KAOさん最大のご懸念なのが「この子への扱いが親(保護者)にどんな影響を与えるか」であることに感動します。普通は目の前の児童の益・不利益で止まってしまうからです。」
・・・ですが、親への影響が、今度はただちに子どもにフィードバックされるという意味で親への配慮も欠かせないのです。私の拙い経験から言っても、母親‐娘間の関係は、男親などよりはるかに一蓮托生です。母親の精神状態が悪化すると娘も安全ではいらないし、その逆もまたしかりです。どちらも同時に救われなければ意味がないのです。その点、男親は距離を置いて見ることができます。

また、○○○の組織の本(タイトルもっとシンプルにできませんかね!)が、テモテを悪用し、子どもを無理にでも従わせることを特権の条件にしているところには怒りさえ覚えます。子どもが親の思い通りに育つはずがないではありませんか。自分たちだってそうだったはず。先ほども引用した「・・・自分の家の者をりっぱに治め、まじめさを尽くして子供を従わせている人であるべきです。」(実際、自分の家の者を治めることを知らない人であれば、どのようにして神の会衆を世話するのでしょうか。)73年版P59・83年版P31・05年版P30

()の部分、事実は全く逆です。毎日40人近い子どもたちの成長に向き合い、様々な成長段階の子どもたちと接しながら、一緒に泣いたり笑ったり怒ったりしている教師たち全員が、他でもないわが子の教育で一番頭を痛めていらっしゃいます。同じ世界に生きているので、運動会をはじめ、わが子の学校行事には一度も出たことない、とベテランの先生方は口をそろえます。それでもこの仕事にやりがいを感じ、心の中でわが子に謝りながら少ない休みに埋め合わせをなさっているのです。どんな職業でも真面目な人ほど、自分のことが後回しになるのが当たり前です。
また、このJW特有の「特権を追い求める」という考え方にも違和感があります。マルコ10章35節以下にある、イエスが栄光を受ける時、ヤコブとヨハネが自分たちをイエスの両側に座らせてほしいと願う、それこそ「特権」を求めてイエスにいさめられる弟子たちの姿にカブります。

「人生最大の関所」とおっしゃるバプテスマ。今のところ本人は嫌がっているのでいいのですが、覚醒者の中でさえホットな話題となっている「忌避対象の拡大」が大変気がかりです。自然消滅組さえ忌避の対象とすることで、一度バプテスマを受けると、親子関係にさえ取り返しのつかない溝を生むことになりますよね。おそらく2世による最初の手記でしょうか。2005年発行の「昼寝するぶた」の第3章「母よ、早く死んでくれ」P159には衝撃を受けました。ここまで親子関係に禍根を残す教え・・・少し前にも別スレで議論があったと思いましたが、とりあえず児童には「バプテスマはやめとき~」と言いたくなります。

ラハムさん、私の書き方が悪かったですね。一般的に現小学生は3世~4世に当たる世代ではないかという意味で、この子が3世かどうかは聞いていません。ただ本人の反発具合からすると、両親が2世同士という可能性も大いにありそうです。また、ラハムさんの思いつかれた質問①~⑦も確かに興味深いテーマだと思います。いわゆる「虐待」も祖母からの連鎖であることが多いのです。本人(親)は自分の経験からわが子には同じような思いはさせまいと考えるのですが、現実にわが子が思い通りにならないと、自分の経験の中には自分の母親(祖母)の対応しか手本とするデータにないため、結局は同じ対応に出てしまうというパターンです。それで虐待親自身も「やってしまって後悔」を繰り返し、相当苦しむことになるのです。そういう場合、スクールカウンセラーにつなげてあげるようにします。
今回はまだ4月に一度挨拶を交わしただけですので、せっかく「良かった」と言ってもらったのに、充分な信頼関係のないうちに大バビロンが不穏な質問を矢継ぎ早に繰り出すと関係を壊しかねないので、今回は会衆での親の立場に実害が及ばず、なおかつ児童がハロウィンパーティーを楽しんでもらえる道(虫が良すぎですかね)を模索することに専念いたします。
殴り書き長文失礼いたしました。  ※見直しもしていません。

#9 2016年06月22日 22:02:49

KAO
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

発見!×「母親の精神状態が悪化すると娘も安全ではいらないし、」
   ○「母親の精神状態が悪化すると娘も安全ではいられないし、」

#10 2016年06月22日 23:29:17

1,000時間奉仕者
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

ずいぶん古い資料をご存知ですねー。'73年モノの組織の本は私でも持っていません。そしてまた読み込みの深いこと……。私がKAOさんの研究司会者だったら毎回、激論必至です(根拠のある反論は大好きなので、司会者やめたりはしませんよ (^^)v

今回は二点だけ補足します:

>「巡回監督は子どもがいるとできない」とのことですが、それは最新の理解でしょうか?

お時間があれば古参のJWたちの経験談をさらってご覧になれば気づく通り、子供が巣立った長老たちが旅行する監督を務めている例があります(が、数は多くありません)。そして日本ではありませんが、国によっては子連れで巡回奉仕をしている夫婦もいないわけではありません(これもそれなりに大変です)。

今でこそ宿舎つき王国会館が多くなったので、監督夫妻の苦労は軽減されましたが、やはり週ごとに布団と枕が変わる毎日、スケジュールは出先の会衆に左右される暮らしは、50代を過ぎた高年の夫婦には堪えます。確かに経験豊かな監督だと信頼されやすいですが、現実には旅行の奉仕は「若くて無理がきく男子」の仕事です。

ゆえに、新任の巡回監督の候補に挙がるのは原則として43歳以下で、かつ扶養すべき弱った親を看てくれる実のきょうだいがいる特別開拓者……のようなチェックリストがあるそうです(43過ぎたら監督引退、という意味ではなく、これから「彼を新たに推したい」という人物が何歳か?ということ)。

>とりあえず児童には「バプテスマはやめとき~」と言いたくなります

(笑)

ハロウィンを含め、我々が「バビロン的祭り」と呼ぶ多くの行事は、学校側は宗教的崇拝行為とはほとんど考えていない、と(学校を卒業した後)私は聞きました。むしろ「みんなで一緒に企画して協力して何かを成し遂げる」のが主たる目的なのだ、と。← 正しいですか?

私がなるほど、と感心したのは、七夕の短冊。七月七日にかこつけてはいるが、「カードに短い文章を書く」のが主眼なので、先生と事前に相談して、「書く」という作業にだけ参加して、笹の枝に飾るときは離れて見守るだけでいいですか?と生徒側から折衷案を出してOKをもらったのだとか。

もちろん「こんな生半可な不参加は信仰における妥協だ」と考える親子もいるに違いないので、これを先生側からオファーするのはやめた方がいいでしょう。あくまで「私(子)の主観でOKなこと・したくないこと」と行事の折り合いをつける道を探れないかな…ということです。

バビロン行事に参加した子の親は確かに会衆内で「不利益」を被る可能性が高いです。父親が有資格者を目指しているなら特に。「参加しなくていいですよ」と言ってくれるKAO先生は親御さんにとっては涙が出るほどありがたい先生、と好評だと思います。実は問題を先送りしているだけなので、後々しんどい目に遭うのですが。

くだんの女の子は野外宣教すらキライだとか。段階を追うならバプテスマなんて夢のまた夢ですね。でも不思議なことに中学・高校にもなって「姉妹じゃない自分」に焦燥感を味わうのも事実です。親の特権 ―― わたしもこれ大キライな名詞 ―― のカギを握るのが子の自分だと意識した時や身近な友達の影響も大。

でも前述のようにバプテスマは最大の関所です。受けてるか受けてないかで会衆内での扱いがメチャクチャ変わります。反発しているその女の子の自分の意志表示が不本意な仕方で握り潰されないよう願ってやみません。

#11 2016年06月23日 09:34:50

かやのそと
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

KAOさん

悩ませてしまってごめんなさい。最悪こうなりますよというケースを書いたのでビックリされたかもしれませんね。巡回監督の件に関しては1000時間奉仕者さんが書いてくださったことで間違いありません。

組織の本を本当によく読まれていますね。古いものから新しいものまでそれだけ読み込まれたのは凄いなとホントに思いました。

ここに書かれている監督の職をとらえるための条件ですが「一人の妻の夫…信者である子供」は結婚してないとだめとか子供がいないとだめということではありません。逆に妻がいることで、また子供がいることで長老の任命が遅れることもしばしばです。

JWであるかないかに関わりなく、と言うかJWであっても真剣に子供達に向き合ってくださるKAOさんの姿勢は素晴らしいなと感じます。我々が意見させていただいたことは参考程度に見ていただき、最善だと思われる道をお進みいただければ幸いです。

#12 2016年06月24日 00:13:24

KAO
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

1000時間さん
学校における年中行事みたいなものは、特に学習指導要領に定められているものではないのですが、ご存知2002年の「ゆとり教育」導入にあたって「総合的な学習」というものが新たに定められました。ぶっちゃけて言えば「何をやってもいい」時間で、引き出しのない教師は途方にくれ、当時大型書店の教育書コーナーは、「総合的な学習」をテーマとした、あらゆる実践例や研究案などのアンチョコ本が山のように積まれていました。私自身は牛乳パックで和紙作りをやったり、蕎麦打ちやったり、豆腐作りやったり・・・事前練習と準備は大変でしたが有志親にも参加してもらって楽しくできました。そんな流れで低学年では日本の年中行事を取り上げ、こいのぼり作ったり七夕飾り作ったりしていたと思います。むろんそこに宗教的要素は一切ありません。ないどころか公立学校における宗教活動は政治活動と共に明確に禁止されています。むろんキリスト教主義などの私学においてはその限りではございません。

実はJW組織を批判的に検討していると、世の教育システムがJW組織に実によく似ていることに気付かされます。思い切った改革で教育内容を削減して週休二日制を導入し、教科書を薄くし、これまでの教育を「知識偏重の詰め込み教育であった」と批判し、前例もテキストもなく、内容もはっきりしない「総合的な学習」を導入して学校現場を混乱に陥れました。
ところが・・・「学力の国際比較ランキング」などで日本の順位低下が報道された途端に、今度は「補充してよい内容」などを追加し、ついに10年程度で「ゆとり教育脱却」を宣言!
2011年度版教科書たるや反動で中学の数学の内容などが6年生に降りてきたりして、教科書がかえって分厚くなる始末。その間あれほどその意義を主張していた「ゆとり教育」導入については、その総括も反省の言葉も一切なし! 文科省はひたすらダンマリを決め込んでいます。週休二日についてもJWの「ムチ教育」同様、正式な撤回宣言をしないものですから、各学校は分厚くなった教科内容を消化するために、自主的判断で土曜日の午前中を出校日にしたり、1学期の終業式を遅らせたり、逆に8月20日あたりに2学期の始業式をしたりと、1000時間さんが言われたような、夏休みの期間がてんでバラバラという今日の状況が生まれたわけです。

2000年頃だったかこんなこともありました。学習指導要領の3年生体育の項に突然「一輪車」が登場!! 世の教師たちは一輪車といえばピエロの乗り物だと思っている世代。夏休み中に各地の学校で「教師向け一輪車講習」などが開かれましたが、骨折者続出で2学期スタートの教育活動に支障をきたす始末。次に改訂された新しい学習指導要領では「一輪車」の内容がコッソリ引っ込められていました。あやまらず、言及せず、まさにWT組織そのものです!! 文科省の年寄りどもは、自分たちの「思いつき」が教育現場にどのような影響を及ぼしているか、まるで分かっていません。現場を見にきて『良心の危機』を感じるべきだと思います。
ちなみに私は頑張って乗れるようになりました(^^)

まだまだあります。私が最初に4年生を担任した時、算数の3学期最後の単元に「そろばん」がありました。「なつかし~」とか言いながら一生懸命思い出して練習をし、無事に単元を終えました。それから「ゆとり教育」下の数年後に4年生を担任した時、「そろばん」はなくなり、代わりに「電卓」が導入されていました。ペアの先生と「そりゃそうだよね~」「時代だよね~」などと言いながらその年度も無事に終えました。
・・・それから少し空いて久しぶりに4年生を持ちました。相方は新卒ピチピチの先生です。緊張した様子で新学期を迎える準備をしていると、隣の席で教科書をパラパラ見ていた新卒先生が

「○○先生、そろばんできますか?」

【は? なんで・・・】

「算数の最後にあるそろばん、私覚えてないですよきっと。」

【え!?】

そう、「そろばん」がゾンビのように復活しているじゃぁありませんか!!!
おもわず「タッキングし過ぎじゃあああああああああああ!!!」とは叫びませんでしたが、捨ててしまったそろばんを買い直し、また練習する忠節で模範的な私でした。

それから「かやのそと」さんも、組織内規定に関する詳細な情報ありがとうございます。公式な出版物にさえない不文律!! これはもう長年組織内にいないと分かりませんね!!
これに加えていわゆる「ローカルルール」というものが多数存在することは想像に難くありません。「ドアの向こうのカルト」を読んでも、米本国と日本JWの文化の違いが語られていますし、米国内でもハワイとの温度差もあるようです。
でも、よくよく考えてみれば、「不文律」の存在や、「掟」が徐々に増えていくのは世の学校社会もまったく同じようなものです。教師として駆け出しの頃、最初に組んだ先生に、「うちの学校は交換日記は禁止ですから」と教えていただきました。なんでもイジメの原因になるからだそうですが、「独立的な思考」が強い私は、トラブル回避のために頭から禁止というのは、「臭いものに蓋」であって一つも教育ではないし、交換日記なんて(特に女子は)みんな一度はやってみるもので、どのみち一時的な流行りですぐに面倒くさくなって廃れるものなのに・・・それに子どもたちはトラブルを通して学び成長していくものなので、たとえば「交換日記をやることで起こりそうな困ったこと」という議題で学級会で話し合い、子どもたち自身でルールを決めさせてからやればいいと思いました。それで、当時はお婆さん校長だったので、校長も子ども時代に絶対やった経験があるはずだと思い、どうして禁止するのか聞きに行ったところ、
「え?・・・私はそんなの知らないわよ!」
つまりどこかの時代で勝手に禁止だと言い出した教師がおり、それが時代を超えて学年主任から新人教師へと伝承されていったに過ぎなかったのです。律法に勝手に付け加える者がいるのです!!
ユダヤ社会で「トーラー(律法)」に加えて、その解釈の体系が「タルムード」「ミシュナ」「ミドラッシュ」として膨大な「律法体系」に膨張していったようなものです。マタイ15・1~(マルコ7・1~)では、新共同訳「昔の人の言い伝え」新世界訳では「昔の人々からの伝統」でパリサイ派が口伝律法でがんじがらめになっている様子がわかります。

・・・で校長に報告してから学級会をやってみると、「授業中にコソコソ書かない」とか「お友だちの悪口は書かない」とか「あなたは入れてあげないなんて言わない」とか、極端なのは「親や先生に見られてまずいようなことは書かない」とか・・・私も思いつかないような、まっとうな意見がたくさん出ました。このうち最後のものは私がやめさせました。ヒミツを共有するから面白い遊びなのに「親や先生に見せちゃ意味ないでしょ!!」ってね。

立派なルール集ができたのでたくさん褒めてあげました。結局1年間なにもトラブルは起きませんでした。人は押し付けられたルールは破りますが、自分で決めたルールは一所懸命守るものです。こういった些細な経験が成長してからも大きな意味を持つことになると思います。
※これを破ったら「排斥」とか言いませんし(^^)

ただし・・・翌年私のクラスを引き継いだ担任から「先生は去年交換日記を許可なさったんですか!?」な~んてことも一度ならずです(^o^)

今日も日付を越えて長文すみません。
WT=学校世界  文科省=統治体  古教師=パリサイ派

#13 2016年06月30日 04:30:58

iris
メンバー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

KAOさま

初めまして。irisです。
私も子ども相手に仕事をしておりますが、保護者のほうが悩みの種になりやすいのは同様のようですね。

書き込みを拝見しまして、キリスト者として役に立ちたいとお考えのように感じました。
私はカトリックです。聖書やキリスト教の知識があるだけに、突っ込みどころ満載の教義に
切り込みたくなるお気持ちはよくわかります。私もこの掲示板が始まったころから居座って、
たくさんの方々と議論をして、いろいろと勉強させていただきました。
また、訪問してくださる姉妹とも、教義について突っ込んだお話をしました。

そしてわかったことは、エホバの証人であることに満足している方は、変わらないということです。
理屈が通るかどうかは、二の次なのです。私にも信仰がありますから、その気持ちもわかります。
KAOさんもおわかりでしょう。理屈を超えたところに信仰はあるのですから。

ものみの塔の教義には、聖書を使っていながらキリスト教の本質を外れているという問題以前に、
特に子どもの福祉に反しているという点で大いに問題があります。
ですから、私たちのように子どもに関わる者が、子どもを守ってやることは必要です。

担任のお子さんが、安心して先生に話すことができるということは、本当に貴重な機会を与えて
くださっていると思います。ただ、保護者の信仰も尊重している、というスタンスを崩さずに、
先生が子どもの味方であることに徹してくださるのが良いのではと思います。
子どもと保護者の板挟みで、辛いお立場とは思いますが、信仰上の問題で保護者と対決するのは
その子自身に任せるしかないのではないでしょうか。
先生は、教育のプロとして、教育上の配慮について(子どもは親とは別人格であることなど)
信仰の如何を問わない、というスタンスでお話されるのがよいのでは、と思いました。
(ただ、バプテスマだけは、止めたくなりますよね)

学校現場のことは何もわかりませんので、御不快に思われましたらお詫びいたします。
KAOさんとの出会いによって、お子さんが素晴らしい学校生活を送ることができますように。

オフライン

#14 2016年07月02日 15:22:34

ラハム
メンバー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

長年エホバの証人をしていて、組織側から
学校教師のJW児童に対してどのように物事が
扱われているのかを聞き、
JW側からの見方しか知らなかった、
わたしには、現職教師KAOさんの
報告は教師側からの見方や感じ方を知るための
非常によい機会になり、感謝しています。

多くの方が述べているように、
児童の話を聞くため、
多くの時間を割いてくださっている
ことには頭が下がる思いで、深く感謝します。
また、児童の親の立場も考慮してくださることは
ほんとうに深い気づかいだと思います。

さて、KAOさんの書き込みに
「同じ物事でも、親や児童によって
扱い方や対応の方法が異なっているのは
どうしてだろう」というような内容がありましたね。

実は、もう20年以上前でしょうか、
夫婦と男の子二人のJW家族がいました。
その奥さん姉妹はまさしくKAOさんが書かれた
内容の事を学級担任から聞かれて、
どのように説明したらよいだろうかと、わたしに
聞いてきたことがありました。

そこでわたしは次のように言った覚えがあります。

先生自身も新任のころ、教職に就き幾年か経過したころ、
そして現在、同じような問題を扱うことがあった場合、
それぞれの時期によって経験を積んできているので、
異なった扱いをされるのではありませんか。

それと同じようにエホバの証人の親や児童も
いつまでも同じような対応や反応ではありません。
信仰の度合いも理解の深さもそれぞれ異なっています。
だから、時期により、子どもの成長により、
反応の仕方が違うのです。

これを先生との面談で話したかどうかは知りません。
考えてみれば、人生の問題すべての扱い方に
あてはめられるような返事でしたね。
わたしたちとしては、先生方を困らせようと
しているのでなく、自分たちが信仰として
守っているものを学校生活においても
実行したかっただけだったのです。

この話し合いを書き込む意味は
あまりないかもしれませんが、
JW時代の一コマの思い出として記してみました。

オフライン

#15 2016年07月02日 22:15:03

KAO
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

Irisさま
コメントありがとうございます。ご指摘いただいている点は、まさにおっしゃる通りでまったく異論ないところです。私の文章が長くて探すのに(自分でも)手間がかかると思うので、対応記事だけ採録させていただきますね。

【irisさんのコメント】
『また、訪問してくださる姉妹とも、教義について突っ込んだお話をしました。そしてわかったことは、エホバの証人であることに満足している方は、変わらないということです。理屈が通るかどうかは、二の次なのです。私にも信仰がありますから、その気持ちもわかります。』

【私の以前の書き込み(七千年期のトピック)】
『カルトはみんな理屈でやってるわけじゃないんですよね~。話をしていても「理屈はどうでもよろしい」って感じがします。私の司会者も、遠まわしにチクチクと突っ込んでも、
「KAOさん、重要なことは(その実)で見分けてくださいね。」って言われたことがあります。現に自分の会衆に満足し、そこにいて幸せだと感じている人たちには太刀打ちできません。』

【irisさんのコメント】
『ただ、保護者の信仰も尊重している、というスタンスを崩さずに、先生が子どもの味方であることに徹してくださるのが良いのではと思います。子どもと保護者の板挟みで、辛いお立場とは思いますが、信仰上の問題で保護者と対決するのはその子自身に任せるしかないのではないでしょうか。先生は、教育のプロとして、教育上の配慮について(子どもは親とは別人格であることなど)信仰の如何を問わない、というスタンスでお話されるのがよいのでは、と思いました。』

【私の以前の書き込み】
『1000時間さんのおっしゃる通り、教師は所詮一過性の付き合いであり、大きな影響を与えられる立場ではありませんし、またそうすべきでもありません。最終的には成長の過程を通して本人が判断すべきことだと思います。JWの家庭に限らず、早い段階から親が敷いたレールを歩ませようとする保護者はいくらでもいます。毎年最初の保護者会では、親に対して「たとえ自分の遺伝子を分けたわが子であっても一個の独立した人格であり、自分の思い通りにしてよいものではないこと」「教師は、親の願望の下請けではないゆえに、必ずしもご期待に添えるものではないこと」を伝えるようにしています。
私が若干不安を覚えるのは、どんなモンスターペアレンツでも「子どもの十全な成長に資する」という点では何とか一致点を見出せるものですが、JWの場合、「王国を第一にする(ことで楽園に行きたい)」という価値観がさらにその上を行くので、子ども本来の育ちが犠牲にされる可能性があることです。』

同じく子ども相手の仕事をなさっている方が、こうして同じ視点に立って発言してくださることを嬉しく思っています。いろいろなジレンマを抱えながらやっていくしかないのですが、理想を言わせてもらえば、最終的な解決は「親子そろっての覚醒」しかなく、また同時にそれは限りなく困難なのだろうと感じています。無論こんなことは私が主張しなくても、ここに集っている元信者の方々が身を持って感じていらっしゃることでしょう。ただ、これまでの人生を振り返り、失ってきた貴重な時間を悔いる2世の方々の無数の書き込みに接していると、目の前にいるJW児童を「何とかしなくては」と感じてしまう今日この頃です。

ラハムさん、本当におっしゃる通りですね。人生のあらゆる問題が一律の対応では解決もしないし、そもそも「一律の対応」なんてできないですね。たくさん失敗して学ばせていただきました。今回の高学年の子に対する対応にも以前の低学年での経験が生きています。それがあったおかげでJWの信条について勉強する機会が与えられました。それがなく、いきなり今回の高学年の児童だったらどうしたらいいか分からず、10月になってから親御さんと対立することになったかもしれません。エホバが予習の機会を与えてくださっていたのだと感じます(笑)。

#16 2016年07月03日 08:38:49

ガリレオくん
メンバー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

KAO さんの発言:

私が若干不安を覚えるのは、どんなモンスターペアレンツでも「子どもの十全な成長に資する」という点では何とか一致点を見出せるものですが、JWの場合、「王国を第一にする(ことで楽園に行きたい)」という価値観がさらにその上を行くので、子ども本来の育ちが犠牲にされる可能性があることです。

私もこれで1日も早く脱塔したいと願いました。2転3転しましたがなんとか滑り込みセーフで無事入学式を済ませました。初の授業参観は「鯉のぼり作り」でしたので('◇')ゞ自身の辛い経験も合わさって、子どもに同じ経験をさせないで済みホント良かったと思ってます。

オフライン

#17 2016年07月03日 10:55:28

iris
メンバー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

KAOさん
お返事ありがとうございます。KAOさんの投稿は精読させていただいていますよ。

私の強調したいのは、子どもの心身を守ることと、保護者の信仰に介入しないことです。
親子そろっての覚醒が望ましいのはもちろんですが、
子どもはすでに自分の意見を持っているわけですから、残りは親だけです。
安易に親の信仰に介入することは無用なトラブルを生み、望ましくないと思います。
面談はどうされますか? 学校で親子喧嘩をさせるのは無益ではないでしょうか。

ものみの塔の教えは子どもの福祉に反している点がたくさんあります。
その点は、子どもの福祉に反している、と指摘することは必要です。
保護者の信仰は自由だけれども、子どもにこのような不利益があると、
客観的に説明することが必要なのではないでしょうか。
保護者が自分で、妥協点を見つけてくれるのを期待するしかありません。

また、保護者が納得しないから、ハロウィンに参加できないというものでも
ないように思いますが。先生が子どもの味方でいてくださることが何よりです。
御心労お察しします。

編集者 iris (2016年07月03日 10:59:34)

オフライン

#18 2016年07月03日 15:18:47

1,000時間奉仕者
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

どこからどこまで書いたのか自分でも分からなくなってるので無責任な状態ですが(笑)、元小学生JWとして発言を許されるのであれば「放っておいてください」。

私は親にも会衆にも学校にも比較的恵まれた立場だったので、これをもって「JW子供たちの総意」とは考えてほしくないのですが、諸行事・格技・応援・生徒会選挙・校歌君が代国旗、卒業後の進路、etc... 「放っておく」「説明は自分でさせる」と対応していただくと子らは最適な状態に保たれます。

「最適」は必ずしも最楽を意味しません。自らの信仰心が追い付いていないにも関わらず、親や会衆からこうせよと命じられた子にとっては、弁明もできないのに特定の振舞を強いられるのは「苦行」以外の何ものでもありませんが、それでも教諭という “上位の権威” からの圧力が減るだけで荷の重さは60%減にはなります。クラスメートにどう話すか話さないかは本人の責任ですし、それは将来その子がJW人生を選ばない結果に終わったとしても、周囲に流されず正々堂々と自論を述べる予行演習になりますから、決して損な経験にはなりません(人はいつかそういう場面に直面するものです)。

可哀想な子らを何とか救済してやりたいという親切なお気持ちはありがたくお受けいたします。教諭が教諭としての本分(考える力とそのための規定の材料を提供すること)という範囲で全力を尽くしてくださるだけで、JWのみならずすべての児童は益を受けます。

二昔前までは教諭は「矜持」とか「理念」を持つべきだと考えられていましたし、今でもそうかもしれません。世間もそれを求め期待しているかもしれません。いじめなどが起きたら率先してことに当たってくれる熱血教師はドラマとしても映えます。

が、私はそろそろ脱却すべき時が来ているように思います。体育教諭に「あなたにウチの子を3年間託したが、オリンピックはおろか国体選手レベルにも達しなかった、どうしてくれる!」と怒鳴り込む親は多分いないと思います。逆上がりができないまま卒業させたって大問題にはなりません。

多くの経験談には、信仰を堅持した生徒たちに感銘を受けた教師たちの話が出てきますが、あのような反応を示していただく必要はないのです。親も交えず淡々と「話したいことって? どうして?……ふーん、そう。じゃその代わりにどうする? クラスメートには自分で説明できるね?」とビジネスライクに捌いてくれる先生はありがたい存在です。

もし行事に先んじて親が乗り込んできて子を差し置いて論じるようなとき ―― 残念ながら珍しくない ―― は………どうなんでしょうね。子の人生の三分の一くらいは親が左右する(信者でも未信者でも)という冷厳な事実を鑑みて、やはり「ビジネス」に徹するしかないんじゃないでしょうか。いくら可哀想だと思っても(児相が介入するケースを除いては)子に最強の影響を及ぼすのが保護者たちであることに変わりはないのですから。それ以上踏み込むのは学校教諭の裁量を越えているように思います。

先生方は十分熱心に働いてくださっています。LINE外しだ誹謗中傷だ、といった本来、親が監督しなければならない分野にまで、学校教諭が管理責任を求められるような論調に迎合する必要はありません。身が持ちませんよ。

(ないことを願いますが)JW親がモンスター化してきたとしても「それは私の領分ではありません。ご自宅で心ゆくまで話し合ってください」とキッパリ突っぱねて下さるのが両者にとって最善かと思われます。

#19 2016年07月03日 23:31:12

KAO
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

ガリレオさん
ご自身の経験から就学前の駆け込み脱搭、間に合ってよかったですね。遅れれば遅れるだけ子どもの成長への影響は避けられず、困難な道程になったかと思います。本当によかったです。

irisさん
親子喧嘩、起こればいいなと思っています。

自分では「JW教育」の経験が無いので、ネット上に溢れる2世の方々の生の声を伝えるブログだけが私の指南役ですが、ほとんどの方々は、子ども時代に自分の本当の気持ちを周囲に伝える術はなかったと言います。少し前のMeisaさんのような、親族も含めた神権家族であれば当然でしょうし、そうでなくても、産まれてすぐから(エホバvsサタン)の単純な二元論で調教を受ければその影響は甚大です。これにムチが加われば、それは痛みを伴って心と体の両方に深く刻み込まれ、場合によっては自立心が芽生える時期になっても「本当の自分の思い」は心の奥底に封じ込められてしまうことになるでしょう。
今回持った子の場合にも、その尋常ではない「吐き出し方」から、自分の思いを両親には、まるで伝えられてはいないと感じました。ひょっとすると、家では「忠実で模範的な子」を演じている可能性があります。例外もありますが、一般に学校で優等生の子は、家では両親をてこずらせており、逆に学校ではじけている子は、家では「聞き分けの良い子」で通っている場合が多いです。そうやってバランスを取るのだと思います。
子どもというものは、小さいうちは、いじらしいほどに親が喜ぶ行動をしようと務めます。生存本能がそうさせるのかもしれません。しかし次第に、本当の自分とのギャップに悩むことになります。自分の世界と周囲の世界との違いにも目を向けるようになります。

今回の児童の場合、早熟であるために、それももう限界点に近いと感じています。面談の前に本人とよく話をするつもりでいますが、私は、彼女が他人を介さずに自分の気持ちを直接親に伝える必要があると思いますし、それ以上に親が、わが子の主張に正面から向き合う必要があろうかと思います。子ども抜きの面談が必要になるならそれは後の話です。とにかく直接会って話してみないことにはどんな方かもまだ分からないので・・・
意外とあっさりOKなんてことならいいのですが、それはないですかね???

遅い時間なので1000時間さんにはまた後日・・すみません。

#20 2016年07月04日 11:07:08

iris
メンバー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

KAOさん
ご丁寧に返信ありがとうございます。

学校で親子喧嘩させますか。私も、おそらく1000時間奉仕者さんも、
それは担任教諭の本分を越えた「お節介」ではないですか、と申し上げているのですが。

多くの2世の方が、自分の本当の気持ちを聞いてくれる大人に恵まれず、
子ども時代だけでなく成人してからも苦しんでおられることは事実です。
その点、このお子さんは喜んで聞いてくださる先生に恵まれています。
それで十分ですよ。

ハロウィンなど、学級活動というものは全員参加が原則ではないのですか。
本人がエホバの証人であることを理由に参加を拒否するというのであれば、
家庭の事情を考慮して不参加を容認するというのが、理解ある担任の対応でしょう。
今回は本人が参加を希望しているわけですから、本人に任せるべきです。

親御さんには「不参加も容認するが、参加が原則である」と伝えれば十分でしょう。
親を説得するかどうかは、本人の自由だと思います。「親を説得して参加」
「親に言わずに参加」「親の説得に負けて不参加」・・・どの結果になっても、
先生が「頑張ったね」と声をかけてくださったら、子どもは本当に救われると思います。


どうしても学校で親子喧嘩をさせたいのなら、この親子と何度も面談を重ねて、
この親子の歴史をよくよく理解されてからのほうがよいと思います。
でも、賢いお子さんのようですから、親の前で模範的な証人を演じるかどうかも
自分で考えているのではないでしょうか。自分の気持ちを両親に伝えるタイミングを、
先生が決めて強制するのでは、ものみの塔のやり方と同じになってしまいます。
もしも保護者と先生が対立してしまったら、一番困るのは当のお子さんですよ。

オフライン

#21 2016年07月10日 20:14:13

ルート
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

優しくて頼りになるラハムさん、KAOさん、お久しぶりです。
10月のハロウィンについてお悩みなご様子ですので。
児童本人が明確な意思表示をしている場合、小学校高学年というのは話し合いにベストな年齢です。
最近では、ティーンエイジャーになる前のパプテスマを匂わすWT記事などからしても、世界共通で境目となる頃なのが見て取れます。
学校でのパーティー的な行事は、中学からは激減します。英語授業でも、先生が仮装して一瞬おふざけ程度でしょう。
小学校の年中行事を逆利用して、話し合いの機会を作るのに最適なのが高学年です。
児童本人が三世、その両親が二世となれば、その上の一世である祖父母からの了解を得るのが早道です。

『話し合いの機会を児童本人も強く希望するのを確認できておられるならばですが。』

1・基本KAOさんは、職務を逸脱しない範囲での「目撃証人及び記録係、場所提供に徹する」ことです。
2・児童本人にハロウィンパーティーに参加したい旨、本心での将来の夢、今やりたくないことなど、の作文を書いてもらいます。
3・話し合いの教室に、二世の両親と、体調の良い一世の祖父母全員、もしも他人参加も許可されるならば、会衆の長老1人(伝道者になっているとのことですので)に繰り合わせて勢揃いしていただく。…必ずKAOさんの他に、副担任かもう1人職員にも同席していただく。
4・視線で励ましを送り、児童本人に書いた作文を読ませる。他に言わせない約束をあらかじめしておく。先生方も何も言わない。来た人たちがそれぞれ発言したことをできるだけ正確に記録する。静かにおさまるまで続ける。
5・児童が書いて読んだ作文と、大人の皆さんの発言を記録したもの、のコピーを、人数分と保管用に途中で副担任に取って来ていただき、その場でそれぞれにお渡しし、帰っていただく。上にも報告しておく。

あとは、児童本人からの最終的な報告と意向に先生は合わせる。

私なら具体的にここまでしかできません。その子ののびのびした将来を望みます。ご参考まで。

#22 2016年07月10日 21:44:20

これは酷い
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

ルート さんの発言:

優しくて頼りになるラハムさん、


ヨイショすれば気に入ってもらえるとww



1・基本KAOさんは、職務を逸脱しない範囲での「目撃証人及び記録係、場所提供に徹する」ことです。

いつから専門家にアドバイスできるほど出世したん?

#23 2016年07月10日 22:57:46

KAO
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

みなさま、様々な立場からのアドバイスありがとうございます。現在学期末を迎え、連日帰宅が10時近くなる毎日で少し余裕がない状態です。

ネットの世界では、基本的には書き込める状況には限度がありますので、その範囲で皆様が自由にご意見されるのは当然だと思っておりますし、またそのご意見は有難く参考にさせていただくつもりです。ただ、ここでは公にできない本人とのやり取りも無数にあるとだけ記させてください。

ルートさんのご意見の3番、祖父母含む関係者勢ぞろいの面談、面白そうですね。ただ今回はテーマを絞りたいのと、基本親子のやりとりを最優先にしたいので、収拾がつかなくなるとちょっと困るなあ、という感じです。実際今回は高学年である本人の意向を一番尊重して物事を決定しています。
日程は終業式の日の放課後に決まりました。学校から突然お呼び出しの電話があると、保護者の方は、わが子が何かやらかしたかと狼狽されるので、児童に簡単な趣旨を記したお手紙を持たせました。なので面談の内容についてはすでにご存知です。

昨今は実の親子であっても、会話はおろか、ほとんど意思の疎通がない。言いたいことがあってもメールでしか伝えられないというような時代です。面談には(親子の会話が成り立てば)基本的に私は同席するだけのつもりです。親子喧嘩のひとつもない、という状況がすでに大きな悲劇ではありませんか?
私には、たった一度、こういう話し合いの場を設けてあげることで、親子の間の見えない壁が取り払われるという経験も少なくございません。

先日、金曜日にこんなことがありました。本校では全校生徒が食堂に集まって給食をいただくのですが、毎年この時期、代表委員会(児童会のこと)が食堂の入口に大きな七夕飾り(竹の木だけ)を設置します。ここに何年生でも自由に短冊を付けていいのですが、金曜日の給食の時、少し遅れて来た私を○○ちゃんが待ちかまえていました。私を待っててくれたのかと思って手を引いて食堂に入ろうとすると、何と短冊をつけたというのです!! しかも、どれが自分の短冊か当ててみて、というのです。すでに300~400枚は付いているというのに・・・2~3分探してから「お腹すいたし、クラスのみんなも待ってるから降参!」と言いましたら、すぐ教えてくれました。「家族がみんな幸せにくらせますように」裏側には「世界が一日も早く平和になりますように」と書いてありました。私はおそらく「ハロウィンパーティーに出られますように」くらいだろうと思って探していたので、少し自分が恥ずかしくなりました。

#24 2016年07月10日 23:18:00

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

ルートさん
相変わらずですね^^;

ほどほどに、空気読んでね。

オフライン

#25 2016年07月11日 00:08:47

ルート
ゲストユーザー

Re: エホバの証人と学校における問題~現職教師の報告から~

KAOさん、お疲れのところ、丁寧にお返事いただきありがとうございます。
ご存知のように、JWは、宣教学校(今は違う呼び名?)などで、「ああ言えばこう言う」の訓練が毎週施されており、話し合いの回数を重ねれば重ねるほど、どんどん作戦を立ててくるはずです。まとめて一、二回、最大で三回でドカンが向いている相手です。普通の家族関係は、糸という歌ではありませんが、縦糸横糸で織られていますが、私の観察では、JW家族は、極太一色一本の、組織を撚り合せた横綱級の「縦糸」です。美しいタペストリーになっていないのです。
子どもの自由な色が、絵柄が許されるスタイルには見えません。
KAOさんは良い人ですね。あなたならきっと、その子の糸を丈夫で切れない糸に育てるお手伝いが可能だと思います。ご自身の判断を信じて良いと思います。

これは酷いさん、はい。
通り過ぎれなかった人さん、はい。
未来ある子供関連なので、私も通り過ぎれなかったのですよ。

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