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#976 2018年01月23日 14:37:00

現役長老です
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

余談ですが、今週(もしくは来週)の集会でまた寄付の決議がありますね。
「世界的な援助の取り決め」(GAA)と「巡回監督の援助の取り決め」(COAA)のための寄付で、
それぞれ伝道者一人当たり250円と350円を会衆の基金から世界的な業へ寄付する決議が行われます。

GAAとは、組織に影響を及ぼし得る「予見しえない出来事」がもたらす損失を防止したり、それに対する支払いをしたりするためのもの、と説明されていますが、これには訴訟で負けた際の賠償金なども含まれているんでしょうね…。いつになったら寄付の用途明細は明らかにされるんでしょうか。

あと、決議の取り方も挙手ではなく無記名投票とかにすべきですよね。他の人の目という圧力がある中で反対に挙手できる人なんてほとんどいないのに。「JWは他の教会のように寄付箱を回すことはしない」という割に、このやり方は半強制かと…。

すいません、つい愚痴ってしまいました。

#977 2018年01月23日 15:09:06

ラハム
メンバー

Re: とりあえず書き込み用

てつてつ さんの発言:

みなさんこんにちは 最近ある方から キリスト教思想への招待 田川健三 すすめられてざっと読んでみました この方 神を信じないクリスチャンと公言しているだけあって 特に後半の啓示の書の解説は田川節が炸裂している感じです
ものみの塔の啓示の書読んで脱塔しても やっぱりハルマゲドンに対する恐れを抱き続けている方 一度読んでみると恐れも吹っ飛ぶかもれしませんね kiss
本当かどうかはわかりませんけど

てつてつさんが紹介してくださった本は購入しても読んでいます。
全部ではありませんが、ものみの塔の解釈に凝り固まった
自分の理解をほぐす助けになっていますし、
キリスト教世界の解釈とも違う考えがあることを
知ることも有益だと思います。

最近読み終えた「イエス・キリストは実在したのか」は
何とイスラム教徒の著作だったのです。
なかなか説得力がありましたよ!

オフライン

#978 2018年01月23日 15:12:31

万年研究生
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

寄付の採決をずっと反対で押し通して反抗的ということで
特権削除され現在不活発という(元)兄弟を知っています。

反対したら反抗的では採決の意味なさないし寄付でもありません。
日本語が間違ってますね、これは集金です。

私がこの組織は真の神の庇護を受けたものではないと悟った瞬間でもある体験です。

#979 2018年01月23日 16:35:32

てつてつ
メンバー

Re: とりあえず書き込み用

ラハムさん こんにちは
>「イエス・キリストは実在したのか」は何とイスラム教徒の著作だったのです。なかなか説得力がありましたよ
自分もかたよらず平衡の取れた仕方で書いていると感じました ほとんど忘れてしまいましたが cry

現役長老さん書き込みありがとうございます
>隠し絵については、どれもそう見えなくもないという程度で、決定的なものはないように思います

自分もアメコミ風の色使いが日本人にとって違和感があるんじゃないのかなー くらいにしか感じません 現役の頃も特別違和感を感じることもありませんでした

レイフランズさんも 良心の危機で悪霊的なことは何一つ書いていませんしね

草多さん >私と地域で一緒に活動しておられる牧師さん2人は、ものみの塔組織を背後で操っているのは異端を持ち込もうとするサタンだとおっしゃっています

ちょっとこれはどっちもどっちかなーと感じます

現役長老さん>少し前にも書いた通り、私はJWの大半は良い人たちだと思っています

自分もそう思います

>ただ、善意や高貴な志しを持っていても、結局のところ人間の組織特有の腐敗や矛盾は免れることができず、JWも例外ではないという認識です。そういう認識ですので、「家族が今幸せで満足した日々を過ごしている」のなら、あえてJWから連れ出す必要もないかなと思います。

ここはちょっと微妙ですね 最愛の人をカルトに奪われたと感じる人は てめえら人間じゃねえたたっきったると感じるかもしれませんね

でもカルトと一般的に許容されている宗教とは紙一重だと思います じいちゃんばあちゃんが毎月おまいりにいったり お坊さんにきてもらってお布施をあげるのも同じことかなと思いますが そんなの坊主の金儲けだと仏教の聖典から論証してやめさせるということはむずかしいですよね  そういう意味では証人の高齢の親をあえて引き離すのは微妙でむずかしいところですね cry

編集者 てつてつ (2018年01月24日 01:03:03)

オフライン

#980 2018年01月23日 17:40:20

元僕
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

久しぶりにこちらをのぞいてみました。現役長老の方の書き込みがあるとはおどろきでした。
私も現役僕のころに何度か書き込みさせていただき、いろいろ学ばせていただきました。
今は、集会や奉仕に行かなくなって約1年ほどになろうとしています。

最初はいろいろモヤモヤしたものがありましたが、今はかなり調子が良くなりました。
親族との関係や妻の意向を踏まえて、まだ幽霊部員のような状態です。

さて、話は全く変わるのですが、ずいぶん前にこちらの掲示板で、エホバの証人が提唱している世代に関する理解が聖書的に間違っているという点を指摘して下っていた投稿があったと思うのですが、どんな内容であったかご存知の方がおられたら、もう一度教えていただけないでしょうか?

確か、教会はヨセフの死後、ヨセフのことを知らない世代が出てきたという聖句をもちだして重なる世代に関する理解を述べているのですが、実際にはヨセフの死後からヨセフを知らないとされる次のファラオまでの期間がわずかしかないといった点をしてきしながら協会の間違いを考察してくださっていたように思うのですが、詳しいことを忘れてしまいました。

どうぞよろしくお願いします。

#981 2018年01月23日 21:18:46

iris
メンバー

Re: とりあえず書き込み用

元僕さんこんばんは。

元僕 さんの発言:

さて、話は全く変わるのですが、ずいぶん前にこちらの掲示板で、エホバの証人が提唱している世代に関する理解が聖書的に間違っているという点を指摘して下っていた投稿があったと思うのですが、どんな内容であったかご存知の方がおられたら、もう一度教えていただけないでしょうか?

確か、教会はヨセフの死後、ヨセフのことを知らない世代が出てきたという聖句をもちだして重なる世代に関する理解を述べているのですが、実際にはヨセフの死後からヨセフを知らないとされる次のファラオまでの期間がわずかしかないといった点をしてきしながら協会の間違いを考察してくださっていたように思うのですが、詳しいことを忘れてしまいました。

こちらではいかがでしょうか?
http://www.jwstudy.com/bbs/viewtopic.ph … 561#p15561

オフライン

#982 2018年01月23日 23:22:42

元僕
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

さっそく教えていただき、ありがとうございます。
知りたかった情報です。
私も現役時代に、論理的に深く考察できれば協会の浅い理解を見破ることができただろうに、、、と後悔しています。
組織が準備する資料だけをただただ信じて受け入れてしまっていた自分が恥ずかしいです。

#983 2018年01月24日 20:34:44

ソース
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

余談ですが、今週(もしくは来週)の集会でまた寄付の決議がありますね。
「世界的な援助の取り決め」(GAA)と「巡回監督の援助の取り決め」(COAA)のための寄付で、
それぞれ伝道者一人当たり250円と350円を会衆の基金から世界的な業へ寄付する決議が行われます。

現役長老さん情報ありがとうございます。
会衆の書籍研究が終わったら、咳き込みながらトイレに避難します。

#984 2018年01月24日 23:55:33

現役長老です
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

てつてつさん

てつてつ さんの発言:

>ただ、善意や高貴な志しを持っていても、結局のところ人間の組織特有の腐敗や矛盾は免れることができず、JWも例外ではないという認識です。そういう認識ですので、「家族が今幸せで満足した日々を過ごしている」のなら、あえてJWから連れ出す必要もないかなと思います。

ここはちょっと微妙ですね 最愛の人をカルトに奪われたと感じる人は てめえら人間じゃねえたたっきったると感じるかもしれませんね

でもカルトと一般的に許容されている宗教とは紙一重だと思います じいちゃんばあちゃんが毎月おまいりにいったり お坊さんにきてもらってお布施をあげるのも同じことかなと思いますが そんなの坊主の金儲けだと仏教の聖典から論証してやめさせるということはむずかしいですよね  そういう意味では証人の高齢の親をあえて引き離すのは微妙でむずかしいところですね cry

これは我が家の場合で、家族みんなJWで、会衆内にも特に大きな問題はない状態でしたので、今の比較的平穏な生活を乱してまでJW脱退にこだわらなくてもいいのではないか、という考えでした。
でも、宗教問題で家庭内に問題を抱えてしまった方々に対して、少し配慮の欠けたコメントだったかもしれません。すみませんでした。

実際、家族がJWになってから夫婦や親子の関係が疎遠になってしまったり、それこそ最愛の家族と喜怒哀楽を共有できなくなるという状況は、当人にとっては深刻な問題ですよね…。
JW視点では、協力的でない家族に「反対者」というレッテルを貼り付けて敬遠しますが、逆の立場からすると、それこそJWの方が世間一般の常識から逸脱している訳で、このかみ合わない歯車を家庭内に抱え込んでしまう辛さというのは、察するに余り有るものです。

#985 2018年01月25日 08:20:02

てつてつ
メンバー

Re: とりあえず書き込み用

現役長老さん ていねいな書き込みありがとうございます

それぞれの考え方や事情がありますからね これからもよろしくお願いします

オフライン

#986 2018年01月25日 09:57:36

やんちゃ
メンバー

Re: とりあえず書き込み用

統治体が増えましたね。執筆委員、援助者のケネスクックだそうです
https://www.jw.org/ja/ニュース/

オフライン

#987 2018年01月25日 10:58:05

万年研究生
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

統治体の任命ってどういったプロセスなのでしょうか?
真剣に神から任命されたと信じて表明するのか
嘘っぱちは承知の上で権力争いの勝者がなるものなのか。

長老などと同じでコネや貢物でなってしまうのでしょうか?

いずれにしても養わなけれならない神輿(金の仔羊)で軽いに越したことはないでしょうから
人数は少ない方がいいのでしょうね。

#988 2018年01月25日 11:30:19

オサム
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

https://www.jw.org/ja/ニュース/

”法的問題と人権問題の最新情報”というのがあったけど、よく言うなあと呆れた。JWを辞めたいと言えば、家族を家から追い出す。聖書にあるのは放縦な生活をする者、に対してであるでしょが。自分たちは信教の自由を認めろというけど、他人の人権は認めないのは、道理に合わないんだよ。

#989 2018年01月25日 18:22:50

ニューリッチ
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

確かめたわけではありませんが、海外(主にアメリカ?)では長老宛の手紙がほぼすべて?流出しているようです。日本語版のものもたまにアメブロ等で見かけますが、すべてではありません。日本でもすべての長老宛の手紙が見られるようになると嬉しいですね。

#990 2018年01月25日 18:58:41

乳健
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

2年前まで執筆委員会の名簿にも載っていない。

彼の名前の掲載は2000年のギレアデのみ

#991 2018年01月26日 08:28:15

てつてつ
メンバー

Re: とりあえず書き込み用

みなさんこんにちは ムチ問題はもう無いのかと思ってましたけどまだあるみたいですね cry


あとちょっと 明石順三のことを書いた兵役を拒否した日本人読んでみたのですが この本読む限りでは 彼は厳しい特高の尋問にも耐え抜き開放され 組織もそれを認めて厚遇しようとしていたようですが 彼は出所してから組織の出版物読んで組織には真の神の後ろ盾が無いと思い 質問状書いたことにより即破門になったみたいですね

組織は彼が投獄中に妥協したとか背教したとかいってたと思うのですが事実とは違うと思いました

編集者 てつてつ (2018年01月26日 11:14:23)

オフライン

#992 2018年01月26日 13:26:05

元信者
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

明石順三のことは、’80年代終わりの研究記事にあったと記憶している。
彼の妻はニューヨークに残り忠節を守り伝道していたが、彼は日本で別な女性と同棲していたとか。組織の言う聖書的な離婚になっていなかっただけ?どんなに組織に尽くしても、一旦疑問を持って質問したら排斥されて、何十年経ってもボロクソに言われるんだよ。見せしめのためさ。

#993 2018年01月26日 17:56:42

飴と鞭
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

>2年前まで執筆委員会の名簿にも載っていない。
>彼の名前の掲載は2000年のギレアデのみ

いったいいつ油そそがれたんでしょ?

#994 2018年01月26日 19:12:10

現役長老です
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

明石順三氏については、過去の年鑑で2度言及されていますね。

【1978年鑑】
明石順三自身についてはどうでしょうか。刑務所から釈放されて2年もたたないうちに明石は,ものみの塔協会の会長に宛て一通の手紙を書きました。1947年8月25日付のその手紙の中で,明石は,1926年以降の協会の出版物の中で説明されている事がらには同意していなかった旨を述べています。1926年と言えば実際,明石が支部の監督として日本へ来る任命を受けた時よりも前です。したがって明石順三は,彼が自分の述べたところによると,20年以上にわたり偽善者を演じていたわけです。
・・・中略・・・
取り調べが進められている時に,石井兄弟は警察当局から明石順三の供述書を見せられ,それが真理から明らかに逸脱していることに驚きました。「おまえは明石を信じるか」と彼らは尋ねました。石井兄弟は次のように言いました。「いいえ,明石は不完全な人間です。聖書の原則に忠実に従っているかぎり,明石は神の器として用いられるでしょう。しかし明石の供述は今や,それとは全く異なっているゆえに,明石はもはやわたしの兄弟ではありません」。明石はこの供述書の中で,自分がキリストであると述べていたのです。

仮にも信仰のために約6年間も投獄され、それを耐え抜いた人に対して、「偽善者」というのはあんまりです。
ナチスより過酷と言われる特高の暴行を受けた彼は、アメリカで星条旗を掲げて大会開いていた人たちに批判される筋合いはないと思います。
しかも、手紙の内容には一切言及せず、一方的に背教と決めつけるというのは公平性にも欠けます。
「自分がキリストであると述べていた」というくだりの真偽は分かりませんが、これって統治体と紙一重ですよね…。


【1998年鑑】
残念なことに,支部の監督は圧力をかけられて背教しました。石井家や三浦家といった,ごく数少ない忠実な例外を除いて,灯台社のメンバーのほとんどが彼に従い,エホバへの奉仕をやめてしまいました。このグループが忠実を保てなかった原因の一つとして,彼らが一人の人間,つまり明石順三に従っていたことを挙げることができます。明石は,すでに妻がいたにもかかわらず,一夫多妻という日本の伝統的な習慣を受け入れました。妻のほうはニューヨークで40年以上開拓者として忠実に奉仕を続けました。ウエスト・マンハッタンには今でもその人,つまり小河内姉妹を懐かしく思い出す人たちがいます。ギレアデの宣教者たちは,戦後日本に入った時,大阪に灯台社の大きなグループを見つけました。これらの人たちはバプテスマの代金を請求し,さらに悪いことに,明石にならって非常に不道徳な生活をしていました。彼らはそのような生き方をやめようとしなかったので,会衆の清さを保つため,約30人を排斥しなければなりませんでした。

「彼らが一人の人間…に従っていた」というのも、かつての(会長一人がすべてを取り仕切っていた)JWと何が違うのか突っ込みたくなります。
元妻が米国にいて離縁できなかっただけだと思いますが、あえて「一夫多妻」という呼び方をして悪意をあおるのも違和感ですが、そもそも一夫多妻は「日本の伝統的な習慣」なんでしょうか…。

#995 2018年01月26日 20:53:52

てつてつ
メンバー

Re: とりあえず書き込み用

現役長老さん 詳しい書き込みありがとうございます

奥さんの静栄さんのことを書いた本を見ますと

順三と静栄は正式に昭和六年五月四日結婚入籍致します。二年前くらいから内縁関係であったのですが、実は静栄が神田家から籍を抜くにあたって、静栄の実家も神田家も難色を示していたのです。結婚することはかまわないというのですが、明石及灯台社の将来を思って、しばらく籍を抜くことに反対していたようです。しかし、静栄の心が変わらないことを皆知って、ついに許したということになります。

と書いてありますので 二番目の奥さんの実家がしばらく様子を見るために籍を入れることをのばしたことにいいがかりをつけているのかもしれませんね

オフライン

#996 2018年01月26日 21:33:36

現役長老です
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

てつてつさん、ありがとうございます。

てつてつ さんの発言:

奥さんの静栄さんのことを書いた本を見ますと

順三と静栄は正式に昭和六年五月四日結婚入籍致します。二年前くらいから内縁関係であったのですが、実は静栄が神田家から籍を抜くにあたって、静栄の実家も神田家も難色を示していたのです。結婚することはかまわないというのですが、明石及灯台社の将来を思って、しばらく籍を抜くことに反対していたようです。しかし、静栄の心が変わらないことを皆知って、ついに許したということになります。

と書いてありますので 二番目の奥さんの実家がしばらく様子を見るために籍を入れることをのばしたことにいいがかりをつけているのかもしれませんね

この点は初見でした。

確かに、明石順三氏の取った選択は、(内縁にしろ再婚にしろ)JW的には間違ったものと言えます。
しかし、だからと言って「偽善者」や「一夫多妻の非常に不道徳な生き方」などの書き方は何か違うのではないかと思います。
せめて、「このような選択をされたのは残念です」とか、「将来エホバが公正な裁きを行われるでしょう」とか、もっと客観的な言い方なら良かったのですが。
そこには苦汁をなめた一人の人間の人生があるのですから…。
一度的とみなすと、その人を否定し徹底的に貶めるやり方は、日本人にはなかなか理解できませんね。

#997 2018年01月27日 04:28:18

翔子
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

現役長老です さんの発言:

せめて、「このような選択をされたのは残念です」とか、「将来エホバが公正な裁きを行われるでしょう」とか、もっと客観的な言い方なら良かったのですが。
そこには苦汁をなめた一人の人間の人生があるのですから…。
一度的とみなすと、その人を否定し徹底的に貶めるやり方は、日本人にはなかなか理解できませんね。

1926年(大正15年)、明石順三が帰国し、米国に残された1番目の妻である小河内須磨子(明石須磨子)姉妹と3人の子どもたちの身の上を考えると、女性として、母として、大変な苦労をなさったと思われます。
米国で開拓奉仕を続けた須磨子姉妹が不道徳ゆえに離婚されたとは私には思えません。しかし、明治大正時代の日本というのは、封建時代の習慣が深く残っていました。現代の「離婚」ではなく旧来の追い出し離婚、男子専権離婚の時代が続いていました。明石順三だけがそのような封建時代の男性だったのではなく、当事の日本人全体の習慣だったのです。妻妾同居の時代でもありました。
とするならば、明石順三の多妻は、過去におけるJW組織の過ちである例えばクリスマス行事と同じように人間的な不完全さゆえでしょうか。現役長老です さん、私は個人的な感情として、須磨子姉妹に同情してしまい気持ちの整理がつきません。

#998 2018年01月27日 05:05:38

翔子
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

「一夫多妻」というのはキリスト教的な表現です。正確には、日本では重婚ではなく、「妻」と複数の「妾」が同居、または別居する家族制度、婚姻制度です。明治時代は「妻妾二親等」でした。この妻妾同居の家族制度は明治大正及び昭和時代も続きました。

#999 2018年01月27日 11:46:44

てつてつ
メンバー

Re: とりあえず書き込み用

現役長老さん 翔子さん 野の花さん 書き込みありがとうございます

翔子さん>1926年(大正15年)、明石順三が帰国し、米国に残された1番目の妻である小河内須磨子(明石須磨子)姉妹と3人の子どもたちの身の上を考えると、女性として、母として、大変な苦労をなさったと思われます。米国で開拓奉仕を続けた須磨子姉妹が不道徳ゆえに離婚されたとは私には思えません

野の花さん>明石順三が日本に帰国する際 どうして家族全員で行動しなかったのでしょう

兵役を拒否した日本人19ページ
こうして「エホバの証者」の一人となった明石順三は、一九二六年(大正十五年)九月、ワッチタワ‐総本部の正式派遣によって、日本に支部をつくるために単身帰国することになったのである

とありますので 協会からの依頼で順三は日本でものみの塔の教えを広めようとしたものの いきなり家族で帰国してもその世話で大変なのでとりあえず一人で先に行っていろいろ準備しておこうとしたのではないかと思います

23ページ
それに先立って、順三はアメリカにのこしてきていた当時九歳の長男真人を頭にする 力「つとむ」 光雄の三児を呼び寄せてひき取った。実は、順三は日本に帰国する際、最初の夫人との離別という人間的な不幸に逢着していたのである。理由は、順三の遺族の話によると、講演伝道の旅行などで多忙な夫が家庭に帰る時間のすぐないのを不満として夫人が彼を離れ、順三の帰国にあたっても離婚を主張して譲らなかったためといわれる。なお、夫人はワッチタワーの信仰からは離れず、第二次大戦後もワッチタワー関係の仕事をつづけている。

とありますので順三は帰国した次の年3人の子供をひきとりました また順三の側の証言だけですが 須磨子の側から離婚を申し立てているようです これだけみると順三の日本帰国は協会からのものですから須磨子さんの不従順ともとれます
いずれにしても須磨子姉妹が不道徳ゆえに離婚されたのではないようです

翔子さん>とするならば、明石順三の多妻は、過去におけるJW組織の過ちである例えばクリスマス行事と同じように人間的な不完全さゆえでしょうか...
「一夫多妻」というのはキリスト教的な表現です。正確には、日本では重婚ではなく、「妻」と複数の「妾」が同居、または別居する家族制度、婚姻制度です。明治時代は「妻妾二親等」でした。この妻妾同居の家族制度は明治大正及び昭和時代も続きました

それで多妻ではなく 須磨子さんと離婚して静栄さんと再婚されたのだと思います なお順三は二番目の奥さんが牢獄で殉教したあと三番目の奥さんと再婚しています

>須磨子姉妹に同情してしまい気持ちの整理がつきません。

須磨子さんは晩年に日本に帰国して長男真人の世話になっています

野の花さん>帰国後 特高から激しい暴行を受けた明石順三には子供たちをアメリカに置いてきて良かったと思ったことでしょう

いや長男 真人も順三と同じく厳しい尋問を受けています
ただこの本読む限りでは 彼は典型的な二世で 協会の高等教育は不要の教えの影響を受けていて ものみの塔の教理の中だけで育ったような感じです

80ページ
また、真人ら三人の兄弟は小学校を出ただけで上級学校には行かずに灯台社の実践活動に入ったが、それも順三の強制によってそうしたのではない。真人や光雄の話をきくと、順三は「上級学校へ進みたいなら行かせてあげるよ」といっていたそうであるが、子どもたち自身の考えで進学はやめたという。その理由は兄弟に共通して、現在の悪の体制による学校教育を受けても所詮悪の体制の奉仕者になり終る人間に育てられるだけだ、ということであった。それはまた順三自身の考え方でもあって、つまり兄弟は父親の考えを自然に自分のものにして、子どもの時分から行動に示していたわけである。

84ページ
取調べ中一度、真人が聖書の「なんじ殺すなかれ」の教えについて話しているとぎ、担当の憲兵曹長は突然腰のケースからピストルを抜きだして安全装置を外し、引金に手をかけて銃口を彼の胸もとに擬し、「殺されてもいいのか」と怒鳴った。真人もさすがに驚いたが、落着いて「殺されても、殺しません」とこたえると、憲兵はいくらか間が悪そうにして「日本兵もみんなそうなれば強いものだ」ととってつけたようにいって、ピストルを机のうえにおいた。憲兵の手は震えていた。

ということもあったのですが そのあと図書館で読んだ本から影響を受けて自分は今まで父から偏った教えを聞かされていたがそれを撤回すると考えたようです

155ページ
この点は、真人自身も認めていて、彼は図書館勤務の間に、二・二六事件の被告たちの書きこみなどある古事記や日本書紀、さらには徳富蘇峰の近世日本国民史といった本を読んで、これまで知らなかった世界への目を開かれたように思ったという。つまり、聖書の世界を離れて、日本の歴史を考えてみる気になったというわけである。古事記、日本書紀などの古典や蘇峰の国民史といった類の本は、そのころ左翼関係者の転向用に獄中では必読書となっていた、いわば〃官許″の書で、戦前・戦中のいわゆる転向手記をみても、たいてい「日本の古典や近世日‐1本国民史、その他の修養書を読んだ結果、いままで自分の正しいと信じてきた運動の誤りに気づき、心機一転云盆というような行文が入っている。真人の場合もそれとおなじであった。こうした点も、村本が中学、高校などで日本史のみならず世界史なども学んだのちに聖書の世界に心のよりどころを求めて、獄中でいまさら古事記など読まされようと、思想・信条のうえで微動だもしなかったのとは、まさしく歩みを逆にしている感じがする。そして、事実真人はその後獄中で転向を表明し、一九四一年十一月三日仮出所を許されたとき、銃器返上のかつての申出も撤回して、軍務に精励することを誓って世田谷の原隊に復帰するにいたったのである。

156ページ
真人は右の手記のなかでいう。自分はこれまでエホバの証者と自称して、国家に対する義務も責任も人間的な名誉も権利も、現世に生活するということも否定してきた。しかしながら、己れを現実の世界から隔離させて、自分の象精神的満足を得ようとするのは、自己中心の独善主義である。自分はその点にきづかず、聖書信仰という夢のなかに眠っていたのだ。とりわけこの迷夢から自分を目覚めさせたのは、「父順三がルサフォード(ラザフォード)の説に反対して独自の教理を案出して居るとの知らせ」(『手記』)であり、それを知った瞬間から灯台社の教義に対してもはやなんの魅力も興味も希望も感じなくなってしまったのである。元来自分の信仰は「死に対する恐怖とか現社会に対する不満とか人生的煩悶とか他宗教に対する不満より発したるものではなくて、無智な子供の時代より父がその信仰的立場から教育した結果有するに至ったもの」(『手記』)である。父を前提としての信仰で、決してみずから欲したものではない。


こののち順三は生涯二度と長男真人には会わなかったようです


現役長老さん>「自分がキリストであると述べていた」というくだりの真偽は分かりませんが、

160ページ
それはともかくとして、真人が灯台社の信仰から離れるにいたった直接の動機としてあげている「父順三がルサフォードの説に反対して独自の教理を案出している」云々の言葉には、さらに問題があるであろう。実はこの点については、当時の東京地裁検事局の担当検事も『明石真人の手記』の前書として、「同人(真人)の転向は父順三の転向を前提とするものに非ずやとの疑念を抱かしむるものあるも、明石順三が転向せる事実は全くなく、〃ルサフォードの説に反対して独自の教理を案出して居る″とは、同人が今日受け居る重大なる黙示なりとして神が新しきエルサレムの建設地として予定し居るは、此の日本の国土特に現在に於ける東京付近にして、将来東京付近に神の都が建てられイスラエル王国の都として永遠に全世界を支配することとなる等、ルサフォードの説くところと全く異なる独自の説を為し居るを指すに非ずや」と説明している。ここで真人が知ったという父順三の獄中での新見解なるものは、当局側によって一九四一年の秋の初めごろ文書の形で他の獄中の灯台社関係者に配布され、陸軍刑務所内の真人や、すでに出所して熊本に帰っていた村本の手許へも届けられた模様である。ただ、この文書は従来官憲側資料中には発見されず、検察当局者が記しているような字句があったかどうかを原文で確かめることはできなかったが、当局の手で配布されたとすれば、その文書に灯台社の教理を以前のままの言葉で記述することはまず不可能であったろうし、場合によっては官憲の側の窓意的な表現によって順三の真意が歪められた可能性もある。‐その点について、順三の手記とされる文書を配布された村本一生と隅田好枝の記憶によれば、ともに「表現に苦心しているあとはみえたが、内容的には従来の教説とすこしも変っていないのが読みとれ、獄中でもパパの信仰はゆらいでいないのがわかって心強かった」ということであり、これに対して真人は「転向とはいわないまでも転進のあとがみられた」という。かんじんの文面の細部については三人とも記憶にとどめていないので疑問はなおのこる。

とありますので 当局側が信者に棄教させようとして配った文書ですので ゆがめられている可能性は十分にあると思います


現役長老さん>しかし、だからと言って「偽善者」や「一夫多妻の非常に不道徳な生き方」などの書き方は何か違うのではないかと思います。せめて、「このような選択をされたのは残念です」とか、「将来エホバが公正な裁きを行われるでしょう」とか、もっと客観的な言い方なら良かったのですが。そこには苦汁をなめた一人の人間の人生があるのですから…。

野の花さん>問題は組織を出た人間を死んだ後まで中傷し続けるそのメンタリティ


レイフランズさんも良心の危機95ページあたりでノア会長についてこういってますね

議論の最中、私は、統治体には他にも果たすべき霊的な責務があるのではないかと何度か発言した.... ところがそのたびに、会長はそれが自分に向けられた個人攻撃であると受け取り、こわばった声で強硬にそして長々とやり返すのだった。「どうも会長の仕事ぶりに不満な人も若干名いるようだが」と言い、自分の行なっている仕事内容について事細かに述べたて、しまいには「どうやら私には仕事をして欲しくない人もいるようだから、一つここらで全部レイモンド・フランズ君に任せることにした方が良いのかな」という具合である。ノア会長が私の言ったことをここまで見事に誤解できるのは信じ難いほどだった

それで順三の質問も自分に対する攻撃と見て 容赦なく排斥にしたのでしょうね

聖書は以下のようにのべていますので 話し合ってキリストを広めるという大儀のために多少の意見の相違は認めればよいのにね 仲間にならないなら敵とみなすシスの論理みたいです cry

(ローマ 14:1‐4) …信仰に弱いところのある人を迎え入れなさい。しかしそれは,[人の]内心の疑問について決定するためではありません。2 ある人は何でも食べてよいとの信仰を持っているのに対し,弱い人は野菜を食べます。3 食べる者は食べない者を見下げてはならず,食べない者は食べる者を裁いてはなりません。神がその人を迎え入れられたのです。4 他の人の家僕を裁くとは,あなたはだれなのですか。その人が立つも倒れるも,それはその主人に対してのことなのです。実際,その人は立つようにされるでしょう。エホバはその人を立たせることができるからです。

(マタイ 5:23, 24) …それで,供え物を祭壇に持って来て,兄弟が自分に対して何か反感を抱いていることをそこで思い出したなら,24 あなたの供え物をそこ,祭壇の前に残しておいて,出かけて行きなさい。まず自分の兄弟と和睦し,それから,戻って来たときに,あなたの供え物をささげなさい…

順三は後に仏教の聖典なども調べて色々な本を書いたようです 自分は別に順三が 清廉潔白とか純真無垢なキリスト者とは思いませんが その時点での自分の良心に従ってできることをした生き方はりっぱだと思います

(マルコ 14:8) …彼女は自分にできることをしました…

編集者 てつてつ (2018年01月27日 13:45:47)

オフライン

#1000 2018年01月27日 12:35:24

現役長老です
ゲストユーザー

Re: とりあえず書き込み用

翔子さん、コメントありがとうございます。

翔子 さんの発言:

「一夫多妻」というのはキリスト教的な表現です。正確には、日本では重婚ではなく、「妻」と複数の「妾」が同居、または別居する家族制度、婚姻制度です。明治時代は「妻妾二親等」でした。この妻妾同居の家族制度は明治大正及び昭和時代も続きました。

過去の日本において、妾が存在していたことは事実ですが、それが(法で認められた)制度として存在していたわけではありません。明治時代のいわゆる「妻妾二親等」も、こういった現状を考慮したうえで妾の存在を戸籍上認めて、これに一定の法的権利を認めた(ある意味救済だった)にすぎず、「一夫多妻」を制度として認めたものではありません。
細かな点ですが、これをもって一夫多妻を「日本の伝統的な習慣」と言うのであれば、欧米も含めて世界中ほぼすべての国が伝統的に一夫多妻を認めていたことになると思います。

翔子 さんの発言:

1926年(大正15年)、明石順三が帰国し、米国に残された1番目の妻である小河内須磨子(明石須磨子)姉妹と3人の子どもたちの身の上を考えると、女性として、母として、大変な苦労をなさったと思われます。
米国で開拓奉仕を続けた須磨子姉妹が不道徳ゆえに離婚されたとは私には思えません。しかし、明治大正時代の日本というのは、封建時代の習慣が深く残っていました。現代の「離婚」ではなく旧来の追い出し離婚、男子専権離婚の時代が続いていました。明石順三だけがそのような封建時代の男性だったのではなく、当事の日本人全体の習慣だったのです。妻妾同居の時代でもありました。
とするならば、明石順三の多妻は、過去におけるJW組織の過ちである例えばクリスマス行事と同じように人間的な不完全さゆえでしょうか。現役長老です さん、私は個人的な感情として、須磨子姉妹に同情してしまい気持ちの整理がつきません。

明石順三氏については、聖書的に認められた離婚ではなかったように考えられますし、法的に正式な手続きができていたのかも分かりません(恐らく日米双方での手続きが必要となるため)が、順三氏と須磨子さんは大正11年から昭和2年までの間に協議離婚されています(出典「灯台社治安維持法違反並府警事件 要旨(昭和14年7月3日付印)」など)。静栄さんとの内縁関係は昭和4年ごろから、入籍は昭和6年ですので、須磨子さんと静栄さんの2人と同時期に「夫婦関係」ではなかったはずで、「一夫多妻」というのは違和感があります。それをあえて「一夫多妻」というのは、明石順三という人間がいかに不道徳で偽善者であったかと読者に思い込ませるための印象操作であるように思うのです。
ちなみに、てつてつさんの紹介された「兵役を拒否した日本人」によると、離婚を言い出したのは須磨子さんの方みたいですよ。順三氏の講演旅行による多忙や日本への派遣が原因のようです。もちろん、この辺りの真相は当人と神のみぞ知ることですので、第三者がとやかく評価できることではないと思いますが。
静栄さんは終戦前に獄死されていますし、野の花さんが言われるように須磨子さんが日本に来なかったのは、結果的には良い選択だったようです。
山崎豊子さんの著作「二つの祖国」では、当時の日系米国人の苦闘が非常に丁寧に描かれていますが、やはり壮絶な時代です。数年の間に何度も人生の岐路になり得る選択と決定を迫られる(しかも望み通りの選択ができるとは限らない)という状況は、実際に体験した人にしか理解できないと思います。

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