ログインしていません。

#276 2015年10月10日 14:01:07

野の花
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

u-chan さんの発言:

ゼブラフィッシュって、あんなに小さな脳なのに、凄いですね。


小さくて軽~い蚊ですが

メスの蚊の唾液には 消化酵素・血液凝固を抑える酵素・局所麻酔剤が入っていて動物を刺し1~2秒のうちに針から これらを送り込み、その後ゆっくりと吸血して卵巣を発達させ 数日以内に水面に産卵、その後すぐに吸血再開して繰り返し、2~3週間で命を終えます。

因みにオスは吸血せず交尾後 昇天です。


刺されたら痒くて病気もまき散らす蚊を愛のある創造主は、何のために創造されたのでしょうか?


単にトンボの餌のため? 人間が反逆した時のためにイロイロ準備してた?

それとも何かから進化したのでしょうか。

#277 2015年10月10日 17:45:18

さやか 666
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

血は地面に注がなくても構わないのかな

#278 2015年10月13日 17:41:55

ガリレオくん
メンバー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

カレブさんこんばんは、いつもお世話になります。さて、また確認したい件がありましてご相談させてください。割と最近のブロシュアーに「生命の起源―5つの大切な質問」がありますよね。あれを読んでて当時は進化論者ってセコいことするんだな~と感じていましたが、この記事にもやはりツッコミ所満載なんでしょうか?特に24ページの挿絵なんですが。
1444725362_.jpg

挿絵についてのコメント さんの発言:

“証拠”の問題点

では,魚類から両生類,爬虫類から哺乳類への変化を裏づけているとされる化石についてはどうでしょうか。進化が起きたことの確かな証拠なのでしょうか。注意深く調べると,問題点が幾つか浮かび上がってきます。

まず,教科書に出てくる,爬虫類から哺乳類の順に並べられた化石の縮尺は,一定ではない場合があります。ある物は実際より大きく,ある物は実際より小さく描かれています。

次に,もっと重大な問題点として,そうした生物間の関連性についての証拠が欠けています。研究者の推定によると,並べられた各標本の間には,たいてい何百万年もの隔たりがあります。そうした化石同士を隔てる時間について,動物学者のヘンリー・ジーはこう述べています。「化石の間を隔てる年月はあまりに長大であり,先祖と子孫との関連性について断定的なことは何も言えない」。34*

挿絵のみを見るとなるほどなと思ってました。ツッコミお願いいたします。_(._.)_

オフライン

#279 2015年10月13日 21:00:04

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

ガリレオさん いつも ものみの塔資料の指摘ありがとうございます。

「生命の起源―5つの大切な質問」の挿絵と説明ですが、
ガリレオさんがあれを見て「進化論者ってセコいことするんだな~」と
感じられたということですが、
結論からすると「セコいこと」をしているのは、ものみの塔です。

まず指摘された図をよくご覧いただくとわかりますが
左側に並んでいる頭蓋骨を見ると、それぞれの骨は上下で
直接つながりがあるものを出しているわけではないのがわかります。

この図は「単弓類」の頭蓋骨の発達を示すためのものだと
思います。そしてそれは徐々に進化する図として
教科書に載せられていたわけではないと思います。
(そもそも どの教科書なのか明らかにしていないのが怪しい)

「単弓類」(頭蓋骨側頭部に一つの穴があいている)に
関しては確かに進化の説明の中でよく解説される部分です。
理由はそれが哺乳類の”特徴”の一つだからです。
頭蓋骨は進化の系統を分類するのに役立つ特徴を示していますが
そこにおいて「縮尺」は重要ではありません。
むしろ”特徴”のほうが系統分類においては重要だからです。

例えば以下のページなど見るとわかりますが、
骨格の特徴の重要性は書かれていますが、縮尺が意識されていることは書かれていません。
http://nh.kanagawa-museum.jp/files/data … sumoto.pdf

頭蓋骨の特徴の分類を並べているだけの図を使って
キャプションにあるように
「進化したとされる順に並べた化石の縮尺が統一されていないのはなぜか」
と問いかけるのは、むしろ姑息なやり方だと言えます。
まるで進化論の証拠の偽装をほのめかしているように聞こえます。
ものみの塔は読者がその図が書かれたとされる「教科書」の説明も
読めるように出典を明らかにすべきだと思います。

あと進化論についてわりと誤解されている点ですが
「進化したとされる順」という表現そのものも実は
厳密に言うと正しくはありません。
「哺乳類は爬虫類から進化した」という表現でさえ
厳密に言うと正確ではありません。
化石の中で登場する生物(現存しない生物)は進化の系統樹の
中の一つの枝のなかの一部にすぎません。

このブロシュアーの中の科学者の引用は
ところどころ正確ではあるのですが、進化論を否定する根拠として意味のないものばかりです。

(ブロシュアーはさりげなく脚注で予防線をはっていますが)
引用されている科学者も化石の限界を理解しながら
進化論の正しさを化石の証拠は明確に示していると結論しています。

もし引用されている科学者に直接ブロシュアーに書かれている点について
説明を聞いたら、このブロシュアーは主張のいい加減さが
明確になると思います。

さきほど検索して見つけたものですが以下のページでは
このブロシュアだけでも23人の科学者の間違った引用があると指摘されています。
http://www.guilliard.com/wp-content/upl … quotes.pdf

とりあえず「縮尺」の問題についてお答えしました。

また何かありましたら指摘してください。

わたしもこのブロシュアは読んでアンダーラインを幾つかの箇所に
引いてましたが、このページの指摘された部分は
特に何も感じなかったのかスルーしてました。

ガリレオさんの観点で、WTの説明で説得力があると思えた部分があれば
どんどん指摘していただけると助かります。

オフライン

#280 2015年10月13日 21:20:10

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

すみません。
上の投稿の「動物学者のヘンリー・ジー」に関するコメントは削除しました。

ちょっと調べていたら、このヘンリー・ジーという人はもしかしたら
あっち系の部分が少しある人かもしれないので、
コメントはもう少し調べてからにします。

オフライン

#281 2015年10月13日 21:27:00

ガリレオくん
メンバー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

ありがとございますカレブさん ops きっとJWの多くは、私も含めてこの問題に真剣に取り組むことなく何も知らぬままWTの教育から益を得ていると勘違いしてると思います。与えられる資料が正しいと信じてかかるんですよね、607年もそうですし。納得していたつもりの8割9割精査し直さないと思うとホント涙が出てきます cry これからもヨロシクです○┓自分なりに出来ることを考えてやってます、ここでのやり取りがどなたかの助けになれたらいいなと思います。

オフライン

#282 2015年10月14日 11:10:14

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

ガリレオさんが指摘されたブロシュアのページを調べてみました。

1444785122_cover350.jpg
1444788690_p24.25.700.jpg
上記ブロシュアーの25ページ
1444747919_p25.jpg

ナショナルジオグラフィック誌の引用ということで
確認していました。

これです。

1444785213_natio_geo_jp_2004.11.front.350.jpg

1444749263_natio_geo_jp_2004.11.p63_zoom.jpg
引用されている文章は確かに存在します。
しかし、この中のごく一部を抜き出しているのがわかります。

確かにここには「進化の過程を収録した映画が編集で99.9%カットされたようなものだ」という表現が見つかります。

ものみの塔はこの部分だけを引用してどのような論議にもっていっているでしょうか?

最初にアップした画像をみていただくとわかりますが、引用の続く部分で
進化を示す化石の証拠は、まるで科学者が意図的に0.1%だけを考慮して、
99.9%を無視しているかのような説明を行っています。

このような説明はもう詐欺だと思います。
というのは、ナショナルジオグラフィックの記事を実際に見てみると
化石というのは過去の生物の中のごく一部しか残さないが
それでも進化のあとをたどるような化石は現に見つかっているということが説明されているのです。

「進化の過程を収録した映画が編集で99.9%カットされたようなものだ」という言葉の意味は、ナショナルジオグラフィックの続く記事を読むと容易に理解できるのですが、ブロシュアの中では引用元に記されている本筋の部分はまったく触れていません。

ナショナルジオグラフィックの記事の中では要点として以下のように書いています。
1444788441_natio_geo_jp_2004.11.conc.jpg

オフライン

#283 2015年10月14日 12:09:10

ガリレオくん
メンバー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

確認すれば分かることなのに yikes ここまでくると信者をバカにしてナメきってますね sad カレブさんありがとございます○┓

オフライン

#284 2015年10月14日 13:42:48

1,000時間奉仕者
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

>カレブさん

>「失われた環」を求めて……

★ (四枚目:最終2行)それでもギンゲリッチらは、ミッシング・リンク(失われた環)と呼ばれる、進化の途中段階の化石を何十個も見つけてきた。

★ (五枚目:「膨大な証拠」(5番目の画像)

引用・剽窃の類は定義が難しいので置いておくとして、「何十個も」のくだりは、やや乱暴な気がします。

通常は「何十個も」で満足すべきですが、今回の応酬に限っていえば、その「何十」はつまびらかにすべき資料と思います。なにしろ、「塔はこの部分だけを引用して」とインチキ扱いしているのですから、「数十」「何百」についても「数」「何」にケチをつけられても文句は言えないのではないでしょうか?

つまり「詐欺」呼ばわりはどっちもどっち、なのでは?

これをもって「1,000時間」は創造論よりだ、と断じられるのは不本意なのですが、私自身は偏らず至って真面目に考えている者です。

でも仕方ありません、あの、「客観的分野」と考えてられている自然科学の世界も、人間的な欲求、支配関係、権力的力学、経済的有利不利……が「The 科学的事実」として扱わるか否かの世界に過ぎないのですから。STAPのオボちゃん騒ぎで明らかなとおりです。またピルトダウン人の時の「圧倒的証拠」とされたのが実は、貧弱な化石記録に過ぎなかったのと同様です。

「理論が壮大」という書き方は、私が先述で引用した「ダーウィンの種の起源」に見られるように、当時の考え方としてはあまりにも突飛で、周りからの理解を得にくかった、みたいな、「もともとの構想がスゴ過ぎて」、一般人には付いていけないからなのだ、と似たような、提唱者を崇め過ぎている表現のように思えます。

……スミマセン、「あくまでも客観」をモットーとしている人間として黙っていられなかったものですから…」

#285 2015年10月14日 14:26:34

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

1,000時間奉仕者 さんの発言:

>カレブさん

>「失われた環」を求めて……

★ (四枚目:最終2行)それでもギンゲリッチらは、ミッシング・リンク(失われた環)と呼ばれる、進化の途中段階の化石を何十個も見つけてきた。

★ (五枚目:「膨大な証拠」(5番目の画像)

引用・剽窃の類は定義が難しいので置いておくとして、「何十個も」のくだりは、やや乱暴な気がします。

通常は「何十個も」で満足すべきですが、今回の応酬に限っていえば、その「何十」はつまびらかにすべき資料と思います。なにしろ、「塔はこの部分だけを引用して」とインチキ扱いしているのですから、「数十」「何百」についても「数」「何」にケチをつけられても文句は言えないのではないでしょうか?

つまり「詐欺」呼ばわりはどっちもどっち、なのでは?

これをもって「1,000時間」は創造論よりだ、と断じられるのは不本意なのですが、私自身は偏らず至って真面目に考えている者です。

でも仕方ありません、あの、「客観的分野」と考えてられている自然科学の世界も、人間的な欲求、支配関係、権力的力学、経済的有利不利……が「The 科学的事実」として扱わるか否かの世界に過ぎないのですから。STAPのオボちゃん騒ぎで明らかなとおりです。またピルトダウン人の時の「圧倒的証拠」とされたのが実は、貧弱な化石記録に過ぎなかったのと同様です。

「理論が壮大」という書き方は、私が先述で引用した「ダーウィンの種の起源」に見られるように、当時の考え方としてはあまりにも突飛で、周りからの理解を得にくかった、みたいな、「もともとの構想がスゴ過ぎて」、一般人には付いていけないからなのだ、と似たような、提唱者を崇め過ぎている表現のように思えます。

……スミマセン、「あくまでも客観」をモットーとしている人間として黙っていられなかったものですから…」


わたしの写真掲載で誤解を与える部分があったので、そこはまず訂正します。

★ (四枚目:最終2行)それでもギンゲリッチらは、ミッシング・リンク(失われた環)と呼ばれる、進化の途中段階の化石を何十個も見つけてきた。

★ (五枚目:「膨大な証拠」(5番目の画像)

まず 4枚目と5枚目は直接的な関係はありません。
5枚目の「膨大な証拠」というのは化石の証拠も含めて
遺伝子解析や他の様々な角度での証拠を含めた
証拠の総体のことを言っています。

続いて
「ギンゲリッチらは、ミッシング・リンク(失われた環)と呼ばれる、進化の途中段階の化石を何十個も見つけてきた。」

ここで言う、ギンゲリッチが発見した何十個の化石は
進化を示す化石全体のことではなくて、
ギンゲリッチらが発見した」新たな化石のことを述べています。

つまり、以前は「失われた環」として論じられていたものを
彼らは数十年の間で多く発見しているということを言っています。

ご自身でナショナルジオグラフィックの全体を読まれるのが一番良いと思います。

他の部分については後ほどお返事します。

オフライン

#286 2015年10月14日 15:26:55

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

追加

ナショナルジオグラフィックの記事は
幾つかの項目にわかれていて全部で34ページほど
紙面が使われています。
ただし写真が多く、各分野をそれほど詳細には書いていません。

化石の記録を扱っている部分は、その一部です。
「体系だった膨大な証拠」という表現は化石の記録を扱う部分より
前のページに出てくるキャプションで
雑誌の記事全体が扱っている様々な分野からの検証を含めています。

以下、雑誌に掲載されているフィリップ・ギングリッチが提出している「証拠」
をアップします。

発見された古代クジラの骨の化石(全体復元)
1444803198_whales_1.jpg

続いて非常に重要な後ろ足です。(現代のクジラではごく一部の痕跡だけになっています)
1444803233_whales_2.jpg

続いて前足(これは現代のクジラにもあります)
1444803255_whales_3.jpg

これらの化石はクジラが四本足の哺乳類から進化したという
事実を証明しています。
(かつてこの説は創造論者側から攻撃される部分でした)

化石の偽装の可能性について
以下はエジプトでの発掘チームの作業風景です。
--
480desertwhale.jpg
http://www.neatorama.com/wp-content/upl … twhale.jpg

多くの場合は、現地雇用スタッフと研究者がチームになって
根気強い作業で調査します。

偽装の可能性はゼロではありませんが、相当なリスクをかかえることになります。

続いて、以下はナショナルジオグラフィックの
ギングリッチのインタビュー部分です。
1444803802_gin.interview.jpg

以上です。

オフライン

#287 2015年10月14日 17:55:56

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

フィリップ・ギングリッチのインタビュー含めたビデオです。
英語ですが、幾つか化石の映像など出てきますので参考にはなります。
パキスタンでの発掘作業の風景なども出ていました。

あと後半部分ではさきほど写真をアップした
エジプトで発見した古代クジラの骨格の標本の説明がでています。
ナショナルジオグラフィックの写真では写っていなかった
歯の部分も見れます。
ギングリッチはすでに発見されているバシロサウルスとの骨格の違いなども説明しています。

オフライン

#288 2015年10月15日 06:12:37

野の花
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

ささらさん、おはようございます。

創造論者は例え時間を巻き戻して6000年前(6000年x7?)の様子を目の前に繰り広げられても,頑なに進化論を否定するんじゃないでしょうか。
神が創造者であると都合がいいことありますよね。
ご意思です、奇跡です、不完全です、光が変わりました、啓示されました、、、、、

ついでですが(私の司会者だった一人の姉妹は平気で嘘をつく人でしたが、ばれると「エホバがご存じです」とよく泣きました)

進化論の研究者はこれまで証拠提出のために、日々たゆまぬ努力をしてきました。今現在もです。

進化論者には よくわからないものに頼るということがないせいか、自己責任を引き受ける方が多いように感じます。

不思議なことに宗教を持っている人たちの中には極端な犯罪に手を染める人たち、また発展途上国に信心深い人多くないですか?

#289 2015年10月15日 08:24:30

さやか 666
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

クジラにも四本足があったんですね



クジラに対するイメージが変わってきました

#290 2015年10月15日 08:42:25

さやか 666
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

野の花さん6000光年離れた星に

進化論者と創造論者二人で望遠鏡もって行って

二人で地球を覗いたら……

ロマンがありますね

#291 2015年10月15日 12:05:52

ガリレオくん
メンバー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

ささらさんこんにちは、ドーキンスのコメントありがとうございました。どの業界でも何をどのように言うのかには気を遣うものですね cool 私も気を付けてます cool

オフライン

#292 2015年10月15日 20:13:27

ガリレオくん
メンバー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

続いての質問です。カンブリア紀についてなんですが

論じる:進化論 さんの発言:

古生物学者アルフレッド・ローマーはこう書いています。「この[カンブリア紀]より下には,幾層もの大規模な堆積物があり,そこにはカンブリア紀の種々の形態の原種があるものと期待されるだろう。ところが,我々はそれを見いだしていない。これらさらに古い地層は生命の形跡という面ではほとんど不毛であり,全体的な景観は,カンブリア時代の初めに特殊な創造が行なわれたという考えと一致している,とするのが筋の通った見方と言えよう」― ナチュラル・ヒストリー誌,1959年10月号,467ページ,英文。
動物学者ハロルド・コフィンはこう述べています。「単純なものから複雑なものへの漸進的な進化が正しいのであれば,カンブリア紀のこれら十分に整った生き物の先祖が見いだされるはずである。ところがそれは見いだされておらず,科学者たちは,それらがいつか見いだされるという見込みがほとんどないことも認めている。ただ事実にだけ基づいて,すなわち,実際に地中に見いだされるものに基づいて言えば,短時間になされた創造の行為によって生物の種々の主要な形態が確立された,という説が最もよく適合している」― リバティー誌,1975年9,10月号,12ページ,英文。

カンブリア紀より以前には化石が見つからず、その後に生物が現れ多様化していると教えられてきました。これには一般論と差異はありませんか?であればダーウィンの進化はゆっくり起きるという説は少々矛盾が生じる事となります。どのように整合性取れますか?

オフライン

#293 2015年10月15日 21:39:52

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

ガリレオくん さんの発言:

続いての質問です。カンブリア紀についてなんですが

論じる:進化論 さんの発言:

古生物学者アルフレッド・ローマーはこう書いています。「この[カンブリア紀]より下には,幾層もの大規模な堆積物があり,そこにはカンブリア紀の種々の形態の原種があるものと期待されるだろう。ところが,我々はそれを見いだしていない。これらさらに古い地層は生命の形跡という面ではほとんど不毛であり,全体的な景観は,カンブリア時代の初めに特殊な創造が行なわれたという考えと一致している,とするのが筋の通った見方と言えよう」― ナチュラル・ヒストリー誌,1959年10月号,467ページ,英文。
動物学者ハロルド・コフィンはこう述べています。「単純なものから複雑なものへの漸進的な進化が正しいのであれば,カンブリア紀のこれら十分に整った生き物の先祖が見いだされるはずである。ところがそれは見いだされておらず,科学者たちは,それらがいつか見いだされるという見込みがほとんどないことも認めている。ただ事実にだけ基づいて,すなわち,実際に地中に見いだされるものに基づいて言えば,短時間になされた創造の行為によって生物の種々の主要な形態が確立された,という説が最もよく適合している」― リバティー誌,1975年9,10月号,12ページ,英文。

カンブリア紀より以前には化石が見つからず、その後に生物が現れ多様化していると教えられてきました。これには一般論と差異はありませんか?であればダーウィンの進化はゆっくり起きるという説は少々矛盾が生じる事となります。どのように整合性取れますか?


ガリレオさん

まずカンブリア紀に生物が多様化して、多くの化石を残しているのは事実です。
ですから もし 創造論の観点で考えるのであれば
カンブリア紀近辺に創造者が、創造を開始したという見方はあながち間違いではないと思います。

しかし、もしその見方をするのであれば、エホバはカンブリア紀に試作品を作り
そのほとんどを絶滅させて、
それから1億年後くらいしてから またまた試作品を作り
そのうちたまたま深海に生きるようになったシーラカンスだけ
人間が誕生するまで、とっておいたというような
とても不自然なストーリーを描くことになります。

カンブリア紀の生物については
バージェス動物群で画像検索してみてください。
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%8 … 80&bih=637


引用されている
「ナチュラル・ヒストリー誌,1959年10月号」
については、情報がすでに古いものとなっています。
これはものみの塔の引用でしょうか?
もし最近のものみの塔なら意図的に1959年の内容をもってきているのだと思います。
というのは
いまはすでにオーストラリアで
カンブリア紀よりも前の生物群と考えられるものが発見されているのが知られているからです。

エディアカラ生物群(カンブリア紀より前の生物群)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%8 … 80&bih=637
330px-DickinsoniaCostata.jpg
これらの特徴は、発達した目がなく、軟体です。
このような生物が化石に残ることはほとんどなく、たまたま発見されたにすぎません。
恐らく、他にも見つかっていない奇妙な生物がたくさんあるのでしょう。

これらの生物に比べると
カンブリア紀の生物は「十分に発達したもの」と言う事もできますが
それはそれ以前のクラゲのような生物に比べれば発達しているということであって、
その後の数億年の中で現れる生物に比べると単純です。
そして現在地球上に生き残っている生物と比べるとはるかにシンプルなつくりであり
多様性にも欠けています。

>ダーウィンの進化はゆっくり起きるという説は少々矛盾が生じる事となります。どのように整合性取れますか?

この点は化石と「時間」の感覚を理解する必要があります。

例えば、こう考えてみてください。
わたしたちは「犬」の化石を見たことがあるでしょうか?
仮に野生のブルドッグとコリーが世界のどこかに
10万匹生息しているとします。(これは例え話です)

恐らく100万年後の人類は、
ブルドッグの化石も、コリーの化石も1つも発見することはありません。
それほど化石というのはめったに出来ないのです。

もし、2,3体のブルドッグの化石を見つけたら
その生物は化石の中に「突然出現した」と解釈されます。
その表現自体は間違っていません。
本当に化石の中に突然でてくるからです。
しかし、それはブルドッグが突然誕生したわけではありません。

カンブリア紀の生物に関しても同じことが言えます。
比較的短い期間(数百万年ほど)に多様性が生まれたと考えられています。
地球の歴史からすると「爆発的」という事ができますが、
それは観点が違います。

しかし数百万年の間に化石が出来る確率はかなり低いものであるため
生物自体が突然現れたと表現されることになります。


あと、勘違いしやすい点は
「ダーウィンの進化はゆっくり起きるという説」
というのは、基本的な考え方のことです。
ダーウィンの正しさを支持する生物学者も、その点は十分理解しています。
生命は常に一定のスピードで進化しているわけではなく
場合によっては表面上は「退化」したように見える場合もあります。

つまり、生物は淘汰圧がある限り必ず何らかの進化をしますが、
環境がその生物にとって安定して、すでに均衡がとれているような
場合は変化しません。

発見される化石は地球の生物史の断片しか見せませんが
それでも聖書が述べている創造と、進化論が示す進化と
どちらを指示していると言うならば「進化」ということになります。

創造であるならば、それこそ若い地球創造論者の強引な結論が正しいか、
あるいは、サイコパスの創造者がいるのか、どちらかということになってしまいます。

地球の歴史がわかってきてから
創造論の視点では想定外の環境の大激変が繰り返されていたことが
理解されるようになっています。

カンブリア紀以外にも、ペルム紀、白亜紀などに生物の大量絶滅
を繰り返しながら、現在まで来ている様子が化石から見れます。

上記の説明はどれも聖書が述べているような、「すべてを良い」状態で
造り上げてきた創造者の存在を否定するような様子です。

オフライン

#294 2015年10月15日 22:17:28

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

少し調べたので追加します。

「ナチュラル・ヒストリー誌,1959年10月号」
は「論じる 進化論」というところにあるのですね。

ちょっとアルフレッド・ローマー(Alfred Romer)で検索したら
やはりわたしが述べたのと同じ点を指摘している人がいました。
http://corior.blogspot.com/2006/02/part … ecord.html

ここでは以下のように述べられていました。

「創造の本はローマ―の1959年に出版された記事から引用している。1989年にはスティーブン・グールドは、初代の生物に関して「カンブリア紀より前の豊富な記録がここ30年の間に発見されている…」。この情報は創造の本が出版されたころにはすでに多くの科学雑誌で明らかにされている」

しかし それらの情報を無視して カンブリア紀に関する1959年の情報を使うのは
やはり「ものみの塔らしさ」を表していると思いました。

オフライン

#295 2015年10月15日 22:50:34

野の花
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

ネットが普及して ものみの塔の執筆者たちより頭の良い人達も出てきて、
昔ついた嘘もバレバレするんですから、組織は新しい盲目の人々を探さざるを得なくなってきましたね。

70年代の初め、地球人口は37億でした。
現在70億になりましたが西側ヨーロッパでは この30年JW人口が増えてません。

#296 2015年10月15日 22:59:43

1,000時間奉仕者
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

横から失礼します。

ローマーさん(まずこの人、どなた?)の「指摘」は、上記URLのどの辺りでしょうか? 「Creation Book」というのは、1968年の本じゃなくて1985年のですか?(1959年の話はナンボ何でも古すぎる、’68版なら分からなくもない)

※ 私はどちらにも肩入れしたくありません。バイアスはできるだけ排除し、事実は事実、論文なら論文、推測なら推測(それが結果的に正しかろうが否かに関わらず)として知っておきたいだけです。

STAP細胞の時のようにオボカタ論文などに振り回されて、偉い先生方が赤っ恥をかくとか、「塔」出版物が ”不必要に” 罵られるのは見たくありません。

剽窃はいつの時代にもあるものです。コピペしたならした、どこからした、をハッキリさせてほしいのです。「コピペ元が古くなったら覆される」ような説明なら信頼を失うだけではないでしょうか。

#297 2015年10月15日 23:12:56

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

1,000時間奉仕者 さんの発言:

横から失礼します。

ローマーさん(まずこの人、どなた?)の「指摘」は、上記URLのどの辺りでしょうか? 「Creation Book」というのは、1968年の本じゃなくて1985年のですか?(1959年の話はナンボ何でも古すぎる、’68版なら分からなくもない)

※ 私はどちらにも肩入れしたくありません。バイアスはできるだけ排除し、事実は事実、論文なら論文、推測なら推測(それが結果的に正しかろうが否かに関わらず)として知っておきたいだけです。

STAP細胞の時のようにオボカタ論文などに振り回されて、偉い先生方が赤っ恥をかくとか、「塔」出版物が ”不必要に” 罵られるのは見たくありません。

剽窃はいつの時代にもあるものです。コピペしたならした、どこからした、をハッキリさせてほしいのです。「コピペ元が古くなったら覆される」ような説明なら信頼を失うだけではないでしょうか。

Creation 1985
Reasoning 1989
Awake! 1981 9/22

以上の引用個所がありました。
1981年から1989年まで、使い続けています。
訂正 1981年から1989年、そして現在まで、使い続けています。

ガリレオさんは 論じる(Reasoning) からのようですので
1989年以降のものだと思います。

オフライン

#298 2015年10月16日 01:32:06

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

続いて 以下のハロルド・コフィンについて調べてみました。

論じる - 進化論
動物学者ハロルド・コフィンはこう述べています。「単純なものから複雑なものへの漸進的な進化が正しいのであれば,カンブリア紀のこれら十分に整った生き物の先祖が見いだされるはずである。ところがそれは見いだされておらず,科学者たちは,それらがいつか見いだされるという見込みがほとんどないことも認めている。ただ事実にだけ基づいて,すなわち,実際に地中に見いだされるものに基づいて言えば,短時間になされた創造の行為によって生物の種々の主要な形態が確立された,という説が最もよく適合している」― リバティー誌,1975年9,10月号,12ページ,英文。

このコフィンという人と、リバティー誌について調べてみると

以下のところに説明がありました。
http://corior.blogspot.com/2006/02/part … ecord.html


Paragraph 38 quotes "zoologist [Harold G.] Coffin" to say that the fossil record supports creation, not evolution. Coffin is a six-literal-day creationist. His words are quoted from the magazine Liberty, published by the Seventh-Day Adventist Church. A warning flag that a reader should beware of Coffin's credentials as a zoologist is his statement beginning with "To secular scientists..." This is most curious, to see Jehovah's Witnesses quoting Seventh-Day Adventists on creation. The Society would never think of quoting them on strictly religious issues, and their insistence that the six creative days of Genesis were literal twenty four hour days would seem to disqualify them as a source reference on creation. The Society says the contention is unscriptural, in the July 22, 1987 Awake!, on page 13. As to the Society's devotion to truth, it is inexcusable that the Creation book quotes a six-literal-day creationist without telling its readers. Coffin is quoted elsewhere in the Creation book as a zoologist, with no mention that he is also a six-literal-day creationist.


なんと リバティー誌とはSeventh-day Adventist Church(セブンスデーアドベンチスト教会)の機関誌のことでした!
コフィン氏もセブンスデーアドベンチスト教会の信者とのことです。

これは 逆の立場で考えると
SDA教会の人が「目ざめよ」のエホバの証人の"動物学者"の言葉を引用しているようなものです。

べつに違反ではないですが
こういう実態を知ってがっかりする信者も多いと思います。

オフライン

#299 2015年10月16日 01:49:04

カレブ
Administrator

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

ちなみに
「リバティー誌」を発行しているセブンスデーアドベンチスト教会は
「若い地球創造論者」の立場ですから

ものみの塔とは互いに「非科学的」として
非難しあっている仲です。

ですから、論じるや「創造」の本が引用しているリバティー誌の意見(以下)にあるように

ただ事実にだけ基づいて,すなわち,実際に地中に見いだされるものに基づいて言えば,短時間になされた創造の行為によって生物の種々の主要な形態が確立された,という説が最もよく適合している」― リバティー誌,1975年9,10月号,12ページ,英文。

「短時間になされた創造の行為によって生物の種々の主要な形態が確立された」というのは6000年前の24時間×6日のことです。

論じるの本は、その「説」が「最もよく適合している」と主張しているわけです。

なら、若い地球創造論者になれよ、と言いたくなります。

オフライン

#300 2015年10月16日 04:27:13

野の花
ゲストユーザー

Re: リチャード・ドーキンス+進化論アレコレ

カレブ さんの発言:

続いて 以下のハロルド・コフィンについて調べてみました。

論じる - 進化論
動物学者ハロルド・コフィンはこう述べています、、、、、、、

なんと リバティー誌とはSeventh-day Adventist Church(セブンスデーアドベンチスト教会)の機関誌のことでした!
コフィン氏もセブンスデーアドベンチスト教会の信者とのことです。

ものみの塔って節操のないことしてるんですね。
利用できるものは何でも利用するんだ。

ヒトと動物の違いは恥を知っているかどうかなんだけど。
赤面~。

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